スーパーバイオ酵素
2020年10月22日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
10月22日の木曜日でございます。
秋も深まり、もう寒い日も多いですよね。
わたくし院長も、さすがに朝晩の冷え込みに対し、ボチボチ衣替えないとな〜って思っております。
今年は秋がそれなりにキチンとありましたし、これから寒くなり、紅葉もキレイに映えるんじゃないでしょうかね。
あんまり、暑い日がダラダラ続くと、紅葉もイマイチですしね。
今年は期待できそうです。
ま、それでも地球温暖化の影響から、寒くなるのが少しずつ遅くなってるようで、紅葉もこの頃じゃ11月のしかも終わりころに見頃を迎えるところが多いです。
中には、12月に入ってるとこもありますしね。
昔は、紅葉と言えば10月末とかだった気もするんですが、これもよくないねぇ…。
この温暖化問題は、地球規模での話ですんで紅葉がズレルとか夏が暑いとか、そんな小さな話しじゃないもんね。
そして、この温暖化問題と同じく、地球規模で考えなきゃいけないのが、「マイクロプラスチック問題」です。
今や海洋生物の体内には、かなりの量のマイクロプラスチックが蓄積してるというデータもありますし、これも大問題なんですよ。
てことで、今日のネタはこのプラスチック問題に光明が差すお話でございます。
イギリスの研究で、プラスチックごみを6倍速く分解するスーパー酵素が開発されたそうなんです。
これは日本の研究者が発見し、分離に成功した真正細菌の一種「イデオネラ・サカイエンシス」が持つ2つ酵素を、イギリスの研究者が1本の長いチェーン状につなぎ合わせて作り上げたものなんだそうです。
このスーパー酵素は、ペットボトルやフリース繊維の原料であるポリエチレンテレフタラート(PET)を従来よりも速く分解することができるそうなんです。
環境を汚染するプラスチックは、現在もっとも差し迫った環境問題と言えます。
レジ袋が有料化されたことで、プラスチック汚染に対する関心も高まっているんですが、使用量が減ってるとは言い難いのが現状のようです。
特にこの問題の影響を受けやすいのが先ほども書いた海なんですよね。
海洋に流れ込むプラスチックは2040年まで年2900万メートルトンと、現在の3倍にも増加するという予想もでています。
これは地球の全海岸線に1メートル間隔で50キロのゴミを捨てたのに相当する量なんだそうです。
プラスチック汚染をめぐっては、意外なものが救世主になるかもしれないと期待されています。
それは京都工芸繊維大学の小田耕平氏が発見し、分離に成功した「イデオネラ・サカイエンシス」という細菌なんです。
この名前は発見された堺市にちなんでるんだとか。
この細菌は「PETase」と「MHETase」という2つの酵素を利用することで「ポリエチレンテレフタラート(PET)」を分解し、エネルギーに変えることができる優れものなんですね。
今回、英ポーツマス大学の研究グループは、これらの酵素をつなぎ合わせて1本のチェーンにすることで、プラスチックが分解される速度を一気にスピードアップさせることに成功しました。
ポリエステルの一種であるPETは、ペットボトルやフリースの繊維などの原料であり、私たちにとっても身近な素材です。
自然環境中では分解されるまでには数百年もの時間がかかるとされてるんですが、このスーパー酵素を使えば、ものの数年で分解することができるそうなんです。
研究グループは、太陽の100億倍も明るいX線で個々の原子を観察することができる「ダイヤモンド・ライト・ソース」という装置を使って、MHETaseの分子構造をマッピングしました。
このマップに基づき、PETaseとMHETaseを縫い合わせて、1本の長いチェーンを作り出したんだとか…。
まぁ、素人には難解すぎてよく分かりませんが、なにせスゴイ酵素ができ上がったわけですよ。
PETaseとMHETaseを単純に組み合わせただけでも、PETase単体のときと比べて分解速度を2倍にすることができるそうなんですが、さらに両者を結合させたことで3倍、全体では6倍ものスピードアップが実現しました。
なお、こうした酵素をつなぎ合わせる手法は、バイオ燃料業界では一般的なんだそうですが、プラスチックを分解する酵素に応用されたのは初めてであるとのことです。
このスーパー酵素を使えば、PETを基本成分にまで分解することができるので、あとはそこから再び製品を作り直せばいいんですって。
つまり、PETを効率的にリサイクルすることができるわけです。
ただし、研究グループによれば、市販化するには「まだまだ遅すぎる」とのことで、酵素を使った速やかなプラスチックのリサイクルはもう少し先の話になりそうですが、この研究がさらに磨かれれば、プラスチック問題も解決の糸口が見えるかもしれません。。
我々が便利に暮らすために作ってきたものが、地球を破壊していくわけですから、何とか元に戻す方法だけでも見つけ出さないとね。
