未知のタンパク質
2020年03月20日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
3月20日の金曜日でございます。
3月も残すところ後10日余りとなりました。
やはり、20日の境を超えると月末感も漂ってきますよね〜。
ボチボチ桜前線の話題もチラホラ聞こえてくる頃ですし、春にむけて気分も盛り上がろうってもんですが…
盛り上がり切らんわな。
そりゃ…
コロナ問題、こうも流行ると我々も初体験ですし、どう収束するのか、いつ収束するのか全く読めませんなぁ。
とりあえず今は、出来るだけの事をやるしかないですが、マスクももう備蓄分がなくなるぞぃ。
同じマスクをずっと使ってるのも、いい加減衛生的にどやねんと思いますが、次にいつ入手できるか分かりませんから、捨てることもできねぇよ。
せめて予防するための物資は、潤沢に出回って欲しいんですけどねぇ。
てな感じの今日この頃なんですが、今日もネタに突入いたしましょう。
今日のお話しは、久々の天体ネタで隕石の中から、未知のタンパク質が発見されたよってお話しです。
ってか、隕石?
隕石自体が非常に珍しいもんですが、その隕石の中から未知のタンパク質…
まず、タンパク質ってのは、ただの栄養素じゃありませんよ。
タンパク質とは、20種類存在するL-アミノ酸が鎖状に多数連結(重合)してできた高分子化合物で、生物の重要な構成成分のひとつなんですね。
こういうものが隕石から出てきただけでスゴイですが、さらには未知のタンパク質ってんですからねぇ…
もう、エイリアンの卵くらいにしか思えへんよねぇ。
ではどういうことかみていきましょう。
この隕石、アルジェリアに落ちてきた、「Acfer 086」という名前を付けられた隕石で、これを高精度な質量分析にかけたところ、そこに未知のタンパク質が存在することが明らかになったそうだ。
このように隕石から、地球外の起源を持つタンパク質が報告されたのは史上初の事なんだそうです。
そのタンパク質は、アミノ酸鎖、鉄、酸素、リチウムで構成されています。
また原子核が陽子と中性子で構成される「重水素」(水素の同位体。普通の水素には中性子がない)が豊富であるといいます。
ま、わたくし院長も、化学はまったく不得手でございますので、これがどういう意味かはよく分かりませんが、そこは気にせず読み進めて下さい(笑)
発見したハーバード大学とプレックス社の研究グループは、このタンパク質に「ヘモリシン(hemolithin)」という名称を提案しているそうです。
まず、地球上で作られたアミノ酸に重水素が大量に含まれることはないそうなんです。
この研究論文によれば、それは原始太陽の分子雲が起源であることを示しているといいますから、さらに謎が深まります。
つまり、起源が「地球外」なわけですね。
そして「地球外」の起源を持つタンパク質が報告されたのはこれが初めてなんだそうです。
つまり、地球外のどこかで作られたタンパク質が隕石の中にあったわけですわ。
こうなると、まさに地球外生命体の存在確認かとも思いますが、この研究グループはヘモリシンが宇宙人がいる証拠であるとは主張していません。
それでもなお、この発見が正しいものであれば、研究者にとってはとてつもなく興味がわくものとなってるでしょう。
地球の生物が持つのと同じような複雑な化学物質が、宇宙の奥深くでも自然に形成されたということを意味しているからです。
それは正真正銘の生化学系が生じるのは、奇跡でも何でもなく、化学なんだということでもあるわけで、こう考えると、宇宙のいたるところに生命が存在する可能性は否定できません。
こうした考えはもはや常識外れのものではないそうで、地球以外でも複雑な化学反応が起きるという科学的証拠はどんどん集まっているそうなんです。
たとえば、土星の衛星タイタンの分厚い大気には、大きな有機分子が渦巻いているそうですし、タンパク質の構成要素であるアミノ酸とて隕石や彗星の中から発見されています。
いずれにせよ、この研究はまだまだこれからですので、何の結論も出ませんが、宇宙から未知のものが飛んできたってだけで素人的にはワクワクしますよね。
ですが、この研究には異論ももちろんあって、カリフォルニア大学の海洋化学者によると、今回発見されたアミノ酸が隕石や前生物的実験で発生したという報告はこれまでに一度もなく、それがタンパク質の中で発見されたこともないのだそうです。
となると、それが隕石の中で発見されたというのは、かなり疑わしくなってくると…。
一つの可能性としては、発見されたタンパク質が地球上で隕石に付着したとも考えられるという意見もあるようです。
さて、真偽のほどはどうでしょう。
これからの研究に乞うご期待ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月20日の金曜日でございます。
3月も残すところ後10日余りとなりました。
やはり、20日の境を超えると月末感も漂ってきますよね〜。
ボチボチ桜前線の話題もチラホラ聞こえてくる頃ですし、春にむけて気分も盛り上がろうってもんですが…
盛り上がり切らんわな。
そりゃ…
コロナ問題、こうも流行ると我々も初体験ですし、どう収束するのか、いつ収束するのか全く読めませんなぁ。
とりあえず今は、出来るだけの事をやるしかないですが、マスクももう備蓄分がなくなるぞぃ。
同じマスクをずっと使ってるのも、いい加減衛生的にどやねんと思いますが、次にいつ入手できるか分かりませんから、捨てることもできねぇよ。
せめて予防するための物資は、潤沢に出回って欲しいんですけどねぇ。
てな感じの今日この頃なんですが、今日もネタに突入いたしましょう。
今日のお話しは、久々の天体ネタで隕石の中から、未知のタンパク質が発見されたよってお話しです。
ってか、隕石?
