キノコの棺
2020年10月05日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
10月5日の月曜日でございます。
さすがに10月、涼しくなってきましたね。
秋は食欲の秋と言いますし、美味しい秋の味覚が、世に出だしましたね。
秋の味覚っつったら何を思い浮かべます?
わたくし院長、前にも言いましたが、サンマが非常に好きでできたら開いてない丸のサンマが好みでございます。
その丸サンマを、頭だけ外して後は丸かじりです。
サンマのハラワタの苦みがとてもジューシーで、この時期のはホントに美味しいですよね。
まぁ、秋の味覚の王様と言えば、マツタケとかありますが、あれは高いうえにそこまで美味しくない(笑)
子供の頃、大人になったら分かる味やとか言われましたが、もうええおっさんですが、そこまで美味くはないよねぇ…。
ま、マツタケに限らず、キノコ類は秋が旬のものが多いですし、キノコ鍋とかもええですなぁ。
ってな前フリから、今日のネタに突入するわけですが、今日はそんなキノコにまつわる面白いお話でございます。
このブログでは、過去に何度か「埋葬法」についてお話ししたと思います。
日本では、基本的に火葬して遺骨を埋葬するってのが一般的ですが、この頃はその遺骨をお墓意外にも埋めたりするんですよってなお話しでした。
もし自分が死んだらどうして欲しいかってこともありますが、できれは自然なプロセスで母なる地球へと還っていきたいと願う人も多いでしょう。
そこで、オランダの研究者が考案した「Living Cocoon(リビング・コクーン)」ってのをご紹介したいんですが、これなら、そんな思いを叶えてくれるかもしれません。
このリビング・コクーンは、キノコの菌糸体で作られた、まさに「生きた棺」で、納められた遺体を分解して自然に還してくれるんだそうです。
土に還った遺体は養分となり、新しく植物を育んでくれるうえ、それだけでなく、有害な化学物質もまた分解されるので、生きている間に汚してしまった地球が少しだけきれいになるわけです。
遺体が分解されるまでは2、3年という事で、これは一般に棺に入れて土葬した場合、完全に分解されるまでに10年以上かかるので、リビング・コクーンならずっと速やかに自然に還れるということになりますな。
リビング・コクーンの考案者はオランダ、デルフト工科大学のボブ・ヘンドリックス氏で、この生きた棺で死者を埋葬し、生前地球に与えたダメージをいくらかでも修復する閉鎖系を作り出すことが願いなんだそうです。
リビング・コクーンは、人を再び自然と一体にしてくれ、土を汚染するのではなく、豊かにするわけなんですね。
キノコは、その体を構成する糸のような「菌糸体」から酵素を分泌して、さまざまなものを生物学的ポリマーに分解することができます。
こうして生物を腐敗させ、そこに蓄えられた二酸化炭素を大気中に戻すわけです。
菌糸体は環境にとって栄養になる廃棄物をいつも探しています。
それは、油、プラスチック、金属といった有害物でも同じことです。
菌糸体はたとえばチェルノブイリでも使われましたし、ロッテルダムでは土壌の浄化に利用されています。
農地を元気にするために使っている農家もいるそうです。
それはつまり、人を生命の循環に戻し、植物に栄養を与えてくれるわけなんです。
リビング・コクーンを作るには、それを成長させなくてはなりません。
棺の形をした型に菌糸体と栄養となる有機物を入れて、育て上げるわけです。
ですが、棺の形に成長するまで1週間ほどなんだそうです。
このときに特に手を加える必要はなく、わざわざエネルギーや熱や光を与えてやる必要がないのも自然を感じさせるとこですな。
現在、ヘンドリックス氏は「Loop(ループ)」というスタートアップを設立し、リビング・コクーンの試験を行なっている最中だそうです。
いくつかの企業の協力のもと、実際に棺を使ってみたところ、オランダの一般的な土では30〜45日で還元されることが確認されたそうです。
ただ、これによって生物多様性が増すかどうかは、これから調べなければならないそうです。
遺体を栄養にすることで、汚染された土地を健康な森に変えられるとなると、地域の自治体も納得するでしょうしね。
さらに、棺のほかに、発光するキノコを利用して、遺体を埋葬した場所の目印するというアイデアもあるそうなんです。
お墓に供える花の代わりに、光るキノコが供えられるようなこともあるかもしれないと…。
まぁ、光るキノコはどうでもええですが、環境に優しいキノコの棺桶は良いと思います。
ま、日本じゃ火葬が原則ですから使う事はないと思いますが、キノコの菌糸体、これから他の活躍もありそうですな。
秋はキノコも美味しいしね。
ってことで、キノコのお話しでした。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月5日の月曜日でございます。
さすがに10月、涼しくなってきましたね。
秋は食欲の秋と言いますし、美味しい秋の味覚が、世に出だしましたね。
秋の味覚っつったら何を思い浮かべます?
