記憶と物忘れとか。
2020年12月10日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
12月10日の木曜日でございます。
12月も1/3が過ぎましたよ。
今年は大晦日が木曜日ですから、ちょうど後3週間ってことですな。
さぁボチボチ焦ろうかね(笑)
週末、土曜日ももうあと3回ですし、クリスマスまでは後2週間ですもんね。
大掃除大掃除と…。
これ、こういう用事は、ほんと紙に書いてリストアップしてチェックしていかないと、結構忘れちゃうんですよね。
この物忘れって年々激しくなりますし、記憶力の低下ってスゴイスピードでやってきますよね(笑)
ですが意外と子供の時に覚えた歌とか、今でも歌えたりするんですよね。
これは短期記憶と長期記憶の関係だったりするんですが、今日はそんな記憶にまつわるお話しでもしようかと思います。
人間の記憶には、問題解決に関する情報を保持する「長期記憶」と、外界から得られた情報を一時的に保持する「短期記憶」があります。
短期記憶は数十秒から数十分保持される記憶といわれてますが、頭の中で繰り返しリハーサルすることで長期記憶に移行させることができるわけです。
で、まずは短期記憶に関してのお話で、後ろ向きに歩くと、じっと突っ立っていたり、普通に前に歩いた人よりも短期記憶が向上するんだそうです。
更には後ろ向きに歩くことを「イメージする」だけでも同様の効果が得られるそうなんですが、ほんまでしょうか…。
イギリス・ローハンプトン大学の研究者は、被験者114名に女性がバッグを盗まれる場面を映したビデオを観せ、その内容に関する質問に答えてもらうという実験を行ないました。
実験では、ビデオを視聴してもらったあとで、被験者を3グループに分け、10メートル「前に歩く」か「後ろに歩く」、あるいは「じっと立っている」のうちのいずれかの指示を与えました。
それからビデオに関する問題を出題すると、後ろ歩きグループはほかのグループよりも2問分だけ正答率が高いという結果になったそうです。
研究チームは、この実験の派生バージョンを5つほど実施したそうなんですが、いずれも同様の影響が確認されたということです。
派生バージョンの一例は、似たような手順を行うんですが、質問は単語リストからいくつの単語を思い出せるかというものでした。
ほかにも実際に歩くのではなく、前方あるいは後方に歩く場面を想像するといったバージョンや、前方/後方に動いているような感覚を覚える電車のビデオを視聴してもらうというバージョンもあったそうです。
そして、いずれのケースでも、後ろ歩きグループ(想像も含む)のほうが成績がいいという結果だったそうです。
研究チームによると、この結果は「時間」と「空間」とのつながりが記憶の形成に不可欠であることを示唆していると考えているそうです。
「時間が空間を介して表現されていることの部分的な裏付け」と中心人物のアレクサンダー・アクセンティイェヴィッチ博士は話しています。
ですが、実際に歩いたのであれ想像であれ、そもそも動きが記憶を改善する理由は明らかではなく、今後の研究課題であるそうです。
これと関連がありそうでなさそうな話なんですが、記憶のついでにもう一つお話があるんですが、アメリカの研究で、高齢者(60〜92歳)は嘘をついてからたった1時間足らずで本当のことと思い込むようになるそうなんです。
高齢者は本当のことと、本当ではないことの区別がつき難くなっているようなんですね。
研究チームは、若い成人と高齢者が半々の参加者42人に102問の質問に答えてもらいながら、そのときの脳波を測定しました。
質問は前日にやったことについてで、たとえば「朝、目覚ましのスヌーズを押したか?」や「昼食でフォークを使ったか?」といったものでした。
ここでのポイントは、質問の半分には嘘で答えるよう指示が出されていたことです。
この質問への回答後、45分が経過してから先ほどとまったく同じ質問に、今度は嘘をつかないで回答してもらいます。
すると60〜92歳のグループは、18〜24歳のグループに比べて、1時間足らず前に自分がついた嘘を本当のことだと思い込んでしまっている割合が非常に高いことが判明したそうです。
脳波測定の結果からは、嘘をつくとき作業記憶が関連する脳の領域がかかわっていることが明らかになったそうです。
実験の結果からは、自分でついた嘘が高齢者の記憶にごちゃごちゃに組み込まれて、実際には何が起きたのか思い出すことが難しくなっているらしいことが示唆されています。
嘘が記憶を改ざんして、起きてもいない新しい記憶を作り出してしまうそうなんですよね。
もう、こうなると記憶力云々の話からも多少逸れるんですが、わたくし院長、まだ高齢者という括りではないですが、近付いてる予備軍ではあります。
で、この傾向、すでにあるんですよね(笑)
記憶できないだけならまだしも、記憶を改ざんしちゃうのは問題ですよねぇ…。
どんな人でも、歳はとりますしだんだんこうなるわけです。
ですから、自分も周りの人もその点に注意して接するべきかもしれませんね。
なにせ、高齢になると物忘れが激しいだけでなく、間違ったことを正しいと信じてしまうわけですから…。
そして、高齢者に限らず、何か思いだせない時は、後向けに歩いてみると意外と思いだすかもしれませんね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月10日の木曜日でございます。
