(177)サンデーイルネス(仮)粘液嚢腫について
2020年07月19日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
7月19日のサンデーイルネスでございます。
7月も後半戦ってことで、夏真っ盛りなはずなんですけど、まだ梅雨明けしておりません。
昨日、今日は晴れてるんですけどねぇ…。
暑さというか、体感温度的にはもうじゅぶん暑いんですけどね。
って言うより、年々夏の暑さが堪えるようになってきたのは、歳のせいじゃろか?
熱中症なんて、昔はなかった気がするんですけどねぇ…。
今みたいに、水分補給を促すなんてことは全くなかったですし、どっちか言うと水飲んだらバテるからダメとか、余計に暑くなるからダメとか言われてた気がします。
あれ、運動時なんかも水飲んだらバテるってのが当たり前の常識になってたのは、なにを根拠に言ってたんでしょう?
それよりも、よくそれで熱中症に罹らなかったなぁと不思議に思いますよ。
当時も、熱中症的なものはあったんでしょうけど、根性で乗り越えてたんでしょうか?
それとも、今より若干気温が低かったでですから、熱中症まではいかなかったんでしょうか。
もしくは、単純に現代人の体力がドンドン衰えてるってことなんでしょうか…。
いや、体力だけでもないでしょうし、気温だけでもないでしょうけど、やはり知識がなかったのは大きいですよね。
ほんと、昔の部活とか今から考えると恐ろしいですもんね。
練習終わるまで、水は絶対飲まさなかった指導者がほとんどですから…。
その昔、野球漫画で「キャプテン」ってのがあったんですが、その劇中、キャプテンがとある部員に、あまり水を飲むとバテるからそのくらいでやめとけってたしなめるシーンがあったんですよ。
で、その部員は、不服そうに、「オレはどっちか言うと水飲んだ方が調子いいんだけど」みたいに言うシーンがあったんですが、当時はその文句を言ってる部員が悪いって認識でしたが、今から思うとそりゃ、水飲んだ方が調子良かっただろうなと(笑)
適度な水分補給で、身体が動いてたんでしょう。
でも、怒られてましたしね(笑)
そんな時代もあったねと(笑)
ってな、感じの灼熱地獄が続きますが、とりあえず水分とミネラルはキチンと補給しましょうね。
最近じゃ、塩タブレットとかも売ってますし、塩分と水分、これがないと人間は動けませんからね。
では、今日も本題に入っていきましょう。
今日のイルネス辞典は、「粘液嚢腫」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かと言いますと、ややこしい事に、同じ病名で呼ばれる2つの異なる病気があります。
ひとつは手足の指にできる指趾(しし)粘液嚢腫で、爪の付け根近くの皮膚に生じる半透明なしこりです。
もうひとつは口腔粘膜(こうくうねんまく)粘液嚢腫で、主に下唇の粘膜側に生じる半透明のしこりです。
いずれも内部にゼリー状の粘液が入っています。
では原因は何かってことですが、「指趾粘液嚢腫」は、関節内の潤滑剤である滑液(かつえき)が周囲組織内に漏れ出た結果、皮膚に貯留し嚢腫を形成したものと考えられます。
一方、「口腔粘膜粘液嚢腫」は、外傷により小唾液(だえき)腺(唾液をつくる小さな組織で、口のなかにはあちこちに多数ある)の導管(唾液を運ぶ管)がふさがり、内容物がたまって生じます。
症状の現れ方としましては、「指趾粘液嚢腫」は手足の指の背面(爪と同側)で、爪の付け根とDIP関節(指の先端から数えて一番目の関節)との間に生じます。
大きさは数o〜1p程度で半透明のドームのように盛り上がったしこりです。
DIP関節背面に生じ、皮膚の表面に変化のないしこりは、本体は粘液嚢腫と同じですが、ガングリオンと呼ばれることもあります。
「口腔粘膜粘液嚢腫」は下唇の裏側の粘膜に発生しやすく、透明感のあるドームのように盛り上がったしこりをつくります。
表面は白くふやけていることも多いのですが、逆に周囲よりも赤く見える場合もあります。
通常、見た目で診断できます。穿刺(せんし)(針を刺す)すればゼリー状の粘液が排出されます。
治療の方法としては、診断が確定していれば、放置しておいて差し支えありません。
「指趾粘液嚢腫」は自然に治る傾向がほとんどないため、治療の希望があれば外科的に切除します。
しかし、「口腔粘膜粘液嚢腫」は自然に消えていくことがまれでないため、無治療で経過観察するのもよい方法です。
早く治したい場合には切除します。
ま、簡単に言うと膿の入ったデキモノですな。
デキモノといっても、その成り立ちから、成分から全部違って色んな種類があるわけですね。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月19日のサンデーイルネスでございます。
7月も後半戦ってことで、夏真っ盛りなはずなんですけど、まだ梅雨明けしておりません。
昨日、今日は晴れてるんですけどねぇ…。
暑さというか、体感温度的にはもうじゅぶん暑いんですけどね。
って言うより、年々夏の暑さが堪えるようになってきたのは、歳のせいじゃろか?
