衆生とか。
2021年06月09日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
6月9日の水曜日でございます。
例年通りなら、ボチボチ梅雨入りだねぇとか言ってる頃ですが、今年はもう梅雨にも慣れてきましたね。
やはり早くから梅雨に入った分、雨の降らない中休みも多い様な気がします。
この調子で、普通に7月半ばまで梅雨なんでしょうねぇ…。
つまり、今から1ヶ月位はまだまだ梅雨って事で、ジメジメとの戦いですな。
そう言えばこの間ふと思ったんですが、最近、「カタツムリ」って見かけなくなりましたよね。
わたくし院長の子供の頃は、雨の日には結構な頻度で見かけたもんですが、やはり数が減ってるんでしょうかね。
ついでにカエルとかも見なくなったしね。
てことで、梅雨の動物のお話しから入りましたが、今日のネタは、「すべての動物」に関するお話しです。
イギリスで、全ての動物が感覚と感情を持つ「衆生」(しゅじょう)であることを認める法案が可決されたそうです。
「衆生」とは、「命ある者」、「心をもつ者」を意味するサンスクリット語の訳語だそうで、生きとし生けるもの(生類)のことを指すそうです。
因みに、グーグル翻訳で英語を調べたところ、「Sentient beings」とでてました。
ま、とにかくこれまで、動物は法律上「器物」として扱われていましたが、このほどイギリスで、動物を正式に衆生として認める条項が、動物福祉法にくわえられることになったそうなんですよ。
イギリスはかつて、EU離脱交渉の離脱請求書の中に、「動物は感情を持ち、苦痛を感じる」という条項を盛り込もうとしましたが、下院がこれを否決し、動物を愛する人々から多くの批判を浴びたのは2017年のことです。
そこでここ4年間は、英政府が改めて自国の動物福祉法を見直し改正案を提案するなど、前向きな取り組みがなされてきました。
そしてついに今年5月13日、イギリス政府は公式サイト『GOV.UK』で、全ての動物は生きとし生けるものとして公式に認められる条項を動物福祉法に加えることを発表しました。
この動物は、ペットや家畜など、文字通りあらゆる動物に適用されるんだそうです。
今回の法改正は、長年動物の権利を主張してきた動物保護団体らの勝利となったようですね。
英環境長官ジョージ・ユースティス氏は、声明文の中で次のように述べています。
【私たちは、動物愛好家の国であり、世界で最初に動物福祉法を可決した国でもあります。
私たちの動物福祉のための行動計画は、屠殺と肥育のために生きた動物を輸出することを禁じ、子犬の密輸に取り組むための新しい法律を導入するという宣言を、法という形で実現します。
独立国として、私たちは今、優れた動物福祉に対する実績を更に発展させることができるのです。】と…。
動物を愛し保護する意識の強いイギリスにおいて、この動物福祉法の改正は、今後大きな変化に繋がっていくのは明らかだと言われています。
例えば、フォアグラはこの新たな法のもと、今後は禁じられる可能性が高いそうなんです。
また、犬の躾や吠え防止などの訓練のために用いられる「通電首輪」も禁止されるそうです。
更には、ユースティス氏が述べたように子犬の密輸取引だけでなく、象牙やフカヒレ取引も停止となり、輸入規則が変更となるんだそうです。
さらに当局は違法なウサギ狩りの新たな取り締まりを実施し、罠の販売や使用を制限する予定だといいますからかなり色々変化する様ですね。
農家においては、豚や家禽のケージや木枠に厳格な規則を導入するのを止め、家畜の飼育方法や保護方法を変更することが求められ、それに従うことで政府からインセンティブ(歩合?)が与えられるそうです。
なかなか思い切った政策ですよねぇ。
ですが、素朴な疑問として、ここまで「全て」の動物にスポットを当ててしまうと、よくある矛盾が出るじゃないですか。
そう、いわゆる食肉ですよね。
牛も豚も鶏も「衆生」なわけですから、食べちゃいけないってことになりませんかね?
