大量絶滅と淘汰
2020年06月22日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
6月22日の月曜日でございます。
梅雨真っ只中、鬱陶しい毎日ですがダンダン慣れてきましたかね。
湿度で身体がダルイですが、それも慣れですねぇ…。
気持ち的には慣れてきても、身体には疲れがキッチリ溜まっていきますんで夏前の梅雨バテにも十分気をつけて下さい。
なにせ、今年はマスクしてますから余計に心肺に負担がかかりますよね。
高地トレーニングとかやはり体力付きますからね。
このマスクな夏を乗り切ったら、みんな体力向上してるかもしれませんよ。
てな、鬱陶しい日々ですが、今日も元気だしてネタ突入といきましょう。
今日のお話しは、「大量絶滅」の話でもしてみましょう。
絶滅ということは、まぁ、簡単に言うとその「種」が地球上からいなくなってしまう事を意味します。
絶滅危惧種なんて言葉もありますし、何となく日常的にも起ってるんだろうなぁって位には、誰もが知っています。
大量絶滅と言うと、なんだか地球滅亡みたいなイメージで聞こえてしまうかもしれませんが、科学者たちは第6の大量絶滅が現在進行中であるとして警鐘を鳴らしています。
種の絶滅が加速しているそうなんですね。
第6のってことは、かつて地球では5回の大量絶滅が起こってるわけです。
20世紀には数多くの脊椎動物が姿を消しました。
そして今回の場合、それがほんの数十年で前世紀以上の種が絶滅する可能性があるんだそうなんです。
メキシコ国立自治大学の生態学者ヘラルド・セバージョス氏やアメリカ、スタンフォード大学生物学者、ポール・エールリッヒ氏らの研究チームによれば、現在の大量絶滅は、今後20年で無数の種を破滅させるほどのものだといいます。
セバージョス氏らが5年前に行った研究では、「背景絶滅率」(平穏な時期の絶滅率で自然の状態で種が絶滅する割合)と今日見られる絶滅率との差異を調べるために、保守的な推定が用いられていました。
それでもなお、自然な状態で脊椎動物種が絶滅する平均的な割合(100年ごとに1万種中2種が絶滅)と今日の絶滅率には、圧倒的な開きがあることを示す結果が得られているそうなんです。
前世紀では、背景絶滅率の最大100倍の速さで脊椎動物が姿を消していたんだそうです。
セバージョス氏らが今回発表した研究においても、まったく楽観的になれない状況が相変わらず続いていることが示されています。
それによれば、将来的な絶滅率はおそらくこれまで過小評価されてきただろうとのこと。
絶滅率は現時点でもひどく高いわけなんですが、今後、さらに急速に上昇するおそれがあるという事です。
研究チームは、国際自然保護連合(IUCN)とバードライフ・インターナショナルが編集している絶滅のおそれのある野生生物リストのデータから、絶滅寸前(生息域の大半が消失し、世界の個体数が1000匹未満)だと考えられる脊椎動物種を検証してみました。
すると評価された陸生脊椎動物のうち、1.7%にあたる515種が絶滅寸前で、そのうち半分は個体数が250匹にも満たないことが判明しました。
さらに多少状況がマシな個体数1000〜5000匹という基準に照らすと、388種が当てはまったが、そのうち84%は絶滅寸前種と同じ生息域に分布していることも明らかになりました。
このことは、食物連鎖の崩壊、森林伐採、汚染、その他人間からの圧力といったその地域に存在する脅威について、比較的マシな種もまた絶滅寸前種と同様であることを示しています。
研究では、絶滅寸前種と密接なつながりがある種は、前者がいなくなってしまえばやはり消失へ向かうという、絶滅が絶滅を呼ぶ状況についても指摘しています。
ラッコがウニの過剰な増殖を抑え、数多くの生物にとって重要な海藻の繁殖を助けているように、ある生態系の中で特に大きな役割を果たしている種のことを「キーストーン種」と呼んでるんだそうで、このキーストーン種がいなくなってしまうと、その働きに依存していた別の種までいなくなってしまうことは、生態学ではよく知られた現象です。
セバージョス氏らは、今回の515種があと数十年しか存在しないと予測しています。
この仮定が正しかった場合、そこに1900年以降に絶滅した543種をあわせて考えると、現在の絶滅率は背景絶滅率の117倍にも上るということです。
これは5年前の試算をさらに上回っているわけです。
当然、人間としてはこの危惧種などを保護する働きを行っていってるわけですが、我々人間もいつか絶滅すると考える方が自然ですよね。
まぁ、人間の絶滅は置いておいても、人間が色々な種を絶滅に追いこんできているのは間違いありません。
ですが、歴史をみても何かの種が、何かの種を絶滅させるって事は、当たり前のように起ってきたことではあるんですよね。
もちろん、人間の行いを肯定するわけではありませんが、人間が生きてくための絶滅ってのは仕方ないのかもしれません。
ま、それ以上に人間はいらんことしてますけどね。
ちなみに、過去5回あったと言われている大量絶滅では、地球上の全生物の70%〜95%ほどが絶滅したと考えられています。
そんな大量絶滅が、もし近付いてるとするなら人類はまず生き残れないでしょう。
前回の大量絶滅から、6600万年経ていますので、ボチボチかもしれません。
かといって、人類がこれ以上、他の種を絶滅に追いやっても良いってわけではないですしね。
ま、今回が6回目の大量絶滅だとすると、おそらく人類も淘汰されるんじゃないかなぁとは思います。
淘汰って言葉、この場合適切かどうか微妙なんですが、言葉の意味としては「不用の物を除き去ること。不適当の者を排除すること。環境、条件などに適応する物が残存し、そうでないものが死滅する現象。選択。」てな言葉なんです。
まさしく人類を指してませんか?
