クマムシダンゴイカ
2021年06月28日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
6月28日の月曜日でございます。
6月も残すところ2日となりました。
いわゆる月末、支払い週間に突入です。
毎月毎月嫌ですねぇ(笑)
今月は梅雨って事もあり、さらに鬱陶しいでございます。
来月の今頃は、もう夏に入ってる頃でしょう。
それはそれで暑いでしょうね。
てことで、今日のネタですが、このブログでもかなりの回数紹介してますし、つい先日も最強伝説を更新していたクマムシです。
今回は、なかなかスケールがデカいです。
なんと、5000匹のクマムシとダンゴイカが人類の為、宇宙へと旅立っていったそうなんです。
人類がこれから宇宙進出を果たし、火星を目指そうという中、先行して小さな生き物たちが無限の宇宙へと旅立っていきました。
6月3日にスペースXが国際宇宙ステーションへ打ち上げる貨物に、5000匹のクマムシと128匹のダンゴイカが乗せられたんだそうです。
彼らが宇宙に向かう目的は、宇宙空間が人体に与える影響を解明するためなんだとか…。
宇宙は人体にどんな影響を与えるんでしょう?
これに関する研究を行うNASAヒューマン・リサーチ・プログラムは、今のところもっぱら国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士に頼っています。
これまで国際宇宙ステーションに滞在した宇宙飛行士は240名。
滞在期間は数週間や数ヶ月ということもあれば、1年の長期にわたることもあります。
彼らの献身によって、人体が宇宙でどのように変化するのか徐々に解明されてきたわけですが、それでもごく少数の人たちが対象になったに過ぎません。
クマムシやダンゴイカのような小さな生き物が宇宙に送られるのは、こうした研究をさらに加速するためなんですね。
スペースXに乗せられる「クマムシ(緩歩動物)」は非常に生命力が強いことで知られています。
100度の高温から絶対零度近い低温、極端な乾燥、真空から7万5000気圧の高圧、人間の致死量をはるかに超える放射線などなど、諸々の過酷な環境に耐えてきた実績があります。
宇宙空間でもそう簡単には死にません。
2007年に「フォトンM3」(ロシア)に乗せられ、宇宙の真空と太陽から照りつけられる放射線にさらされた2匹のクマムシは、地球に帰還して見事蘇生してみせました。
また2019年に月面着陸に失敗した「べレシート」(イスラエル)に乗っていたクマムシも、クラッシュの衝撃を生き残ったのではないかと推測されています。
こうした耐久力は、宇宙で遭遇することになる過酷な環境に生命がどの程度対応できるのか確かめるうえで都合がいいと考えられます。
そして今回の実験の目的は、宇宙空間でクマムシの体に生じる遺伝子発現レベルの変化を探ることなんですな。
クマムシは冷凍された状態で国際宇宙ステーションに送られ、そこで蘇生したのちに、宇宙空間の放射線に1週間以上さらされます。
それから変化があった遺伝子を特定して、宇宙空間での生存を助ける方法を見つけるヒントにするって寸法のようです。
たとえば仮に大量の酸化防止物質をつくり出す遺伝子のスイッチが入っていれば、それをサプリメントなどで補うことで人間を守ることもできるかもしれません。
さらにクマムシと一緒に宇宙へ向かう「ダンゴイカ」は、親指程度しかない小さなイカです。
彼らが今回の実験に選ばれたのは、暗闇で光る特殊な発光器官を持っているからです。
その器官は1種の組織でできており、そこにたった1種の細菌が潜んでいます。
このために宇宙空間で細菌と組織が作用する様子を観察しやすいんだそうです。
人間の体の中には無数の細菌が潜んでいます。
そのため、そうした細菌が宇宙でどのように行動を変化させるのか理解するのはとても大切なことですからね。
くわえてその免疫系が人間によく似ていることも理由の1つなんだそうです。
人体に欠かせない免疫系は、宇宙ではどのように機能するのか?
