下水道のコロナ
2020年04月16日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
4月16日の木曜日でございます。
4月も後半戦に入り、ますます春爛漫でございます。
うららかな春の日、桜ももうほとんど散ってますが、暖かな季節はこれからです。
一年で一番いい季節ですから、穏やかに過ごしたいトコなんですが、まだまだそうもいきません。
先週から一部の都府県で、緊急事態宣言が出され、とにかくジッとしとけってのが感染防止の決め手のようで、自宅勤務されてる方も多いかと思います。
わが街、京都も緊急事態宣言都市には含まれていませんが、同日、それに準ずる自粛要請ってのが、京都府知事から発表されました。
つまり、家におれと…
まぁ、不要不急の外出を避けるってのは努力すれば問題ないです。
ここに従えないってのはもう、今は通用しません。
ですが、感染者のいわゆる「感染源不明」ってヤツ、これの中にはかなりの数の電車やバスの中での感染があると思われます。
通勤、通学の満員電車ですよね。
まぁもう今じゃ学校はだいたい休校になってますが、通勤となるとやはり休める方は限られています。
テレワークだの自宅勤務だの、それで大丈夫な職ってのも限られてますし、それ以外は結局今までと同じように満員電車で通勤されるわけですよ。
この時間ってやはりかなり怖いですよね。
ですけど、現実問題お勤めの方は会社が休んでいいよって言ってくれないと休めません。
で、会社はというと休むことが出来ない理由が、色々あるんですよ。
そりゃ…
この休めない理由の一番は、経済的な事ですよね。
要するに、働かないと収入が得れない。
なので、休んだ方がいいのは承知でもやらざるを得ない。
これが本当のトコでしょう。
これ、何とかならないかねぇ…。
東京都は、休業要請した店舗などに、50万円〜100万円の補助金を出すって話しですが、逆にこれが出来ないために休業要請をかけにくい自治体もあるようです。
やはり、自治体ごとに任せちゃうってのは、問題でしょう。
国がピシッと決めてあげないとね。
ってなもう、なにが正解かも分からないコロナ問題なんですが、今日はオランダでの研究のお話です。
これは、下水の検査をすることで新型コロナウイルスの潜在的な感染者数を把握できる可能性についてのお話です。
今、世界では複数の研究グループが下水の検査に着手し始めているそうなんです。
これは、下水に含まれるウイルスから、その地域の感染者数を推測できると考えられるからだそうなんですよ。
もとは、オランダの研究チームが、ある都市の下水管を流れる排水から、新型コロナウイルスを検知したところから始まりました。
ここはまだ、感染者が正式に確認されていない場所であり、下水の排水を調べることで、早期に感染拡大の兆候を発見することができるかもしれないと研究が進んでいるわけです。
なんでも1ヶ所の下水処理場で、100万人以上から排出された汚水を処理しているということで、これだけの量の排水を調べれば、PCR検査よりも正確にある地域の感染症流行のレベルを把握できる可能性があるというんですね。
PCR検査では症状が軽度の患者や無症状の患者などを調べることは難しいと言われていますが、下水検査なら潜在的な感染者全員をカバーできるだろうと…。
そのためには、感染者1人の便に含まれるウイルスのRNA量を把握し、下水に含まれるRNAの濃度からある人口における感染者の数を推定できるようにしなければなりません。
またクイーンズランド環境健康科学連合(オーストラリア)の研究者は、低レベルのウイルス濃度でも検出できるよう感度を上げることや、下水検査のせいでPCR検査を担う人員や物資が奪われないようにすることも重要だと指摘しているそうです。
社会的距離戦略や都市封鎖のような感染抑止策は、ウイルスの感染拡大を抑える有効な手段なんですが、ウイルスを完全に抑え込んでいなければ、どこかの時点で止めてしまえば、再び感染に勢いがつく恐れがあります。
そこで、下水検査を定期的に行うことで、新型コロナの流行を匂わせる初期の兆候を察知できると、オランダ国立公衆衛生環境研究所のアナ・マリア・デ・ロダ・ハスマン氏は話しておられます。
同研究所は、これまで下水検査でノロウイルス、薬剤耐性菌、ポリオウイルス、はしかウイルスを検出してきたそうなんですが、新型コロナでもその有効性を確認済みだそうです。
このデ・ロダ・ハスマン氏、本当にすごい人で、オランダで新型コロナ感染症が初めて確認されたわずか4日後には、空港の下水からウイルスの痕跡を検出することに成功していたそうです。
さらにメデマ氏も、国内の某都市で感染者が報告されるよりも先に、下水からウイルスのRNAを検出したんだそうです。
いくつかの研究は、新型コロナが感染から3日以内に便内に排泄されることが分かっているそうです。
ですが、感染者が体調を崩し、診察を受けるようになるまで、長ければ2週間はかかります。
つまり、それよりずっと早いわけで下水に漂うウイルス物質を追跡すれば、公衆衛生当局は、これまでより早い段階で封鎖措置などを実施するか否か判断できるようになるだろうと。
7〜10日という期間は、アウトブレイクの深刻さを大きく左右するだけの時間といえますしね。
現在、デ・ロダ・ハスマン氏のグループは、オランダ国内12県の県庁所在地とまだ感染者が確認されていない12地域での下水検査を予定しているそうなんです。
これは始めて聞いた話ですね〜。
でも、世界中の賢い人(笑)たちが一丸になってコロナを撲滅させようと努力してくれています。
一人一人が、出来ることを確実にやるだけで、必ず撲滅出来ますから…。
とりあえずは5月6日まで。
