培養肉の夜明け
2021年01月07日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
1月7日の木曜日でございます。
1月も気付けば1週間が過ぎたことになりますな。
さすがに少々、正月ボケも抜けてきた感はありますね。
次は、ゴールデンウイークやなぁ…。
4月の終わりですよ。
まだだいぶありますやん。
しかも、これからまだまだ寒くなりますし辛い冬後半ですなぁ。
暖かくなるのは4月に入ってからですし、やはり目標はゴールデンウイークですな。
てことで、今日もネタにいくわけですが、昨日は「昆布バーガー」なるもののお話しをしました。
昆布バーガーは肉の代わりというわけではなかったですが、今や世界中で研究されてるのが代替肉、人工肉の分野です。
環境の為、人口増加による食糧不足回避の為、動物の肉に代わる究極の肉を求めて世界各国で様々な人工肉が開発されているんですねぇ。
2040年には世界の食肉の60%が、植物由来のベジミートや、動物の細胞を培養して作る培養肉などの代替肉に置き換わる可能性があるというデータもあるようで、急速に開発がすすめられてるわけですね。
今日のお話しは、このほど、アメリカのベンチャー企業が開発した実験室で培養した鶏肉が、シンガポールの食品庁の審査を通過し、世界初の培養鶏肉の販売が実施されることになったそうなんです。
アメリカのサンフランシスコを拠点にする『Eat Just』は、去年に大豆から作った液体卵「Just Egg」を開発・販売し注目を浴びた企業なんです。
同企業は今年、ニワトリを屠殺せずに、その筋肉細胞を培養した鶏肉「クリーン・ミート」の開発に成功しました。
シンガポール食品庁はこの「クリーン・ミート」の加工処理や製造管理、安全検査に関するデータを精査した上で市場での販売を承認したと…。
植物由来の人工肉は既に一部市場に出回ってはいますが、実験室で作られた培養肉が承認されたのはシンガポールが世界初だということです。
そりゃこれはスゴイですよね。
実験室で作ったって書くと、なんか禍々しいですが、鶏を殺さずに鶏肉が作れるんですから、もう完璧じゃないですか。
人口約570万人の都市国家シンガポールの食料自給率は約10%しかありません。
環境面からも食糧不足の観点からも人工肉の普及に力を入れているようなんですね。
因みに日本全体の食料自給率は、カロリーベースで37%程です。
シンガポールと比べれば多いと言えますが、カナダ、オーストラリア、アメリカ、フランスなどは100%を超えていますから決して良い数字ではありません。
そして、このEat Justの培養鶏肉は、チキンナゲットの形で販売される予定となっているそうです。
実際の鶏肉と同じだけの栄養価を持つ培養鶏肉は、1200リットルの巨大なバイオリアクターで育てられたニワトリの筋肉細胞から作られ、植物ベース成分と組み合わされているそうです。
このバイオリアクターでは、20回以上の生産が既に実施されているそうです。
安全性と品質は実際の鶏肉と同等の食品基準を満たしているそうですから期待大ですよね〜。
2050年までに、人工肉の消費量が70%以上増えると予測している専門家もいるそうですし、これからこっちが主流になるかもしれませんねぇ。
2050年までに、人口が97億人に増加するにつれて肉の消費量も増加します。
この先、こういった企業が、幅広い農業部門や先進的な政策立案者らと協力して、代替え肉の需要の増加に対応できるようなっていくんでしょうね。
これまで培養肉はその生産コストが高いことが問題となっていました。
今回シンガポールで販売されるクリーン・ミートのチキンナゲットは、一般の鶏肉よりは高いようですが、高級レストランの高級鶏肉と同じくらいの値段設定になるということです。
高級レストランの高級鶏肉?
言い回しが微妙(笑)
まぁ、まだ割高ってことなんでしょう。
販売店舗もまだ未定だそうですが、いったいどんな味がするんでしょう?
