ヘラジカと塩
2021年01月05日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
1月5日の火曜日でございます。
5日ってことで、今日から仕事初めの方も多いんじゃないでしょうかね。
さぞ憂鬱な気分でしょう(笑)
当院は昨日から診療しておりますが、今日もまだまだ全開とは言い難い状態です。
ま、今週位はかんべんしてよ(笑)
来週あたりには全開バリバリに戻りますから、しばらくはのんびりやらせてください。
ってな正月明け、今年は比較的帰省される方も少なかった様ですが、かわりにというか、車で移動される方は増えたそうですね。
この気持ち、よく分かります。
さすがに電車や飛行機は乗りたくないですもんね〜。
自家用車で、家族をのせ、帰省するってんなら、感染リスクもかなり下げられますからね。
まぁ、その分渋滞が増えたり、事故が増えたりはあるでしょうけど、自家用車での移動は、今一番安全かもしれません。
てことで、今日はそんな自動車を運転するなら必ず覚えなきゃいけないヤツ。
世の中には色んな標識があります。
日本にもたまにしか現れない、珍しい標識ってありますよね。
一般道では見かけない、落石注意とか、動物注意とか…。
これ、いつも思うんですが、この標識を見て何を注意すればええんやろかと…。
落石注意に関しては、落ちてくる石を気をつけることは不可能でしょうけど、石が落ちている可能性があるから注意しなって考えると、分かるんですが、動物注意ってねぇ…。
突然出てくりゃ、注意もクソもねぇよ。
ってことで、今日はそんな動物注意な標識のお話しー。
場所はカナダのアルバータ州ジャスパーの町、そこに奇妙な標識があるそうです。
そこには、「ヘラジカに車を舐めさせないでください」と書いてあります。
どういう意味?
と、誰もが思うでしょうが、なんとその地域に暮らすヘラジカたちは自動車を見かけると舐めにやってくるのだそうです。
車は美味しいのでしょうか?
何味なんでしょう。
と言うより、一体なぜヘラジカは車を舐めにくるのでしょう?
実は、車が好物というわけではなく、車についた道路凍結防止用の塩が目当てなのだそうです。
ミネラル分が不足しがちな冬、ヘラジカたちは車についた塩でそれを補うことを学んでしまったようなんです。
ここで主役のヘラジカ。
どんな動物かご存知でしょうか。
イメージとしては「シカ」ですから、日本で有名な奈良公園のシカみたいに、鹿せんべいが欲しくて寄ってくる的な感じ…
と思っていたら大間違い。
ヘラジカは3メートル前後ほどの巨大な動物なんですね。。
そんなヘラジカたちに寄ってたかって近づいてこられたらたまったものではない。
これは危険な事故を未然にふせぐための呼びかけなんですね。
ここにその衝撃の動画があります。
デカイよね。
どう見ても車よりデカい。
そして角がかなりいかついです。
動画では、大人しく車のそこら中をベロベロ舐め回してますが、何せ相手は野生動物。
いつ興奮して暴れるかも分かりませんよね。
通常ヘラジカは公園にある塩湖から塩を摂取しますが、彼らは近ごろ道路から車に飛び散った塩を摂取できることに気づきました。
野生のヘラジカスポットとして有名なジャスパー国立公園では、道路わきに駐車する車が特に多く、この辺を訪れて車を舐めるヘラジカに遭遇した人もけっこういるようです。
ですがこれは、ひとたび動けば危険な、自動車に野生動物が接近する機会を与える行為であり、深刻な事態につながる恐れがあります。
ヘラジカに好きなだけ車を舐めさせてしまうと、彼らはすっかり安心して車のまわりにいることに慣れてしまいます。
それが事故のリスクにつながるわけですね。
国立公園では、わざわざ塩湖に行かずとも車を舐めさえすればいいと知ったヘラジカが招く致命的な事故を危惧しており、車とヘラジカは安全な距離を保つべきと主張しています。
塩欲しさのあまり、車に平気で近寄るヘラジカが事故を引き起こせば、彼らとドライバー双方にとって悲惨な結果になり得るからです。
もし、車がヘラジカを轢いてしまった場合、足をすくわれたヘラジカがフロントガラスを突き破って突っ込んできます。
動画でも分かるように、ヘラジカの角はかなりイカツイです。
こんな角が飛び込んで来たら、人間も無事では済まないでしょうね。
さらに厄介な事に、近年、ヘラジカは数が増えてるんだそうです。
これは、オオカミの数は減少したことによるもので、捕食者が減った結果ヘラジカが増えてるんだと…。
そうなると、人間とヘラジカが遭遇する確率も上がりますし、まして塩を舐めにくるヘラジカを観察して、車を舐めさせてあげるドライバーがほとんどだといいます。
そりゃね。
ちょっと怖いけど、近寄ってきてベロベロ舐めだしたら、ちょっと可愛くて停まっちゃいますよね。
ですが、ヘラジカは習性的に、脅威を感じると突進してくるそうなんです。
全てのヘラジカが車を舐めに愛想よくしているとは限らないわけで、車にビックリしてタックルしてくる可能性だってあるわけです。
また他の動物も必ず逃げるとは限らないため、もっとそばで見たいから、などと考えなしにどんどん近づくのはやめたほうがいいわけです。
言うても野生動物ですしね。
