昼寝と認知症
2021年02月18日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
2月18日の木曜日でございます。
まだまだ寒い日が続きますが、風邪などひいておられませんか。
やっぱ、今年は、インフルエンザどころか風邪をひいてる人も少ないですよね〜。
やはりこれはマスクの効果なんでしょうか。
それと、今は風邪ひいてる場合じゃない的な気持ちの持ちようで、今年は極端に風邪ひきさんが少なく感じます。
まぁ、風邪に限らずウイルス性の病気ってもんは免疫力で何とかなりますしね。
ってことで、今日もネタにいきますが今日のネタは免疫力だけではどうにもならない、認知機能のお話でございます。
認知機能とは、ものごとを正しく理解して適切に実行するための機能のことで、記憶力、言語能力、判断力、計算力、遂行力なんかの機能の事です。
で、この認知機能、わたくし世代の人はボチボチ衰えを感じできてると思うんですが、最新の中国の研究では定期的に午後の昼寝をすることで、認知機能が向上するらいしんです。
昼寝が体に良いという研究結果は数多くありますが、子供の幸福度や学力が向上する、といったものから、血圧を下げる作用があるなど、その効果は様々な分野に及んでいます。
そして今回、新たに発表された研究によると、昼寝の習慣をつけることで認知機能が向上するそうで、特に高齢者に効果があるそうなんです。
この研究によると、短時間の昼寝は、記憶力、位置の認識力、言葉の流暢さなどと関わりがあるようなんですね。
平均寿命が長くなったことや、それに伴う神経変性の変化によって、認知症になる可能性が高まり、先進国では65歳以上の10人にひとりが、その予備軍だと言われています。
人は年をとるにつれ、睡眠パターンが変化していき、午後に昼寝することが多くなります。
しかし、これまでに発表された研究では、昼寝が高齢者の認知機能低下や認知症を食い止めるのに役立つのか、実は認知症の症状そのものなのか、はっきりした意見の一致は得られていませんでした。
そこで研究者たちはさらに研究を進めるため、中国の北京、上海、西安など大都市に住む60歳以上の健康な2214人を対象に調査をしました。
2214人中1534人は、定期的に昼寝をし、680人は昼寝はしない人ということで、被験者全員は一連の健康診断や、認知症チェックのためのミニ・メンタル・ステート検査(MMSE)を受けました。
ここでいう昼寝とは、昼食をとった後、少なくとも5分から2時間未満の間、継続してとる睡眠のことで、被験者の昼寝をする頻度は、週に一度から毎日までさまざまでした。
空間視覚スキル、作業記憶、注意力持続時間、問題解決力、位置認識、言語の流暢さなど、認知機能のさまざまな面を測る30項目によって、認知症が疑われるかどうかの選別試験が行われました。
結果的に、MMSEの認知パフォーマンス成績は、昼寝をしない人よりもする人のほうが高く、特に顕著な違いがあったのは、位置認識、言語の流暢さや記憶力などの認知機能でした。
ですが、これは観察研究であって、その原因をはっきり特定することはできません。
昼寝の持続時間や昼寝をするタイミングなどの情報もまだ足りませんし、もしかしたら、その関わりも重要なことなのかもしれないしねぇ。
いくつかの研究からは、午後の昼寝は高齢者の認知機能を促進することがわかっていますが、一方では、まるで正反対の結果も出てるそうなんです。
また、この研究では、中性脂肪であるトリグリセリドの量も計測しました。
研究結果からは、頻繁に昼寝をする人は、このトリグリセリドの値が高いことがわかったそうです。
つまりメタボリックシンドローム(メタボ)だということですね。
座りがちな生活など、じっとしている生活スタイルが定着している人は、昼寝をする頻度が多いそうなんです。
となると、昼寝が健康にいいのか、悪いのか、はっきりわからなくなりますわな。
昼寝と健康状態の悪化の間で仲介になっているのは炎症ではないかというひとつの説があります。
炎症化学物質は、睡眠障害に重要な役割を果たしているからです。
病気や細胞のダメージが起こるとき、昼寝が炎症反応を調整するのを助ける可能性があると考えられています。
睡眠は体の免疫反応を調節するため、昼寝は炎症に対する進化した反応と考えられるわけですね。
だから、炎症レベルが高い人ほど、よく昼寝をすると、研究者は説明しています。
高齢になると昼寝が習慣化する傾向がありますが、昼寝が認証症やその他の認知機能低下を防ぐのを助けるかどうかは、はっきりと断言はできません。
ですが今のところ、昼寝はどうもいいことであり、一般的に、十分な睡眠や休息をとることは健康のために不可欠であるという考えは共通認識になっています。
まぁ、睡眠は身体に良いに決まってますしねぇ。
因みにわたくし院長、毎日1時間ほど昼寝します。
