悪臭遺伝子
2021年01月22日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
1月22日の金曜日でございます。
毎日、寒いですなぁ〜。
朝が寒いと、どうしても動きが悪くなり、それでも動かざるを得ない毎日が辛く悲しいです(笑)
やはり、人間寒いと動きが悪くなりますなぁ。
ですが、この寒い冬と、暑い夏、どっちが好きって問いに対しては、一説によると大体、半々に分かれるそうですね。
わたくし院長も、どっちが好きと聞かれたら、まぁすきではないですが、冬かなぁ…。
冬は動けば暖まりますし、どうにかなりますが、夏はもうどうにもならんよね。
って理由と、真逆の意見を、夏派の方たちはおっしゃいます。
まぁ、結局は好みと言うか、どちらにより強いかという事なのかもしれませんが、人それぞれ色々好みはありますからね。
ってことで、今日はそんな一般からは少々外れる、「好み」を持った人達のお話しでもしてみましょう。
世の中には、腐った魚の臭いを「良いニオイ」と感じる人が一定数存在するんだそうです。
そしてそれは遺伝子が原因かもしれないんだそうです。
腐った魚の臭いには、口臭、大便、血液などと同じ化学成分が含まれています。
誰にとってもこれは不快な悪臭なはずなのですが、それを何とも思わないどころか、むしろ良いにおいと感じる人もいるんだそうです。
『Current Biology』誌に発表された新たな研究によると、こうした人たちは、遺伝子の突然変異のせいで、この強烈な悪臭を感じないのそうなんです。
世界一臭い食べ物とされる塩漬けのニシンの缶詰「シュールストレミング」が存在している理由もそういうことかもしれませんねぇ…。
わたくし院長、鼻は炭次郎なみに良いです(笑)
かなり敏感な方で、人も匂いで判別できます。
ので、当然ながら臭い匂いも敏感です。
では今回のお話しですが、アイスランド・レイキャビクにあるバイオ研究企業「deCODE Genetics」は、アイスランド人1万1000人に協力してもらい、シナモン、ペパーミント、バナナ、カンゾウ、レモン、腐った魚という6種類のにおいを嗅がせ、それがなんのにおいなのかを識別してもらった上で本人のDNAサンプルを提供してもらいました。
当然のことながら、ほとんどの人たちは、腐った魚の臭いは不快なものと感じるわけなんですが、とくに不快感を感じなかった人たちもいるわけなんですよ。
で、普通なら、変わった人ってやっぱいるんだねぇ〜(笑)で終わる話なんですが、この話は続きがあるんですよ。
調べた結果、不快に感じなかった人たちのDNAには共通点があったわけです。
TAAR5という遺伝子が変異していて、無効になっているんだそうなんです。
つまり、魚の匂いを不快に感じない人は、一定の変異遺伝子を持ったいたってことなんですな。
我々が感じているにおいは実際のにおいというよりも、対応する受容体が与えたにおいなんですね。
で、この受容体は遺伝子でつくられています。
TAAR5遺伝子は、鼻の細胞が排泄物や血液、口臭などに含まれるトリメチルアミン(TMA)という化学物質を識別する働きを助け、危険なにおいであることを脳に伝えています。
TAAR5遺伝子は、体に害を及ぼす可能性のある腐った食べ物などを見つけ出すために必要なもので、人間は嫌なにおいを発するものに不快感をおぼえることで、危険を避けることができるわけです。
本来ならTAAR5遺伝子は、進化によってあまり変異しない保存配列遺伝子で、人種間でもほぼ共通のものなのですが、おそらく、有害な微生物から守ることが重要だったためではないかと考えられるそうです。
においを識別する能力は、年齢とともに衰えていく傾向にありますが、若い人でもバナナやレモンの香りをほかの甘いにおいと間違えることがあります。
ところが、TAAR5遺伝子が変異している人は、腐った魚のにおいがわからない、あるいは特に不快だと思わず、それどころか、ジャガイモ、カラメル、ケチャップ、バラの香りがして、比較的いいにおいだとする人さえいたそうなんです。
これ、いわゆる「鼻がバカになってる」って状態なんじゃ…
さらに地域別にみたTAAR5遺伝子に変異がみられる人の割合は、ヨーロッパ全体では0.8%、アフリカでは0.2%とわずかだったのに対して、アイスランドでは2%とかなり高かったそうなんです。
これは、地域による食生活の違いがこうした遺伝子変異率に影響を与えた可能性があると専門家は考えているそうです。
アイスランドでは魚をベースにした料理が多く、例えば、ニシオンデンザメを乾燥・発酵させたハカールという伝統的な魚料理があります。
これは、尿のにおいがして、刺激性のあるチーズのような味がするそうなんです。
アイスランドでは、何千年もの間、魚を食べて生活してきたため、魚のにおいが気にならないような遺伝子変異が起こった可能性はあるとの見解だそうです。
て言うなら、日本人も魚文化じゃないの?
