チェルノブイリ
2020年08月07日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
8月7日の金曜日でございます。
8月も1週間が過ぎましたが、実に夏ですな(笑)
ジリジリと暑い日が続き、それと連動するかのようにコロナもジリジリと増え続けております。
この週末も連休ですし、その後お盆休みも控えております。
本来ならウキウキなはずですが、もうここまできたらそうも言うてられません。
が、政府はどうも今回は放置するようで、注意喚起することしか行わないようですな。
GO TOキャンペーンもありますし、この休み中にまた人が日本中散らばります。
そして、ウイルスも散らばると…。
もう人災だって言ってる専門家もいましたが、そんな気もしますねぇ。
この8月の連休でばら撒かれたウイルスが、8月末の感染者数に反映する頃には、もう手に負えない数字になってんじゃないですかね。
自衛するって言っても限界がありますしねぇ。
どうにもならなくなってからの緊急事態宣言では、意味がない気がしますから、もうギリギリなんじゃないのと思いますがね。
人災とまで言われてるんですからねぇ。
ってことで、今日はそんな「人災」の最たる事件の余波とでもいうべきお話しでもしてみたいと思います。
最たる人災と申し上げたのは、1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所で大規模な爆発事故が起きました。
ご記憶の方も多いかと思いますが、この事故では、ソ連政府の発表による死者数は、運転員や消防士などを合わせた33名ですが、事故の処理にあたった軍人、トンネルの掘削を行った炭鉱労働者に多数の死者が確認されています。
長期的な観点から見た場合の死者数は数百人とも数千人ともいわれていますが、事故の放射線被曝と癌や白血病との因果関係を直接的に証明する手段はなく、科学的根拠のある数字としては議論の余地があります。
では、悲惨な事故があったわけですが、この放射線で極度に汚染された原子炉なんですが、当然ここに生物など存在するはずがありません。
ところが、事故から5年たった1991年に原子炉の壁で菌類が育っていたんだそうです。
生命ってのは不思議なもので、何にでも適応して進化するんですねぇ…
この菌類は有害な放射線に耐性があるどころが、放射線を食べて成長することがわかったんです。
彼らは、生き残るために、放射線を食べられるように進化したわけなんですね。
とまぁ、すごい菌がいるねんなーって話だけで終わりじゃなく、今、この菌たちがさらに役に立ちそうってことなんですよ。
なんでもこの菌類が、宇宙空間に飛び立つ宇宙飛行士や宇宙旅行者を強力な放射線から守ってくれるかもしれないという壮大な話なんです。
この放射線を食っちゃうヤツは、クリプトコックス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)という菌で、人間の皮膚を黒く変える色素、メラニンを大量に含んでいます。
この大量のメラニンが有害な放射線を吸収し、それを化学エネルギーに変えるんだそうで、これは植物が光合成によって二酸化炭素と葉緑素を酸素とブドウ糖に変えるのと同じ原理なんだそうです。
このプロセスは放射性合成として知られているそうなんですが、この仕組みを、放射線から人間を守る日焼け止めのようなものに利用できるのではないかと研究者たちは確信しているんだそうです。
研究チームは現在、この菌を国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込んで、宇宙からの放射線にどういう反応を示すか実験しています。
火星へ向かう宇宙飛行士たちは、地球の大気圏から出てしまうと、宇宙放射線を大量に浴びる危険にさらされます。
将来的に、宇宙船や火星の居住地にこの菌を応用すれば、放射線を食べて人間を守ってくれるかもしれないってことのようです。
ジョンズ・ホプキンス大学やスタンフォード大の研究者たちが、この菌の薄い層があれば、ISSに降り注ぐ宇宙線の2%をブロック、吸収することができることを発見しました。
データから推定すると、この菌の層が21センチあれば、未来の宇宙旅行者を守るのに十分だということです。
さらにこの菌の優れているところは、たった数グラムから始められるということなんだそうです。
菌が自分のコピーを作ることができ、自然治癒することもできるそうで、たとえ太陽フレアが放射線シールドを大きく損なっても、数日もすればまた成長してもとに戻ることができるらしいんですね。
深宇宙を探索するにあたって、人間にとってもっとも危険なのは放射線ですから、地球の磁気圏の保護を外れて宇宙空間へ出ていく飛行士を守るために、また、月や火星でずっと住み続けるためにも、放射線の被爆から身を守ることは一番大事な事なんですね。
NASAの科学者は、この菌の放射線吸収力を抽出して、薬品を製造すれば、それが毒性光線に対する「日焼け止め」的な使用ができると考えているそうです。
更にこの薬品はがん患者や原子力発電所の技術者にも応用できる可能性があるとして、今後に期待が集まってるんだって。
いや、ケガの功名とでも言いますか、悲惨な事故があった現場から、とんでもないシロモノが生まれたわけですね。
