未確認生物確認。
2021年03月08日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
3月8日の月曜日でございます。
3月も2週目に入り、まだ春とはいきませんが、やはり真冬の感じではなくなってきましたね。
なにより、日が長くなってきてますし、夜明けもかなり早くなってます。
わたくし院長、朝は6時過ぎに家を出るんですが、今じゃボンヤリ夜が明けてますしね。
ちょっと前は真っ暗の中を通勤してましたから、これから朝日を浴びられますよ。
それだけでもテンション上がりますが、まぁ普通の人は毎日朝日見てるよね(笑)
てな、早起き自慢から始まりましたが、今日もネタにいきましょう。
今日のネタはちょっと不思議な、未確認生物のお話しです。
世界中に未確認生物の噂はありますが、今日の未確認生物は、未確認生物として確認された謎の生命体でございます。
未確認生物として確認されたって表現も、我ながら良い感じだと思うんですが、未確認生物ってホント嘘くさいヤツ多いでしょ?(笑)
いわゆるUMAってやつですが、大体が「嘘」ですやん(笑)
今日のは違います。
発見されたのは、なんと南極の分厚い氷の下なんですよ。
南極はまだまだ不思議と謎に満ち溢れていますねぇ。
光のまったく届かない900mもある分厚い棚氷の下、水深1233m地点で奇妙な生物が発見されたわけなんです。
堆積物の掘削調査を行っていた地質学者が偶然に発見したもので、これほどの極限の環境に対応できる生物はこれまでほとんど見つかっていないという話しです。
『Frontiers in Marine Science』(2月15日付)で報告されたそのたくましき生物は、南極ウェッデル海の南側をおおう「フィルヒナー・ロンネ棚氷」を掘削調査していた地質学者チームによって発見されました。
英国南極観測所の生物地質学者ヒュー・グリフィス氏らの目的は、その下にある泥を回収することで、新しい生物を探していたわけではありません。
そこは光が一切差し込まないところで、氷の厚さは900mもあり、海水は氷点下を下回る凍えるような冷たさだそうです。
そんなところに、まさか生物がいるとは誰も予想していなかったそうなんです。
てか、氷の厚さが900mって…
想像すらできないですな。
彼ら研究者は、棚氷の歴史を調べるために泥が欲しかったそうなんですが、泥の代わりに岩に当たってしまったそうなんです。
地質学者にとっては、嬉しいことではないんですが、生物学者にとっては素晴らしい発見だったわけですね。
カメラには、氷の下の岩に付着した海綿動物のような生物が映し出されていたそうです。
彼らがいたのは棚氷の先端から260kmも内側に入った、水深1233mの海の底で、氷の厚さは890mの地点だそうです。
そんな光合成もできないところに落ちている岩に、茎のある海綿が1本、茎のないものが15本付着していたそうです。
さらに茎はあるんですが、種を特定できない生物も22匹発見されたそうです。
これらは海綿、ホヤ、ヒドロ、フジツボ、刺胞動物、多毛類などではないかと推測されているそうです。
同じような場所で動く生物が発見されたことはあるそうですが、固定された生物が見つかったのは史上初のことなんだとか…。
この極限環境に彼らがどうやってたどり着き、どうやって生きているのか、詳しいことはまだ何も分かっていません。
何を食べているのか? いつからそこにいるのか? どのくらい一般的なのか? 棚氷の外にいる生物と同じ種なのか、それとも新種なのか? もし棚氷が崩壊したらどうなるのか?と、いくつもの疑問が湧いてきます。
地球上のほとんどの生物は、生きるために太陽の力を借りています。
「光合成」は食物連鎖の根幹にあるもので、植物や藻類が日光から糖を作ってくれるために、それを食べることで多くの動物(草食動物を食べる肉食動物も同じ)が生きることができるわけです。
しかし太陽の光が届かない暗闇では、生物は別の戦略を採用しなければなりません。
たとえば海底から突き出た熱水噴出孔からは、熱と火山性の化学物質が放出されています。
そこでこれを「化学合成」して糖を作り出し、食物連鎖の基礎を提供する微生物が存在します。
最近の調査では、氷河の下から水素やメタンを化学合成する生物が見つかっています。
メタンは南極の海でも検出されたことがある化学物質です。
今回謎の生物が発見された氷の下は、光合成が確認されている領域から625〜1500キロも離れています。
そのため、仮に海綿が肉食性だったとしても、おそらくは化学合成に頼っているだろうと考えられるわけなんですが、確かなことはさらなる調査を待つしかないですな。
この疑問に答えを出すには、厚さ900mの氷の下、研究所の船から260km離れた場所で生きる動物や環境に近づく手段を考えねばなりませんしねぇ。
まぁ、それらの生物がどんなものかは別として、どんなとこにも生き物っているんだなぁと、そこは素直に感心しますね。
進化したのか退化したのか…。
