男脳女脳
2021年02月09日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
2月9日の火曜日でございます。
2月は短いですから、もう1/3過ぎたことになりますねぇ〜。
今週は建国記念の日もありますし、さらに頑張らないとね。
建国記念だから頑張るってわけではないですが、自営業なもんで、日数が少ないと色々経済が圧迫されるんですよね。
このコロナがきれいさっぱり収束するのはいつなんでしょうかね。
それを考えると、若干不安になりますが、とにかく今を精一杯生きるだけですな。
そんな今日のネタは、この不安になるってメカニズムにも関係がある様なない様な、脳のお話しです。
昨日も脳の若返り、なんて話をしましたが、今日は「男脳」、「女脳」のお話しです。
男性と女性は、脳の仕組みが金星人と火星人ほどにも異なっていると例えられることがあるそうですが、現実はそう単純ではありません。
典型的な女脳や男脳といったものはそれほど多くはないってデータがあるようです。
中国、復旦大学をはじめとする研究グループによると、じつのところもっとも一般的なのは、男脳と女脳が混ざった両性具有脳なんだとか…。
男脳と女脳が混ざったものを、両性具有脳と表現するのもなんだかなーって感じですが、研究では、男女の特徴をあわせ持つ脳は、柔軟な認知能力があり、心も健やかであることを明らかにしているそうです。
よく言う話ですが、男性は理性的で、地図を読むのが得意で、女性は感情が豊かで、言語能力が優れているってな話しは聞いたことがあると思います。
もちろん個人差はありますが、このような違いが生まれるのは、男性と女性では脳の構造に違いがあるからだという説があります。
実際のところ男性と女性でどのくらい脳に違いがあるのでしょう?
これは長年議論が交わされてきたテーマでもあります。
性別によって脳に違いがあると主張する報告がたくさんある一方で、そうした差異は些細なもので、絶対的なものではないという意見もとうぜんあります。
後者の立場からは、女性と男性とで性格や能力に違いが生じるのは、社会的規範や周囲からの期待といったものに根ざしていると主張されます。
ステレオタイプの男らしさ、女らしさが刷り込まれていった結果、周りの期待に添うように性格が形成されるというものです。
これに関して心理学では、ほとんどの人の性格は、男性的とされるものと女性的とされるものの中間にあるという説があります。
研究グループは、機械学習アルゴリズムと脳の神経回路の画像データから、一方の端が典型的男脳、もう一方の端が典型的女脳でなる範囲を作成し、そこに9620名(男性4495名、女性5125名)の脳をプロットしてみました。
その結果、両性の脳は範囲全体に分布していることが分かったそうです。
あるサブサンプルでは、男脳とされるのは25%、女脳は25%で、残りの50%は両性具有的な脳という結果になったとのことです。
つまり女性だから女脳、男性だから男脳とは、脳の神経回路的にも一概には言えないということのようなんですね。
さらにちょうど中間に位置する両性具有脳の持ち主は、両極端な人に比べて、うつ病や不安症といった心の問題が少ないことも分かったそうです。
これは心理的に中性的とされる人にも当てはまる傾向であるそうです。
常に変化し続けるこの世の中では、周囲の世界にいつも注意を向けていなければなりません。
また健康な心を保ち、柔軟で、生きるためにいろいろな戦略を用いることができなければならないわけで、こうした力があれば、周囲の状況を素早く理解し、それに応じて対応できるようになります。
チャンスをタイミングよく手にし、しなやかに生きる手助けにもなるわけです。
両性具有脳が人々の中に広まったのは、それができるからだと考えることができると研究者は考えているようです。
一方で、78本の研究(計2万人が対象)のメタ分析によれば、他人に頼ったことがない、女性に対して支配的に振る舞うといった、典型的な男らしさの持ち主は、うつ・孤独・薬物の乱用といった心の問題に苦しみ、人付き合いが少ないことが分かっています。
逆に典型的な女らしさを規範として生きるのにも代償がともないます。
たとえば夢に思い描いた仕事に就けたとしても、それが男性的な職場なら長く続けられない可能性がありますし、家事の大半を担うはめになることも多いでしょう。
今現在、脳の性質がどちらかの性別に偏っているからといって、永遠にそうだというわけではないようです。
脳には可塑性という性質が備わっています。
つまり変わることができるわけで、今回の研究では、脳の両性具有レベルは一生を通じて変化し続ける可能性があることも明らかになっています。
研究グループの今後のテーマは、一生のうちの特定のステージや教育といったものが脳の両性具有レベルに与える影響を調べることであるそうです。
まぁ、どっちでもいいって言うか(笑)
何でも研究したがる人がいるんですねぇ。
やはり、こういった脳の考え方って、環境要因が強く影響するんじゃないですかね。
つまり、子供の頃は男の子は出来るだけ男らしく育てるでしょうし、女の子はその逆にしがちでしょ?