わたくし院長、前にも言いましたが、サンマが非常に好きでできたら開いてない丸のサンマが好みでございます。
その丸サンマを、頭だけ外して後は丸かじりです。
サンマのハラワタの苦みがとてもジューシーで、この時期のはホントに美味しいですよね。
まぁ、秋の味覚の王様と言えば、マツタケとかありますが、あれは高いうえにそこまで美味しくない(笑)
子供の頃、大人になったら分かる味やとか言われましたが、もうええおっさんですが、そこまで美味くはないよねぇ…。
ま、マツタケに限らず、キノコ類は秋が旬のものが多いですし、キノコ鍋とかもええですなぁ。
ってな前フリから、今日のネタに突入するわけですが、今日はそんなキノコにまつわる面白いお話でございます。
このブログでは、過去に何度か「埋葬法」についてお話ししたと思います。
日本では、基本的に火葬して遺骨を埋葬するってのが一般的ですが、この頃はその遺骨をお墓意外にも埋めたりするんですよってなお話しでした。
もし自分が死んだらどうして欲しいかってこともありますが、できれは自然なプロセスで母なる地球へと還っていきたいと願う人も多いでしょう。
そこで、オランダの研究者が考案した「Living Cocoon(リビング・コクーン)」ってのをご紹介したいんですが、これなら、そんな思いを叶えてくれるかもしれません。
このリビング・コクーンは、キノコの菌糸体で作られた、まさに「生きた棺」で、納められた遺体を分解して自然に還してくれるんだそうです。
土に還った遺体は養分となり、新しく植物を育んでくれるうえ、それだけでなく、有害な化学物質もまた分解されるので、生きている間に汚してしまった地球が少しだけきれいになるわけです。
遺体が分解されるまでは2、3年という事で、これは一般に棺に入れて土葬した場合、完全に分解されるまでに10年以上かかるので、リビング・コクーンならずっと速やかに自然に還れるということになりますな。
リビング・コクーンの考案者はオランダ、デルフト工科大学のボブ・ヘンドリックス氏で、この生きた棺で死者を埋葬し、生前地球に与えたダメージをいくらかでも修復する閉鎖系を作り出すことが願いなんだそうです。
リビング・コクーンは、人を再び自然と一体にしてくれ、土を汚染するのではなく、豊かにするわけなんですね。
キノコは、その体を構成する糸のような「菌糸体」から酵素を分泌して、さまざまなものを生物学的ポリマーに分解することができます。
こうして生物を腐敗させ、そこに蓄えられた二酸化炭素を大気中に戻すわけです。
菌糸体は環境にとって栄養になる廃棄物をいつも探しています。
それは、油、プラスチック、金属といった有害物でも同じことです。
菌糸体はたとえばチェルノブイリでも使われましたし、ロッテルダムでは土壌の浄化に利用されています。
農地を元気にするために使っている農家もいるそうです。
それはつまり、人を生命の循環に戻し、植物に栄養を与えてくれるわけなんです。
リビング・コクーンを作るには、それを成長させなくてはなりません。
棺の形をした型に菌糸体と栄養となる有機物を入れて、育て上げるわけです。
ですが、棺の形に成長するまで1週間ほどなんだそうです。
このときに特に手を加える必要はなく、わざわざエネルギーや熱や光を与えてやる必要がないのも自然を感じさせるとこですな。
現在、ヘンドリックス氏は「Loop(ループ)」というスタートアップを設立し、リビング・コクーンの試験を行なっている最中だそうです。
いくつかの企業の協力のもと、実際に棺を使ってみたところ、オランダの一般的な土では30〜45日で還元されることが確認されたそうです。
ただ、これによって生物多様性が増すかどうかは、これから調べなければならないそうです。
遺体を栄養にすることで、汚染された土地を健康な森に変えられるとなると、地域の自治体も納得するでしょうしね。
さらに、棺のほかに、発光するキノコを利用して、遺体を埋葬した場所の目印するというアイデアもあるそうなんです。
お墓に供える花の代わりに、光るキノコが供えられるようなこともあるかもしれないと…。
まぁ、光るキノコはどうでもええですが、環境に優しいキノコの棺桶は良いと思います。
ま、日本じゃ火葬が原則ですから使う事はないと思いますが、キノコの菌糸体、これから他の活躍もありそうですな。
秋はキノコも美味しいしね。
ってことで、キノコのお話しでした。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院