(184)サンデーイルネス(仮)慢性活動性EBウイルス感染症について
2020年09月06日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
9月6日のサンデーイルネスでございます。
9月最初の日曜日って事で、まだまだ暑いですが、これから秋に向けて一応は、行楽シーズンなわけですね。
今年はさすがにね〜って感はありますが、外に出ること自体が問題なわけではありませんしね。
室内で密ってのが、一番悪いわけで、少人数で屋外で何かするのなら良い季節になっていきますしね。
家族でキャンプとか最近流行りのグランピングとか良いんじゃないですかね。
グランピング…
ご存知?
偉そうに書いてるわたくし院長も、最近知ったんですが、まぁ、簡単に言うと簡易キャンプみたいなもんですかね。
キャンプとなると、設備も知識もある程度必要ですが、グランピングの場合は、グランピング場によってはほとんどの設備が整ってる上、テント以外の宿泊もできますし、シャワーやトイレも完備されています。
つまり、簡単にキャンプ気分が味わえるってことで、今大人気となってます。
新しく、グランピング場もドンドンオープンしてますし、これからの遊びの主流となりそうです。
あ、施設によっては冷暖房完備ってなトコも多いですし、寒くなっても大丈夫ですからね。
家族で出かけて、出来るだけ誰とも接触しないとなると、まぁ出来ることは限られますが、そこだけ注意すればコロナは防げるわけですからね。
まだ暑いですけど、涼しくなったら秋を楽しまないとね。
とか言うてても、去年もそうでしたが10月くらいまで暑くって、涼しくなったかと思うとすぐに寒くなったりするんですよね。
ですが、秋は秋です。
スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋と楽しい事だらけですからね〜。
少しは楽しみましょう。
ってことで、今日のイルネス辞典は、「慢性活動性EBウイルス感染症」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、慢性活動性EBウイルス感染症では、伝染性単核球症(でんせんせいたんかくきゅうしょう)様症状、さまざまな臓器障害が持続する重症かつ予後不良の疾患で、最近では慢性白血病/リンパ腫の仲間であるリンパ増殖性疾患と考えられるようになっています。
伝染性単核球症と同じEBウイルスが原因ですが、感染ウイルス量が100〜1000倍以上多いのが特徴で、始まりは1個の感染細胞からくるがんと同じクローン性の感染です。
何カ月も続く発熱、リンパ節・肝臓・脾臓のはれ、発疹、蚊アレルギー、肺炎、慢性(活動性)肝炎、慢性・反復性下痢などが高頻度にみられます。
合併症には死に至るものが多く、心筋炎、心内・外膜炎、冠動脈瘤(かんどうみゃくりゅう)、肝硬変(かんこうへん)・肝不全、腎炎、脳炎などがあります。
また、さまざまな悪性リンパ腫、横紋筋腫瘍(おうもんきんしゅよう)など多種多様な悪性腫瘍を合併します。
検査としては、EBウイルス抗体、EBウイルス量、EBウイルスが主に感染しているリンパ球(T細胞、NK細胞)、リンパ球の分類(サブセットという)、血液検査、肝機能検査、免疫グロブリンなどを測定します。
白血球は減ることが多く、血小板減少、血球貪食(どんしょく)症候群という血液障害を伴うこともしばしばあります。
EBウイルス感染症研究会が提唱している診断基準としては
(1)既知の免疫不全症やリウマチ性疾患が否定されること、
(2)前述のような長引く伝染性単核球症様症状がみられ、
(3)EBウイルス抗体価の異常、EBウイルス量の著しい増加の3点が重要です。
発熱、リンパ節・肝臓・脾臓のはれなどが持続するので、若年性関節リウマチ、リウマチ熱、川崎病、急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫などとの区別が必要です。
治療法ですが、確立された治療法はなく、免疫療法、悪性リンパ腫に準じた抗がん剤の多剤併用療法、抗ウイルス療法などが試みられてきました。
これらの治療はある程度有効ですが、その効果は一時的で、完治には至りません。
造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)移植(骨髄(こつずい)移植や末梢血(まっしょうけつ)幹細胞移植)が唯一治癒可能な治療法ですが、成功率は約50〜70%と低く、これからの研究課題とされています。
数年の間に約半数が死亡する予後の悪い病気で、進行してからの移植では成功率が低くなるので、診断がつき次第、移植を前提とした治療が検討されます。
予防するのも難しいですが、普通のかぜにしては変だと感じたら、必ず病院を受診するようにしてください。
いかがでしたか?
