耳クソストレス
2020年12月03日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
12月3日の木曜日でございます。
やはり12月となると、色々と気忙しいですな。
もう今年も残り28日ですから、カウントダウンしだすと余計に早く感じます。
令和2年、2020年、ホントならオリンピックも開催されて、記念すべき年になるはずだったんですが、別の意味で歴史に残る1年になったかもしれませんね。
何年か後には、教科書にも載ってるでしょ。
社会科の。
世界中で大流行した、新型コロナウイルスの脅威とかいって。
それくらい、センセーショナルな出来事でしたよね。
でしたよねってか、ですよね。
まだ終わってないし。
いつ終わるか分からんし。
この終わりが見えないって言うのが、何よりストレスですよねぇ…。
例えば、我々自営業者なんかでも、少なからず影響を受けるわけですよ。
患者数も減りますし、逆にあまり混み合わせるわけにもいかないし…
少しずつですが、経済を圧迫していくわけですね。
もちろん、少しずつではない業種の方もいらっしゃるでしょう。
で、直接的に言うと、例えば運転資金を考えた場合でも、普通は事業計画に乗っ取って、借入するとか資本を崩すとか考えるわけじゃないですか。
じゃ、半年後、世の中はどうなってるでしょう?
ちょっと想像つかないですよね。
もちろん、ワクチンが完成して、世界中に出回り、日常が戻るってこともあり得ない話ではないですが、いくらなんでもそれを信じ切るのは不確かすぎるでしょ。
実際、ここへきて世界規模で感染者数が増えてるわけで、ひょっとしたら、来年の今頃もまだ同じ状況かもしれません。
これってストレスですよねぇ。
ってことで、今日はこのまま強引にストレスに関するネタに突入しましょう。
イギリスの研究で、なんと耳垢でストレスレベルを診断できるツールが開発されたとか…
ストレスはどうやら耳ににじみ出ているようですな。
イギリスの研究グループが新たに開発したツールは、耳垢からその人が日頃抱えているストレスレベルを測定することができるんだそうです。
ストレスは心身に様々な問題を引き起こします。
このツールを使えば、うつ病をはじめとするストレスに起因する症状の診断が手軽に行えるっていう画期的なシロモノです。
実際、ストレスとか痛みとか、人からは判断できませんから、なかなか理解を得るのも難しいんですよね。
うつ病なんかでも、「怠け病」なんて言われてた時期もあり、客観的に辛さが分かりにくい病気です。
ですが、このツールがあればその人のストレスレベルが分かるわけで、かなり興味ひきますねぇ。
ストレスを受けると、副腎からストレスホルモンと呼ばれる物質「コルチゾール」が分泌されます。
で、このコルチゾールは「闘争・逃走反応」を制御するためのホルモンで、ストレスを感じる危機的な状況に陥ったとき、血糖や血圧を上げるなどして、体が対応できるようにリソースを今もっとも必要としている部位に分配するという役割を担っています。
そのために体内にあるコルチゾールの量は、ある人が抱えているストレスを客観的に把握するバイオマーカーになるわけですな。
これをきちんと測定することができれば、ストレスが原因で起きるうつ病や、クッシング症候群やアジソン病といったコルチゾールの過不足に起因する病気を診断するために利用することができるわけです。
ですが残念なことに、コルチゾールを測定する手軽で信頼性の高い方法は今のところ確立されていません。
コルチゾール検査としては、毛髪に含まれる量を測定するのが一般的なんですが、これはコルチゾールの変化に敏感すぎるので、一度の検査では普段から抱えている慢性的ストレスを正確に知ることができません。