それをイカの免疫反応から推測しようというわけなんですね。
ダンゴイカは海水入りのバッグに入れられて宇宙に打ち上げられます。
宇宙に着いたら海水に細菌が投入され、それからの数時間で起きる反応が観察されるってわけです。
まぁ、気の毒ですが、彼らが再び生きて地球で活動することはありません。
実験後、冷凍されてしまうからなんです。
サンプルはそのまま地球の研究機関に持ち込まれ、そこで解剖されることになります。
クマムシは冷凍されても蘇生できるんですが、さすがに解剖されてしまえばその命も尽きてしまいますからね。
こうした尊い犠牲は、いずれ火星やさらに遠くへと向かう宇宙飛行士たちの命を救うことになるでしょう。
まぁ、我々一般人には、馴染みが薄い宇宙の話ですが、知らないところでしっかり前進してるようです。
いつか、宇宙へ旅立てる日が来るまで…
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月28日の月曜日でございます。
6月も残すところ2日となりました。
いわゆる月末、支払い週間に突入です。
毎月毎月嫌ですねぇ(笑)
今月は梅雨って事もあり、さらに鬱陶しいでございます。
来月の今頃は、もう夏に入ってる頃でしょう。
それはそれで暑いでしょうね。
てことで、今日のネタですが、このブログでもかなりの回数紹介してますし、つい先日も最強伝説を更新していたクマムシです。
今回は、なかなかスケールがデカいです。
なんと、5000匹のクマムシとダンゴイカが人類の為、宇宙へと旅立っていったそうなんです。
人類がこれから宇宙進出を果たし、火星を目指そうという中、先行して小さな生き物たちが無限の宇宙へと旅立っていきました。
6月3日にスペースXが国際宇宙ステーションへ打ち上げる貨物に、5000匹のクマムシと128匹のダンゴイカが乗せられたんだそうです。
彼らが宇宙に向かう目的は、宇宙空間が人体に与える影響を解明するためなんだとか…。
宇宙は人体にどんな影響を与えるんでしょう?
これに関する研究を行うNASAヒューマン・リサーチ・プログラムは、今のところもっぱら国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士に頼っています。
これまで国際宇宙ステーションに滞在した宇宙飛行士は240名。
滞在期間は数週間や数ヶ月ということもあれば、1年の長期にわたることもあります。
彼らの献身によって、人体が宇宙でどのように変化するのか徐々に解明されてきたわけですが、それでもごく少数の人たちが対象になったに過ぎません。
クマムシやダンゴイカのような小さな生き物が宇宙に送られるのは、こうした研究をさらに加速するためなんですね。
スペースXに乗せられる「クマムシ(緩歩動物)」は非常に生命力が強いことで知られています。
100度の高温から絶対零度近い低温、極端な乾燥、真空から7万5000気圧の高圧、人間の致死量をはるかに超える放射線などなど、諸々の過酷な環境に耐えてきた実績があります。
宇宙空間でもそう簡単には死にません。
2007年に「フォトンM3」(ロシア)に乗せられ、宇宙の真空と太陽から照りつけられる放射線にさらされた2匹のクマムシは、地球に帰還して見事蘇生してみせました。
また2019年に月面着陸に失敗した「べレシート」(イスラエル)に乗っていたクマムシも、クラッシュの衝撃を生き残ったのではないかと推測されています。
こうした耐久力は、宇宙で遭遇することになる過酷な環境に生命がどの程度対応できるのか確かめるうえで都合がいいと考えられます。
そして今回の実験の目的は、宇宙空間でクマムシの体に生じる遺伝子発現レベルの変化を探ることなんですな。
クマムシは冷凍された状態で国際宇宙ステーションに送られ、そこで蘇生したのちに、宇宙空間の放射線に1週間以上さらされます。
それから変化があった遺伝子を特定して、宇宙空間での生存を助ける方法を見つけるヒントにするって寸法のようです。
たとえば仮に大量の酸化防止物質をつくり出す遺伝子のスイッチが入っていれば、それをサプリメントなどで補うことで人間を守ることもできるかもしれません。
さらにクマムシと一緒に宇宙へ向かう「ダンゴイカ」は、親指程度しかない小さなイカです。
彼らが今回の実験に選ばれたのは、暗闇で光る特殊な発光器官を持っているからです。
その器官は1種の組織でできており、そこにたった1種の細菌が潜んでいます。
このために宇宙空間で細菌と組織が作用する様子を観察しやすいんだそうです。
人間の体の中には無数の細菌が潜んでいます。
そのため、そうした細菌が宇宙でどのように行動を変化させるのか理解するのはとても大切なことですからね。
くわえてその免疫系が人間によく似ていることも理由の1つなんだそうです。
人体に欠かせない免疫系は、宇宙ではどのように機能するのか?
それをイカの免疫反応から推測しようというわけなんですね。
ダンゴイカは海水入りのバッグに入れられて宇宙に打ち上げられます。
宇宙に着いたら海水に細菌が投入され、それからの数時間で起きる反応が観察されるってわけです。
まぁ、気の毒ですが、彼らが再び生きて地球で活動することはありません。
実験後、冷凍されてしまうからなんです。
サンプルはそのまま地球の研究機関に持ち込まれ、そこで解剖されることになります。
クマムシは冷凍されても蘇生できるんですが、さすがに解剖されてしまえばその命も尽きてしまいますからね。
こうした尊い犠牲は、いずれ火星やさらに遠くへと向かう宇宙飛行士たちの命を救うことになるでしょう。
まぁ、我々一般人には、馴染みが薄い宇宙の話ですが、知らないところでしっかり前進してるようです。
いつか、宇宙へ旅立てる日が来るまで…
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院