AIと寿命について
2021年02月23日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
2月23日の火曜日でございます。
本日は、「天皇誕生日」でお休みとなっております。
天皇陛下万歳。
さて、天皇陛下は1960年生まれですから、61歳になられたわけですね。
本来、この日は宮中では、祝賀の儀、宴会の儀、茶会の儀、一般参賀が行われるんですが、今年はどうも中止のようですね。
まぁ、このご時世ですから致し方ないトコですね。
令和になってから当然ですが、2月23日が天皇誕生日になったわけですが、まだ慣れませんね(笑)
わたくし世代は、どうしても昭和天皇の時代が長かったですから、イメージ的にはまだ4月29日ですな。
平成天皇は、12月23日という、なかなかロマンチックな日でしたから覚えやすかったのはありますが、2月23日、なんか地味(笑)
平成と日にちかぶりですから、覚えやすいっちゃ覚えやすいですが、定着するまではまだ数年はかかるでしょう。
令和天皇は是非長生きしていただきたいですな。
ってことで、きょうはそんな寿命のお話しでもしてみたいと思います。
2019年段階で、日本人の平均寿命は、は男性が81.41歳、女性が87.45歳となっていました。
女性はもうすぐ90歳に到達しそうですな。
で、今日の寿命のお話しとは、AI(人工知能)が人間の寿命を延ばすってなお話しなんです。
なんでも、平均寿命105歳の未来はもうすぐなんだとか…。
AIが人類を滅ぼすのではと恐れる人たちがいる一方で、AIに人類の寿命を大きく延ばす手助けをしてもらおうと考える人たちがいるわけです。
人間の寿命と最も関連性があるのは「老い」だと言われているのは当たり前ですわね。
老化は全身の機能を徐々に衰えさせ、様々な病気が発症するようになりますし、ケガしても治りにくくなります。
そこで、AIに老化のプロセスを解明してもらい、老化を防ごうと考えた人がいるようなんです。
現実に、医療が飛躍的に進歩したおかげで、昔の人なら諦めるしかなかったさまざまな病気を治療できるようになってきています。
これによって平均寿命は大幅に延び、人生100年の時代に突入するかもしれないともいわれています。
だからと言って医療が万能なわけではありません。
1つにはコストの問題があります。
製薬会社は莫大な開発費を投じて新薬を研究しているわけですが、それが治療できるのはたった1つの病気だけです。
たとえ複数の病気に効く可能性があったとしても、現行の制度では認可が得られた病気以外に使ってはいけないことになっています。
これによって、医療費が社会に与える負担は非常に大きなものになってしまっている現状があります。
さらにそうしたたった1つの病気を治したところで、じつはそれほど寿命が延びないという現実もあります。
たとえば、がんのような命に関わる単一の病気を完治させることに成功したとします。
アメリカでの推計によると、それによる寿命を延ばす効果は、出生の時点ならば2.3年、65歳以上の時点ならばたったの1.2年でしかないのそうなんです。
そうなるとやはり、厄介なのは老いわなけです。
老化は全身の機能を徐々に衰えさせ、それにともなっていくつもの病気が発症するようになってしまいます。
そうなってしまえば、1つ病気を治せたところで、寿命という観点からはさして意味がないということのようです。
で、今日のお話しの核心部分に入っていくわけですが、老化のプロセスを解明するには、さまざまな遺伝グループや社会文化グループに属する人間たちから膨大なデータを集めなければなりません。
それは無数のパラメーターで構成されるもので、一生をかけてゆっくりと変化していきます。
人間が手作業でやるにはかなり労力がかかり過ぎる作業なわけです。
ですがそれを得意とするものがいるわけです。
そう、AIです。
画像認識や翻訳、あるいはクイズ・将棋・囲碁の世界で人間の王者を倒すなど、ビッグデータで訓練されたニューラルネットワークはさまざまな成果をあげてきています。
また重要なことに、新薬の発見から臨床試験の予測まで、AIは医療の分野でも大きな成功を収めてきています。
今回の研究チームの1人、生物老年学の専門家アレックス・ザヴォロンコフ氏は寿命医療を提唱しています。
これは「生体年齢」を調べ老化を防ぐ医療で、何をもって生体年齢とするかについては諸説あり、まだはっきりとは決まっていませんが、年齢にともなって発症する病気や寿命を正確に予測できるものだとされています。
AIはそれを把握する必要不可欠なツールになるだろうとのことです。
ちなみにザヴォロンコフ氏は著書の中で、平均寿命105歳の世界がやってくると予測しているそうです。
はたしてそれは望ましい世界なんでしょうかねぇ…
いくら寿命が延びたって、90歳から10年間、寝たきりってんじゃこれこそ大問題でしょ。
まぁ、寝たきりは言い過ぎにしても、実際90歳を超えて、自分の事が自分で完璧に出来る方がどれだけいるか…。
それを考えると、望ましいとは言い難い気もするんですけど、これも賛否あるでしょう。
わたくし院長は、周りに迷惑をかけるのも気が引けますし、イイ感じのとこで死にたいですけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月23日の火曜日でございます。