なんとか人類の役に立つものが出来上がればいいですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月7日の金曜日でございます。
8月も1週間が過ぎましたが、実に夏ですな(笑)
ジリジリと暑い日が続き、それと連動するかのようにコロナもジリジリと増え続けております。
この週末も連休ですし、その後お盆休みも控えております。
本来ならウキウキなはずですが、もうここまできたらそうも言うてられません。
が、政府はどうも今回は放置するようで、注意喚起することしか行わないようですな。
GO TOキャンペーンもありますし、この休み中にまた人が日本中散らばります。
そして、ウイルスも散らばると…。
もう人災だって言ってる専門家もいましたが、そんな気もしますねぇ。
この8月の連休でばら撒かれたウイルスが、8月末の感染者数に反映する頃には、もう手に負えない数字になってんじゃないですかね。
自衛するって言っても限界がありますしねぇ。
どうにもならなくなってからの緊急事態宣言では、意味がない気がしますから、もうギリギリなんじゃないのと思いますがね。
人災とまで言われてるんですからねぇ。
ってことで、今日はそんな「人災」の最たる事件の余波とでもいうべきお話しでもしてみたいと思います。
最たる人災と申し上げたのは、1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所で大規模な爆発事故が起きました。
ご記憶の方も多いかと思いますが、この事故では、ソ連政府の発表による死者数は、運転員や消防士などを合わせた33名ですが、事故の処理にあたった軍人、トンネルの掘削を行った炭鉱労働者に多数の死者が確認されています。
長期的な観点から見た場合の死者数は数百人とも数千人ともいわれていますが、事故の放射線被曝と癌や白血病との因果関係を直接的に証明する手段はなく、科学的根拠のある数字としては議論の余地があります。
では、悲惨な事故があったわけですが、この放射線で極度に汚染された原子炉なんですが、当然ここに生物など存在するはずがありません。
ところが、事故から5年たった1991年に原子炉の壁で菌類が育っていたんだそうです。
生命ってのは不思議なもので、何にでも適応して進化するんですねぇ…
この菌類は有害な放射線に耐性があるどころが、放射線を食べて成長することがわかったんです。
彼らは、生き残るために、放射線を食べられるように進化したわけなんですね。
とまぁ、すごい菌がいるねんなーって話だけで終わりじゃなく、今、この菌たちがさらに役に立ちそうってことなんですよ。
なんでもこの菌類が、宇宙空間に飛び立つ宇宙飛行士や宇宙旅行者を強力な放射線から守ってくれるかもしれないという壮大な話なんです。
この放射線を食っちゃうヤツは、クリプトコックス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)という菌で、人間の皮膚を黒く変える色素、メラニンを大量に含んでいます。
この大量のメラニンが有害な放射線を吸収し、それを化学エネルギーに変えるんだそうで、これは植物が光合成によって二酸化炭素と葉緑素を酸素とブドウ糖に変えるのと同じ原理なんだそうです。
このプロセスは放射性合成として知られているそうなんですが、この仕組みを、放射線から人間を守る日焼け止めのようなものに利用できるのではないかと研究者たちは確信しているんだそうです。
研究チームは現在、この菌を国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込んで、宇宙からの放射線にどういう反応を示すか実験しています。
火星へ向かう宇宙飛行士たちは、地球の大気圏から出てしまうと、宇宙放射線を大量に浴びる危険にさらされます。
将来的に、宇宙船や火星の居住地にこの菌を応用すれば、放射線を食べて人間を守ってくれるかもしれないってことのようです。
ジョンズ・ホプキンス大学やスタンフォード大の研究者たちが、この菌の薄い層があれば、ISSに降り注ぐ宇宙線の2%をブロック、吸収することができることを発見しました。
データから推定すると、この菌の層が21センチあれば、未来の宇宙旅行者を守るのに十分だということです。
さらにこの菌の優れているところは、たった数グラムから始められるということなんだそうです。
菌が自分のコピーを作ることができ、自然治癒することもできるそうで、たとえ太陽フレアが放射線シールドを大きく損なっても、数日もすればまた成長してもとに戻ることができるらしいんですね。
深宇宙を探索するにあたって、人間にとってもっとも危険なのは放射線ですから、地球の磁気圏の保護を外れて宇宙空間へ出ていく飛行士を守るために、また、月や火星でずっと住み続けるためにも、放射線の被爆から身を守ることは一番大事な事なんですね。
NASAの科学者は、この菌の放射線吸収力を抽出して、薬品を製造すれば、それが毒性光線に対する「日焼け止め」的な使用ができると考えているそうです。
更にこの薬品はがん患者や原子力発電所の技術者にも応用できる可能性があるとして、今後に期待が集まってるんだって。
いや、ケガの功名とでも言いますか、悲惨な事故があった現場から、とんでもないシロモノが生まれたわけですね。
なんとか人類の役に立つものが出来上がればいいですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院