ミソフォニア2
2021年06月24日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
6月24日の木曜日でございます。
6月もラスト1週間を切り、今月も支払い週間が近付いてきましたよ。
毎月言うてますが、請求書が忘れられる事って、ホントないよね(笑)
ホント、請求書が届かなかったって事だけは、いままで経験したことがありませんな。
ってな憂鬱な月末前、今日もネタにいきましょう。
以前、このブログでも紹介したことがあるんですが、「ミソフォニア」という言葉をご存知でしょうか。
これは、咳払いや咀嚼(そしゃく)音、鼻を鳴らす音やお茶をすする音、鼻歌、タイピングの音など反復的な音に敏感に反応し、不快感や怒りの感情を引き起こしたり、パニックに陥ったりする症状のことです。
その原因は神経学的なものだと言われていますが、極めて強い不安と回避行動に発展することが多いそうです。
ほとんどの人が気にならないような音でも、重度になるとそれが苦痛となるわけです。
基本的に誰にでもいくつかの苦手な音はあるものですが、それが病的なレベルにまで達すると日常生活に支障が生じてしまいます。
で、この「ミソフォニア」の人々の特徴としては、一般に口やのどなど顔に関連する動作によって生じる音であるということが分かってきたそうです。
これまでミソフォニアの原因は、音の処理に問題があるのだろうと考えられてきました。
ところが、英ニューカッスル大学の研究グループによって、脳の2つの異なる部分の「超過敏な接続」に問題があることがわかったということなんです。
これ、真逆に近いもので、最近「ASMR」という言葉もよく耳にします。
これは、人が主に聴覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚のことです。
正式、および一般的な日本語訳は今のところ存在しないそうですが、直訳すると自律感覚絶頂反応(じりつかんかくぜっちょうはんのう)となるんだとか…。
要するに耳障りのいい「音」を聞くことで、結構、ユーチューブなんかでも動画が挙がってます。
ま、動画と言っても音だけのものが多いんですが、例えば野菜のきゅうりをかじる音だったり、ポテトチップスを食べる音だったりと、「ミソフォニア」の方が嫌いな「咀嚼音」が結構登場します。
と、話は脱線してるんですが、最新の研究によると、ミソフォニアの人たちの脳では、聴覚野と運動野と言う2つの部分が「超過敏な結合」をしてしまっているのだといいます。
ミソフォニアの人たちの脳が音に対してどのように反応するのか調べられたところ、意外にも「聴覚皮質」は普通の人と同じように反応していることがわかったそうです。
違っていたのは、聴覚皮質と顔・口・のどに関連する運動制御領域との間でコミュニケーションが増加することでした。
そのために嫌いな音を耳にしたとき、運動制御領域が強く活性化していたんだそうです。
このことから研究グループは、ミソフォニアの背景には「ミラーニューロン」の関与があると推測しているそうです。
ミラーニューロンは、他人の行為をまるで自分の行動のように感じさせる神経細胞で、共感と関係していると考えられています。
どうやらミソフォニアの人たちの脳では、他人が立てた音を聞いたときにミラーニューロンが過剰に活性化してしまい、音による不快感が無理矢理体に侵入してしまっているようなんだとか…。
面白いことに、ミソフォニアの人たちは、嫌な音が出る行動を真似するだけで、嫌悪感がおさまることがあるのだといいます。
このこともまた、この症状とミラーニューロンの関係を示唆しているそうです。
すべての人に効果があるわけではないが、どうしても耐えられなくなりそうなら、同じような音を立ててみたり、その動作をまねてみるのも手かもしれないんだとか…。
これ、何となく分かる気がします。
まぁ、わたくし院長も、この「ミソフォニア」のケがあるのか、結構嫌な音多いんです。
例えば、嫌な咀嚼音なんかでも、実はこれ、他人の音だから腹が立つだけで、自分が一人で食事してる時に同じ音を出しても、別に嫌じゃないんですよね。
もちろん、人前でそんな音を出すのは、自分が嫌なだけにやりませんが、一人ならその音に嫌悪感はなかったりしますし、他人のくしゃみや咳の音はイラつきます(笑)が、自分の音なら平気ですしね。
こういった恐怖症に近いものって、おそらく誰にでもあるんですが、ポイントは社会生活を営む上で、どこまで問題になるかって事なんですよ。
たまたま食事してるお店なんかで、隣のおっさんが咀嚼音を出していて、イラついたなんて位だったらまぁ、問題はありませんが、その音を聞いてその場にいられなくなったりしたら問題ですもんね。
もし、どうしても我慢できない人は、自分も同じ音を出してみましょう。