で、結構クサいの食べたりするもんねぇ。
残念ながら、今回の調査ではアジア、日本人の調査はされてませんが、わたくし院長、きっと日本人にも結構な割合でこの変異遺伝子を持ってる人がいると睨んでます。
ま、だからと言ってどうっわけじゃないですが(笑)
是非調べて貰いたいもんです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月22日の金曜日でございます。
毎日、寒いですなぁ〜。
朝が寒いと、どうしても動きが悪くなり、それでも動かざるを得ない毎日が辛く悲しいです(笑)
やはり、人間寒いと動きが悪くなりますなぁ。
ですが、この寒い冬と、暑い夏、どっちが好きって問いに対しては、一説によると大体、半々に分かれるそうですね。
わたくし院長も、どっちが好きと聞かれたら、まぁすきではないですが、冬かなぁ…。
冬は動けば暖まりますし、どうにかなりますが、夏はもうどうにもならんよね。
って理由と、真逆の意見を、夏派の方たちはおっしゃいます。
まぁ、結局は好みと言うか、どちらにより強いかという事なのかもしれませんが、人それぞれ色々好みはありますからね。
ってことで、今日はそんな一般からは少々外れる、「好み」を持った人達のお話しでもしてみましょう。
世の中には、腐った魚の臭いを「良いニオイ」と感じる人が一定数存在するんだそうです。
そしてそれは遺伝子が原因かもしれないんだそうです。
腐った魚の臭いには、口臭、大便、血液などと同じ化学成分が含まれています。
誰にとってもこれは不快な悪臭なはずなのですが、それを何とも思わないどころか、むしろ良いにおいと感じる人もいるんだそうです。
『Current Biology』誌に発表された新たな研究によると、こうした人たちは、遺伝子の突然変異のせいで、この強烈な悪臭を感じないのそうなんです。
世界一臭い食べ物とされる塩漬けのニシンの缶詰「シュールストレミング」が存在している理由もそういうことかもしれませんねぇ…。
わたくし院長、鼻は炭次郎なみに良いです(笑)
かなり敏感な方で、人も匂いで判別できます。
ので、当然ながら臭い匂いも敏感です。
では今回のお話しですが、アイスランド・レイキャビクにあるバイオ研究企業「deCODE Genetics」は、アイスランド人1万1000人に協力してもらい、シナモン、ペパーミント、バナナ、カンゾウ、レモン、腐った魚という6種類のにおいを嗅がせ、それがなんのにおいなのかを識別してもらった上で本人のDNAサンプルを提供してもらいました。
当然のことながら、ほとんどの人たちは、腐った魚の臭いは不快なものと感じるわけなんですが、とくに不快感を感じなかった人たちもいるわけなんですよ。
で、普通なら、変わった人ってやっぱいるんだねぇ〜(笑)で終わる話なんですが、この話は続きがあるんですよ。
調べた結果、不快に感じなかった人たちのDNAには共通点があったわけです。
TAAR5という遺伝子が変異していて、無効になっているんだそうなんです。
つまり、魚の匂いを不快に感じない人は、一定の変異遺伝子を持ったいたってことなんですな。
我々が感じているにおいは実際のにおいというよりも、対応する受容体が与えたにおいなんですね。
で、この受容体は遺伝子でつくられています。
TAAR5遺伝子は、鼻の細胞が排泄物や血液、口臭などに含まれるトリメチルアミン(TMA)という化学物質を識別する働きを助け、危険なにおいであることを脳に伝えています。
TAAR5遺伝子は、体に害を及ぼす可能性のある腐った食べ物などを見つけ出すために必要なもので、人間は嫌なにおいを発するものに不快感をおぼえることで、危険を避けることができるわけです。
本来ならTAAR5遺伝子は、進化によってあまり変異しない保存配列遺伝子で、人種間でもほぼ共通のものなのですが、おそらく、有害な微生物から守ることが重要だったためではないかと考えられるそうです。
においを識別する能力は、年齢とともに衰えていく傾向にありますが、若い人でもバナナやレモンの香りをほかの甘いにおいと間違えることがあります。
ところが、TAAR5遺伝子が変異している人は、腐った魚のにおいがわからない、あるいは特に不快だと思わず、それどころか、ジャガイモ、カラメル、ケチャップ、バラの香りがして、比較的いいにおいだとする人さえいたそうなんです。
これ、いわゆる「鼻がバカになってる」って状態なんじゃ…
さらに地域別にみたTAAR5遺伝子に変異がみられる人の割合は、ヨーロッパ全体では0.8%、アフリカでは0.2%とわずかだったのに対して、アイスランドでは2%とかなり高かったそうなんです。
これは、地域による食生活の違いがこうした遺伝子変異率に影響を与えた可能性があると専門家は考えているそうです。
アイスランドでは魚をベースにした料理が多く、例えば、ニシオンデンザメを乾燥・発酵させたハカールという伝統的な魚料理があります。
これは、尿のにおいがして、刺激性のあるチーズのような味がするそうなんです。
アイスランドでは、何千年もの間、魚を食べて生活してきたため、魚のにおいが気にならないような遺伝子変異が起こった可能性はあるとの見解だそうです。
て言うなら、日本人も魚文化じゃないの?
で、結構クサいの食べたりするもんねぇ。
残念ながら、今回の調査ではアジア、日本人の調査はされてませんが、わたくし院長、きっと日本人にも結構な割合でこの変異遺伝子を持ってる人がいると睨んでます。
ま、だからと言ってどうっわけじゃないですが(笑)
是非調べて貰いたいもんです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院