マッド・ハニー
2020年03月09日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
3月9日の月曜日でございます。
3月も早いもんで2週目に突入ですなぁ。
だんだん春っぽい時間が増えてきて、これから浮かれる季節のはずなんですが、世間じゃコロナ一色ですがな。
確かに感染力の強い感染症ですし、注意する必要はあるんですけど、ちょっと大げさすぎませんかねぇ…。
まず、マスクにアルコール類は一切手に入らなくなるし、何のデマか、ティッシュペーパーやトイレットペーパーまで売り切れ続出だそうじゃないですか…。
なんか品薄らしいから、まだストックはあるけど、とりあえず買っとこうって誰しもが思えば、そりゃアッちゅうまに品切れになりますよ。
で、普段なら売れない量が売れてるんですから、そりゃ生産も追いつかないわなぁ…。
中には、インスタント食品まで買い占めてる人がいるって話ですし、これから戦争なるわけちゃうねんでと(笑)
とは言え、感染者もまだ増えてる状態ですし、不安になる気持ちは分かります。
イベント中止だの、施設の閉鎖だの心配してなかった者まで、ダンダン心配になってくるしねぇ。
いつになったら落ち着くのか分かりませんが、今はひたすら自衛するしかないですね。
ってな暗いムードの春の始まりですが、気を取り直してネタにいきましょう。
今日のネタは動物ネタの中では小さい方の「ミツバチ」のお話しなんですが、今日のミツバチはただのミツバチではござらん。
今日の主役は、ヒマラヤ山脈の高地に生息するヒマラヤオオミツバチ(学名 Apis dorsata laboriosa)でございます。
名前的に分かりそうですが、その通り、このヒマラヤオオミツバチは、世界最大のミツバチで、しかもそのハチミツには世界最高との呼び声もあるそうなんです。
赤みを帯びたその液体は別名を「マッドハニー」というそうで、マッド(狂気)とは少々ハチミツとは似つかわしくないネーミングですが、一体何がマッド(狂気)なんでしょう?
じつは少し食べてみると向精神作用を発揮して、楽しくなってしまうんだそうです。
なに?
ハイになっちゃう系?
それは世界最高の呼び声も出ようってもんですが、オオミツバチという種類のハチは、南アジア中に分布しているんですが、ヒマラヤオオミツバチはヒマラヤの山岳地帯にしか生息しない、ネパール、ブータン、インド、中国雲南省の固有種です。
体長3センチほどで、スズメバチのように大きいミツバチです。
その世界最高のハチミツなんですが、それは味とともに稀少性も含まれてるんですね。
と言うのも、採取するのが極めて難しいハチミツなんだそうです。
ミツバチと言ってもとにかく大きいので、その針は普通のハチ用防護服を貫通しますし、三日月状の巣にたどり着くには目も眩むような切り立ったヒマラヤの崖を登らねばならないんだそうです。
ハチミツ集めは危なっかしい竹で編んだ縄梯子で宙吊りになりながら行う、文字通り命がけの作業となるそうなんです
ちょっとこの動画を見て頂ければ、このヒマラヤオオミツバチの見事な姿や、どんだけ危険な場所で採取せねばならないかが分かるかと思います。
しかも、ネパール東部に暮らすクルン族が受け継いできたこの危険な伝統は、この世から永遠に消えてしまうかもしれないそうなんです。
と言うのも、2018年、最後のハニーハンターと呼ばれた人物が死んでしまったからだそうで、ここでも後継者不足なんですねぇ…。
おかげでマッドハニーの価格は高騰し、450グラムあたり6600〜8800円程度で売られているらしいんです。
ですが、これは闇市での話で、普通のスーパーではお目にかかれないそうです。
では、先ほどでてきた、このハチミツの向精神作用なんですが、これは春に食べるツツジの毒から得たものだそうで、故にその作用は春にしか現れないんだとか…。
ティースプーン2、3杯が適量とされますが、それ以上服用するともっと強烈な体験をすることができるとか…。
ですが、慣れない者には不快なだけかもしれないと…
ナショナル・ジオグラフィックのレポートによれば、まず便意・尿意・吐き気を感じるそうですから、まぁ食べない方が無難かもしれません。
それから明るくなったり暗くなったりしたうえ、見えると思うと、見えなくなったりするそうで、頭の中にハチの巣みたいなブンブンブンって音が鳴り響いて、動けなくなるんだとか(笑)。
ですが、頭は冴えていて、この麻痺は1日くらい続くんだそうです。
この強烈な体験に加えて、過剰に摂取すると命の危険が伴うという噂もあるそうで、ハチミツ集めの伝統が途絶えようとしているのも、こうした理由もあるからかもしれないそうです。
最後のハニーハンターは死んでしまいましたが、これはあくまで伝統的な採取方法の話で、その気になればいくらでも方法はあるはずです。
こういう記事が世界中に出ちゃうと、このハチミツを求めて、採掘者が現れないとも限りません。
このユニークなハチミツは繊細な生態系の賜物で、そうしたものへの配慮がなければ、採り尽くされるまでにそう時間はかからないでしょうしね。
ま、一度食べてみたい気もするこのハチミツですが、乱獲してまではねぇ。
てより、こんな危険な場所のハチミツを採取する必要がそもそもないだろうと思いますしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月9日の月曜日でございます。
