ヒトゲノム完全解読へ。
2020年07月29日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
7月29日の水曜日でございます。
7月も残り2日にも関わらず、まだ梅雨が明けません。
今年は雨が多いですね〜。
雨の日ももちろん多いんですが、雨量もハンパなかったです。
梅雨が長かった分、早めに涼しくなるってなサービスは期待できそうもなく、今年ももうすぐ暑い夏がくるわけです。
今年は、コロナ禍での休校が随分長い期間ありましたから、小中学生も夏休みは短縮されるようですね。
京都の小中学校は、まだ夏休みに入ってないみたいですから、今頃ワクワクしてんでしょうね。
いつの時代も、夏休みってのは楽しみで仕方ないと思うんですが、ダンダン短くなってるようで、残念ですよねぇ。
まぁ、わたくし院長の子供の頃は、土曜日も午前中は学校ありましたし、祝日も今ほど多くなかった気がします。
ですから、7月20日過ぎから、9月1日まで夏休みでしたよね。
8月いっぱい休みですから、約40日は休んでましたしねぇ…。
てな、夏休み前、今日のネタは自由研究にするには、難しすぎる最先端のサイエンステクノロジーをお送りしたいと思います。
アメリカの研究で、ヒト染色体の塩基配列の解読が完了し、ヒトゲノム全体の完全解読も射程圏内に入ったってなお話しです。
まぁ、これだけ聞いてもピンと来ないって人の方が多いでしょうけど、ヒトゲノムとは簡単に言うと、全遺伝子情報のことで、これは何となく分かると思うんですが、塩基配列ってのが少々ややこしいんですな。
言葉で書いちゃうと、塩基配列とは、DNA、RNAなどの核酸において、それを構成しているヌクレオチドの結合順を、ヌクレオチドの一部をなす有機塩基類の種類に注目して記述する方法、あるいは記述したもののこととなります。
な。
難しいやろ(笑)
ですから、超分かりやすく考えると、遺伝子の並び順とでも思って下さって差し支えないかと思います。
ですから、この並び順を解読することによって、ヒト全体が分かるってことなわけです。
ま、簡単に言っちゃえば(笑)
で、このヒトゲノムの塩基配列の解読に成功したのは2003年の事なんですね。
ですが、この時は完全解読ではなく、空白の部分が残されていました。
たとえば人間の染色体の配列はそれなりに把握されていたんですが、それでも解読されていない部分があったわけです。
このほど、そうした空白のいくつかがついに埋められたそうで、「ヒトX染色体」の端から端まで――すなわちテロメアからテロメアまでの塩基配列の解読が完了したそうなんです。
あ、テロメアってのは、真核生物の染色体の末端部で、染色体末端を保護する役目をもつ部位のことです。
ですから端から端までってことですわ。
じつは従来の塩基配列の解読法は、一度に短いセクションしか解読できず、そうした断片をパズルのように組み合わせねばならなかったそうなんです。
遺伝学者はパズルのピースを並べる作業に長けているとはいえ、それらはまったく同じものに見えるため、正しく並べるのはかなり難解な作業なんだそうです。
何しろ正しく並べなければならないだけでなく、繰り返される回数を間違えてもいけませんし、ついでに欠けたピースまであるんですから、簡単にはいきません。
参照配列に空白がある領域の中には、人間同士で一番違いがある部分も含まれていることが分かり始めていて、人間の体や病気を理解する上で重要ないくつもの情報が、これまで欠けていたということになるわけです。
そこで登場したのが、「ナノポア・シークエンシング」という新しいDNA解読法で、“ナノポア”とは極小の孔のことを指し、電気が流れないポリマー膜に、ナノポアを持つタンパク質を貫通させます。
ここに電圧をくわえると、ナノポアの中を電気が流れます。
このとき、ナノポアに遺伝物質を通過させてやれば電流が変化するので、これを分析することで遺伝子の配列を解読することができるんだとか…。
ま、細かな事は分からなくても、問題ないので読み進めていきましょう。
当然、わたくし院長も完璧に理解してるわけではありませんのことよ(笑)