本日は、「天皇誕生日」でお休みとなっております。
天皇陛下万歳。
さて、天皇陛下は1960年生まれですから、61歳になられたわけですね。
本来、この日は宮中では、祝賀の儀、宴会の儀、茶会の儀、一般参賀が行われるんですが、今年はどうも中止のようですね。
まぁ、このご時世ですから致し方ないトコですね。
令和になってから当然ですが、2月23日が天皇誕生日になったわけですが、まだ慣れませんね(笑)
わたくし世代は、どうしても昭和天皇の時代が長かったですから、イメージ的にはまだ4月29日ですな。
平成天皇は、12月23日という、なかなかロマンチックな日でしたから覚えやすかったのはありますが、2月23日、なんか地味(笑)
平成と日にちかぶりですから、覚えやすいっちゃ覚えやすいですが、定着するまではまだ数年はかかるでしょう。
令和天皇は是非長生きしていただきたいですな。
ってことで、きょうはそんな寿命のお話しでもしてみたいと思います。
2019年段階で、日本人の平均寿命は、は男性が81.41歳、女性が87.45歳となっていました。
女性はもうすぐ90歳に到達しそうですな。
で、今日の寿命のお話しとは、AI(人工知能)が人間の寿命を延ばすってなお話しなんです。
なんでも、平均寿命105歳の未来はもうすぐなんだとか…。
AIが人類を滅ぼすのではと恐れる人たちがいる一方で、AIに人類の寿命を大きく延ばす手助けをしてもらおうと考える人たちがいるわけです。
人間の寿命と最も関連性があるのは「老い」だと言われているのは当たり前ですわね。
老化は全身の機能を徐々に衰えさせ、様々な病気が発症するようになりますし、ケガしても治りにくくなります。
そこで、AIに老化のプロセスを解明してもらい、老化を防ごうと考えた人がいるようなんです。
現実に、医療が飛躍的に進歩したおかげで、昔の人なら諦めるしかなかったさまざまな病気を治療できるようになってきています。
これによって平均寿命は大幅に延び、人生100年の時代に突入するかもしれないともいわれています。
だからと言って医療が万能なわけではありません。
1つにはコストの問題があります。
製薬会社は莫大な開発費を投じて新薬を研究しているわけですが、それが治療できるのはたった1つの病気だけです。
たとえ複数の病気に効く可能性があったとしても、現行の制度では認可が得られた病気以外に使ってはいけないことになっています。
これによって、医療費が社会に与える負担は非常に大きなものになってしまっている現状があります。
さらにそうしたたった1つの病気を治したところで、じつはそれほど寿命が延びないという現実もあります。
たとえば、がんのような命に関わる単一の病気を完治させることに成功したとします。
アメリカでの推計によると、それによる寿命を延ばす効果は、出生の時点ならば2.3年、65歳以上の時点ならばたったの1.2年でしかないのそうなんです。
そうなるとやはり、厄介なのは老いわなけです。
老化は全身の機能を徐々に衰えさせ、それにともなっていくつもの病気が発症するようになってしまいます。
そうなってしまえば、1つ病気を治せたところで、寿命という観点からはさして意味がないということのようです。
で、今日のお話しの核心部分に入っていくわけですが、老化のプロセスを解明するには、さまざまな遺伝グループや社会文化グループに属する人間たちから膨大なデータを集めなければなりません。
それは無数のパラメーターで構成されるもので、一生をかけてゆっくりと変化していきます。
人間が手作業でやるにはかなり労力がかかり過ぎる作業なわけです。
ですがそれを得意とするものがいるわけです。
そう、AIです。
画像認識や翻訳、あるいはクイズ・将棋・囲碁の世界で人間の王者を倒すなど、ビッグデータで訓練されたニューラルネットワークはさまざまな成果をあげてきています。
また重要なことに、新薬の発見から臨床試験の予測まで、AIは医療の分野でも大きな成功を収めてきています。
今回の研究チームの1人、生物老年学の専門家アレックス・ザヴォロンコフ氏は寿命医療を提唱しています。
これは「生体年齢」を調べ老化を防ぐ医療で、何をもって生体年齢とするかについては諸説あり、まだはっきりとは決まっていませんが、年齢にともなって発症する病気や寿命を正確に予測できるものだとされています。
AIはそれを把握する必要不可欠なツールになるだろうとのことです。
ちなみにザヴォロンコフ氏は著書の中で、平均寿命105歳の世界がやってくると予測しているそうです。
はたしてそれは望ましい世界なんでしょうかねぇ…
いくら寿命が延びたって、90歳から10年間、寝たきりってんじゃこれこそ大問題でしょ。
まぁ、寝たきりは言い過ぎにしても、実際90歳を超えて、自分の事が自分で完璧に出来る方がどれだけいるか…。
それを考えると、望ましいとは言い難い気もするんですけど、これも賛否あるでしょう。
わたくし院長は、周りに迷惑をかけるのも気が引けますし、イイ感じのとこで死にたいですけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院