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月22日の月曜日でございます。
梅雨真っ只中、鬱陶しい毎日ですがダンダン慣れてきましたかね。
湿度で身体がダルイですが、それも慣れですねぇ…。
気持ち的には慣れてきても、身体には疲れがキッチリ溜まっていきますんで夏前の梅雨バテにも十分気をつけて下さい。
なにせ、今年はマスクしてますから余計に心肺に負担がかかりますよね。
高地トレーニングとかやはり体力付きますからね。
このマスクな夏を乗り切ったら、みんな体力向上してるかもしれませんよ。
てな、鬱陶しい日々ですが、今日も元気だしてネタ突入といきましょう。
今日のお話しは、「大量絶滅」の話でもしてみましょう。
絶滅ということは、まぁ、簡単に言うとその「種」が地球上からいなくなってしまう事を意味します。
絶滅危惧種なんて言葉もありますし、何となく日常的にも起ってるんだろうなぁって位には、誰もが知っています。
大量絶滅と言うと、なんだか地球滅亡みたいなイメージで聞こえてしまうかもしれませんが、科学者たちは第6の大量絶滅が現在進行中であるとして警鐘を鳴らしています。
種の絶滅が加速しているそうなんですね。
第6のってことは、かつて地球では5回の大量絶滅が起こってるわけです。
20世紀には数多くの脊椎動物が姿を消しました。
そして今回の場合、それがほんの数十年で前世紀以上の種が絶滅する可能性があるんだそうなんです。
メキシコ国立自治大学の生態学者ヘラルド・セバージョス氏やアメリカ、スタンフォード大学生物学者、ポール・エールリッヒ氏らの研究チームによれば、現在の大量絶滅は、今後20年で無数の種を破滅させるほどのものだといいます。
セバージョス氏らが5年前に行った研究では、「背景絶滅率」(平穏な時期の絶滅率で自然の状態で種が絶滅する割合)と今日見られる絶滅率との差異を調べるために、保守的な推定が用いられていました。
それでもなお、自然な状態で脊椎動物種が絶滅する平均的な割合(100年ごとに1万種中2種が絶滅)と今日の絶滅率には、圧倒的な開きがあることを示す結果が得られているそうなんです。
前世紀では、背景絶滅率の最大100倍の速さで脊椎動物が姿を消していたんだそうです。
セバージョス氏らが今回発表した研究においても、まったく楽観的になれない状況が相変わらず続いていることが示されています。
それによれば、将来的な絶滅率はおそらくこれまで過小評価されてきただろうとのこと。
絶滅率は現時点でもひどく高いわけなんですが、今後、さらに急速に上昇するおそれがあるという事です。
研究チームは、国際自然保護連合(IUCN)とバードライフ・インターナショナルが編集している絶滅のおそれのある野生生物リストのデータから、絶滅寸前(生息域の大半が消失し、世界の個体数が1000匹未満)だと考えられる脊椎動物種を検証してみました。
すると評価された陸生脊椎動物のうち、1.7%にあたる515種が絶滅寸前で、そのうち半分は個体数が250匹にも満たないことが判明しました。
さらに多少状況がマシな個体数1000〜5000匹という基準に照らすと、388種が当てはまったが、そのうち84%は絶滅寸前種と同じ生息域に分布していることも明らかになりました。
このことは、食物連鎖の崩壊、森林伐採、汚染、その他人間からの圧力といったその地域に存在する脅威について、比較的マシな種もまた絶滅寸前種と同様であることを示しています。
研究では、絶滅寸前種と密接なつながりがある種は、前者がいなくなってしまえばやはり消失へ向かうという、絶滅が絶滅を呼ぶ状況についても指摘しています。
ラッコがウニの過剰な増殖を抑え、数多くの生物にとって重要な海藻の繁殖を助けているように、ある生態系の中で特に大きな役割を果たしている種のことを「キーストーン種」と呼んでるんだそうで、このキーストーン種がいなくなってしまうと、その働きに依存していた別の種までいなくなってしまうことは、生態学ではよく知られた現象です。
セバージョス氏らは、今回の515種があと数十年しか存在しないと予測しています。
この仮定が正しかった場合、そこに1900年以降に絶滅した543種をあわせて考えると、現在の絶滅率は背景絶滅率の117倍にも上るということです。
これは5年前の試算をさらに上回っているわけです。
当然、人間としてはこの危惧種などを保護する働きを行っていってるわけですが、我々人間もいつか絶滅すると考える方が自然ですよね。
まぁ、人間の絶滅は置いておいても、人間が色々な種を絶滅に追いこんできているのは間違いありません。
ですが、歴史をみても何かの種が、何かの種を絶滅させるって事は、当たり前のように起ってきたことではあるんですよね。
もちろん、人間の行いを肯定するわけではありませんが、人間が生きてくための絶滅ってのは仕方ないのかもしれません。
ま、それ以上に人間はいらんことしてますけどね。
ちなみに、過去5回あったと言われている大量絶滅では、地球上の全生物の70%〜95%ほどが絶滅したと考えられています。
そんな大量絶滅が、もし近付いてるとするなら人類はまず生き残れないでしょう。
前回の大量絶滅から、6600万年経ていますので、ボチボチかもしれません。
かといって、人類がこれ以上、他の種を絶滅に追いやっても良いってわけではないですしね。
ま、今回が6回目の大量絶滅だとすると、おそらく人類も淘汰されるんじゃないかなぁとは思います。
淘汰って言葉、この場合適切かどうか微妙なんですが、言葉の意味としては「不用の物を除き去ること。不適当の者を排除すること。環境、条件などに適応する物が残存し、そうでないものが死滅する現象。選択。」てな言葉なんです。
まさしく人類を指してませんか?
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院