記憶の迷宮(笑)
2021年04月05日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月5日の月曜日でございます。
まぁ春ですね。
昨日の雨で、桜もかなり散っちゃいましたかねぇ…。
桜は散り際がいいってな人もいますが、やはりあれだけ壮観な景色だけに、散っちゃうと寂しいですよね。
今年は開花が全体的に早かったそうですが、去年はどんなだったやろ?
って思い返しても、去年の事って意外と覚えてないんですよねぇ…。
まぁ、去年は緊急事態宣言が出てましたしお花見どころじゃなかったってのもありますが、年々記憶力が低下している事に驚かされます(笑)
ってな前ふりから、今日もネタに突入するわけですが、今日のお話しはそんな「記憶」についてのお話でございます。
みなさんは、「メモリースポーツ」という競技をご存知でしょうか。
限られた時間の中でできるだけたくさんの内容を覚える、記憶力の高さを競う頭脳スポーツです。
そのチャンピオンたちは、わずか数分のうちに数百もの単語や数字、あるいは抽象的な情報を記憶することができます。
こうしたバツグンの記憶力を発揮する頭の中身は一体どうなっているんでしょうか?
オランダの認知神経学者は、この謎を解き明かすために記憶力選手権の世界チャンピオン23名の脳を検査しました。
その結果、普通の人でも記憶力をブースト(底上げ)させることができる記憶術が解明されたんだとか…。
この記憶術は古来から伝わるものですが、今回の研究でその効果が確認されたんだそうです。
それは「記憶の宮殿」と呼ばれるテクニックなんだそうです。
世界チャンピオンたちの脳をMRIで調べたのは、ラドバウド大学(オランダ)の研究グループで、彼らによると、意外にもチャンピオンたちの脳は、解剖学的な特徴があるわけでも、認知能力全般が優れているわけでもないんだそうです。
逆に言えば、誰でも彼らと同じような記憶力を身につけることが出来る可能性があるって事ですよね。
そう、それは訓練の賜物なんだそうです。
自分に合った「記憶術」を使って意図的に脳を鍛えることで、傑出した記憶力を磨き上げてきたわけなんです。
そうなると、ちょっと興味もわきますよね。
で、記憶術の中でも特に有名なのは、「記憶の宮殿」や「場所法」と呼ばれるものだそうで、これは古代ギリシャや古代ローマの時代から伝わるらしく、世界記憶力選手権のトップ選手たちも多く使っている方法だそうです。
まずは頭の中に自宅でも、架空の場所でもいいので、空間(部屋や建物)を思い浮かべてみます。
そして、そこを歩いているところを想像しながら、言葉や物、あるいは概念など、覚えておきたいものを特定の場所に置いていくんだそうです。
要するに、頭の中に作った空間に記憶したいものを置いておくことによって、思い出したくなったときに、その空間を訪れることで、思い出したい記憶を拾い集めることができるようになるというわけですな。
ではなぜそんなことで物事を記憶できるようになるのでしょう?
それは海馬の神経細胞が、場所の記憶を長期間保存することに長けていることと関係していると考えられています。
たとえば、あなたが友達の家に遊びに行ったとしましょう。
帰宅して細かいことは忘れてしまっていても、どこに何があったといったことは案外覚えているものだと…。
それは海馬にそのような性質があるからなんだとか。
研究グループは、一般的な記憶力を持つ参加者51人に「記憶の宮殿」を1日30分、40日間続けてもらい、その効果を確かめてみました。
すると、実験前に行われた記憶テストの平均スコアが26〜30単語だったのに対して、実験後の平均スコアは65単語に一気にアップしたそうです。
またMRIでは、参加者の脳の結合が増加していることも確認されました。
中でも目についたのは、「内側前頭前皮質」と「右背外側前頭前皮質」との結合の増加だったそうです。
これらは、新しい知識を既存の知識に結びつけたり、戦略的な学習などと関係している領域なんだそうです。
まぁ、訓練すれば記憶力も上がるって事なんでしょうけど、加齢での物忘れはそのキーワードごと忘れちゃうので、これは使えないかなぁ…。
普通に、家の中で何をどこに置いたか忘れちゃいますから、空間で記憶するなんて無理な気しかしませんが…。
忘れない様にメモしたところで、メモをどこに置いたか忘れますし、なんならメモしたことごと忘れますからねぇ(笑)
興味のある方はトレーニングしてみて下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月5日の月曜日でございます。
まぁ春ですね。
昨日の雨で、桜もかなり散っちゃいましたかねぇ…。
桜は散り際がいいってな人もいますが、やはりあれだけ壮観な景色だけに、散っちゃうと寂しいですよね。
今年は開花が全体的に早かったそうですが、去年はどんなだったやろ?
