(158)サンデーイルネス(仮)「老視」(老眼)について
2020年03月08日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
3月8日のサンデーイルネスでございます。
3月も早くも1週間が過ぎました。
とりあえず、ここのところ話題はコロナ一色で、なんでもコロナビールにも影響が出てるとか(笑)
コロナビールってご存知ですよね?
これはメキシコのビール、もうかるいジュースみたいなビールです。
瓶ごとそのまま飲むのが流儀で、なかに塩いれたりライムを押し込んだりして飲むのが流行ったりしてました。
と、話は逸れておりますが、そんなコロナ、まさにアウトブレイク中で、日に日に国民の不安は募ってますね〜。
でも、もちろん注意を怠ってはいけませんが、過度の心配もこれまた余計なパニックを生むだけですから控えましょうね。
てことで、今日も本題に突入しますが、今日はそんな感染症とはまったく関係のない平和なお話ー。
今日のイルネス辞典は、「老視」(老眼)について解説していきたいと思います。
老眼…
これはほとんどの人に訪れる、大人への階段ですな(笑)
まぁ、大人を通り越してる気はしますが、基本加齢変性によるものです。
これは、年をとるにしたがって近くの物が見えにくくなることをいいます。
近くの物を見る時には、眼は水晶体(すいしょうたい)(カメラのレンズのようなはたらきをする部分)の厚みを増加させる「調節」という機能によりピントを合わそうとします。
しかし、年齢とともに水晶体は硬くなるので変形しにくくなります。
そのため、近くの物にピントを合わせられなくなります。
この調節力ですが、基本的には10歳くらいから、低下の一途をたどります。
もう、まさしく右肩下がりの状態なんですが、この調整力が読書などに必要な力はを下回ってくるのが、だいたい45歳くらいからですので、その辺りから老視の症状が出てくるわけです。
遠視の人は近くを見るのにより調節力が必要なため老視になる年齢が早く、反対に近視の人では遅めになります。
よく「近視の人は老眼にならない」と誤解されていますが、正しくは「元々近くにピントが合っているので調節する必要がない」ために、「見かけ上、老眼になっていない」ようにみえるだけなのです。
わたくし院長も、まさにコレです。
極度の近眼なもので、矯正してない裸眼なら、近くでないと見えませんから、とてもじゃないですが老眼とは思えません。
老視に気がつく症状としては、(1)本や新聞の字が見えにくくなる(とくに夕方や雨の日など薄暗いところで)、(2)眼が疲れやすい、(3)頭痛・眼痛、(4)肩こり、(5)近見作業中に遠くを見る時や、遠くから近くに目を移した時にピントが合いにくい、などがあります。
ですが、根本的に治療する方法はないので、治すには眼鏡やコンタクトレンズで調節力の衰えを補うしかありません。
老眼鏡(近用眼鏡)には、近用のみのタイプ(単焦点レンズ)と遠近両用タイプ(多焦点レンズや累進焦点レンズ)があります。
比較的長時間の近見作業が多い人は、近用のみのタイプを使用するほうが疲れません。
一方、遠近両用タイプはレンズの上の部分で遠くを、下の部分で近くを見るようにデザインされています。
近視でかつ老眼の人には大変便利なのですが、近見時には眼鏡の下方に視線をずらさなければいけない、はっきり見える視野が狭いので目が疲れやすい、また、階段を降りる時はどうしても視線が下にずれるため、足元が見えにくくて危ないという欠点があります。
老眼鏡は、個人の屈折状態、近見作業距離に合わせて作成された眼鏡処方箋に基づいたものを使用するのが理想です。
市販の老眼鏡でも、とりあえずは見えるようになりますが、市販の老眼鏡では乱視の矯正(きょうせい)はされませんし、屈折と近見作業距離の兼ね合いや、眼の左右のバランスが考慮されていないため、やはり快適な近見視力が得られにくいと考えられます。
あくまで「間に合わせ眼鏡」と考えるほうがよいでしょうね。
また、眼鏡処方箋を作成してもらう際に眼の検査・診察を受けて、老視以外に視力低下の原因がないかどうか確かめるようにすることも大切です。
近年、若いころからコンタクトレンズを装用している世代が老視を自覚する40代になってきたことにより、遠近両用のコンタクトレンズも一般的になってきています。
しかし、遠近両用のコンタクトレンズは遠くも近くも見えるとはいえ、単焦点のコンタクトレンズよりは「見え方の質」が悪いため満足できない人もいます。
どのくらい近見作業が必要なのか、車を運転するかどうかなど、個人の生活環境が遠近両用コンタクトレンズになじめるかどうかに大きく影響しているようです。
ですが、遠近両用メガネってのは、いかにも感が強くて、老眼初心者には敷居が高いですよね。
まだ自分は若いって意識が強すぎるので、どうもこの手のメガネは抵抗がありますな(笑)
ま、最終的には不便さに負けてなんらかの手うつんですが、一つ言えるのはやはり一度眼科に行ってシッカリ診てもらった方がいいですよ。
老眼鏡を使うにしても、左右差も含めキチンと自分に合ったのを使わないと、ほんとに疲れますからね。
いかがでしたか。
たかが老眼、されど老眼です。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月8日のサンデーイルネスでございます。
3月も早くも1週間が過ぎました。
とりあえず、ここのところ話題はコロナ一色で、なんでもコロナビールにも影響が出てるとか(笑)
コロナビールってご存知ですよね?