この方法は、従来の方法とは違い、非常に長いDNA鎖であっても解読することができ、しかも「ポリメラーゼ連鎖反応」(無数のコピーを作ってDNAを増幅する技術)にあまり頼らずにすみます。
研究チームは、ナノポア・シーケンシングをはじめとする3種の手法で良性子宮腫瘍から抽出したDNAを解析し、可能な限り正確な解読を試みているそうです。
これまでパズルのピースの欠けが特に目立っていたのが、「セントロメア」という、染色体の腕が交差する部分を結びつけている構造でした。
ここは「有糸分裂」(染色体を紡錘体によって分配する分裂様式のこと)に必要不可欠な部分なんですが、非常に複雑で、たとえばX染色体なら反復が310万塩基対にも及んでいるんだとか…。
ま、簡単に言うと、この310万塩基対という反復数が、一つ違うだけで、違うものになってしまう位、複雑なもんなわけです。
今回の研究では、ナノポア・シーケンシングによって反復の微妙な差異を見つけることで、込み入っていることで知られるこの構造を完全に解読することにも成功しています。
以前なら、3メガ塩基対の反復配列をつなぎ合わせるなんて、途方もないことでしたが、今なら、以前は手に負えないと思われていたこうした反復領域も射程に収まってきていると研究者は言うてはります。
新しい手法によってX染色体にあった29か所の空白すべてが埋められました。
ヒトゲノムの完全解読へ向けた大きな一歩で、今回の結果はヒトゲノム全体の解読も射程圏内にあることを実証していると論文では述べられています。
これらのヒトゲノムが全て解読されれば、まず遺伝子疾患は、原因が分かるでしょうし、遺伝そのものももっと理解できると思われます。
ま、我々一般人には、関係ない領域な気もしますが、これでまた人類の病気が少しでも減る事に関しては、良い事ですよね。
わたくし個人的には、これ以上寿命を延ばすのはどうかという気もしますが、どれだけ寿命が延びようと、健康でいられるように、筋トレだけはしときましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月29日の水曜日でございます。
7月も残り2日にも関わらず、まだ梅雨が明けません。
今年は雨が多いですね〜。
雨の日ももちろん多いんですが、雨量もハンパなかったです。
梅雨が長かった分、早めに涼しくなるってなサービスは期待できそうもなく、今年ももうすぐ暑い夏がくるわけです。
今年は、コロナ禍での休校が随分長い期間ありましたから、小中学生も夏休みは短縮されるようですね。
京都の小中学校は、まだ夏休みに入ってないみたいですから、今頃ワクワクしてんでしょうね。
いつの時代も、夏休みってのは楽しみで仕方ないと思うんですが、ダンダン短くなってるようで、残念ですよねぇ。
まぁ、わたくし院長の子供の頃は、土曜日も午前中は学校ありましたし、祝日も今ほど多くなかった気がします。
ですから、7月20日過ぎから、9月1日まで夏休みでしたよね。
8月いっぱい休みですから、約40日は休んでましたしねぇ…。
てな、夏休み前、今日のネタは自由研究にするには、難しすぎる最先端のサイエンステクノロジーをお送りしたいと思います。
アメリカの研究で、ヒト染色体の塩基配列の解読が完了し、ヒトゲノム全体の完全解読も射程圏内に入ったってなお話しです。
まぁ、これだけ聞いてもピンと来ないって人の方が多いでしょうけど、ヒトゲノムとは簡単に言うと、全遺伝子情報のことで、これは何となく分かると思うんですが、塩基配列ってのが少々ややこしいんですな。
言葉で書いちゃうと、塩基配列とは、DNA、RNAなどの核酸において、それを構成しているヌクレオチドの結合順を、ヌクレオチドの一部をなす有機塩基類の種類に注目して記述する方法、あるいは記述したもののこととなります。
な。
難しいやろ(笑)
ですから、超分かりやすく考えると、遺伝子の並び順とでも思って下さって差し支えないかと思います。
ですから、この並び順を解読することによって、ヒト全体が分かるってことなわけです。
ま、簡単に言っちゃえば(笑)