多少高くても試しに食べてみたいという人も一定数いるでしょう。
やはり問題は味ですよね。
とは言え、世界の食肉産業の在り方は変革期を迎えているのは事実でしょう。
今回のシンガポールの販売承認は画期的なもので、これをきっかけに世界中に広がる可能性もあるでしょう。
大量生産すればコストも削減できるでしょうし、値段も下がりますしね。
わたくし院長的に、味さえ「普通」ならこれは良いと思いますよ。
ま、もちろん人体に害がないってのは大前提ですが、動物を殺さなくて良いなんて、こんな素晴らしい事はないでしょう。
今回は鶏肉ですが、今後の研究次第で、牛肉も豚肉も作れるようになるでしょう。
これからに期待ですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月7日の木曜日でございます。
1月も気付けば1週間が過ぎたことになりますな。
さすがに少々、正月ボケも抜けてきた感はありますね。
次は、ゴールデンウイークやなぁ…。
4月の終わりですよ。
まだだいぶありますやん。
しかも、これからまだまだ寒くなりますし辛い冬後半ですなぁ。
暖かくなるのは4月に入ってからですし、やはり目標はゴールデンウイークですな。
てことで、今日もネタにいくわけですが、昨日は「昆布バーガー」なるもののお話しをしました。
昆布バーガーは肉の代わりというわけではなかったですが、今や世界中で研究されてるのが代替肉、人工肉の分野です。
環境の為、人口増加による食糧不足回避の為、動物の肉に代わる究極の肉を求めて世界各国で様々な人工肉が開発されているんですねぇ。
2040年には世界の食肉の60%が、植物由来のベジミートや、動物の細胞を培養して作る培養肉などの代替肉に置き換わる可能性があるというデータもあるようで、急速に開発がすすめられてるわけですね。
今日のお話しは、このほど、アメリカのベンチャー企業が開発した実験室で培養した鶏肉が、シンガポールの食品庁の審査を通過し、世界初の培養鶏肉の販売が実施されることになったそうなんです。
アメリカのサンフランシスコを拠点にする『Eat Just』は、去年に大豆から作った液体卵「Just Egg」を開発・販売し注目を浴びた企業なんです。
同企業は今年、ニワトリを屠殺せずに、その筋肉細胞を培養した鶏肉「クリーン・ミート」の開発に成功しました。
シンガポール食品庁はこの「クリーン・ミート」の加工処理や製造管理、安全検査に関するデータを精査した上で市場での販売を承認したと…。
植物由来の人工肉は既に一部市場に出回ってはいますが、実験室で作られた培養肉が承認されたのはシンガポールが世界初だということです。
そりゃこれはスゴイですよね。
実験室で作ったって書くと、なんか禍々しいですが、鶏を殺さずに鶏肉が作れるんですから、もう完璧じゃないですか。
人口約570万人の都市国家シンガポールの食料自給率は約10%しかありません。
環境面からも食糧不足の観点からも人工肉の普及に力を入れているようなんですね。
因みに日本全体の食料自給率は、カロリーベースで37%程です。
シンガポールと比べれば多いと言えますが、カナダ、オーストラリア、アメリカ、フランスなどは100%を超えていますから決して良い数字ではありません。
そして、このEat Justの培養鶏肉は、チキンナゲットの形で販売される予定となっているそうです。
実際の鶏肉と同じだけの栄養価を持つ培養鶏肉は、1200リットルの巨大なバイオリアクターで育てられたニワトリの筋肉細胞から作られ、植物ベース成分と組み合わされているそうです。
このバイオリアクターでは、20回以上の生産が既に実施されているそうです。
安全性と品質は実際の鶏肉と同等の食品基準を満たしているそうですから期待大ですよね〜。
2050年までに、人工肉の消費量が70%以上増えると予測している専門家もいるそうですし、これからこっちが主流になるかもしれませんねぇ。
2050年までに、人口が97億人に増加するにつれて肉の消費量も増加します。
この先、こういった企業が、幅広い農業部門や先進的な政策立案者らと協力して、代替え肉の需要の増加に対応できるようなっていくんでしょうね。
これまで培養肉はその生産コストが高いことが問題となっていました。
今回シンガポールで販売されるクリーン・ミートのチキンナゲットは、一般の鶏肉よりは高いようですが、高級レストランの高級鶏肉と同じくらいの値段設定になるということです。
高級レストランの高級鶏肉?
言い回しが微妙(笑)
まぁ、まだ割高ってことなんでしょう。
販売店舗もまだ未定だそうですが、いったいどんな味がするんでしょう?
多少高くても試しに食べてみたいという人も一定数いるでしょう。
やはり問題は味ですよね。
とは言え、世界の食肉産業の在り方は変革期を迎えているのは事実でしょう。
今回のシンガポールの販売承認は画期的なもので、これをきっかけに世界中に広がる可能性もあるでしょう。
大量生産すればコストも削減できるでしょうし、値段も下がりますしね。
わたくし院長的に、味さえ「普通」ならこれは良いと思いますよ。
ま、もちろん人体に害がないってのは大前提ですが、動物を殺さなくて良いなんて、こんな素晴らしい事はないでしょう。
今回は鶏肉ですが、今後の研究次第で、牛肉も豚肉も作れるようになるでしょう。
これからに期待ですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院