3月も早いもんで2週目に突入ですなぁ。
だんだん春っぽい時間が増えてきて、これから浮かれる季節のはずなんですが、世間じゃコロナ一色ですがな。
確かに感染力の強い感染症ですし、注意する必要はあるんですけど、ちょっと大げさすぎませんかねぇ…。
まず、マスクにアルコール類は一切手に入らなくなるし、何のデマか、ティッシュペーパーやトイレットペーパーまで売り切れ続出だそうじゃないですか…。
なんか品薄らしいから、まだストックはあるけど、とりあえず買っとこうって誰しもが思えば、そりゃアッちゅうまに品切れになりますよ。
で、普段なら売れない量が売れてるんですから、そりゃ生産も追いつかないわなぁ…。
中には、インスタント食品まで買い占めてる人がいるって話ですし、これから戦争なるわけちゃうねんでと(笑)
とは言え、感染者もまだ増えてる状態ですし、不安になる気持ちは分かります。
イベント中止だの、施設の閉鎖だの心配してなかった者まで、ダンダン心配になってくるしねぇ。
いつになったら落ち着くのか分かりませんが、今はひたすら自衛するしかないですね。
ってな暗いムードの春の始まりですが、気を取り直してネタにいきましょう。
今日のネタは動物ネタの中では小さい方の「ミツバチ」のお話しなんですが、今日のミツバチはただのミツバチではござらん。
今日の主役は、ヒマラヤ山脈の高地に生息するヒマラヤオオミツバチ(学名 Apis dorsata laboriosa)でございます。
名前的に分かりそうですが、その通り、このヒマラヤオオミツバチは、世界最大のミツバチで、しかもそのハチミツには世界最高との呼び声もあるそうなんです。
赤みを帯びたその液体は別名を「マッドハニー」というそうで、マッド(狂気)とは少々ハチミツとは似つかわしくないネーミングですが、一体何がマッド(狂気)なんでしょう?
じつは少し食べてみると向精神作用を発揮して、楽しくなってしまうんだそうです。
なに?
ハイになっちゃう系?
それは世界最高の呼び声も出ようってもんですが、オオミツバチという種類のハチは、南アジア中に分布しているんですが、ヒマラヤオオミツバチはヒマラヤの山岳地帯にしか生息しない、ネパール、ブータン、インド、中国雲南省の固有種です。
体長3センチほどで、スズメバチのように大きいミツバチです。
その世界最高のハチミツなんですが、それは味とともに稀少性も含まれてるんですね。
と言うのも、採取するのが極めて難しいハチミツなんだそうです。
ミツバチと言ってもとにかく大きいので、その針は普通のハチ用防護服を貫通しますし、三日月状の巣にたどり着くには目も眩むような切り立ったヒマラヤの崖を登らねばならないんだそうです。
ハチミツ集めは危なっかしい竹で編んだ縄梯子で宙吊りになりながら行う、文字通り命がけの作業となるそうなんです
ちょっとこの動画を見て頂ければ、このヒマラヤオオミツバチの見事な姿や、どんだけ危険な場所で採取せねばならないかが分かるかと思います。
しかも、ネパール東部に暮らすクルン族が受け継いできたこの危険な伝統は、この世から永遠に消えてしまうかもしれないそうなんです。
と言うのも、2018年、最後のハニーハンターと呼ばれた人物が死んでしまったからだそうで、ここでも後継者不足なんですねぇ…。
おかげでマッドハニーの価格は高騰し、450グラムあたり6600〜8800円程度で売られているらしいんです。
ですが、これは闇市での話で、普通のスーパーではお目にかかれないそうです。
では、先ほどでてきた、このハチミツの向精神作用なんですが、これは春に食べるツツジの毒から得たものだそうで、故にその作用は春にしか現れないんだとか…。
ティースプーン2、3杯が適量とされますが、それ以上服用するともっと強烈な体験をすることができるとか…。
ですが、慣れない者には不快なだけかもしれないと…
ナショナル・ジオグラフィックのレポートによれば、まず便意・尿意・吐き気を感じるそうですから、まぁ食べない方が無難かもしれません。
それから明るくなったり暗くなったりしたうえ、見えると思うと、見えなくなったりするそうで、頭の中にハチの巣みたいなブンブンブンって音が鳴り響いて、動けなくなるんだとか(笑)。
ですが、頭は冴えていて、この麻痺は1日くらい続くんだそうです。
この強烈な体験に加えて、過剰に摂取すると命の危険が伴うという噂もあるそうで、ハチミツ集めの伝統が途絶えようとしているのも、こうした理由もあるからかもしれないそうです。
最後のハニーハンターは死んでしまいましたが、これはあくまで伝統的な採取方法の話で、その気になればいくらでも方法はあるはずです。
こういう記事が世界中に出ちゃうと、このハチミツを求めて、採掘者が現れないとも限りません。
このユニークなハチミツは繊細な生態系の賜物で、そうしたものへの配慮がなければ、採り尽くされるまでにそう時間はかからないでしょうしね。
ま、一度食べてみたい気もするこのハチミツですが、乱獲してまではねぇ。
てより、こんな危険な場所のハチミツを採取する必要がそもそもないだろうと思いますしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院