ゾディアック Z-340
2021年01月12日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
1月12日の火曜日でございます。
正月明けからの三連休明けって事で、少々身体が元に戻ってた人にとっては、また元に戻っちゃったよねぇ(笑)
ホントそろそろ気合入れて仕事しないとね。
ってことで今日のネタに突入ですが、みなさんは「謎解き」ってお好きでしょうか。
「謎解き」というとクイズの延長のように聞こえますが、今日のお話しは、もうちょっと奥が深い、「暗号」についてのお話しー。
アメリカ、サンフランシスコで1968年から1974年の間に少なくとも若い男女5名が殺害されました。
犯行後に犯人と思われる人物から警察やマスコミへ犯行声明文などが多量に送り付けられたんですが、その中には謎めいた暗号文で記されたメッセージもいくつか含まれていました。
この未解決殺人事件は「ゾディアック事件」と名付けられ、現在も犯人は謎のままなんだそうです。
その後も捜査が続けられていたんですが、事件から52年がたって、最も難解だった暗号文の1つがアマチュアの暗号解読チームによって解読されたんだそうです。
1968年から1974年にかけて、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで若いカップルを中心に少なくとも5人が殺害されるという事件が起きました。
男性と推測される犯人が犯行声明の中で自らを「ゾディアック」(黄道帯や十二宮図の意)と称していたことから、この連続殺人事件は「ゾディアック事件」と呼ばれ、現在でも捜査が続けられています。
アメリカでも特に有名な未解決殺人事件である本件は、2007年映画『ゾディアック』をはじめ、さまざまな映画やドラマの題材にもなってるんですね。
このゾディアック事件が特徴的なのは、犯人が警察やマスコミに対し多量の犯行声明文が送りつけており、そこに謎めいた暗号のメッセージが含まれていたことです。
最初の犯行声明は1969年8月、3名の犠牲者が出た後、地元の新聞社3社に郵送されました。
同一人物によって記されたらしき手紙のほか、シンボルで記載された断片的な暗号文が同封されていたそうです。
3分の1ずつに分けられていた暗号文は全体では408文字(Z-408暗号文)で、犯人はこれを解読すれば自分の身元がわかると主張。
新聞社に対して手紙の公開を要求した上で、受け入れられない場合はまた殺すと綴られていたそうです。
「408暗号文」の公表から一週間後、カリフォルニア州在住の高校教師であるドナルド・ハーデン夫妻が暗号の解読に成功。
その内容は以下のようなものでした。
『私は人を殺すのが好きだ。
森で野生の動物を狩るより楽しい。
なぜなら人間は最も危険な動物だからだ。
私は死後の世界で自分に仕える奴隷を集めている。
この計画の妨げになるので、身元を明かすつもりはない』
身元明かさへんのかーい(笑)
さらに2名が殺された後、1969年11月にサンフランシスコ・クロニクル紙宛にまたも暗号文が送られてきました。
こちらは340のシンボルで構成されていることから「Z-340暗号文」と呼ばれているそうです。
これまで、スーパーコンピューター「CARMEL」を使い、ゾディアックの思考ができるというプログラムが開発され暗号の解読が進められていましたが、完全解明にはいたりませんでした。
ですが今回、51年ぶりに、ついにZ-340暗号文の解読に成功したんですねぇ。
解読したのはソウトウェア開発者のデイブ・オランチャク氏(米)、応用数学者サム・ブレイク氏(オーストラリア)、倉庫オペレーターでプログラマーのヤール・バン・アイク氏(ベルギー)の3人のアマチュア暗号解読チームです。
彼らは自作の暗号解読ソフトを利用して、その読み方を解明しました。
Z-340は古くから利用されている「転置式暗号」というタイプで、一定のルールにしたがって文字や文字の集まりを変換するもの。
ゾディアックの暗号は、シンボルをアルファベットに置き換えた上で、斜めに読むと意味が通じるようになっていた。
解読された暗号の内容は次のようなものです。
『私の捜査を楽しんでくれているだろうか。
テレビで私について語る人物は私ではない。
ガス室は怖くない、私を早く天国へ送ってくれるから。
今や自分に仕える奴隷も十分いる。
他の連中が天国へ行っても何もありはしない。
だから死を恐れる。
私は恐れない。
天国の死における私の新しい人生は安楽なものだろう。』
いや、だから身元よ(笑)
暗号はすでに知られている情報に言及しているだけで、暗号内で触れられているテレビとは、その1月前にKGO-TVで放送された番組のことで、ゾディアックを自称する人物が電話出演し、「助けて欲しい。自分は病気なんだ、ガス室送りは嫌だ」と発言していたんだそうです。
FBIは解読された内容が正しいと声明を発表。
サンフランシスコ支局で現在もゾディアック事件の捜査が継続されていると明言しています。
とは言え、50年以上前の殺人事件ですから、今となっては証拠も残ってないでしょうしねぇ。
あ、因みにこれがその「Z-340」と呼ばれる暗号文です。
