血漿抗体
2020年04月21日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月21日の火曜日でございます。
4月も後半戦、残すところ10日を切りました。
だんだん暖かくなってきましたし、まさしく春爛漫、そしてもうすぐゴールデンウイークっていう普通ならウキウキな季節なんですが、今年は世界中が強烈なストレスに晒されてます。
ストレスは身体に悪い。
このままでは、コロナの実害以上に二次的被害として、コロナストレスが蔓延しそうです。
なんかスッキリしませんもんねぇ。
スッキリしない一つの大きな理由が、この新型コロナウイルスについて、まだ未知な部分が多いという事があげられると思います。
実際、感染者が重症化するパターンがよめていません。
年齢的な事だけではないのは、若年層の死亡が物語ってますし、感染者には若い完全に免疫力の高そうな人もたくさんいます。
感染は誰でも可能性があり、そこから重症化するのに免疫力がものをいうのか?
やはり死亡例の中に高齢者が多いのはそれも関係あるとは思いますが、男女比では圧倒的に男性の方が死亡率は高いそうですし、アメリカではこれまた圧倒的に黒人の死亡が多いんだとか…
なにかしらの因果関係はあるんでしょうけど、それが見つかってません。
つまり、謎。
謎が多いという事はそれだけ不安が募りますし、それがストレスになるわけです。
重症化しなければ、言うたらただの風邪ですからね。
基本的に、肺炎に移行する可能性のある風邪っていったら、普通の風邪とそこまでかわりませんから…
そのへんの謎がスパッと解明されれば、ただ怯える必要もないはずなんですが…
そんな世界がストレスに晒される中、もちろん闘病と言う形でコロナと戦っておられる方たちも世界中にたくさんいます。
今日はそんな闘病からのお話しー
新型コロナウイルスの治療法については、世界中の科学者が1日も早く安全な方法を見出そうと日々研究を重ねています。
アメリカでは、急増する感染者により脅威が拡大したことから、FDA(米国食品医薬品局)が新型コロナウイルスに対する実験的治療の適用に関する規定を変更し、病院によっては、実際にコロナウイルスから回復した患者の血漿(けっしょう)を重篤患者に使う実験が行われているそうなんです。
今日のお話しは、カリフォルニア在住の男性のお話しで、彼は3月にコロナウイルスに感染しましたが無事回復しました。
その後、病院側からの依頼を受けて、自身の血漿を3人の重篤患者に寄付しました。
その結果3人とも今のところ一命を取り留めたということなんです。
カリフォルニア州サンディエゴ郡エスコンディードに住むジェイソン・ガルシアさん(36歳)は、3月6日に軽い咳き込みと倦怠感に見舞われました。
この時は、症状についてあまり深く考えていなかったというガルシアさん。
しかし後日、出張時に咳を伴う頭痛に襲われ、その後1日も経たないうちに発熱し、体の痛みを覚えたそうです。
息切れを感じたガルシアさんは、かかりつけの医師に電話すると病院で新型コロナウイルス検査を受けるように勧められたため、来院しました。
その検査結果が出たのは、3月14日のことで、ガルシアさんは残念ながら陽性でした。
以降医師に自宅隔離を言い渡され、10日間妻や生後11か月の娘とも距離を置いて過ごしたそうです。
やがて18日には無症状となったものの、サンディエゴ郡保健局からは23日までの待機を求められ、安全のために5日間自己隔離を続けました。
そして再検査の後、ガルシアさんは無事回復したと認められ、晴れてコロナに打ち勝ったわけです。
これは、ある意味運の良い人ってことで、回復せず入院を余儀なくされる方もたくさんいます。
ガルシアさんは、回復後SNSで喜びをシェア。