それで、他の人から嫌われても知らんけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月24日の木曜日でございます。
6月もラスト1週間を切り、今月も支払い週間が近付いてきましたよ。
毎月言うてますが、請求書が忘れられる事って、ホントないよね(笑)
ホント、請求書が届かなかったって事だけは、いままで経験したことがありませんな。
ってな憂鬱な月末前、今日もネタにいきましょう。
以前、このブログでも紹介したことがあるんですが、「ミソフォニア」という言葉をご存知でしょうか。
これは、咳払いや咀嚼(そしゃく)音、鼻を鳴らす音やお茶をすする音、鼻歌、タイピングの音など反復的な音に敏感に反応し、不快感や怒りの感情を引き起こしたり、パニックに陥ったりする症状のことです。
その原因は神経学的なものだと言われていますが、極めて強い不安と回避行動に発展することが多いそうです。
ほとんどの人が気にならないような音でも、重度になるとそれが苦痛となるわけです。
基本的に誰にでもいくつかの苦手な音はあるものですが、それが病的なレベルにまで達すると日常生活に支障が生じてしまいます。
で、この「ミソフォニア」の人々の特徴としては、一般に口やのどなど顔に関連する動作によって生じる音であるということが分かってきたそうです。
これまでミソフォニアの原因は、音の処理に問題があるのだろうと考えられてきました。
ところが、英ニューカッスル大学の研究グループによって、脳の2つの異なる部分の「超過敏な接続」に問題があることがわかったということなんです。
これ、真逆に近いもので、最近「ASMR」という言葉もよく耳にします。
これは、人が主に聴覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚のことです。
正式、および一般的な日本語訳は今のところ存在しないそうですが、直訳すると自律感覚絶頂反応(じりつかんかくぜっちょうはんのう)となるんだとか…。
要するに耳障りのいい「音」を聞くことで、結構、ユーチューブなんかでも動画が挙がってます。
ま、動画と言っても音だけのものが多いんですが、例えば野菜のきゅうりをかじる音だったり、ポテトチップスを食べる音だったりと、「ミソフォニア」の方が嫌いな「咀嚼音」が結構登場します。
と、話は脱線してるんですが、最新の研究によると、ミソフォニアの人たちの脳では、聴覚野と運動野と言う2つの部分が「超過敏な結合」をしてしまっているのだといいます。
ミソフォニアの人たちの脳が音に対してどのように反応するのか調べられたところ、意外にも「聴覚皮質」は普通の人と同じように反応していることがわかったそうです。
違っていたのは、聴覚皮質と顔・口・のどに関連する運動制御領域との間でコミュニケーションが増加することでした。
そのために嫌いな音を耳にしたとき、運動制御領域が強く活性化していたんだそうです。
このことから研究グループは、ミソフォニアの背景には「ミラーニューロン」の関与があると推測しているそうです。
ミラーニューロンは、他人の行為をまるで自分の行動のように感じさせる神経細胞で、共感と関係していると考えられています。
どうやらミソフォニアの人たちの脳では、他人が立てた音を聞いたときにミラーニューロンが過剰に活性化してしまい、音による不快感が無理矢理体に侵入してしまっているようなんだとか…。
面白いことに、ミソフォニアの人たちは、嫌な音が出る行動を真似するだけで、嫌悪感がおさまることがあるのだといいます。
このこともまた、この症状とミラーニューロンの関係を示唆しているそうです。
すべての人に効果があるわけではないが、どうしても耐えられなくなりそうなら、同じような音を立ててみたり、その動作をまねてみるのも手かもしれないんだとか…。
これ、何となく分かる気がします。
まぁ、わたくし院長も、この「ミソフォニア」のケがあるのか、結構嫌な音多いんです。
例えば、嫌な咀嚼音なんかでも、実はこれ、他人の音だから腹が立つだけで、自分が一人で食事してる時に同じ音を出しても、別に嫌じゃないんですよね。
もちろん、人前でそんな音を出すのは、自分が嫌なだけにやりませんが、一人ならその音に嫌悪感はなかったりしますし、他人のくしゃみや咳の音はイラつきます(笑)が、自分の音なら平気ですしね。
こういった恐怖症に近いものって、おそらく誰にでもあるんですが、ポイントは社会生活を営む上で、どこまで問題になるかって事なんですよ。
たまたま食事してるお店なんかで、隣のおっさんが咀嚼音を出していて、イラついたなんて位だったらまぁ、問題はありませんが、その音を聞いてその場にいられなくなったりしたら問題ですもんね。
もし、どうしても我慢できない人は、自分も同じ音を出してみましょう。
それで、他の人から嫌われても知らんけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院