それだけでなく、時間がかかる上に、費用もかなり掛かりますし、また人によっては、検査できるだけの髪の毛がない場合もあります。
そこでUCL認知神経科学研究所のアンドレス・ハレン・ヴィヴェス博士らが目をつけたのが、耳垢なんだとか…。
ヒントになったのは、ミツバチの巣だそうで、ミツバチの巣を構成する蝋は、抗菌作用があることが知られています。
ハレン・ヴィヴェス博士らは、耳くそにも似たような性質があると考えたんだって。
また耳垢に含まれるコルチゾールは、髪の毛に比べると安定しているらしことも分かっていたそうです。
こうした性質を利用すれば、自宅で一人で耳くそを採取しても、細菌などで汚染されることのないまま専門機関に送り届けて検査できます。
信頼性が高く、手軽だし、コロナ禍の現在、いちいち病院に行かなくても診断できる方法は望ましいですよね。
そして考案されたのが、この新しい耳垢採取ツールってわけです。
使い方は簡単で、溶液がついた有機素材スポンジで、耳垢をほじくるだけです。
これで耳垢を採取したら、あとはそれを病院などに郵送で送り届けて、診断結果を待てばいいと…。
先端には返しのようなストッパーがついており、奥に突っ込みすぎて耳を痛めてしまうこともないように設計されてます。
パイロット実験では、まず最初に37名から耳垢をシリンジ(注射器)で採取し、その1か月後に再度、片方の耳からシリンジで、もう片方の耳からは新型ツールで耳垢を採取します。
そのサンプルからコルチゾールの量を測定しました。
その結果を髪の毛を使った診断法と比べた場合、素早く、安価で、かつ信頼性が高い方法であることが確認されたとのことです。
また耳垢による診断は、アルコールのようなコルチゾールに影響する要因によって受ける影響も比較的小さかったといいますからなかなかですよね。
なお新しい診断ツールは、ストレスレベルだけでなく、新型コロナウイルスの抗体やブドウ糖の検査にも応用できる可能性があるとのこと。
ハレン・ヴィヴェス博士は現在、スタートアップを設立し、この新型採取ツールの市販化へ向けて準備を進めているそうです。
耳クソねぇ…。
確かに耳掃除していると、なんか耳クソの調子が違う日があるなーとは思いますけど、これはストレスによるものなんでしょうか…。
それはただ耳が汚れてるだけかもしれませんが、こういったツールは非常に便利だと思います。
自分のストレスレベルを客観視出来れば、無理し過ぎることもなくなるでしょうし、いいと思います。
このツールは期待大だな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月3日の木曜日でございます。
やはり12月となると、色々と気忙しいですな。
もう今年も残り28日ですから、カウントダウンしだすと余計に早く感じます。
令和2年、2020年、ホントならオリンピックも開催されて、記念すべき年になるはずだったんですが、別の意味で歴史に残る1年になったかもしれませんね。
何年か後には、教科書にも載ってるでしょ。
社会科の。
世界中で大流行した、新型コロナウイルスの脅威とかいって。
それくらい、センセーショナルな出来事でしたよね。
でしたよねってか、ですよね。
まだ終わってないし。
いつ終わるか分からんし。
この終わりが見えないって言うのが、何よりストレスですよねぇ…。
例えば、我々自営業者なんかでも、少なからず影響を受けるわけですよ。
患者数も減りますし、逆にあまり混み合わせるわけにもいかないし…
少しずつですが、経済を圧迫していくわけですね。
もちろん、少しずつではない業種の方もいらっしゃるでしょう。
で、直接的に言うと、例えば運転資金を考えた場合でも、普通は事業計画に乗っ取って、借入するとか資本を崩すとか考えるわけじゃないですか。
じゃ、半年後、世の中はどうなってるでしょう?