って思い返しても、去年の事って意外と覚えてないんですよねぇ…。
まぁ、去年は緊急事態宣言が出てましたしお花見どころじゃなかったってのもありますが、年々記憶力が低下している事に驚かされます(笑)
ってな前ふりから、今日もネタに突入するわけですが、今日のお話しはそんな「記憶」についてのお話でございます。
みなさんは、「メモリースポーツ」という競技をご存知でしょうか。
限られた時間の中でできるだけたくさんの内容を覚える、記憶力の高さを競う頭脳スポーツです。
そのチャンピオンたちは、わずか数分のうちに数百もの単語や数字、あるいは抽象的な情報を記憶することができます。
こうしたバツグンの記憶力を発揮する頭の中身は一体どうなっているんでしょうか?
オランダの認知神経学者は、この謎を解き明かすために記憶力選手権の世界チャンピオン23名の脳を検査しました。
その結果、普通の人でも記憶力をブースト(底上げ)させることができる記憶術が解明されたんだとか…。
この記憶術は古来から伝わるものですが、今回の研究でその効果が確認されたんだそうです。
それは「記憶の宮殿」と呼ばれるテクニックなんだそうです。
世界チャンピオンたちの脳をMRIで調べたのは、ラドバウド大学(オランダ)の研究グループで、彼らによると、意外にもチャンピオンたちの脳は、解剖学的な特徴があるわけでも、認知能力全般が優れているわけでもないんだそうです。
逆に言えば、誰でも彼らと同じような記憶力を身につけることが出来る可能性があるって事ですよね。
そう、それは訓練の賜物なんだそうです。
自分に合った「記憶術」を使って意図的に脳を鍛えることで、傑出した記憶力を磨き上げてきたわけなんです。
そうなると、ちょっと興味もわきますよね。
で、記憶術の中でも特に有名なのは、「記憶の宮殿」や「場所法」と呼ばれるものだそうで、これは古代ギリシャや古代ローマの時代から伝わるらしく、世界記憶力選手権のトップ選手たちも多く使っている方法だそうです。
まずは頭の中に自宅でも、架空の場所でもいいので、空間(部屋や建物)を思い浮かべてみます。
そして、そこを歩いているところを想像しながら、言葉や物、あるいは概念など、覚えておきたいものを特定の場所に置いていくんだそうです。
要するに、頭の中に作った空間に記憶したいものを置いておくことによって、思い出したくなったときに、その空間を訪れることで、思い出したい記憶を拾い集めることができるようになるというわけですな。
ではなぜそんなことで物事を記憶できるようになるのでしょう?
それは海馬の神経細胞が、場所の記憶を長期間保存することに長けていることと関係していると考えられています。
たとえば、あなたが友達の家に遊びに行ったとしましょう。
帰宅して細かいことは忘れてしまっていても、どこに何があったといったことは案外覚えているものだと…。
それは海馬にそのような性質があるからなんだとか。
研究グループは、一般的な記憶力を持つ参加者51人に「記憶の宮殿」を1日30分、40日間続けてもらい、その効果を確かめてみました。
すると、実験前に行われた記憶テストの平均スコアが26〜30単語だったのに対して、実験後の平均スコアは65単語に一気にアップしたそうです。
またMRIでは、参加者の脳の結合が増加していることも確認されました。
中でも目についたのは、「内側前頭前皮質」と「右背外側前頭前皮質」との結合の増加だったそうです。
これらは、新しい知識を既存の知識に結びつけたり、戦略的な学習などと関係している領域なんだそうです。
まぁ、訓練すれば記憶力も上がるって事なんでしょうけど、加齢での物忘れはそのキーワードごと忘れちゃうので、これは使えないかなぁ…。
普通に、家の中で何をどこに置いたか忘れちゃいますから、空間で記憶するなんて無理な気しかしませんが…。
忘れない様にメモしたところで、メモをどこに置いたか忘れますし、なんならメモしたことごと忘れますからねぇ(笑)
興味のある方はトレーニングしてみて下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院