海の王者ですけどね。
2021年01月14日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
1月14日の木曜日でございます。
1月も半ばに差し掛かり、だいぶ寒さも厳しくなってきましたかね。
この冬は寒さもですが、コロナもあり、みなさん初めての体験でしょうけど、ずっとマスクをしているせいか、自分も周りもほんど風邪をひいてる人を見かけませんね。
やはりマスクには色んな意味で効果があるんでしょうねぇ。
ですが、これって結構な覆面効果ありますよね。
わたくしもそうですが、朝は特に寒いんで、通勤中はマスクとニット帽をかぶり、顔面部分は目しか見えていません。
コロナ前なら、ちょっと不審な感じなんですが、今じゃこれが当たり前なんですもんね。
今となっては、マスクなしの生活に、果たして戻れるのか?って思う位ですが、そんな日々が遠い昔にならないように感染症対策は怠らないようにね。
ってことで、今日もネタに入っていくわけですが、今日のネタは昨日に続き動物ネタ、海の王者のお話しです。
海の王者って言われたら、何だと思います?
サメも強いイメージですし、クジラもデカイですが、何と言っても海の王者は「シャチ」なんですな。
シャチには天敵がいないんですよね。
海洋の食物連鎖の頂点に立ってるわけで、シャチを窮地に追い詰めるような天敵は海には存在しません。
では、敵がいないかというとそうでもないわけで、分かってる事ですが、野生のシャチの最大の天敵は人間であることが最新の研究で改めて確認されました。
最新の研究で、太平洋東部からハワイにかけて座礁したシャチの死体53体を調査し、その死因が分析されています。
シャチの死因に関するこれまでの研究は飼育下にある個体を調べたもので、野生のシャチの死因についてはほとんど分かっていなかったそうなんです。
カナダ農務省の動物病理学者スティーブ・ラヴァーティ氏らが調べたのは、シャチの遺体の脂肪の厚みです。
これは「ボディ・コンディション指数(BCI)」といい、人間のボディマス指標(BMI)と同じく、シャチの栄養状態や健康状態を示す指標になってくれるわけですね。
たとえば感染症などの病気で死亡したシャチの場合、BCIは低い傾向になります。
病に体が蝕まれて徐々に栄養状態が悪化するのが原因で、怪我によって死亡したシャチの場合、健康な状態からの突然の死ってことになるので、BCIは高い傾向にあるわけですね。
BCIと遺体の様子を併せて分析した結果、野生のシャチ53体中22体の死因を推測することができたそうなんです。
そして明らかになった野生のシャチの主な死因とは、まだ幼いシャチについては感染症と栄養不良が多かったそうです。
一方、若いシャチや大人のシャチの場合は、細菌感染症・病気・鈍的外傷が多かったと…。
そして全年齢で見てみると、最大の死因は人間が関係するものだったそうなんです。
たとえば釣り針を飲み込んで死ぬ場合や、漁網に絡まって死ぬこともあったそうですし、漁船と衝突して死亡する場合などもあります。
これについてはこれまでにも関係者の話として伝えられたり、学術的な文献によって報告されたりしてきましたが、今回の研究でも、そうした事故が実際に起きていることだけなく、それが致命傷になりうることが再確認されわけです。
さらに人間によって間接的に殺されていることも分かったそうです。
家庭や産業から排出される汚水が海に垂れ流され、そこに潜む寄生虫(トキソプラズマ症)などに感染して生命を落としてるんだそうです。
あのデカいシャチが寄生虫で死ぬんですね…。
シャチってデカイのでしたら、10トンを超えるのもいるくらいデカいんですが、感染症には勝てないんですね。
海では生態系の頂点に立つシャチですが、だからといってこの一族全体が安泰というわけではありません。
たとえば南の海に暮らす「SRKW(Southern Resident Killer Whale)」と呼ばれる群れは絶滅危惧種に指定されています。
カナダやアメリカ政府は当然ながら、すでにシャチの保全に取り組んでいて、その一環として、シャチの生息域に水中音響レーダーを設置し、鳴き声を検出したら付近の船舶に速度を落とすよう注意を促すシステムがもうけられています。
こうした取り組みに加えて、シャチが今どのような状況にあるのか大勢の人たちに周知することも、船との衝突を防ぐには大切なことなんですね。
また海に流れ込んだ汚水は世界中に拡散してしまうため、各国が協調して汚水から海を守るよう行動することが求められるとこです。
この海洋汚染問題も、地球温暖化問題と併せて、早急に対応していかなきゃいけない問題ですよねぇ。
ほんと、世界が一丸となれるよう何かいい手はないもんですかね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月14日の木曜日でございます。
1月も半ばに差し掛かり、だいぶ寒さも厳しくなってきましたかね。
この冬は寒さもですが、コロナもあり、みなさん初めての体験でしょうけど、ずっとマスクをしているせいか、自分も周りもほんど風邪をひいてる人を見かけませんね。
やはりマスクには色んな意味で効果があるんでしょうねぇ。
ですが、これって結構な覆面効果ありますよね。
わたくしもそうですが、朝は特に寒いんで、通勤中はマスクとニット帽をかぶり、顔面部分は目しか見えていません。
コロナ前なら、ちょっと不審な感じなんですが、今じゃこれが当たり前なんですもんね。
今となっては、マスクなしの生活に、果たして戻れるのか?って思う位ですが、そんな日々が遠い昔にならないように感染症対策は怠らないようにね。
ってことで、今日もネタに入っていくわけですが、今日のネタは昨日に続き動物ネタ、海の王者のお話しです。
海の王者って言われたら、何だと思います?