もう少し大人しくしていましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月16日の木曜日でございます。
4月も後半戦に入り、ますます春爛漫でございます。
うららかな春の日、桜ももうほとんど散ってますが、暖かな季節はこれからです。
一年で一番いい季節ですから、穏やかに過ごしたいトコなんですが、まだまだそうもいきません。
先週から一部の都府県で、緊急事態宣言が出され、とにかくジッとしとけってのが感染防止の決め手のようで、自宅勤務されてる方も多いかと思います。
わが街、京都も緊急事態宣言都市には含まれていませんが、同日、それに準ずる自粛要請ってのが、京都府知事から発表されました。
つまり、家におれと…
まぁ、不要不急の外出を避けるってのは努力すれば問題ないです。
ここに従えないってのはもう、今は通用しません。
ですが、感染者のいわゆる「感染源不明」ってヤツ、これの中にはかなりの数の電車やバスの中での感染があると思われます。
通勤、通学の満員電車ですよね。
まぁもう今じゃ学校はだいたい休校になってますが、通勤となるとやはり休める方は限られています。
テレワークだの自宅勤務だの、それで大丈夫な職ってのも限られてますし、それ以外は結局今までと同じように満員電車で通勤されるわけですよ。
この時間ってやはりかなり怖いですよね。
ですけど、現実問題お勤めの方は会社が休んでいいよって言ってくれないと休めません。
で、会社はというと休むことが出来ない理由が、色々あるんですよ。
そりゃ…
この休めない理由の一番は、経済的な事ですよね。
要するに、働かないと収入が得れない。
なので、休んだ方がいいのは承知でもやらざるを得ない。
これが本当のトコでしょう。
これ、何とかならないかねぇ…。
東京都は、休業要請した店舗などに、50万円〜100万円の補助金を出すって話しですが、逆にこれが出来ないために休業要請をかけにくい自治体もあるようです。
やはり、自治体ごとに任せちゃうってのは、問題でしょう。
国がピシッと決めてあげないとね。
ってなもう、なにが正解かも分からないコロナ問題なんですが、今日はオランダでの研究のお話です。
これは、下水の検査をすることで新型コロナウイルスの潜在的な感染者数を把握できる可能性についてのお話です。
今、世界では複数の研究グループが下水の検査に着手し始めているそうなんです。
これは、下水に含まれるウイルスから、その地域の感染者数を推測できると考えられるからだそうなんですよ。
もとは、オランダの研究チームが、ある都市の下水管を流れる排水から、新型コロナウイルスを検知したところから始まりました。
ここはまだ、感染者が正式に確認されていない場所であり、下水の排水を調べることで、早期に感染拡大の兆候を発見することができるかもしれないと研究が進んでいるわけです。
なんでも1ヶ所の下水処理場で、100万人以上から排出された汚水を処理しているということで、これだけの量の排水を調べれば、PCR検査よりも正確にある地域の感染症流行のレベルを把握できる可能性があるというんですね。
PCR検査では症状が軽度の患者や無症状の患者などを調べることは難しいと言われていますが、下水検査なら潜在的な感染者全員をカバーできるだろうと…。
そのためには、感染者1人の便に含まれるウイルスのRNA量を把握し、下水に含まれるRNAの濃度からある人口における感染者の数を推定できるようにしなければなりません。
またクイーンズランド環境健康科学連合(オーストラリア)の研究者は、低レベルのウイルス濃度でも検出できるよう感度を上げることや、下水検査のせいでPCR検査を担う人員や物資が奪われないようにすることも重要だと指摘しているそうです。
社会的距離戦略や都市封鎖のような感染抑止策は、ウイルスの感染拡大を抑える有効な手段なんですが、ウイルスを完全に抑え込んでいなければ、どこかの時点で止めてしまえば、再び感染に勢いがつく恐れがあります。
そこで、下水検査を定期的に行うことで、新型コロナの流行を匂わせる初期の兆候を察知できると、オランダ国立公衆衛生環境研究所のアナ・マリア・デ・ロダ・ハスマン氏は話しておられます。
同研究所は、これまで下水検査でノロウイルス、薬剤耐性菌、ポリオウイルス、はしかウイルスを検出してきたそうなんですが、新型コロナでもその有効性を確認済みだそうです。
このデ・ロダ・ハスマン氏、本当にすごい人で、オランダで新型コロナ感染症が初めて確認されたわずか4日後には、空港の下水からウイルスの痕跡を検出することに成功していたそうです。
さらにメデマ氏も、国内の某都市で感染者が報告されるよりも先に、下水からウイルスのRNAを検出したんだそうです。
いくつかの研究は、新型コロナが感染から3日以内に便内に排泄されることが分かっているそうです。
ですが、感染者が体調を崩し、診察を受けるようになるまで、長ければ2週間はかかります。
つまり、それよりずっと早いわけで下水に漂うウイルス物質を追跡すれば、公衆衛生当局は、これまでより早い段階で封鎖措置などを実施するか否か判断できるようになるだろうと。
7〜10日という期間は、アウトブレイクの深刻さを大きく左右するだけの時間といえますしね。
現在、デ・ロダ・ハスマン氏のグループは、オランダ国内12県の県庁所在地とまだ感染者が確認されていない12地域での下水検査を予定しているそうなんです。
これは始めて聞いた話ですね〜。
でも、世界中の賢い人(笑)たちが一丸になってコロナを撲滅させようと努力してくれています。
一人一人が、出来ることを確実にやるだけで、必ず撲滅出来ますから…。
とりあえずは5月6日まで。
もう少し大人しくしていましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院