(165)サンデーイルネス(仮)クラミジア・トラコマチス肺炎について
2020年04月26日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月26日のサンデーイルネスでございます。
4月も残すところ後4日となりました。
支払い週間が近付いてきてますし、もうどないすんねんって状態ですな(笑)
緊急事態宣言が全都道府県に出され、さすがに日本中が緊張感に包まれ、同時に患者さんの数も激減です。
まぁ、不要不急という意味では、必要のない方も多かったと言えるかもしれない一面はありますから、正しい選択をされてる方が多いと言う部分はあるんですが、こっちとしてはねぇ…。
とにかく今は、一人一人が出来ることを確実にやるってのが大事だとは思うんですが、実際これだけ大規模な自粛をする以上、経済破綻ってのは避けて通れないでしょう。
ですが、これは結果的にどうなるか分かりませんが、まず感染拡大を抑えるってことを優先させたら、こういう事になるのかもしれません。
まぁ、極端な話、命があれば経済はいつか取り戻せますし、必ず良くなる日は来ますから…
ほんと、経済が回らなくても死にはしません(笑)
これは言い過ぎかもしれませんが、そこを考えてしまうとどうしても感染の危険性を伴ってしまいますしねぇ…。
まずはコロナを撲滅させてから、シッカリ経済は取り戻す…
これしかないのかもしれません。
その途中で、経済が破たんしそうになったなら、今は助成や借入の幅も広がってるみたいですし、色々行政に相談するのもアリかと思いますよ。
なんにせよ、今はグッと我慢しましょう。
ってことで、今日もネタ突入といきましょう。
今日のイルネス辞典は、「クラミジア・トラコマチス肺炎」について解説していきたいと思います。
昨今、世界を賑わしてる「新型コロナウイルス」も肺炎を併発するウイルス性の感染症でございます。
今日解説する、クラミジア・トラコマチスは日本や欧米をはじめ、世界的にも淋菌(りんきん)を上回り、最も頻度の高い性行為感染症の原因菌とされています。
この菌は、ヒトを自然宿主としてヒトからヒトへ伝播(でんぱ)し、封入体結膜炎(ふうにゅうたいけつまくえん)やトラコーマなどの眼疾患、尿道炎、子宮頸管炎、子宮内膜炎、卵管炎、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎、肝周囲炎など、さまざまな病気を引き起こします。
肺炎は、感染妊婦から出生した新生児・乳児の3〜20%が発症するとされていますが、成人では極めてまれです。
クラミジア・トラコマチスの感染は性行為によるものであり、新生児・乳児への感染は、この菌の感染妊婦からの産道感染によって成立します。
一方、感染した菌体の一部がさまざまなストレスによって持続感染型菌体に変化し、数カ月から数年、生体内で生存し続けることも明らかとなっています。
この持続感染型菌体は、後述の抗クラミジア薬には不応性であるばかりでなく、多量の抗原や病原因子を含んでおり、慢性炎症を引き起こす原因のひとつであると考えられている厄介なもんなんです。
症状としましては、通常、3〜16週に鼻汁や軽度の咳で発症し、多くの場合は無熱性で遷延性(せんえんせい)の経過をたどります。
多呼吸を伴い、嘔吐やチアノーゼを伴う百日咳のようなけいれん性の咳が出現することもありますが、喘鳴(ぜんめい)を伴うことは多くなく、一般に全身状態は良好です。
検査成績では、時に高免疫グロブリン血症、Bリンパ球の比率の増加、および軽度の好酸球増多などが出現しますが、特徴的なものはありません。
オウム病やクラミジア・ニューモニエ肺炎と異なり、この病気の病原体の抗原や遺伝子を尿から検出できる検査キットや抗体検出用キットが数多く開発されていますので、発見は比較的容易とされています。
ま、普通は尿検査で引っかかる感じで、発覚します。
では、治療の方法ですが、治療に際して重要なことは、抗菌薬が細胞内に十分に移行することです。
ま、簡単に言うと、「効く薬を使う」ってことです。
抗菌薬を使用しますが、ペニシリン系やセフェム系などのβ(ベータ)‐ラクタム系薬ではなく、細胞内移行が良好かつ強いクラミジア増殖抑制を示す薬剤として、テトラサイクリン系薬、マクロライド系薬、ニューキノロン系薬(レスピラトリー・キノロン)およびケトライド系薬などの抗菌薬を投与します。
適正な抗菌薬を使用した場合、臨床症状や胸部浸潤陰影の改善は速やかで、多くは投与開始後約1週間で治癒します。
性行為感染症は、感染部位にかかわらずピンポン感染(うつしたり、うつされたりを繰り返すこと)が起こるため、パートナーの受診、治療が不可欠です。
ま、この疾患に限らず、性感染症の場合、パートナーと同時に治さないとこの現象がおこりますから、必ず二人で受診し治療しないといけません。
そうもいかない場合もあるんでしょうけど、そこは覚悟してご相手を一緒に病院に連れて行って下さいね(笑)
いかがでしたか。