試しに解読してみるのもアリかもね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月12日の火曜日でございます。
正月明けからの三連休明けって事で、少々身体が元に戻ってた人にとっては、また元に戻っちゃったよねぇ(笑)
ホントそろそろ気合入れて仕事しないとね。
ってことで今日のネタに突入ですが、みなさんは「謎解き」ってお好きでしょうか。
「謎解き」というとクイズの延長のように聞こえますが、今日のお話しは、もうちょっと奥が深い、「暗号」についてのお話しー。
アメリカ、サンフランシスコで1968年から1974年の間に少なくとも若い男女5名が殺害されました。
犯行後に犯人と思われる人物から警察やマスコミへ犯行声明文などが多量に送り付けられたんですが、その中には謎めいた暗号文で記されたメッセージもいくつか含まれていました。
この未解決殺人事件は「ゾディアック事件」と名付けられ、現在も犯人は謎のままなんだそうです。
その後も捜査が続けられていたんですが、事件から52年がたって、最も難解だった暗号文の1つがアマチュアの暗号解読チームによって解読されたんだそうです。
1968年から1974年にかけて、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで若いカップルを中心に少なくとも5人が殺害されるという事件が起きました。
男性と推測される犯人が犯行声明の中で自らを「ゾディアック」(黄道帯や十二宮図の意)と称していたことから、この連続殺人事件は「ゾディアック事件」と呼ばれ、現在でも捜査が続けられています。
アメリカでも特に有名な未解決殺人事件である本件は、2007年映画『ゾディアック』をはじめ、さまざまな映画やドラマの題材にもなってるんですね。
このゾディアック事件が特徴的なのは、犯人が警察やマスコミに対し多量の犯行声明文が送りつけており、そこに謎めいた暗号のメッセージが含まれていたことです。
最初の犯行声明は1969年8月、3名の犠牲者が出た後、地元の新聞社3社に郵送されました。
同一人物によって記されたらしき手紙のほか、シンボルで記載された断片的な暗号文が同封されていたそうです。
3分の1ずつに分けられていた暗号文は全体では408文字(Z-408暗号文)で、犯人はこれを解読すれば自分の身元がわかると主張。
新聞社に対して手紙の公開を要求した上で、受け入れられない場合はまた殺すと綴られていたそうです。
「408暗号文」の公表から一週間後、カリフォルニア州在住の高校教師であるドナルド・ハーデン夫妻が暗号の解読に成功。
その内容は以下のようなものでした。
『私は人を殺すのが好きだ。
森で野生の動物を狩るより楽しい。
なぜなら人間は最も危険な動物だからだ。
私は死後の世界で自分に仕える奴隷を集めている。
この計画の妨げになるので、身元を明かすつもりはない』
身元明かさへんのかーい(笑)
さらに2名が殺された後、1969年11月にサンフランシスコ・クロニクル紙宛にまたも暗号文が送られてきました。
こちらは340のシンボルで構成されていることから「Z-340暗号文」と呼ばれているそうです。
これまで、スーパーコンピューター「CARMEL」を使い、ゾディアックの思考ができるというプログラムが開発され暗号の解読が進められていましたが、完全解明にはいたりませんでした。
ですが今回、51年ぶりに、ついにZ-340暗号文の解読に成功したんですねぇ。
解読したのはソウトウェア開発者のデイブ・オランチャク氏(米)、応用数学者サム・ブレイク氏(オーストラリア)、倉庫オペレーターでプログラマーのヤール・バン・アイク氏(ベルギー)の3人のアマチュア暗号解読チームです。
彼らは自作の暗号解読ソフトを利用して、その読み方を解明しました。
Z-340は古くから利用されている「転置式暗号」というタイプで、一定のルールにしたがって文字や文字の集まりを変換するもの。
ゾディアックの暗号は、シンボルをアルファベットに置き換えた上で、斜めに読むと意味が通じるようになっていた。
解読された暗号の内容は次のようなものです。
『私の捜査を楽しんでくれているだろうか。
テレビで私について語る人物は私ではない。
ガス室は怖くない、私を早く天国へ送ってくれるから。
今や自分に仕える奴隷も十分いる。
他の連中が天国へ行っても何もありはしない。
だから死を恐れる。
私は恐れない。
天国の死における私の新しい人生は安楽なものだろう。』
いや、だから身元よ(笑)
暗号はすでに知られている情報に言及しているだけで、暗号内で触れられているテレビとは、その1月前にKGO-TVで放送された番組のことで、ゾディアックを自称する人物が電話出演し、「助けて欲しい。自分は病気なんだ、ガス室送りは嫌だ」と発言していたんだそうです。
FBIは解読された内容が正しいと声明を発表。
サンフランシスコ支局で現在もゾディアック事件の捜査が継続されていると明言しています。
とは言え、50年以上前の殺人事件ですから、今となっては証拠も残ってないでしょうしねぇ。
あ、因みにこれがその「Z-340」と呼ばれる暗号文です。
試しに解読してみるのもアリかもね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院