これはメキシコのビール、もうかるいジュースみたいなビールです。
瓶ごとそのまま飲むのが流儀で、なかに塩いれたりライムを押し込んだりして飲むのが流行ったりしてました。
と、話は逸れておりますが、そんなコロナ、まさにアウトブレイク中で、日に日に国民の不安は募ってますね〜。
でも、もちろん注意を怠ってはいけませんが、過度の心配もこれまた余計なパニックを生むだけですから控えましょうね。
てことで、今日も本題に突入しますが、今日はそんな感染症とはまったく関係のない平和なお話ー。
今日のイルネス辞典は、「老視」(老眼)について解説していきたいと思います。
老眼…
これはほとんどの人に訪れる、大人への階段ですな(笑)
まぁ、大人を通り越してる気はしますが、基本加齢変性によるものです。
これは、年をとるにしたがって近くの物が見えにくくなることをいいます。
近くの物を見る時には、眼は水晶体(すいしょうたい)(カメラのレンズのようなはたらきをする部分)の厚みを増加させる「調節」という機能によりピントを合わそうとします。
しかし、年齢とともに水晶体は硬くなるので変形しにくくなります。
そのため、近くの物にピントを合わせられなくなります。
この調節力ですが、基本的には10歳くらいから、低下の一途をたどります。
もう、まさしく右肩下がりの状態なんですが、この調整力が読書などに必要な力はを下回ってくるのが、だいたい45歳くらいからですので、その辺りから老視の症状が出てくるわけです。
遠視の人は近くを見るのにより調節力が必要なため老視になる年齢が早く、反対に近視の人では遅めになります。
よく「近視の人は老眼にならない」と誤解されていますが、正しくは「元々近くにピントが合っているので調節する必要がない」ために、「見かけ上、老眼になっていない」ようにみえるだけなのです。
わたくし院長も、まさにコレです。
極度の近眼なもので、矯正してない裸眼なら、近くでないと見えませんから、とてもじゃないですが老眼とは思えません。
老視に気がつく症状としては、(1)本や新聞の字が見えにくくなる(とくに夕方や雨の日など薄暗いところで)、(2)眼が疲れやすい、(3)頭痛・眼痛、(4)肩こり、(5)近見作業中に遠くを見る時や、遠くから近くに目を移した時にピントが合いにくい、などがあります。
ですが、根本的に治療する方法はないので、治すには眼鏡やコンタクトレンズで調節力の衰えを補うしかありません。
老眼鏡(近用眼鏡)には、近用のみのタイプ(単焦点レンズ)と遠近両用タイプ(多焦点レンズや累進焦点レンズ)があります。
比較的長時間の近見作業が多い人は、近用のみのタイプを使用するほうが疲れません。
一方、遠近両用タイプはレンズの上の部分で遠くを、下の部分で近くを見るようにデザインされています。
近視でかつ老眼の人には大変便利なのですが、近見時には眼鏡の下方に視線をずらさなければいけない、はっきり見える視野が狭いので目が疲れやすい、また、階段を降りる時はどうしても視線が下にずれるため、足元が見えにくくて危ないという欠点があります。
老眼鏡は、個人の屈折状態、近見作業距離に合わせて作成された眼鏡処方箋に基づいたものを使用するのが理想です。
市販の老眼鏡でも、とりあえずは見えるようになりますが、市販の老眼鏡では乱視の矯正(きょうせい)はされませんし、屈折と近見作業距離の兼ね合いや、眼の左右のバランスが考慮されていないため、やはり快適な近見視力が得られにくいと考えられます。
あくまで「間に合わせ眼鏡」と考えるほうがよいでしょうね。
また、眼鏡処方箋を作成してもらう際に眼の検査・診察を受けて、老視以外に視力低下の原因がないかどうか確かめるようにすることも大切です。
近年、若いころからコンタクトレンズを装用している世代が老視を自覚する40代になってきたことにより、遠近両用のコンタクトレンズも一般的になってきています。
しかし、遠近両用のコンタクトレンズは遠くも近くも見えるとはいえ、単焦点のコンタクトレンズよりは「見え方の質」が悪いため満足できない人もいます。
どのくらい近見作業が必要なのか、車を運転するかどうかなど、個人の生活環境が遠近両用コンタクトレンズになじめるかどうかに大きく影響しているようです。
ですが、遠近両用メガネってのは、いかにも感が強くて、老眼初心者には敷居が高いですよね。
まだ自分は若いって意識が強すぎるので、どうもこの手のメガネは抵抗がありますな(笑)
ま、最終的には不便さに負けてなんらかの手うつんですが、一つ言えるのはやはり一度眼科に行ってシッカリ診てもらった方がいいですよ。
老眼鏡を使うにしても、左右差も含めキチンと自分に合ったのを使わないと、ほんとに疲れますからね。
いかがでしたか。
たかが老眼、されど老眼です。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院