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月26日のサンデーイルネスでございます。
4月も残すところ後4日となりました。
支払い週間が近付いてきてますし、もうどないすんねんって状態ですな(笑)
緊急事態宣言が全都道府県に出され、さすがに日本中が緊張感に包まれ、同時に患者さんの数も激減です。
まぁ、不要不急という意味では、必要のない方も多かったと言えるかもしれない一面はありますから、正しい選択をされてる方が多いと言う部分はあるんですが、こっちとしてはねぇ…。
とにかく今は、一人一人が出来ることを確実にやるってのが大事だとは思うんですが、実際これだけ大規模な自粛をする以上、経済破綻ってのは避けて通れないでしょう。
ですが、これは結果的にどうなるか分かりませんが、まず感染拡大を抑えるってことを優先させたら、こういう事になるのかもしれません。
まぁ、極端な話、命があれば経済はいつか取り戻せますし、必ず良くなる日は来ますから…
ほんと、経済が回らなくても死にはしません(笑)
これは言い過ぎかもしれませんが、そこを考えてしまうとどうしても感染の危険性を伴ってしまいますしねぇ…。
まずはコロナを撲滅させてから、シッカリ経済は取り戻す…
これしかないのかもしれません。
その途中で、経済が破たんしそうになったなら、今は助成や借入の幅も広がってるみたいですし、色々行政に相談するのもアリかと思いますよ。
なんにせよ、今はグッと我慢しましょう。
ってことで、今日もネタ突入といきましょう。
今日のイルネス辞典は、「クラミジア・トラコマチス肺炎」について解説していきたいと思います。
昨今、世界を賑わしてる「新型コロナウイルス」も肺炎を併発するウイルス性の感染症でございます。
今日解説する、クラミジア・トラコマチスは日本や欧米をはじめ、世界的にも淋菌(りんきん)を上回り、最も頻度の高い性行為感染症の原因菌とされています。
この菌は、ヒトを自然宿主としてヒトからヒトへ伝播(でんぱ)し、封入体結膜炎(ふうにゅうたいけつまくえん)やトラコーマなどの眼疾患、尿道炎、子宮頸管炎、子宮内膜炎、卵管炎、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎、肝周囲炎など、さまざまな病気を引き起こします。
肺炎は、感染妊婦から出生した新生児・乳児の3〜20%が発症するとされていますが、成人では極めてまれです。
クラミジア・トラコマチスの感染は性行為によるものであり、新生児・乳児への感染は、この菌の感染妊婦からの産道感染によって成立します。
一方、感染した菌体の一部がさまざまなストレスによって持続感染型菌体に変化し、数カ月から数年、生体内で生存し続けることも明らかとなっています。
この持続感染型菌体は、後述の抗クラミジア薬には不応性であるばかりでなく、多量の抗原や病原因子を含んでおり、慢性炎症を引き起こす原因のひとつであると考えられている厄介なもんなんです。
症状としましては、通常、3〜16週に鼻汁や軽度の咳で発症し、多くの場合は無熱性で遷延性(せんえんせい)の経過をたどります。
多呼吸を伴い、嘔吐やチアノーゼを伴う百日咳のようなけいれん性の咳が出現することもありますが、喘鳴(ぜんめい)を伴うことは多くなく、一般に全身状態は良好です。
検査成績では、時に高免疫グロブリン血症、Bリンパ球の比率の増加、および軽度の好酸球増多などが出現しますが、特徴的なものはありません。
オウム病やクラミジア・ニューモニエ肺炎と異なり、この病気の病原体の抗原や遺伝子を尿から検出できる検査キットや抗体検出用キットが数多く開発されていますので、発見は比較的容易とされています。
ま、普通は尿検査で引っかかる感じで、発覚します。
では、治療の方法ですが、治療に際して重要なことは、抗菌薬が細胞内に十分に移行することです。
ま、簡単に言うと、「効く薬を使う」ってことです。
抗菌薬を使用しますが、ペニシリン系やセフェム系などのβ(ベータ)‐ラクタム系薬ではなく、細胞内移行が良好かつ強いクラミジア増殖抑制を示す薬剤として、テトラサイクリン系薬、マクロライド系薬、ニューキノロン系薬(レスピラトリー・キノロン)およびケトライド系薬などの抗菌薬を投与します。
適正な抗菌薬を使用した場合、臨床症状や胸部浸潤陰影の改善は速やかで、多くは投与開始後約1週間で治癒します。
性行為感染症は、感染部位にかかわらずピンポン感染(うつしたり、うつされたりを繰り返すこと)が起こるため、パートナーの受診、治療が不可欠です。
ま、この疾患に限らず、性感染症の場合、パートナーと同時に治さないとこの現象がおこりますから、必ず二人で受診し治療しないといけません。
そうもいかない場合もあるんでしょうけど、そこは覚悟してご相手を一緒に病院に連れて行って下さいね(笑)
いかがでしたか。
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院