弘泉堂鍼灸接骨院
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      京都市中京区西ノ京上平町49-1
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思いだしたくないのに思いだしてしまう事。
2020年11月02日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。

11月2日の月曜日でございます。

11月というだけで、何となく冬感出てきますよね〜。

今年ももう後2ヶ月で終わりですし、これからドンドン冬が深まります。

つまり、寒さが増していくわけで、大体の方がヤダねぇと思っておるはずです。

わたくし院長は、寒いのも暑いのも嫌いですが、どちらかと言うと寒い方がマシなので、今くらいの気候が結構好きですな。

これ位の寒さなら、少し動けば適温になりますし服装で調節も出来るしね。

もう、本気の真冬なんて服着ようが何しようが寒いもんは寒いって感じですもんね。

この位の気候が、出来るだけ長く続いてくれたら嬉しいんですが、ここからは日増しに寒さが勝っていきますよね。

そう、そして明日は文化の日で祝日ですので、今日はイマイチ乗り気になれないってな人も多いかと思います。

このやる気スイッチって、ほんとありますよね。

やる気が出てない時っていつもの仕事が嫌で仕方なかったりしますもんね。

逆に、やる気のある時は勝手に進んでいったりしますから不思議なもんです。

これも脳のなせる業なのかもしれませんが、今日はそんな脳についてのお話でございます。

みなさんは、何かを考えないようにするなんてことはありますか?

例えば、禁酒中の人が、飲みたくなるからお酒のことは絶対に考えないようにするとか、禁煙中の人が煙草のことは考えないようにするとか…。

ダイエット中で、甘いものの事は考えないようにしてるなんて経験を持つ人も多いんではないでしょうか。

ですがそれは無駄な努力で、どんなに頑張ってみても、結局はそればかり考えてしまうなんてことになりますよね。

そもそも人は自分の思考をどのくらい制御できているのでしょう?

これを知るために、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学の研究グループは、人が思考を抑制しようとしているときの脳の様子をスキャンしたんだそうです。

その結果明らかになったのは、隠れた思考の存在というものです。

考えるなと言われて考えなかった人であっても、本人も気づかぬ思考が脳内に形成されていたんだそうです。

「このことは、精神的なイメージを抑えようとしても形成されるということを示唆しています」と、認知神経科学が専門のジョエル・ピアソン教授は説明しています。

その研究では、参加者15人に指定された視覚イメージ(緑のブロッコリーか赤いリンゴ)を一定時間想像しないよう試みてもらうという実験を行ないました。

このときの脳の活動をfMRIで測定して、思考を抑制しようとした脳内で何が起きているのかを明らかにするものです。

なお参加者は前もって視覚イメージと思考を抑制する練習をしており、本番中は指定されたイメージを別のイメージで置き換えないというルールに従っていました。

何らかの思考が発生するとき、脳内では神経細胞が発火し、血液の酸素が取り込まれています。

こうした酸素の流れをfMRIで測定すれば、特定の空間パターンを描き出すことができるわけです。

研究グループは、こうした空間パターンを「マルチボクセル・パターン解析(MVPA)」という機械学習型アルゴリズムを用いて解読したそうです。

こうすることで、それが脳内にある野菜(果物)のイメージによって形成されたのか、それとも別の思考によって形成されたのか区別できるようになるんだとか。

実験終了後、8人がイメージを想像しなかったことに自信たっぷりだったそうですが、fMRIによるスキャンは別の真実を明らかにしていたそうです。

想像しなかったと確信を抱く人の脳を客観的に観察してみると、視覚に関連する領域にそのイメージが存在していたんですね。

「脳内のイメージを司る視覚野は、本人が知らない間に思考を生み出していたようです」と、ピアソン教授は説明しています。

この結果は、無理やり何かを考えないようにしてもほとんど無駄である理由とも関係しているそうです。

ゆえに「禁酒しようとお酒のことを考えないよう務めるのは、ひどい下策」になるという事のようです。

思考のコントロールは、心の健やかさにつながる大切な技術で、これがうまくできず、不愉快で、心をかき乱すことばかりを考えて苦しむ人たちが大勢いるわけです。

今回の機能的脳マッピングは、そうした侵入思考の治療の研究を進める手助けになるだろうとのことです。

まぁ、無意識でも考えてしまうなら、いっそ無理に考えないようにするんじゃなくて、考え倒すって方が良いのかもしれません。

どうせ、脳は無意識に考えさせるんですからね。

まぁ、文字通り、深く考えない方が良いのかもね。

ではまた〜。



021102



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