内臓脂肪保存シグナル
2021年04月20日 [ダイエットのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月20日の火曜日でございます。
4月もここまでくると、さすがに春らしく、暖かくなりますわな。
これからはドンドン気温が上がっていくでしょうねぇ。
そして暖かくなると、だんだん服装も薄着になりますよね。
そうなるとどうしても気になるのが、冬の間に蓄えたいわゆる「贅肉」ではないでしょうか。
贅肉とはよくいったもので、贅沢な肉なんですよねぇ…。
つまり贅沢な食事が招いたものってことなんですが、出来ればこんなもの必要ありません。
春先から夏前は、ダイエット開始の時期ですから、そろそろとお考えの人も多いでしょう。
で、今日はそんな方たちに、ちょっと新しい研究発表をお伝えしようかと思います。
なんと、お腹についた脂肪が落ちにくい理由が判明したんだそうです。
食事制限をすることで逆に脂肪をため込みやすくなるんだとか…。
ここ一年、リモートワークや外出自粛で家にいる時間が増え、ついつい食べ過ぎてしまい余計な脂肪がぽってりついてしまった人は多いと思います。
特にお腹まわりはわかりやすく脂肪がつきやすいですよね。
膨らんだお腹をへこませるために食事制限をするものの、思ったほど効果がでないことも多いです。
お腹についたお肉はなぜこうも落ちにくいのか?
オーストラリア・シドニー大学の研究グループによると、ダイエットの気配を感じたお腹の脂肪が「保存モード」に切り替わってしまうのだそうなんです。
つまり食事の量を減らしたり、絶食をすることで、脂肪が守りに入り、脂肪を溜め込む力が通常時よりもアップするんですな。
タンパク質は、細胞の代謝において大きな役割を担っており、生物には欠かすことができない物質です。
このタンパク質の構造と機能を網羅的に研究する比較的新しい分野のことを「プロテオーム解析(プロテオミクス)」といいます。
最新の研究では、1日おきにマウスを絶食させ、プロテオミクスを通じて体の各部位についている脂肪がどのように反応するのか調査されています。
ずっと何も食べないでいると、脂肪組織から脂肪酸分子が放出されてこれが体のエネルギーとなります。
だからこそダイエットをすれば痩せるわけなんですが、今回の研究では、お腹周りの内臓脂肪がこうした脂肪酸放出に抵抗するようになることが判明したそうなんです。
それどころか、内臓脂肪と皮下脂肪のエネルギーを蓄える力、つまり脂肪を溜め込む力までアップした兆候もうかがえたそうなんです。
どうやら、次の絶食が始まる前に脂肪の蓄えをすばやく再構築していると思われるそうです。
研究グループの1人、マーク・ラランス博士は、繰り返し絶食を行うことで、内臓脂肪に備わっている保存シグナル経路の発動スイッチが入っている可能性があると説明しています。
内臓脂肪は、繰り返される絶食に適応して、保存されているエネルギーを守ろうとしているようで、こうした適応が、しばらくダイエットをすると内臓脂肪が減りにくくなる理由と考えられます。
おそらく長い進化によって獲得された生き抜くためのメカニズムなんでしょう。
まぁ、これはいわゆるダイエットをしている時の「プラトー」とも関連しますね。
プラトーとは、壁のことで、一定のところで体重が落ちなくなるってヤツですね。
人間の身体には、恒常性機構ってのが備わっていて、出来るだけ現状を維持しようと各器官が頑張っちゃうんですよ。
ですから、太っている状態も「現状」ですから、その体型を維持しようと、色々な部分でダイエットの邪魔をするわけです。
この脂肪を蓄える作用もその一つですね。
では一度太ってしまったら、もう二度と痩せないのか?って話になりますが、そう言うわけではありません。
要は、身体を騙せれば良いんですよね。
身体は極端に摂取カロリーが減ったと感じたら、こういった維持機構を働かせて、脂肪を蓄えよう、燃やさないでおこうと防御します。
身体を騙すとは、まずは摂取カロリーが減ったと思わせない事が大事なんですよね。
それには、長い時間をかけるのが一番いいんですよ。
つまり、100から50に減らせば、身体にばれてしまいますが、100から90だったら、身体も気付かないですから…。
時間がかかるやり方ですが、結果的にこの方法の方が、着実にダイエットをすすめられます。
そしてリバウンドも少ないです。
ですから、2ヶ月で痩せよう!