熱中症なんて、昔はなかった気がするんですけどねぇ…。
今みたいに、水分補給を促すなんてことは全くなかったですし、どっちか言うと水飲んだらバテるからダメとか、余計に暑くなるからダメとか言われてた気がします。
あれ、運動時なんかも水飲んだらバテるってのが当たり前の常識になってたのは、なにを根拠に言ってたんでしょう?
それよりも、よくそれで熱中症に罹らなかったなぁと不思議に思いますよ。
当時も、熱中症的なものはあったんでしょうけど、根性で乗り越えてたんでしょうか?
それとも、今より若干気温が低かったでですから、熱中症まではいかなかったんでしょうか。
もしくは、単純に現代人の体力がドンドン衰えてるってことなんでしょうか…。
いや、体力だけでもないでしょうし、気温だけでもないでしょうけど、やはり知識がなかったのは大きいですよね。
ほんと、昔の部活とか今から考えると恐ろしいですもんね。
練習終わるまで、水は絶対飲まさなかった指導者がほとんどですから…。
その昔、野球漫画で「キャプテン」ってのがあったんですが、その劇中、キャプテンがとある部員に、あまり水を飲むとバテるからそのくらいでやめとけってたしなめるシーンがあったんですよ。
で、その部員は、不服そうに、「オレはどっちか言うと水飲んだ方が調子いいんだけど」みたいに言うシーンがあったんですが、当時はその文句を言ってる部員が悪いって認識でしたが、今から思うとそりゃ、水飲んだ方が調子良かっただろうなと(笑)
適度な水分補給で、身体が動いてたんでしょう。
でも、怒られてましたしね(笑)
そんな時代もあったねと(笑)
ってな、感じの灼熱地獄が続きますが、とりあえず水分とミネラルはキチンと補給しましょうね。
最近じゃ、塩タブレットとかも売ってますし、塩分と水分、これがないと人間は動けませんからね。
では、今日も本題に入っていきましょう。
今日のイルネス辞典は、「粘液嚢腫」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かと言いますと、ややこしい事に、同じ病名で呼ばれる2つの異なる病気があります。
ひとつは手足の指にできる指趾(しし)粘液嚢腫で、爪の付け根近くの皮膚に生じる半透明なしこりです。
もうひとつは口腔粘膜(こうくうねんまく)粘液嚢腫で、主に下唇の粘膜側に生じる半透明のしこりです。
いずれも内部にゼリー状の粘液が入っています。
では原因は何かってことですが、「指趾粘液嚢腫」は、関節内の潤滑剤である滑液(かつえき)が周囲組織内に漏れ出た結果、皮膚に貯留し嚢腫を形成したものと考えられます。
一方、「口腔粘膜粘液嚢腫」は、外傷により小唾液(だえき)腺(唾液をつくる小さな組織で、口のなかにはあちこちに多数ある)の導管(唾液を運ぶ管)がふさがり、内容物がたまって生じます。
症状の現れ方としましては、「指趾粘液嚢腫」は手足の指の背面(爪と同側)で、爪の付け根とDIP関節(指の先端から数えて一番目の関節)との間に生じます。
大きさは数o〜1p程度で半透明のドームのように盛り上がったしこりです。
DIP関節背面に生じ、皮膚の表面に変化のないしこりは、本体は粘液嚢腫と同じですが、ガングリオンと呼ばれることもあります。
「口腔粘膜粘液嚢腫」は下唇の裏側の粘膜に発生しやすく、透明感のあるドームのように盛り上がったしこりをつくります。
表面は白くふやけていることも多いのですが、逆に周囲よりも赤く見える場合もあります。
通常、見た目で診断できます。穿刺(せんし)(針を刺す)すればゼリー状の粘液が排出されます。
治療の方法としては、診断が確定していれば、放置しておいて差し支えありません。
「指趾粘液嚢腫」は自然に治る傾向がほとんどないため、治療の希望があれば外科的に切除します。
しかし、「口腔粘膜粘液嚢腫」は自然に消えていくことがまれでないため、無治療で経過観察するのもよい方法です。
早く治したい場合には切除します。
ま、簡単に言うと膿の入ったデキモノですな。
デキモノといっても、その成り立ちから、成分から全部違って色んな種類があるわけですね。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院