いい意味での共存を心がけましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月5日の火曜日でございます。
5日ってことで、今日から仕事初めの方も多いんじゃないでしょうかね。
さぞ憂鬱な気分でしょう(笑)
当院は昨日から診療しておりますが、今日もまだまだ全開とは言い難い状態です。
ま、今週位はかんべんしてよ(笑)
来週あたりには全開バリバリに戻りますから、しばらくはのんびりやらせてください。
ってな正月明け、今年は比較的帰省される方も少なかった様ですが、かわりにというか、車で移動される方は増えたそうですね。
この気持ち、よく分かります。
さすがに電車や飛行機は乗りたくないですもんね〜。
自家用車で、家族をのせ、帰省するってんなら、感染リスクもかなり下げられますからね。
まぁ、その分渋滞が増えたり、事故が増えたりはあるでしょうけど、自家用車での移動は、今一番安全かもしれません。
てことで、今日はそんな自動車を運転するなら必ず覚えなきゃいけないヤツ。
世の中には色んな標識があります。
日本にもたまにしか現れない、珍しい標識ってありますよね。
一般道では見かけない、落石注意とか、動物注意とか…。
これ、いつも思うんですが、この標識を見て何を注意すればええんやろかと…。
落石注意に関しては、落ちてくる石を気をつけることは不可能でしょうけど、石が落ちている可能性があるから注意しなって考えると、分かるんですが、動物注意ってねぇ…。
突然出てくりゃ、注意もクソもねぇよ。
ってことで、今日はそんな動物注意な標識のお話しー。
場所はカナダのアルバータ州ジャスパーの町、そこに奇妙な標識があるそうです。
そこには、「ヘラジカに車を舐めさせないでください」と書いてあります。
どういう意味?
と、誰もが思うでしょうが、なんとその地域に暮らすヘラジカたちは自動車を見かけると舐めにやってくるのだそうです。
車は美味しいのでしょうか?
何味なんでしょう。
と言うより、一体なぜヘラジカは車を舐めにくるのでしょう?
実は、車が好物というわけではなく、車についた道路凍結防止用の塩が目当てなのだそうです。
ミネラル分が不足しがちな冬、ヘラジカたちは車についた塩でそれを補うことを学んでしまったようなんです。
ここで主役のヘラジカ。
どんな動物かご存知でしょうか。
イメージとしては「シカ」ですから、日本で有名な奈良公園のシカみたいに、鹿せんべいが欲しくて寄ってくる的な感じ…
と思っていたら大間違い。
ヘラジカは3メートル前後ほどの巨大な動物なんですね。。
そんなヘラジカたちに寄ってたかって近づいてこられたらたまったものではない。
これは危険な事故を未然にふせぐための呼びかけなんですね。
ここにその衝撃の動画があります。
デカイよね。
どう見ても車よりデカい。
そして角がかなりいかついです。
動画では、大人しく車のそこら中をベロベロ舐め回してますが、何せ相手は野生動物。
いつ興奮して暴れるかも分かりませんよね。
通常ヘラジカは公園にある塩湖から塩を摂取しますが、彼らは近ごろ道路から車に飛び散った塩を摂取できることに気づきました。
野生のヘラジカスポットとして有名なジャスパー国立公園では、道路わきに駐車する車が特に多く、この辺を訪れて車を舐めるヘラジカに遭遇した人もけっこういるようです。
ですがこれは、ひとたび動けば危険な、自動車に野生動物が接近する機会を与える行為であり、深刻な事態につながる恐れがあります。
ヘラジカに好きなだけ車を舐めさせてしまうと、彼らはすっかり安心して車のまわりにいることに慣れてしまいます。
それが事故のリスクにつながるわけですね。
国立公園では、わざわざ塩湖に行かずとも車を舐めさえすればいいと知ったヘラジカが招く致命的な事故を危惧しており、車とヘラジカは安全な距離を保つべきと主張しています。
塩欲しさのあまり、車に平気で近寄るヘラジカが事故を引き起こせば、彼らとドライバー双方にとって悲惨な結果になり得るからです。
もし、車がヘラジカを轢いてしまった場合、足をすくわれたヘラジカがフロントガラスを突き破って突っ込んできます。
動画でも分かるように、ヘラジカの角はかなりイカツイです。
こんな角が飛び込んで来たら、人間も無事では済まないでしょうね。
さらに厄介な事に、近年、ヘラジカは数が増えてるんだそうです。
これは、オオカミの数は減少したことによるもので、捕食者が減った結果ヘラジカが増えてるんだと…。
そうなると、人間とヘラジカが遭遇する確率も上がりますし、まして塩を舐めにくるヘラジカを観察して、車を舐めさせてあげるドライバーがほとんどだといいます。
そりゃね。
ちょっと怖いけど、近寄ってきてベロベロ舐めだしたら、ちょっと可愛くて停まっちゃいますよね。
ですが、ヘラジカは習性的に、脅威を感じると突進してくるそうなんです。
全てのヘラジカが車を舐めに愛想よくしているとは限らないわけで、車にビックリしてタックルしてくる可能性だってあるわけです。
また他の動物も必ず逃げるとは限らないため、もっとそばで見たいから、などと考えなしにどんどん近づくのはやめたほうがいいわけです。
言うても野生動物ですしね。
いい意味での共存を心がけましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院