地球は100年先も1000年先も、人の住む場所なんですからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月22日の木曜日でございます。
秋も深まり、もう寒い日も多いですよね。
わたくし院長も、さすがに朝晩の冷え込みに対し、ボチボチ衣替えないとな〜って思っております。
今年は秋がそれなりにキチンとありましたし、これから寒くなり、紅葉もキレイに映えるんじゃないでしょうかね。
あんまり、暑い日がダラダラ続くと、紅葉もイマイチですしね。
今年は期待できそうです。
ま、それでも地球温暖化の影響から、寒くなるのが少しずつ遅くなってるようで、紅葉もこの頃じゃ11月のしかも終わりころに見頃を迎えるところが多いです。
中には、12月に入ってるとこもありますしね。
昔は、紅葉と言えば10月末とかだった気もするんですが、これもよくないねぇ…。
この温暖化問題は、地球規模での話ですんで紅葉がズレルとか夏が暑いとか、そんな小さな話しじゃないもんね。
そして、この温暖化問題と同じく、地球規模で考えなきゃいけないのが、「マイクロプラスチック問題」です。
今や海洋生物の体内には、かなりの量のマイクロプラスチックが蓄積してるというデータもありますし、これも大問題なんですよ。
てことで、今日のネタはこのプラスチック問題に光明が差すお話でございます。
イギリスの研究で、プラスチックごみを6倍速く分解するスーパー酵素が開発されたそうなんです。
これは日本の研究者が発見し、分離に成功した真正細菌の一種「イデオネラ・サカイエンシス」が持つ2つ酵素を、イギリスの研究者が1本の長いチェーン状につなぎ合わせて作り上げたものなんだそうです。
このスーパー酵素は、ペットボトルやフリース繊維の原料であるポリエチレンテレフタラート(PET)を従来よりも速く分解することができるそうなんです。
環境を汚染するプラスチックは、現在もっとも差し迫った環境問題と言えます。
レジ袋が有料化されたことで、プラスチック汚染に対する関心も高まっているんですが、使用量が減ってるとは言い難いのが現状のようです。
特にこの問題の影響を受けやすいのが先ほども書いた海なんですよね。
海洋に流れ込むプラスチックは2040年まで年2900万メートルトンと、現在の3倍にも増加するという予想もでています。
これは地球の全海岸線に1メートル間隔で50キロのゴミを捨てたのに相当する量なんだそうです。
プラスチック汚染をめぐっては、意外なものが救世主になるかもしれないと期待されています。
それは京都工芸繊維大学の小田耕平氏が発見し、分離に成功した「イデオネラ・サカイエンシス」という細菌なんです。
この名前は発見された堺市にちなんでるんだとか。
この細菌は「PETase」と「MHETase」という2つの酵素を利用することで「ポリエチレンテレフタラート(PET)」を分解し、エネルギーに変えることができる優れものなんですね。
今回、英ポーツマス大学の研究グループは、これらの酵素をつなぎ合わせて1本のチェーンにすることで、プラスチックが分解される速度を一気にスピードアップさせることに成功しました。
ポリエステルの一種であるPETは、ペットボトルやフリースの繊維などの原料であり、私たちにとっても身近な素材です。
自然環境中では分解されるまでには数百年もの時間がかかるとされてるんですが、このスーパー酵素を使えば、ものの数年で分解することができるそうなんです。
研究グループは、太陽の100億倍も明るいX線で個々の原子を観察することができる「ダイヤモンド・ライト・ソース」という装置を使って、MHETaseの分子構造をマッピングしました。
このマップに基づき、PETaseとMHETaseを縫い合わせて、1本の長いチェーンを作り出したんだとか…。
まぁ、素人には難解すぎてよく分かりませんが、なにせスゴイ酵素ができ上がったわけですよ。
PETaseとMHETaseを単純に組み合わせただけでも、PETase単体のときと比べて分解速度を2倍にすることができるそうなんですが、さらに両者を結合させたことで3倍、全体では6倍ものスピードアップが実現しました。
なお、こうした酵素をつなぎ合わせる手法は、バイオ燃料業界では一般的なんだそうですが、プラスチックを分解する酵素に応用されたのは初めてであるとのことです。
このスーパー酵素を使えば、PETを基本成分にまで分解することができるので、あとはそこから再び製品を作り直せばいいんですって。
つまり、PETを効率的にリサイクルすることができるわけです。
ただし、研究グループによれば、市販化するには「まだまだ遅すぎる」とのことで、酵素を使った速やかなプラスチックのリサイクルはもう少し先の話になりそうですが、この研究がさらに磨かれれば、プラスチック問題も解決の糸口が見えるかもしれません。。
我々が便利に暮らすために作ってきたものが、地球を破壊していくわけですから、何とか元に戻す方法だけでも見つけ出さないとね。
地球は100年先も1000年先も、人の住む場所なんですからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院