ですが、自我が出だすとそこにオリジナリティが加わり、また身を置いている環境により、より攻撃的にもなれば保守的にも変化するでしょうしね。
で、どっちか(男脳、女脳)に極端に偏ると生きていきづらくなりますから、生きる上で中立的な部分を磨いていったんじゃないのかね。
とか、わたくし院長は思います。
みなさんはいかがですか。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月9日の火曜日でございます。
2月は短いですから、もう1/3過ぎたことになりますねぇ〜。
今週は建国記念の日もありますし、さらに頑張らないとね。
建国記念だから頑張るってわけではないですが、自営業なもんで、日数が少ないと色々経済が圧迫されるんですよね。
このコロナがきれいさっぱり収束するのはいつなんでしょうかね。
それを考えると、若干不安になりますが、とにかく今を精一杯生きるだけですな。
そんな今日のネタは、この不安になるってメカニズムにも関係がある様なない様な、脳のお話しです。
昨日も脳の若返り、なんて話をしましたが、今日は「男脳」、「女脳」のお話しです。
男性と女性は、脳の仕組みが金星人と火星人ほどにも異なっていると例えられることがあるそうですが、現実はそう単純ではありません。
典型的な女脳や男脳といったものはそれほど多くはないってデータがあるようです。
中国、復旦大学をはじめとする研究グループによると、じつのところもっとも一般的なのは、男脳と女脳が混ざった両性具有脳なんだとか…。
男脳と女脳が混ざったものを、両性具有脳と表現するのもなんだかなーって感じですが、研究では、男女の特徴をあわせ持つ脳は、柔軟な認知能力があり、心も健やかであることを明らかにしているそうです。
よく言う話ですが、男性は理性的で、地図を読むのが得意で、女性は感情が豊かで、言語能力が優れているってな話しは聞いたことがあると思います。
もちろん個人差はありますが、このような違いが生まれるのは、男性と女性では脳の構造に違いがあるからだという説があります。
実際のところ男性と女性でどのくらい脳に違いがあるのでしょう?
これは長年議論が交わされてきたテーマでもあります。
性別によって脳に違いがあると主張する報告がたくさんある一方で、そうした差異は些細なもので、絶対的なものではないという意見もとうぜんあります。
後者の立場からは、女性と男性とで性格や能力に違いが生じるのは、社会的規範や周囲からの期待といったものに根ざしていると主張されます。
ステレオタイプの男らしさ、女らしさが刷り込まれていった結果、周りの期待に添うように性格が形成されるというものです。
これに関して心理学では、ほとんどの人の性格は、男性的とされるものと女性的とされるものの中間にあるという説があります。
研究グループは、機械学習アルゴリズムと脳の神経回路の画像データから、一方の端が典型的男脳、もう一方の端が典型的女脳でなる範囲を作成し、そこに9620名(男性4495名、女性5125名)の脳をプロットしてみました。
その結果、両性の脳は範囲全体に分布していることが分かったそうです。
あるサブサンプルでは、男脳とされるのは25%、女脳は25%で、残りの50%は両性具有的な脳という結果になったとのことです。
つまり女性だから女脳、男性だから男脳とは、脳の神経回路的にも一概には言えないということのようなんですね。
さらにちょうど中間に位置する両性具有脳の持ち主は、両極端な人に比べて、うつ病や不安症といった心の問題が少ないことも分かったそうです。
これは心理的に中性的とされる人にも当てはまる傾向であるそうです。
常に変化し続けるこの世の中では、周囲の世界にいつも注意を向けていなければなりません。
また健康な心を保ち、柔軟で、生きるためにいろいろな戦略を用いることができなければならないわけで、こうした力があれば、周囲の状況を素早く理解し、それに応じて対応できるようになります。
チャンスをタイミングよく手にし、しなやかに生きる手助けにもなるわけです。
両性具有脳が人々の中に広まったのは、それができるからだと考えることができると研究者は考えているようです。
一方で、78本の研究(計2万人が対象)のメタ分析によれば、他人に頼ったことがない、女性に対して支配的に振る舞うといった、典型的な男らしさの持ち主は、うつ・孤独・薬物の乱用といった心の問題に苦しみ、人付き合いが少ないことが分かっています。
逆に典型的な女らしさを規範として生きるのにも代償がともないます。
たとえば夢に思い描いた仕事に就けたとしても、それが男性的な職場なら長く続けられない可能性がありますし、家事の大半を担うはめになることも多いでしょう。
今現在、脳の性質がどちらかの性別に偏っているからといって、永遠にそうだというわけではないようです。
脳には可塑性という性質が備わっています。
つまり変わることができるわけで、今回の研究では、脳の両性具有レベルは一生を通じて変化し続ける可能性があることも明らかになっています。
研究グループの今後のテーマは、一生のうちの特定のステージや教育といったものが脳の両性具有レベルに与える影響を調べることであるそうです。
まぁ、どっちでもいいって言うか(笑)
何でも研究したがる人がいるんですねぇ。
やはり、こういった脳の考え方って、環境要因が強く影響するんじゃないですかね。
つまり、子供の頃は男の子は出来るだけ男らしく育てるでしょうし、女の子はその逆にしがちでしょ?
ですが、自我が出だすとそこにオリジナリティが加わり、また身を置いている環境により、より攻撃的にもなれば保守的にも変化するでしょうしね。
で、どっちか(男脳、女脳)に極端に偏ると生きていきづらくなりますから、生きる上で中立的な部分を磨いていったんじゃないのかね。
とか、わたくし院長は思います。
みなさんはいかがですか。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院