これからの研究を楽しみにしたいですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月8日の月曜日でございます。
3月も2週目に入り、まだ春とはいきませんが、やはり真冬の感じではなくなってきましたね。
なにより、日が長くなってきてますし、夜明けもかなり早くなってます。
わたくし院長、朝は6時過ぎに家を出るんですが、今じゃボンヤリ夜が明けてますしね。
ちょっと前は真っ暗の中を通勤してましたから、これから朝日を浴びられますよ。
それだけでもテンション上がりますが、まぁ普通の人は毎日朝日見てるよね(笑)
てな、早起き自慢から始まりましたが、今日もネタにいきましょう。
今日のネタはちょっと不思議な、未確認生物のお話しです。
世界中に未確認生物の噂はありますが、今日の未確認生物は、未確認生物として確認された謎の生命体でございます。
未確認生物として確認されたって表現も、我ながら良い感じだと思うんですが、未確認生物ってホント嘘くさいヤツ多いでしょ?(笑)
いわゆるUMAってやつですが、大体が「嘘」ですやん(笑)
今日のは違います。
発見されたのは、なんと南極の分厚い氷の下なんですよ。
南極はまだまだ不思議と謎に満ち溢れていますねぇ。
光のまったく届かない900mもある分厚い棚氷の下、水深1233m地点で奇妙な生物が発見されたわけなんです。
堆積物の掘削調査を行っていた地質学者が偶然に発見したもので、これほどの極限の環境に対応できる生物はこれまでほとんど見つかっていないという話しです。
『Frontiers in Marine Science』(2月15日付)で報告されたそのたくましき生物は、南極ウェッデル海の南側をおおう「フィルヒナー・ロンネ棚氷」を掘削調査していた地質学者チームによって発見されました。
英国南極観測所の生物地質学者ヒュー・グリフィス氏らの目的は、その下にある泥を回収することで、新しい生物を探していたわけではありません。
そこは光が一切差し込まないところで、氷の厚さは900mもあり、海水は氷点下を下回る凍えるような冷たさだそうです。
そんなところに、まさか生物がいるとは誰も予想していなかったそうなんです。
てか、氷の厚さが900mって…
想像すらできないですな。
彼ら研究者は、棚氷の歴史を調べるために泥が欲しかったそうなんですが、泥の代わりに岩に当たってしまったそうなんです。
地質学者にとっては、嬉しいことではないんですが、生物学者にとっては素晴らしい発見だったわけですね。
カメラには、氷の下の岩に付着した海綿動物のような生物が映し出されていたそうです。
彼らがいたのは棚氷の先端から260kmも内側に入った、水深1233mの海の底で、氷の厚さは890mの地点だそうです。
そんな光合成もできないところに落ちている岩に、茎のある海綿が1本、茎のないものが15本付着していたそうです。
さらに茎はあるんですが、種を特定できない生物も22匹発見されたそうです。
これらは海綿、ホヤ、ヒドロ、フジツボ、刺胞動物、多毛類などではないかと推測されているそうです。
同じような場所で動く生物が発見されたことはあるそうですが、固定された生物が見つかったのは史上初のことなんだとか…。
この極限環境に彼らがどうやってたどり着き、どうやって生きているのか、詳しいことはまだ何も分かっていません。
何を食べているのか? いつからそこにいるのか? どのくらい一般的なのか? 棚氷の外にいる生物と同じ種なのか、それとも新種なのか? もし棚氷が崩壊したらどうなるのか?と、いくつもの疑問が湧いてきます。
地球上のほとんどの生物は、生きるために太陽の力を借りています。
「光合成」は食物連鎖の根幹にあるもので、植物や藻類が日光から糖を作ってくれるために、それを食べることで多くの動物(草食動物を食べる肉食動物も同じ)が生きることができるわけです。
しかし太陽の光が届かない暗闇では、生物は別の戦略を採用しなければなりません。
たとえば海底から突き出た熱水噴出孔からは、熱と火山性の化学物質が放出されています。
そこでこれを「化学合成」して糖を作り出し、食物連鎖の基礎を提供する微生物が存在します。
最近の調査では、氷河の下から水素やメタンを化学合成する生物が見つかっています。
メタンは南極の海でも検出されたことがある化学物質です。
今回謎の生物が発見された氷の下は、光合成が確認されている領域から625〜1500キロも離れています。
そのため、仮に海綿が肉食性だったとしても、おそらくは化学合成に頼っているだろうと考えられるわけなんですが、確かなことはさらなる調査を待つしかないですな。
この疑問に答えを出すには、厚さ900mの氷の下、研究所の船から260km離れた場所で生きる動物や環境に近づく手段を考えねばなりませんしねぇ。
まぁ、それらの生物がどんなものかは別として、どんなとこにも生き物っているんだなぁと、そこは素直に感心しますね。
進化したのか退化したのか…。
これからの研究を楽しみにしたいですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院