人工皮膚
2020年09月30日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
9月30日の水曜日でございます。
ついに9月も終りですなぁ〜。
やはり、ここまでくると、秋の気配が漂ってきますね。
ま、まだ昼間は暑い日も多いんですが、朝晩は十分涼しいですね。
明日から10月ですし、気持ちも新たに頑張らないとね。
今年も残り、3ヶ月ですし、ボチボチ集大成って事で今年の反省と来年の目標なんかも考えんとなぁ。
とは言え、まだまだコロナもくすぶってますし、年末年始、どうなることでしょうねぇ…。
前にも書きましたけど、初詣とかヤバイやん。
密も密、例年通りだともう元旦なんか、密着しながら境内を進むって感じですしね。
出来るだけ、三が日の参拝は避けて、1月中をまんべんなく参拝するように通達が出たりはするでしょうけど、それでもねぇ…。
今年は禁止でもええんじゃないですかね?
相手は神様なんですから、状況は理解してくれるでしょうし、お守りとかお札なんかも、郵送って手もありますしね。
わたくし院長の地元は、八坂神社なんですが、ここは大晦日の深夜から人でごった返しますし、屋台も出たりでちょっとした祭りですしね。
ま、どこの参拝名所も同じようなもんでしょうし、自粛するといっても密にはなると思いますしね。
なんとか、手を打っていただきたいですな。
そして、気持ちよく新年を迎えたいもんね。
ってことで、まだ9月の終わりですから気が早いですが、今日も元気にネタにいきましょう。
今日は最先端のサイエンステクノロジーなお話しでもしてみたいと思います。
今日のお話しは、「人工皮膚」についてでございます。
私たちの全身をおおっている皮膚―
普段これを目にしても、シワだのシミだのニキビだのと、スキンケアについてばかり気にしますが、じつは人体最大の感覚器官として大切な役割を果たしていることは忘れがちです。
皮膚には外部の刺激を検出するセンサーがところ狭しと並んでおり、体が受けている刺激に常に目を光らせています。
そして、もし刺激の中に危険なものがあれば中央神経系に警報を出すわけです。
私たちが痛みに対してとっさに反応することができるのはこのおかげなんですね。
この度、オーストラリアの研究グループは、本物の人間の皮膚のように薄く柔軟でありながら、外部の刺激や痛みにきちんと反応できる電子人工皮膚の開発に成功したそうなんです。
一見したところ、体の表面をおおうただの膜のようなものにしか思えないかもしれませんが、先ほども書いた通り、皮膚はとても複雑な作りをしています。
そうした複雑なシステムを既存の触覚センサーとデータ処理装置で再現すること自体が容易ではないんですが、特に難しかったのは、それを皮膚として利用できるほどに小型化することでした。
しかし今回、ロイヤルメルボルン工科大学(オーストラリア)のグループは、本物の人間の皮膚のように薄く柔軟でありながら、外部の刺激や痛みにきちんと反応できる電子人工皮膚の開発に成功しました。
皮膚がいつも監視している主な刺激は、「圧力」「温度」「痛み」の3つで、それぞれは「パチニ小体」「温度受容器」「侵害受容器」というセンサーによって検出されています。
これらの受容器が刺激を検出すると、その強さが測られ、それに応じたシグナルが脳に送信される仕組みなわけです。
研究グループは、この3つの受容器の機能を、3つの技術を利用することで再現しました。
1つ目は、酸化素材と生体適合性のあるシリコンを組み合わせて作られたシールよりも薄く、伸縮性のある「圧力センサー」。
2つ目は、熱に反応して相が変化する物質を利用した、髪の毛の1000分の1ほどの薄さしかない「熱反応コーティング」。
そして3つ目は、脳が過去の情報を長期記憶として保持し、それを取り出す仕組みをまねて開発された、閾値(いきち)に基づいて抵抗スイッチングを行う「記憶素子」です。
そしてさらに、開発された電子人工皮膚は、ただ温度や圧力の変化に反応するだけではありません。
そうした刺激が人間なら痛みを感じるだろうほどの強さだったとき、神経シグナルが脳に伝わるのと同じ電光石火のスピードで痛みの感覚に反応します。
まさに人体が見せるほぼ一瞬のフィードバック反応が再現されているそうなんです。
その用途としてまず思い浮かぶのは、医療への応用でしょう。
これを実際に皮膚移植に使うにはもっと研究が必要でしょうけど、そのために不可欠な要素である生体適合性や皮膚のような柔軟さはすでに達成されているとのことですから実現の可能性は極めて大きいと思われます。
またそれだけでなく、人工知能を搭載したロボットや、人と機械あるいは機械と機械のインターフェースとしても重要な技術なのだそうで、完成すれば色々と役に立つ技術な様です。
この技術も、わたくし院長が生きてるうちには完成しないでしょうけど、近い将来皮膚移植ってもの自体が、人工皮膚を指す言葉になってるかもしれませんね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月30日の水曜日でございます。
ついに9月も終りですなぁ〜。
やはり、ここまでくると、秋の気配が漂ってきますね。
ま、まだ昼間は暑い日も多いんですが、朝晩は十分涼しいですね。
明日から10月ですし、気持ちも新たに頑張らないとね。
今年も残り、3ヶ月ですし、ボチボチ集大成って事で今年の反省と来年の目標なんかも考えんとなぁ。
とは言え、まだまだコロナもくすぶってますし、年末年始、どうなることでしょうねぇ…。
前にも書きましたけど、初詣とかヤバイやん。
密も密、例年通りだともう元旦なんか、密着しながら境内を進むって感じですしね。
出来るだけ、三が日の参拝は避けて、1月中をまんべんなく参拝するように通達が出たりはするでしょうけど、それでもねぇ…。
今年は禁止でもええんじゃないですかね?
