コロナとインフル
2020年11月19日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
11月19日の木曜日でございます。
暖かいのも今週いっぱい位でしょうか、ボチボチ冬がきそうですねぇ。
それと、日の出がドンドン遅くなってますし、いよいよ真冬感が出てまいりましたね。
今年は、春からコロナが出だして、夏の暑い盛りにもずっと言われてたことなんですが、寒くなったら第二波、第三波がくるぞと…
確かに来てるっぽいね。
昨日、新規感染者がはじめて2000人を超えたとかって状況ですしね。
さらにヨーロッパ諸国は、またロックダウンしてる国もあるみたいですし、まだまだ収束には遠いです。
そんなコロナですが、アメリカの研究で、インフルエンザワクチンがコロナの重症化リスクを低下させる可能性があるという結果が出たんだそうです。
インフルエンザのワクチンなわけですから、新型コロナの感染から守ってくれるわけでは当然ありませんが、それでも免疫系の「下ごしらえ」をすることで、侵入してきたウイルスが好き放題に暴れ回り、症状を進行させてしまうことを防いでくれる可能性はあるそうなんです。
アメリカ・フロリダ大学のアーチ・メイノス教授らは、今年3月から8月にかけてフロリダ大学系列の医療機関で新型コロナ感染症の検査を受け、陽性反応がでた患者2000名を対象に調査を実施。
彼らの入院の有無、集中治療室利用の有無、インフルエンザワクチン接種の有無などを調べました。
その結果、1年以内にインフルエンザワクチンを接種していなかった人は、した人に比べて、入院する割合が2.5倍高く、しかも集中治療室を利用する割合も3倍高いことが判明したそうです。
とは言え、インフルエンザワクチンに新型コロナの症状を緩和する効果があるのかどうかはっきりさせるには、さらに調査が必要であるとのこと。
それでも新型コロナへの有効な治療法がほとんどない現状では、重要な意味を持つと研究グループは述べているそうです。
ではなぜインフルエンザワクチンがコロナ重症化を防ぐのか?ってことですよね。
正確な理由はまだ不明なんですが、一説によると、ワクチンを強化するために混ぜられている添加剤が、免疫系を全体的に高めてくれるからではないかと…。
2003年に別のコロナウイルスによって重症急性呼吸器症候群(SARS)が大流行しましたが、このウイルス(SARS-CoV。新型コロナはSARS-CoV-2)にも特定の添加剤が効くことを示唆した研究があるにはあります。
結局のところ、新型コロナウイルスに関しては、まだまだ研究の余地があり過ぎると言うか、全容が明らかになってなすぎるんでしょね。
同じく、新型コロナの研究で、入院患者の死亡リスクを、一般的な血液検査で予測できる可能性を示した研究結果もあります。
赤血球の大きさのばらつき度合を示す「赤血球分布幅(RDW)」と呼ばれるマーカーの値が高くなるほど予後が悪いことが分かったそうなんです。
この研究の実施背景には、高リスクのコロナ患者をできるだけ早い段階で、容易に特定できる方法を見つけたいとの考えからきています。
高リスクの患者とは、重症化する確率が高く、積極的な治療が有益だと考えられる患者や、入院後、急速に重症化する確率が高い患者などですね。
確かにこれが分かっているのといないのとでは、治療方針も変わりますし、医療現場には非常に効率が良いと考えられます。
研究チームは、新型コロナウイルス感染が確認され、2020年3月4日〜4月28日の間に、ボストンの4つの病院のいずれかに入院した1,641人の成人患者(平均年齢62歳、54%が男性)の血液検査のデータを解析し、RDWの値が14.5%以上の場合を高RDWと定義し、入院時の高RDWおよび入院中のRDW値上昇とCOVID-19による死亡リスクとの関連について検討しました。
その結果、死亡リスクは、入院時に高RDWであった患者では31%だったのに対し、RDW値が14.5%未満だった患者では11%であり、高RDW患者の死亡の相対リスクは2.73であることが明らかになったそうです。
年齢やDダイマーの値、リンパ球絶対数、糖尿病や高血圧などの併存疾患といった因子を調整した後でも、RDWと死亡リスクとの間には有意な関連が認められたそうです。
てな研究結果もあるにはあるんですが、まだまだ全然未知なる部分の方が多い感じです。
新型コロナ、何となく日本では慣れてきた感がありますが、本当の脅威はこれからなのかもしれません。
なにせ、世界中の科学者、医者、エライ人(笑)達が、必死になって研究し、ワクチンを作ろうとしててもこれだけ出来ないわけですから、ワクチン、特効薬ってのは期待しない方が良い気もします。
そうなると、地道に感染リスクを下げることしか防ぐ手段はないわけですからねぇ。
どんな健康体の人でも、そりゃ数年に1回位は風邪もひきますしね。
新型コロナウイルス…。