すると同じ頃、オレンジ郡セント・ジョセフ病院では医療従事者がSNSを介して実験的治療に協力してくれる人を探していることをしりました。
それは、新型コロナウイルスの回復者から血漿の寄付を呼びかけるものだったんですね。
ここで血漿とはってことなんですが、血液の成分の液状部分のことで、その中には体の免疫反応を生み出す抗体を含んでいるんです。
血液はこの血漿(液状)の中に血球(白血球、赤血球、血小板)が入っているんですね。
血漿を患者に直接輸血するにあたり、従来ならば本当に安全で効果的か否かを確かめる臨床試験を必要とします。
しかし、そうした臨床試験が完了していない中でも、FDA(米国食品医薬品局)は進行中の新型コロナウイルスに対する実験的治療の適用に関する規定を変更したわけです。
つまり、感染患者と死者数が増加の一途を辿り、現状の公衆衛生上の脅威が避けられないものであることを実感したわけなんです。
これも、日本じゃ考えられないですね。
この決定にゴーサインを出す勇気はかなりのものだと思います。
だって失敗したら死亡まであるわけですから…。
ただ現段階では、治療対象者はあくまでも重篤な患者に限られています。
実験では、回復患者から採取した血漿が、実際に新型コロナウイルスやそれを引き起こすウイルスに対して有効だという可能性を示す複数の兆候が認められているそうです。
現在開発中の他の治療法と同様、この方法もまだ多くの実験や研究を要するんですが、多くの研究者がこの課題に取り組んでいるそうです。
もし、この開発がうまくいけば新型コロナウイルスにより心痛を抱える多くの人を救い、患者に人生と闘うチャンスを与えることができるわけなんです。
ガルシアさんの回復の投稿と病院の投稿を見ていたガルシアさんの友人は、検疫機関が終了した数日後にガルシアさんに連絡。
病院側に連絡をしたガルシアさんは、「治療法がないこの病に苦しむ人が、少しでも多く命が救われる機会を得られることになれば」と思い、自分の血漿を寄付することに同意しました。
セント・ジョセフ病院のウェンディ・エスコベード看護婦長は、次のように述べている。
血漿の寄付により、現患者は回復したガルシアさんの抗体を受け取って、病と闘うことができるわけなんです。
ガルシアさんは4月1日に3人の患者に血漿を寄付しました。
その患者は3人ともが重篤な症状でしたが、その後一命を取り留めたこと、3人は現在も複数の薬を飲んでいますが、健康状態は毎日少しずつ回復に向かっていることを医師から伝えられたそうです。
この場合、今回のがたまたまうまくいっただけかもしれません。
ですが、今後の治療とワクチン開発には大きく前進したといえるでしょう。
人類の叡智をもってすれば、コロナになんぞ負けるわけがない。
と、わたくし院長は思っております。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月21日の火曜日でございます。
4月も後半戦、残すところ10日を切りました。
だんだん暖かくなってきましたし、まさしく春爛漫、そしてもうすぐゴールデンウイークっていう普通ならウキウキな季節なんですが、今年は世界中が強烈なストレスに晒されてます。
ストレスは身体に悪い。
このままでは、コロナの実害以上に二次的被害として、コロナストレスが蔓延しそうです。
なんかスッキリしませんもんねぇ。
スッキリしない一つの大きな理由が、この新型コロナウイルスについて、まだ未知な部分が多いという事があげられると思います。
実際、感染者が重症化するパターンがよめていません。
年齢的な事だけではないのは、若年層の死亡が物語ってますし、感染者には若い完全に免疫力の高そうな人もたくさんいます。
感染は誰でも可能性があり、そこから重症化するのに免疫力がものをいうのか?