食用はオッケーってのもなんだか不思議な感じがしますしねぇ。
食肉処理と飼育のために生きた動物の輸出は禁止ってなってますけど、国内で自分たちが食べる分には心痛まないんでしょうか(笑)
まぁ、何にでも線引きはあるわけですし、このイギリスの法案が良いか悪いかは何とも言えませんが、少なくとも日本では考えられませんよね。
わたくし的には、「全ての」ってのに無理があるんで、ハッキリ「食肉用は除く」とするべきだと思いますね。
だって、みんな肉食いますもん。
フォアグラは禁止になって、牛肉はオッケーって、イマイチねぇ…。
ま、わたくし院長、フォアグラなどという高価なもの、食べる機会も予定もないんでどっちでもいいですけどね(笑)
イギリスの法案でよかったよ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月9日の水曜日でございます。
例年通りなら、ボチボチ梅雨入りだねぇとか言ってる頃ですが、今年はもう梅雨にも慣れてきましたね。
やはり早くから梅雨に入った分、雨の降らない中休みも多い様な気がします。
この調子で、普通に7月半ばまで梅雨なんでしょうねぇ…。
つまり、今から1ヶ月位はまだまだ梅雨って事で、ジメジメとの戦いですな。
そう言えばこの間ふと思ったんですが、最近、「カタツムリ」って見かけなくなりましたよね。
わたくし院長の子供の頃は、雨の日には結構な頻度で見かけたもんですが、やはり数が減ってるんでしょうかね。
ついでにカエルとかも見なくなったしね。
てことで、梅雨の動物のお話しから入りましたが、今日のネタは、「すべての動物」に関するお話しです。
イギリスで、全ての動物が感覚と感情を持つ「衆生」(しゅじょう)であることを認める法案が可決されたそうです。
「衆生」とは、「命ある者」、「心をもつ者」を意味するサンスクリット語の訳語だそうで、生きとし生けるもの(生類)のことを指すそうです。
因みに、グーグル翻訳で英語を調べたところ、「Sentient beings」とでてました。
ま、とにかくこれまで、動物は法律上「器物」として扱われていましたが、このほどイギリスで、動物を正式に衆生として認める条項が、動物福祉法にくわえられることになったそうなんですよ。
イギリスはかつて、EU離脱交渉の離脱請求書の中に、「動物は感情を持ち、苦痛を感じる」という条項を盛り込もうとしましたが、下院がこれを否決し、動物を愛する人々から多くの批判を浴びたのは2017年のことです。
そこでここ4年間は、英政府が改めて自国の動物福祉法を見直し改正案を提案するなど、前向きな取り組みがなされてきました。
そしてついに今年5月13日、イギリス政府は公式サイト『GOV.UK』で、全ての動物は生きとし生けるものとして公式に認められる条項を動物福祉法に加えることを発表しました。
この動物は、ペットや家畜など、文字通りあらゆる動物に適用されるんだそうです。
今回の法改正は、長年動物の権利を主張してきた動物保護団体らの勝利となったようですね。
英環境長官ジョージ・ユースティス氏は、声明文の中で次のように述べています。
【私たちは、動物愛好家の国であり、世界で最初に動物福祉法を可決した国でもあります。
私たちの動物福祉のための行動計画は、屠殺と肥育のために生きた動物を輸出することを禁じ、子犬の密輸に取り組むための新しい法律を導入するという宣言を、法という形で実現します。
独立国として、私たちは今、優れた動物福祉に対する実績を更に発展させることができるのです。】と…。
動物を愛し保護する意識の強いイギリスにおいて、この動物福祉法の改正は、今後大きな変化に繋がっていくのは明らかだと言われています。
例えば、フォアグラはこの新たな法のもと、今後は禁じられる可能性が高いそうなんです。
また、犬の躾や吠え防止などの訓練のために用いられる「通電首輪」も禁止されるそうです。
更には、ユースティス氏が述べたように子犬の密輸取引だけでなく、象牙やフカヒレ取引も停止となり、輸入規則が変更となるんだそうです。
さらに当局は違法なウサギ狩りの新たな取り締まりを実施し、罠の販売や使用を制限する予定だといいますからかなり色々変化する様ですね。
農家においては、豚や家禽のケージや木枠に厳格な規則を導入するのを止め、家畜の飼育方法や保護方法を変更することが求められ、それに従うことで政府からインセンティブ(歩合?)が与えられるそうです。
なかなか思い切った政策ですよねぇ。
ですが、素朴な疑問として、ここまで「全て」の動物にスポットを当ててしまうと、よくある矛盾が出るじゃないですか。
そう、いわゆる食肉ですよね。
牛も豚も鶏も「衆生」なわけですから、食べちゃいけないってことになりませんかね?
食用はオッケーってのもなんだか不思議な感じがしますしねぇ。
食肉処理と飼育のために生きた動物の輸出は禁止ってなってますけど、国内で自分たちが食べる分には心痛まないんでしょうか(笑)
まぁ、何にでも線引きはあるわけですし、このイギリスの法案が良いか悪いかは何とも言えませんが、少なくとも日本では考えられませんよね。
わたくし的には、「全ての」ってのに無理があるんで、ハッキリ「食肉用は除く」とするべきだと思いますね。
だって、みんな肉食いますもん。
フォアグラは禁止になって、牛肉はオッケーって、イマイチねぇ…。
ま、わたくし院長、フォアグラなどという高価なもの、食べる機会も予定もないんでどっちでもいいですけどね(笑)
イギリスの法案でよかったよ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院