これが良い習慣である事を祈りながら、今日も昼寝します。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月18日の木曜日でございます。
まだまだ寒い日が続きますが、風邪などひいておられませんか。
やっぱ、今年は、インフルエンザどころか風邪をひいてる人も少ないですよね〜。
やはりこれはマスクの効果なんでしょうか。
それと、今は風邪ひいてる場合じゃない的な気持ちの持ちようで、今年は極端に風邪ひきさんが少なく感じます。
まぁ、風邪に限らずウイルス性の病気ってもんは免疫力で何とかなりますしね。
ってことで、今日もネタにいきますが今日のネタは免疫力だけではどうにもならない、認知機能のお話でございます。
認知機能とは、ものごとを正しく理解して適切に実行するための機能のことで、記憶力、言語能力、判断力、計算力、遂行力なんかの機能の事です。
で、この認知機能、わたくし世代の人はボチボチ衰えを感じできてると思うんですが、最新の中国の研究では定期的に午後の昼寝をすることで、認知機能が向上するらいしんです。
昼寝が体に良いという研究結果は数多くありますが、子供の幸福度や学力が向上する、といったものから、血圧を下げる作用があるなど、その効果は様々な分野に及んでいます。
そして今回、新たに発表された研究によると、昼寝の習慣をつけることで認知機能が向上するそうで、特に高齢者に効果があるそうなんです。
この研究によると、短時間の昼寝は、記憶力、位置の認識力、言葉の流暢さなどと関わりがあるようなんですね。
平均寿命が長くなったことや、それに伴う神経変性の変化によって、認知症になる可能性が高まり、先進国では65歳以上の10人にひとりが、その予備軍だと言われています。
人は年をとるにつれ、睡眠パターンが変化していき、午後に昼寝することが多くなります。
しかし、これまでに発表された研究では、昼寝が高齢者の認知機能低下や認知症を食い止めるのに役立つのか、実は認知症の症状そのものなのか、はっきりした意見の一致は得られていませんでした。
そこで研究者たちはさらに研究を進めるため、中国の北京、上海、西安など大都市に住む60歳以上の健康な2214人を対象に調査をしました。
2214人中1534人は、定期的に昼寝をし、680人は昼寝はしない人ということで、被験者全員は一連の健康診断や、認知症チェックのためのミニ・メンタル・ステート検査(MMSE)を受けました。
ここでいう昼寝とは、昼食をとった後、少なくとも5分から2時間未満の間、継続してとる睡眠のことで、被験者の昼寝をする頻度は、週に一度から毎日までさまざまでした。
空間視覚スキル、作業記憶、注意力持続時間、問題解決力、位置認識、言語の流暢さなど、認知機能のさまざまな面を測る30項目によって、認知症が疑われるかどうかの選別試験が行われました。
結果的に、MMSEの認知パフォーマンス成績は、昼寝をしない人よりもする人のほうが高く、特に顕著な違いがあったのは、位置認識、言語の流暢さや記憶力などの認知機能でした。
ですが、これは観察研究であって、その原因をはっきり特定することはできません。
昼寝の持続時間や昼寝をするタイミングなどの情報もまだ足りませんし、もしかしたら、その関わりも重要なことなのかもしれないしねぇ。
いくつかの研究からは、午後の昼寝は高齢者の認知機能を促進することがわかっていますが、一方では、まるで正反対の結果も出てるそうなんです。
また、この研究では、中性脂肪であるトリグリセリドの量も計測しました。
研究結果からは、頻繁に昼寝をする人は、このトリグリセリドの値が高いことがわかったそうです。
つまりメタボリックシンドローム(メタボ)だということですね。
座りがちな生活など、じっとしている生活スタイルが定着している人は、昼寝をする頻度が多いそうなんです。
となると、昼寝が健康にいいのか、悪いのか、はっきりわからなくなりますわな。
昼寝と健康状態の悪化の間で仲介になっているのは炎症ではないかというひとつの説があります。
炎症化学物質は、睡眠障害に重要な役割を果たしているからです。
病気や細胞のダメージが起こるとき、昼寝が炎症反応を調整するのを助ける可能性があると考えられています。
睡眠は体の免疫反応を調節するため、昼寝は炎症に対する進化した反応と考えられるわけですね。
だから、炎症レベルが高い人ほど、よく昼寝をすると、研究者は説明しています。
高齢になると昼寝が習慣化する傾向がありますが、昼寝が認証症やその他の認知機能低下を防ぐのを助けるかどうかは、はっきりと断言はできません。
ですが今のところ、昼寝はどうもいいことであり、一般的に、十分な睡眠や休息をとることは健康のために不可欠であるという考えは共通認識になっています。
まぁ、睡眠は身体に良いに決まってますしねぇ。
因みにわたくし院長、毎日1時間ほど昼寝します。
これが良い習慣である事を祈りながら、今日も昼寝します。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院