で、このヒトゲノムの塩基配列の解読に成功したのは2003年の事なんですね。
ですが、この時は完全解読ではなく、空白の部分が残されていました。
たとえば人間の染色体の配列はそれなりに把握されていたんですが、それでも解読されていない部分があったわけです。
このほど、そうした空白のいくつかがついに埋められたそうで、「ヒトX染色体」の端から端まで――すなわちテロメアからテロメアまでの塩基配列の解読が完了したそうなんです。
あ、テロメアってのは、真核生物の染色体の末端部で、染色体末端を保護する役目をもつ部位のことです。
ですから端から端までってことですわ。
じつは従来の塩基配列の解読法は、一度に短いセクションしか解読できず、そうした断片をパズルのように組み合わせねばならなかったそうなんです。
遺伝学者はパズルのピースを並べる作業に長けているとはいえ、それらはまったく同じものに見えるため、正しく並べるのはかなり難解な作業なんだそうです。
何しろ正しく並べなければならないだけでなく、繰り返される回数を間違えてもいけませんし、ついでに欠けたピースまであるんですから、簡単にはいきません。
参照配列に空白がある領域の中には、人間同士で一番違いがある部分も含まれていることが分かり始めていて、人間の体や病気を理解する上で重要ないくつもの情報が、これまで欠けていたということになるわけです。
そこで登場したのが、「ナノポア・シークエンシング」という新しいDNA解読法で、“ナノポア”とは極小の孔のことを指し、電気が流れないポリマー膜に、ナノポアを持つタンパク質を貫通させます。
ここに電圧をくわえると、ナノポアの中を電気が流れます。
このとき、ナノポアに遺伝物質を通過させてやれば電流が変化するので、これを分析することで遺伝子の配列を解読することができるんだとか…。
ま、細かな事は分からなくても、問題ないので読み進めていきましょう。
当然、わたくし院長も完璧に理解してるわけではありませんのことよ(笑)
この方法は、従来の方法とは違い、非常に長いDNA鎖であっても解読することができ、しかも「ポリメラーゼ連鎖反応」(無数のコピーを作ってDNAを増幅する技術)にあまり頼らずにすみます。
研究チームは、ナノポア・シーケンシングをはじめとする3種の手法で良性子宮腫瘍から抽出したDNAを解析し、可能な限り正確な解読を試みているそうです。
これまでパズルのピースの欠けが特に目立っていたのが、「セントロメア」という、染色体の腕が交差する部分を結びつけている構造でした。
ここは「有糸分裂」(染色体を紡錘体によって分配する分裂様式のこと)に必要不可欠な部分なんですが、非常に複雑で、たとえばX染色体なら反復が310万塩基対にも及んでいるんだとか…。
ま、簡単に言うと、この310万塩基対という反復数が、一つ違うだけで、違うものになってしまう位、複雑なもんなわけです。
今回の研究では、ナノポア・シーケンシングによって反復の微妙な差異を見つけることで、込み入っていることで知られるこの構造を完全に解読することにも成功しています。
以前なら、3メガ塩基対の反復配列をつなぎ合わせるなんて、途方もないことでしたが、今なら、以前は手に負えないと思われていたこうした反復領域も射程に収まってきていると研究者は言うてはります。
新しい手法によってX染色体にあった29か所の空白すべてが埋められました。
ヒトゲノムの完全解読へ向けた大きな一歩で、今回の結果はヒトゲノム全体の解読も射程圏内にあることを実証していると論文では述べられています。
これらのヒトゲノムが全て解読されれば、まず遺伝子疾患は、原因が分かるでしょうし、遺伝そのものももっと理解できると思われます。
ま、我々一般人には、関係ない領域な気もしますが、これでまた人類の病気が少しでも減る事に関しては、良い事ですよね。
わたくし個人的には、これ以上寿命を延ばすのはどうかという気もしますが、どれだけ寿命が延びようと、健康でいられるように、筋トレだけはしときましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院