なんて無茶はせずに、もう少し余裕をもって少しずつ摂取カロリーを調整していきましょう。
ま、それが一番難しいんですけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月20日の火曜日でございます。
4月もここまでくると、さすがに春らしく、暖かくなりますわな。
これからはドンドン気温が上がっていくでしょうねぇ。
そして暖かくなると、だんだん服装も薄着になりますよね。
そうなるとどうしても気になるのが、冬の間に蓄えたいわゆる「贅肉」ではないでしょうか。
贅肉とはよくいったもので、贅沢な肉なんですよねぇ…。
つまり贅沢な食事が招いたものってことなんですが、出来ればこんなもの必要ありません。
春先から夏前は、ダイエット開始の時期ですから、そろそろとお考えの人も多いでしょう。
で、今日はそんな方たちに、ちょっと新しい研究発表をお伝えしようかと思います。
なんと、お腹についた脂肪が落ちにくい理由が判明したんだそうです。
食事制限をすることで逆に脂肪をため込みやすくなるんだとか…。
ここ一年、リモートワークや外出自粛で家にいる時間が増え、ついつい食べ過ぎてしまい余計な脂肪がぽってりついてしまった人は多いと思います。
特にお腹まわりはわかりやすく脂肪がつきやすいですよね。
膨らんだお腹をへこませるために食事制限をするものの、思ったほど効果がでないことも多いです。
お腹についたお肉はなぜこうも落ちにくいのか?
オーストラリア・シドニー大学の研究グループによると、ダイエットの気配を感じたお腹の脂肪が「保存モード」に切り替わってしまうのだそうなんです。
つまり食事の量を減らしたり、絶食をすることで、脂肪が守りに入り、脂肪を溜め込む力が通常時よりもアップするんですな。
タンパク質は、細胞の代謝において大きな役割を担っており、生物には欠かすことができない物質です。
このタンパク質の構造と機能を網羅的に研究する比較的新しい分野のことを「プロテオーム解析(プロテオミクス)」といいます。
最新の研究では、1日おきにマウスを絶食させ、プロテオミクスを通じて体の各部位についている脂肪がどのように反応するのか調査されています。
ずっと何も食べないでいると、脂肪組織から脂肪酸分子が放出されてこれが体のエネルギーとなります。
だからこそダイエットをすれば痩せるわけなんですが、今回の研究では、お腹周りの内臓脂肪がこうした脂肪酸放出に抵抗するようになることが判明したそうなんです。
それどころか、内臓脂肪と皮下脂肪のエネルギーを蓄える力、つまり脂肪を溜め込む力までアップした兆候もうかがえたそうなんです。
どうやら、次の絶食が始まる前に脂肪の蓄えをすばやく再構築していると思われるそうです。
研究グループの1人、マーク・ラランス博士は、繰り返し絶食を行うことで、内臓脂肪に備わっている保存シグナル経路の発動スイッチが入っている可能性があると説明しています。
内臓脂肪は、繰り返される絶食に適応して、保存されているエネルギーを守ろうとしているようで、こうした適応が、しばらくダイエットをすると内臓脂肪が減りにくくなる理由と考えられます。
おそらく長い進化によって獲得された生き抜くためのメカニズムなんでしょう。
まぁ、これはいわゆるダイエットをしている時の「プラトー」とも関連しますね。
プラトーとは、壁のことで、一定のところで体重が落ちなくなるってヤツですね。
人間の身体には、恒常性機構ってのが備わっていて、出来るだけ現状を維持しようと各器官が頑張っちゃうんですよ。
ですから、太っている状態も「現状」ですから、その体型を維持しようと、色々な部分でダイエットの邪魔をするわけです。
この脂肪を蓄える作用もその一つですね。
では一度太ってしまったら、もう二度と痩せないのか?って話になりますが、そう言うわけではありません。
要は、身体を騙せれば良いんですよね。
身体は極端に摂取カロリーが減ったと感じたら、こういった維持機構を働かせて、脂肪を蓄えよう、燃やさないでおこうと防御します。
身体を騙すとは、まずは摂取カロリーが減ったと思わせない事が大事なんですよね。
それには、長い時間をかけるのが一番いいんですよ。
つまり、100から50に減らせば、身体にばれてしまいますが、100から90だったら、身体も気付かないですから…。
時間がかかるやり方ですが、結果的にこの方法の方が、着実にダイエットをすすめられます。
そしてリバウンドも少ないです。
ですから、2ヶ月で痩せよう!
なんて無茶はせずに、もう少し余裕をもって少しずつ摂取カロリーを調整していきましょう。
ま、それが一番難しいんですけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院