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月6日のサンデーイルネスでございます。
9月最初の日曜日って事で、まだまだ暑いですが、これから秋に向けて一応は、行楽シーズンなわけですね。
今年はさすがにね〜って感はありますが、外に出ること自体が問題なわけではありませんしね。
室内で密ってのが、一番悪いわけで、少人数で屋外で何かするのなら良い季節になっていきますしね。
家族でキャンプとか最近流行りのグランピングとか良いんじゃないですかね。
グランピング…
ご存知?
偉そうに書いてるわたくし院長も、最近知ったんですが、まぁ、簡単に言うと簡易キャンプみたいなもんですかね。
キャンプとなると、設備も知識もある程度必要ですが、グランピングの場合は、グランピング場によってはほとんどの設備が整ってる上、テント以外の宿泊もできますし、シャワーやトイレも完備されています。
つまり、簡単にキャンプ気分が味わえるってことで、今大人気となってます。
新しく、グランピング場もドンドンオープンしてますし、これからの遊びの主流となりそうです。
あ、施設によっては冷暖房完備ってなトコも多いですし、寒くなっても大丈夫ですからね。
家族で出かけて、出来るだけ誰とも接触しないとなると、まぁ出来ることは限られますが、そこだけ注意すればコロナは防げるわけですからね。
まだ暑いですけど、涼しくなったら秋を楽しまないとね。
とか言うてても、去年もそうでしたが10月くらいまで暑くって、涼しくなったかと思うとすぐに寒くなったりするんですよね。
ですが、秋は秋です。
スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋と楽しい事だらけですからね〜。
少しは楽しみましょう。
ってことで、今日のイルネス辞典は、「慢性活動性EBウイルス感染症」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、慢性活動性EBウイルス感染症では、伝染性単核球症(でんせんせいたんかくきゅうしょう)様症状、さまざまな臓器障害が持続する重症かつ予後不良の疾患で、最近では慢性白血病/リンパ腫の仲間であるリンパ増殖性疾患と考えられるようになっています。
伝染性単核球症と同じEBウイルスが原因ですが、感染ウイルス量が100〜1000倍以上多いのが特徴で、始まりは1個の感染細胞からくるがんと同じクローン性の感染です。
何カ月も続く発熱、リンパ節・肝臓・脾臓のはれ、発疹、蚊アレルギー、肺炎、慢性(活動性)肝炎、慢性・反復性下痢などが高頻度にみられます。
合併症には死に至るものが多く、心筋炎、心内・外膜炎、冠動脈瘤(かんどうみゃくりゅう)、肝硬変(かんこうへん)・肝不全、腎炎、脳炎などがあります。
また、さまざまな悪性リンパ腫、横紋筋腫瘍(おうもんきんしゅよう)など多種多様な悪性腫瘍を合併します。
検査としては、EBウイルス抗体、EBウイルス量、EBウイルスが主に感染しているリンパ球(T細胞、NK細胞)、リンパ球の分類(サブセットという)、血液検査、肝機能検査、免疫グロブリンなどを測定します。
白血球は減ることが多く、血小板減少、血球貪食(どんしょく)症候群という血液障害を伴うこともしばしばあります。
EBウイルス感染症研究会が提唱している診断基準としては
(1)既知の免疫不全症やリウマチ性疾患が否定されること、
(2)前述のような長引く伝染性単核球症様症状がみられ、
(3)EBウイルス抗体価の異常、EBウイルス量の著しい増加の3点が重要です。
発熱、リンパ節・肝臓・脾臓のはれなどが持続するので、若年性関節リウマチ、リウマチ熱、川崎病、急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫などとの区別が必要です。
治療法ですが、確立された治療法はなく、免疫療法、悪性リンパ腫に準じた抗がん剤の多剤併用療法、抗ウイルス療法などが試みられてきました。
これらの治療はある程度有効ですが、その効果は一時的で、完治には至りません。
造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)移植(骨髄(こつずい)移植や末梢血(まっしょうけつ)幹細胞移植)が唯一治癒可能な治療法ですが、成功率は約50〜70%と低く、これからの研究課題とされています。
数年の間に約半数が死亡する予後の悪い病気で、進行してからの移植では成功率が低くなるので、診断がつき次第、移植を前提とした治療が検討されます。
予防するのも難しいですが、普通のかぜにしては変だと感じたら、必ず病院を受診するようにしてください。
いかがでしたか?
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院