サメも強いイメージですし、クジラもデカイですが、何と言っても海の王者は「シャチ」なんですな。
シャチには天敵がいないんですよね。
海洋の食物連鎖の頂点に立ってるわけで、シャチを窮地に追い詰めるような天敵は海には存在しません。
では、敵がいないかというとそうでもないわけで、分かってる事ですが、野生のシャチの最大の天敵は人間であることが最新の研究で改めて確認されました。
最新の研究で、太平洋東部からハワイにかけて座礁したシャチの死体53体を調査し、その死因が分析されています。
シャチの死因に関するこれまでの研究は飼育下にある個体を調べたもので、野生のシャチの死因についてはほとんど分かっていなかったそうなんです。
カナダ農務省の動物病理学者スティーブ・ラヴァーティ氏らが調べたのは、シャチの遺体の脂肪の厚みです。
これは「ボディ・コンディション指数(BCI)」といい、人間のボディマス指標(BMI)と同じく、シャチの栄養状態や健康状態を示す指標になってくれるわけですね。
たとえば感染症などの病気で死亡したシャチの場合、BCIは低い傾向になります。
病に体が蝕まれて徐々に栄養状態が悪化するのが原因で、怪我によって死亡したシャチの場合、健康な状態からの突然の死ってことになるので、BCIは高い傾向にあるわけですね。
BCIと遺体の様子を併せて分析した結果、野生のシャチ53体中22体の死因を推測することができたそうなんです。
そして明らかになった野生のシャチの主な死因とは、まだ幼いシャチについては感染症と栄養不良が多かったそうです。
一方、若いシャチや大人のシャチの場合は、細菌感染症・病気・鈍的外傷が多かったと…。
そして全年齢で見てみると、最大の死因は人間が関係するものだったそうなんです。
たとえば釣り針を飲み込んで死ぬ場合や、漁網に絡まって死ぬこともあったそうですし、漁船と衝突して死亡する場合などもあります。
これについてはこれまでにも関係者の話として伝えられたり、学術的な文献によって報告されたりしてきましたが、今回の研究でも、そうした事故が実際に起きていることだけなく、それが致命傷になりうることが再確認されわけです。
さらに人間によって間接的に殺されていることも分かったそうです。
家庭や産業から排出される汚水が海に垂れ流され、そこに潜む寄生虫(トキソプラズマ症)などに感染して生命を落としてるんだそうです。
あのデカいシャチが寄生虫で死ぬんですね…。
シャチってデカイのでしたら、10トンを超えるのもいるくらいデカいんですが、感染症には勝てないんですね。
海では生態系の頂点に立つシャチですが、だからといってこの一族全体が安泰というわけではありません。
たとえば南の海に暮らす「SRKW(Southern Resident Killer Whale)」と呼ばれる群れは絶滅危惧種に指定されています。
カナダやアメリカ政府は当然ながら、すでにシャチの保全に取り組んでいて、その一環として、シャチの生息域に水中音響レーダーを設置し、鳴き声を検出したら付近の船舶に速度を落とすよう注意を促すシステムがもうけられています。
こうした取り組みに加えて、シャチが今どのような状況にあるのか大勢の人たちに周知することも、船との衝突を防ぐには大切なことなんですね。
また海に流れ込んだ汚水は世界中に拡散してしまうため、各国が協調して汚水から海を守るよう行動することが求められるとこです。
この海洋汚染問題も、地球温暖化問題と併せて、早急に対応していかなきゃいけない問題ですよねぇ。
ほんと、世界が一丸となれるよう何かいい手はないもんですかね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院