やはり死亡例の中に高齢者が多いのはそれも関係あるとは思いますが、男女比では圧倒的に男性の方が死亡率は高いそうですし、アメリカではこれまた圧倒的に黒人の死亡が多いんだとか…
なにかしらの因果関係はあるんでしょうけど、それが見つかってません。
つまり、謎。
謎が多いという事はそれだけ不安が募りますし、それがストレスになるわけです。
重症化しなければ、言うたらただの風邪ですからね。
基本的に、肺炎に移行する可能性のある風邪っていったら、普通の風邪とそこまでかわりませんから…
そのへんの謎がスパッと解明されれば、ただ怯える必要もないはずなんですが…
そんな世界がストレスに晒される中、もちろん闘病と言う形でコロナと戦っておられる方たちも世界中にたくさんいます。
今日はそんな闘病からのお話しー
新型コロナウイルスの治療法については、世界中の科学者が1日も早く安全な方法を見出そうと日々研究を重ねています。
アメリカでは、急増する感染者により脅威が拡大したことから、FDA(米国食品医薬品局)が新型コロナウイルスに対する実験的治療の適用に関する規定を変更し、病院によっては、実際にコロナウイルスから回復した患者の血漿(けっしょう)を重篤患者に使う実験が行われているそうなんです。
今日のお話しは、カリフォルニア在住の男性のお話しで、彼は3月にコロナウイルスに感染しましたが無事回復しました。
その後、病院側からの依頼を受けて、自身の血漿を3人の重篤患者に寄付しました。
その結果3人とも今のところ一命を取り留めたということなんです。
カリフォルニア州サンディエゴ郡エスコンディードに住むジェイソン・ガルシアさん(36歳)は、3月6日に軽い咳き込みと倦怠感に見舞われました。
この時は、症状についてあまり深く考えていなかったというガルシアさん。
しかし後日、出張時に咳を伴う頭痛に襲われ、その後1日も経たないうちに発熱し、体の痛みを覚えたそうです。
息切れを感じたガルシアさんは、かかりつけの医師に電話すると病院で新型コロナウイルス検査を受けるように勧められたため、来院しました。
その検査結果が出たのは、3月14日のことで、ガルシアさんは残念ながら陽性でした。
以降医師に自宅隔離を言い渡され、10日間妻や生後11か月の娘とも距離を置いて過ごしたそうです。
やがて18日には無症状となったものの、サンディエゴ郡保健局からは23日までの待機を求められ、安全のために5日間自己隔離を続けました。
そして再検査の後、ガルシアさんは無事回復したと認められ、晴れてコロナに打ち勝ったわけです。
これは、ある意味運の良い人ってことで、回復せず入院を余儀なくされる方もたくさんいます。
ガルシアさんは、回復後SNSで喜びをシェア。
すると同じ頃、オレンジ郡セント・ジョセフ病院では医療従事者がSNSを介して実験的治療に協力してくれる人を探していることをしりました。
それは、新型コロナウイルスの回復者から血漿の寄付を呼びかけるものだったんですね。
ここで血漿とはってことなんですが、血液の成分の液状部分のことで、その中には体の免疫反応を生み出す抗体を含んでいるんです。
血液はこの血漿(液状)の中に血球(白血球、赤血球、血小板)が入っているんですね。
血漿を患者に直接輸血するにあたり、従来ならば本当に安全で効果的か否かを確かめる臨床試験を必要とします。
しかし、そうした臨床試験が完了していない中でも、FDA(米国食品医薬品局)は進行中の新型コロナウイルスに対する実験的治療の適用に関する規定を変更したわけです。
つまり、感染患者と死者数が増加の一途を辿り、現状の公衆衛生上の脅威が避けられないものであることを実感したわけなんです。
これも、日本じゃ考えられないですね。
この決定にゴーサインを出す勇気はかなりのものだと思います。
だって失敗したら死亡まであるわけですから…。
ただ現段階では、治療対象者はあくまでも重篤な患者に限られています。
実験では、回復患者から採取した血漿が、実際に新型コロナウイルスやそれを引き起こすウイルスに対して有効だという可能性を示す複数の兆候が認められているそうです。
現在開発中の他の治療法と同様、この方法もまだ多くの実験や研究を要するんですが、多くの研究者がこの課題に取り組んでいるそうです。
もし、この開発がうまくいけば新型コロナウイルスにより心痛を抱える多くの人を救い、患者に人生と闘うチャンスを与えることができるわけなんです。
ガルシアさんの回復の投稿と病院の投稿を見ていたガルシアさんの友人は、検疫機関が終了した数日後にガルシアさんに連絡。
病院側に連絡をしたガルシアさんは、「治療法がないこの病に苦しむ人が、少しでも多く命が救われる機会を得られることになれば」と思い、自分の血漿を寄付することに同意しました。
セント・ジョセフ病院のウェンディ・エスコベード看護婦長は、次のように述べている。
血漿の寄付により、現患者は回復したガルシアさんの抗体を受け取って、病と闘うことができるわけなんです。
ガルシアさんは4月1日に3人の患者に血漿を寄付しました。
その患者は3人ともが重篤な症状でしたが、その後一命を取り留めたこと、3人は現在も複数の薬を飲んでいますが、健康状態は毎日少しずつ回復に向かっていることを医師から伝えられたそうです。
この場合、今回のがたまたまうまくいっただけかもしれません。
ですが、今後の治療とワクチン開発には大きく前進したといえるでしょう。
人類の叡智をもってすれば、コロナになんぞ負けるわけがない。
と、わたくし院長は思っております。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院