隕石自体が非常に珍しいもんですが、その隕石の中から未知のタンパク質…
まず、タンパク質ってのは、ただの栄養素じゃありませんよ。
タンパク質とは、20種類存在するL-アミノ酸が鎖状に多数連結(重合)してできた高分子化合物で、生物の重要な構成成分のひとつなんですね。
こういうものが隕石から出てきただけでスゴイですが、さらには未知のタンパク質ってんですからねぇ…
もう、エイリアンの卵くらいにしか思えへんよねぇ。
ではどういうことかみていきましょう。
この隕石、アルジェリアに落ちてきた、「Acfer 086」という名前を付けられた隕石で、これを高精度な質量分析にかけたところ、そこに未知のタンパク質が存在することが明らかになったそうだ。
このように隕石から、地球外の起源を持つタンパク質が報告されたのは史上初の事なんだそうです。
そのタンパク質は、アミノ酸鎖、鉄、酸素、リチウムで構成されています。
また原子核が陽子と中性子で構成される「重水素」(水素の同位体。普通の水素には中性子がない)が豊富であるといいます。
ま、わたくし院長も、化学はまったく不得手でございますので、これがどういう意味かはよく分かりませんが、そこは気にせず読み進めて下さい(笑)
発見したハーバード大学とプレックス社の研究グループは、このタンパク質に「ヘモリシン(hemolithin)」という名称を提案しているそうです。
まず、地球上で作られたアミノ酸に重水素が大量に含まれることはないそうなんです。
この研究論文によれば、それは原始太陽の分子雲が起源であることを示しているといいますから、さらに謎が深まります。
つまり、起源が「地球外」なわけですね。
そして「地球外」の起源を持つタンパク質が報告されたのはこれが初めてなんだそうです。
つまり、地球外のどこかで作られたタンパク質が隕石の中にあったわけですわ。
こうなると、まさに地球外生命体の存在確認かとも思いますが、この研究グループはヘモリシンが宇宙人がいる証拠であるとは主張していません。
それでもなお、この発見が正しいものであれば、研究者にとってはとてつもなく興味がわくものとなってるでしょう。
地球の生物が持つのと同じような複雑な化学物質が、宇宙の奥深くでも自然に形成されたということを意味しているからです。
それは正真正銘の生化学系が生じるのは、奇跡でも何でもなく、化学なんだということでもあるわけで、こう考えると、宇宙のいたるところに生命が存在する可能性は否定できません。
こうした考えはもはや常識外れのものではないそうで、地球以外でも複雑な化学反応が起きるという科学的証拠はどんどん集まっているそうなんです。
たとえば、土星の衛星タイタンの分厚い大気には、大きな有機分子が渦巻いているそうですし、タンパク質の構成要素であるアミノ酸とて隕石や彗星の中から発見されています。
いずれにせよ、この研究はまだまだこれからですので、何の結論も出ませんが、宇宙から未知のものが飛んできたってだけで素人的にはワクワクしますよね。
ですが、この研究には異論ももちろんあって、カリフォルニア大学の海洋化学者によると、今回発見されたアミノ酸が隕石や前生物的実験で発生したという報告はこれまでに一度もなく、それがタンパク質の中で発見されたこともないのだそうです。
となると、それが隕石の中で発見されたというのは、かなり疑わしくなってくると…。
一つの可能性としては、発見されたタンパク質が地球上で隕石に付着したとも考えられるという意見もあるようです。
さて、真偽のほどはどうでしょう。
これからの研究に乞うご期待ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院