12月も1/3が過ぎましたよ。
今年は大晦日が木曜日ですから、ちょうど後3週間ってことですな。
さぁボチボチ焦ろうかね(笑)
週末、土曜日ももうあと3回ですし、クリスマスまでは後2週間ですもんね。
大掃除大掃除と…。
これ、こういう用事は、ほんと紙に書いてリストアップしてチェックしていかないと、結構忘れちゃうんですよね。
この物忘れって年々激しくなりますし、記憶力の低下ってスゴイスピードでやってきますよね(笑)
ですが意外と子供の時に覚えた歌とか、今でも歌えたりするんですよね。
これは短期記憶と長期記憶の関係だったりするんですが、今日はそんな記憶にまつわるお話しでもしようかと思います。
人間の記憶には、問題解決に関する情報を保持する「長期記憶」と、外界から得られた情報を一時的に保持する「短期記憶」があります。
短期記憶は数十秒から数十分保持される記憶といわれてますが、頭の中で繰り返しリハーサルすることで長期記憶に移行させることができるわけです。
で、まずは短期記憶に関してのお話で、後ろ向きに歩くと、じっと突っ立っていたり、普通に前に歩いた人よりも短期記憶が向上するんだそうです。
更には後ろ向きに歩くことを「イメージする」だけでも同様の効果が得られるそうなんですが、ほんまでしょうか…。
イギリス・ローハンプトン大学の研究者は、被験者114名に女性がバッグを盗まれる場面を映したビデオを観せ、その内容に関する質問に答えてもらうという実験を行ないました。
実験では、ビデオを視聴してもらったあとで、被験者を3グループに分け、10メートル「前に歩く」か「後ろに歩く」、あるいは「じっと立っている」のうちのいずれかの指示を与えました。
それからビデオに関する問題を出題すると、後ろ歩きグループはほかのグループよりも2問分だけ正答率が高いという結果になったそうです。
研究チームは、この実験の派生バージョンを5つほど実施したそうなんですが、いずれも同様の影響が確認されたということです。
派生バージョンの一例は、似たような手順を行うんですが、質問は単語リストからいくつの単語を思い出せるかというものでした。
ほかにも実際に歩くのではなく、前方あるいは後方に歩く場面を想像するといったバージョンや、前方/後方に動いているような感覚を覚える電車のビデオを視聴してもらうというバージョンもあったそうです。
そして、いずれのケースでも、後ろ歩きグループ(想像も含む)のほうが成績がいいという結果だったそうです。
研究チームによると、この結果は「時間」と「空間」とのつながりが記憶の形成に不可欠であることを示唆していると考えているそうです。
「時間が空間を介して表現されていることの部分的な裏付け」と中心人物のアレクサンダー・アクセンティイェヴィッチ博士は話しています。
ですが、実際に歩いたのであれ想像であれ、そもそも動きが記憶を改善する理由は明らかではなく、今後の研究課題であるそうです。
これと関連がありそうでなさそうな話なんですが、記憶のついでにもう一つお話があるんですが、アメリカの研究で、高齢者(60〜92歳)は嘘をついてからたった1時間足らずで本当のことと思い込むようになるそうなんです。
高齢者は本当のことと、本当ではないことの区別がつき難くなっているようなんですね。
研究チームは、若い成人と高齢者が半々の参加者42人に102問の質問に答えてもらいながら、そのときの脳波を測定しました。
質問は前日にやったことについてで、たとえば「朝、目覚ましのスヌーズを押したか?」や「昼食でフォークを使ったか?」といったものでした。
ここでのポイントは、質問の半分には嘘で答えるよう指示が出されていたことです。
この質問への回答後、45分が経過してから先ほどとまったく同じ質問に、今度は嘘をつかないで回答してもらいます。
すると60〜92歳のグループは、18〜24歳のグループに比べて、1時間足らず前に自分がついた嘘を本当のことだと思い込んでしまっている割合が非常に高いことが判明したそうです。
脳波測定の結果からは、嘘をつくとき作業記憶が関連する脳の領域がかかわっていることが明らかになったそうです。
実験の結果からは、自分でついた嘘が高齢者の記憶にごちゃごちゃに組み込まれて、実際には何が起きたのか思い出すことが難しくなっているらしいことが示唆されています。
嘘が記憶を改ざんして、起きてもいない新しい記憶を作り出してしまうそうなんですよね。
もう、こうなると記憶力云々の話からも多少逸れるんですが、わたくし院長、まだ高齢者という括りではないですが、近付いてる予備軍ではあります。
で、この傾向、すでにあるんですよね(笑)
記憶できないだけならまだしも、記憶を改ざんしちゃうのは問題ですよねぇ…。
どんな人でも、歳はとりますしだんだんこうなるわけです。
ですから、自分も周りの人もその点に注意して接するべきかもしれませんね。
なにせ、高齢になると物忘れが激しいだけでなく、間違ったことを正しいと信じてしまうわけですから…。
そして、高齢者に限らず、何か思いだせない時は、後向けに歩いてみると意外と思いだすかもしれませんね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院