相手は神様なんですから、状況は理解してくれるでしょうし、お守りとかお札なんかも、郵送って手もありますしね。
わたくし院長の地元は、八坂神社なんですが、ここは大晦日の深夜から人でごった返しますし、屋台も出たりでちょっとした祭りですしね。
ま、どこの参拝名所も同じようなもんでしょうし、自粛するといっても密にはなると思いますしね。
なんとか、手を打っていただきたいですな。
そして、気持ちよく新年を迎えたいもんね。
ってことで、まだ9月の終わりですから気が早いですが、今日も元気にネタにいきましょう。
今日は最先端のサイエンステクノロジーなお話しでもしてみたいと思います。
今日のお話しは、「人工皮膚」についてでございます。
私たちの全身をおおっている皮膚―
普段これを目にしても、シワだのシミだのニキビだのと、スキンケアについてばかり気にしますが、じつは人体最大の感覚器官として大切な役割を果たしていることは忘れがちです。
皮膚には外部の刺激を検出するセンサーがところ狭しと並んでおり、体が受けている刺激に常に目を光らせています。
そして、もし刺激の中に危険なものがあれば中央神経系に警報を出すわけです。
私たちが痛みに対してとっさに反応することができるのはこのおかげなんですね。
この度、オーストラリアの研究グループは、本物の人間の皮膚のように薄く柔軟でありながら、外部の刺激や痛みにきちんと反応できる電子人工皮膚の開発に成功したそうなんです。
一見したところ、体の表面をおおうただの膜のようなものにしか思えないかもしれませんが、先ほども書いた通り、皮膚はとても複雑な作りをしています。
そうした複雑なシステムを既存の触覚センサーとデータ処理装置で再現すること自体が容易ではないんですが、特に難しかったのは、それを皮膚として利用できるほどに小型化することでした。
しかし今回、ロイヤルメルボルン工科大学(オーストラリア)のグループは、本物の人間の皮膚のように薄く柔軟でありながら、外部の刺激や痛みにきちんと反応できる電子人工皮膚の開発に成功しました。
皮膚がいつも監視している主な刺激は、「圧力」「温度」「痛み」の3つで、それぞれは「パチニ小体」「温度受容器」「侵害受容器」というセンサーによって検出されています。
これらの受容器が刺激を検出すると、その強さが測られ、それに応じたシグナルが脳に送信される仕組みなわけです。
研究グループは、この3つの受容器の機能を、3つの技術を利用することで再現しました。
1つ目は、酸化素材と生体適合性のあるシリコンを組み合わせて作られたシールよりも薄く、伸縮性のある「圧力センサー」。
2つ目は、熱に反応して相が変化する物質を利用した、髪の毛の1000分の1ほどの薄さしかない「熱反応コーティング」。
そして3つ目は、脳が過去の情報を長期記憶として保持し、それを取り出す仕組みをまねて開発された、閾値(いきち)に基づいて抵抗スイッチングを行う「記憶素子」です。
そしてさらに、開発された電子人工皮膚は、ただ温度や圧力の変化に反応するだけではありません。
そうした刺激が人間なら痛みを感じるだろうほどの強さだったとき、神経シグナルが脳に伝わるのと同じ電光石火のスピードで痛みの感覚に反応します。
まさに人体が見せるほぼ一瞬のフィードバック反応が再現されているそうなんです。
その用途としてまず思い浮かぶのは、医療への応用でしょう。
これを実際に皮膚移植に使うにはもっと研究が必要でしょうけど、そのために不可欠な要素である生体適合性や皮膚のような柔軟さはすでに達成されているとのことですから実現の可能性は極めて大きいと思われます。
またそれだけでなく、人工知能を搭載したロボットや、人と機械あるいは機械と機械のインターフェースとしても重要な技術なのだそうで、完成すれば色々と役に立つ技術な様です。
この技術も、わたくし院長が生きてるうちには完成しないでしょうけど、近い将来皮膚移植ってもの自体が、人工皮膚を指す言葉になってるかもしれませんね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院