ちょっと想像つかないですよね。
もちろん、ワクチンが完成して、世界中に出回り、日常が戻るってこともあり得ない話ではないですが、いくらなんでもそれを信じ切るのは不確かすぎるでしょ。
実際、ここへきて世界規模で感染者数が増えてるわけで、ひょっとしたら、来年の今頃もまだ同じ状況かもしれません。
これってストレスですよねぇ。
ってことで、今日はこのまま強引にストレスに関するネタに突入しましょう。
イギリスの研究で、なんと耳垢でストレスレベルを診断できるツールが開発されたとか…
ストレスはどうやら耳ににじみ出ているようですな。
イギリスの研究グループが新たに開発したツールは、耳垢からその人が日頃抱えているストレスレベルを測定することができるんだそうです。
ストレスは心身に様々な問題を引き起こします。
このツールを使えば、うつ病をはじめとするストレスに起因する症状の診断が手軽に行えるっていう画期的なシロモノです。
実際、ストレスとか痛みとか、人からは判断できませんから、なかなか理解を得るのも難しいんですよね。
うつ病なんかでも、「怠け病」なんて言われてた時期もあり、客観的に辛さが分かりにくい病気です。
ですが、このツールがあればその人のストレスレベルが分かるわけで、かなり興味ひきますねぇ。
ストレスを受けると、副腎からストレスホルモンと呼ばれる物質「コルチゾール」が分泌されます。
で、このコルチゾールは「闘争・逃走反応」を制御するためのホルモンで、ストレスを感じる危機的な状況に陥ったとき、血糖や血圧を上げるなどして、体が対応できるようにリソースを今もっとも必要としている部位に分配するという役割を担っています。
そのために体内にあるコルチゾールの量は、ある人が抱えているストレスを客観的に把握するバイオマーカーになるわけですな。
これをきちんと測定することができれば、ストレスが原因で起きるうつ病や、クッシング症候群やアジソン病といったコルチゾールの過不足に起因する病気を診断するために利用することができるわけです。
ですが残念なことに、コルチゾールを測定する手軽で信頼性の高い方法は今のところ確立されていません。
コルチゾール検査としては、毛髪に含まれる量を測定するのが一般的なんですが、これはコルチゾールの変化に敏感すぎるので、一度の検査では普段から抱えている慢性的ストレスを正確に知ることができません。
それだけでなく、時間がかかる上に、費用もかなり掛かりますし、また人によっては、検査できるだけの髪の毛がない場合もあります。
そこでUCL認知神経科学研究所のアンドレス・ハレン・ヴィヴェス博士らが目をつけたのが、耳垢なんだとか…。
ヒントになったのは、ミツバチの巣だそうで、ミツバチの巣を構成する蝋は、抗菌作用があることが知られています。
ハレン・ヴィヴェス博士らは、耳くそにも似たような性質があると考えたんだって。
また耳垢に含まれるコルチゾールは、髪の毛に比べると安定しているらしことも分かっていたそうです。
こうした性質を利用すれば、自宅で一人で耳くそを採取しても、細菌などで汚染されることのないまま専門機関に送り届けて検査できます。
信頼性が高く、手軽だし、コロナ禍の現在、いちいち病院に行かなくても診断できる方法は望ましいですよね。
そして考案されたのが、この新しい耳垢採取ツールってわけです。
使い方は簡単で、溶液がついた有機素材スポンジで、耳垢をほじくるだけです。
これで耳垢を採取したら、あとはそれを病院などに郵送で送り届けて、診断結果を待てばいいと…。
先端には返しのようなストッパーがついており、奥に突っ込みすぎて耳を痛めてしまうこともないように設計されてます。
パイロット実験では、まず最初に37名から耳垢をシリンジ(注射器)で採取し、その1か月後に再度、片方の耳からシリンジで、もう片方の耳からは新型ツールで耳垢を採取します。
そのサンプルからコルチゾールの量を測定しました。
その結果を髪の毛を使った診断法と比べた場合、素早く、安価で、かつ信頼性が高い方法であることが確認されたとのことです。
また耳垢による診断は、アルコールのようなコルチゾールに影響する要因によって受ける影響も比較的小さかったといいますからなかなかですよね。
なお新しい診断ツールは、ストレスレベルだけでなく、新型コロナウイルスの抗体やブドウ糖の検査にも応用できる可能性があるとのこと。
ハレン・ヴィヴェス博士は現在、スタートアップを設立し、この新型採取ツールの市販化へ向けて準備を進めているそうです。
耳クソねぇ…。
確かに耳掃除していると、なんか耳クソの調子が違う日があるなーとは思いますけど、これはストレスによるものなんでしょうか…。
それはただ耳が汚れてるだけかもしれませんが、こういったツールは非常に便利だと思います。
自分のストレスレベルを客観視出来れば、無理し過ぎることもなくなるでしょうし、いいと思います。
このツールは期待大だな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院