まだまだつきあいは長くなりそうです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月19日の木曜日でございます。
暖かいのも今週いっぱい位でしょうか、ボチボチ冬がきそうですねぇ。
それと、日の出がドンドン遅くなってますし、いよいよ真冬感が出てまいりましたね。
今年は、春からコロナが出だして、夏の暑い盛りにもずっと言われてたことなんですが、寒くなったら第二波、第三波がくるぞと…
確かに来てるっぽいね。
昨日、新規感染者がはじめて2000人を超えたとかって状況ですしね。
さらにヨーロッパ諸国は、またロックダウンしてる国もあるみたいですし、まだまだ収束には遠いです。
そんなコロナですが、アメリカの研究で、インフルエンザワクチンがコロナの重症化リスクを低下させる可能性があるという結果が出たんだそうです。
インフルエンザのワクチンなわけですから、新型コロナの感染から守ってくれるわけでは当然ありませんが、それでも免疫系の「下ごしらえ」をすることで、侵入してきたウイルスが好き放題に暴れ回り、症状を進行させてしまうことを防いでくれる可能性はあるそうなんです。
アメリカ・フロリダ大学のアーチ・メイノス教授らは、今年3月から8月にかけてフロリダ大学系列の医療機関で新型コロナ感染症の検査を受け、陽性反応がでた患者2000名を対象に調査を実施。
彼らの入院の有無、集中治療室利用の有無、インフルエンザワクチン接種の有無などを調べました。
その結果、1年以内にインフルエンザワクチンを接種していなかった人は、した人に比べて、入院する割合が2.5倍高く、しかも集中治療室を利用する割合も3倍高いことが判明したそうです。
とは言え、インフルエンザワクチンに新型コロナの症状を緩和する効果があるのかどうかはっきりさせるには、さらに調査が必要であるとのこと。
それでも新型コロナへの有効な治療法がほとんどない現状では、重要な意味を持つと研究グループは述べているそうです。
ではなぜインフルエンザワクチンがコロナ重症化を防ぐのか?ってことですよね。
正確な理由はまだ不明なんですが、一説によると、ワクチンを強化するために混ぜられている添加剤が、免疫系を全体的に高めてくれるからではないかと…。
2003年に別のコロナウイルスによって重症急性呼吸器症候群(SARS)が大流行しましたが、このウイルス(SARS-CoV。新型コロナはSARS-CoV-2)にも特定の添加剤が効くことを示唆した研究があるにはあります。
結局のところ、新型コロナウイルスに関しては、まだまだ研究の余地があり過ぎると言うか、全容が明らかになってなすぎるんでしょね。
同じく、新型コロナの研究で、入院患者の死亡リスクを、一般的な血液検査で予測できる可能性を示した研究結果もあります。
赤血球の大きさのばらつき度合を示す「赤血球分布幅(RDW)」と呼ばれるマーカーの値が高くなるほど予後が悪いことが分かったそうなんです。
この研究の実施背景には、高リスクのコロナ患者をできるだけ早い段階で、容易に特定できる方法を見つけたいとの考えからきています。
高リスクの患者とは、重症化する確率が高く、積極的な治療が有益だと考えられる患者や、入院後、急速に重症化する確率が高い患者などですね。
確かにこれが分かっているのといないのとでは、治療方針も変わりますし、医療現場には非常に効率が良いと考えられます。
研究チームは、新型コロナウイルス感染が確認され、2020年3月4日〜4月28日の間に、ボストンの4つの病院のいずれかに入院した1,641人の成人患者(平均年齢62歳、54%が男性)の血液検査のデータを解析し、RDWの値が14.5%以上の場合を高RDWと定義し、入院時の高RDWおよび入院中のRDW値上昇とCOVID-19による死亡リスクとの関連について検討しました。
その結果、死亡リスクは、入院時に高RDWであった患者では31%だったのに対し、RDW値が14.5%未満だった患者では11%であり、高RDW患者の死亡の相対リスクは2.73であることが明らかになったそうです。
年齢やDダイマーの値、リンパ球絶対数、糖尿病や高血圧などの併存疾患といった因子を調整した後でも、RDWと死亡リスクとの間には有意な関連が認められたそうです。
てな研究結果もあるにはあるんですが、まだまだ全然未知なる部分の方が多い感じです。
新型コロナ、何となく日本では慣れてきた感がありますが、本当の脅威はこれからなのかもしれません。
なにせ、世界中の科学者、医者、エライ人(笑)達が、必死になって研究し、ワクチンを作ろうとしててもこれだけ出来ないわけですから、ワクチン、特効薬ってのは期待しない方が良い気もします。
そうなると、地道に感染リスクを下げることしか防ぐ手段はないわけですからねぇ。
どんな健康体の人でも、そりゃ数年に1回位は風邪もひきますしね。
新型コロナウイルス…。
まだまだつきあいは長くなりそうです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院