腸内フローラと人付き合い。
2020年02月20日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
2月20日の木曜日でございます。
2月も後半に入り、寒い毎日です。
が、やはり今年は少々暖冬のようで、最後のもうひと冷えみたいのがありませんね。
寒いを通り越して冷たいみたいな…
暖冬はありがたいんですが、やはりこうなると夏がどうなるか不安だねぇ…。
ま、暖かくなりだしてから考えたらいいんでしょうけど、暖かいと暑いが瞬間的にやってきそうでおそろしいですな。
ま、そん時はそん時やけどね(笑)
ってことで、今日はまだ寒いんで夏の事は置いといてネタに入っていきましょう。
今日のお話は、何かと話題の腸内細菌の最新情報でございます。
誰の腸の中でも、腸内細菌が生態系を築き上げています。
これは腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼ばれ人それぞれなんですが、研究が進むにつれ腸内細菌が人体に及ぼす様々な影響が明らかとなってきています。
このブログでも、過去何回か腸内フローラについてのお話をしてますよ。
腸内花畑
腸内フローラと鬱
ま、興味のある人は読んできてください。
で、今回の研究は、英オックスフォード大学のもので、腸内細菌とその人の性格には密接な関係があるそうなんです。
両者はお互いに影響を与え合い、ときに人を社交的にしたり、あるいは人付き合いを苦手にしたりするというんです。
こうした、腸と脳や行動とを結びつける研究は増えており、この関係は「腸内細菌-腸-脳軸」と呼ばれているんです。
いわゆる腸は第二の脳といわれる所以ですな。
これまでの研究によって、特定の腸内細菌が自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)と関連していることや、糞便移植(腸内フローラ移植)でその症状を変化させられることが明らかにされてきました。
そこで仮に特定の腸内細菌と自閉症スペクトラムに関連があるのだとすれば、そうした細菌は社交性や神経症的傾向といった人の性格にも関係があるのでは? と研究者は考えたわけですね。
そしてその答えはYESだったようで、研究チームが今回行った研究により、これまで自閉症スペクトラムとの関連が指摘されてきたいくつもの腸内細菌は、健康な成人の社交性とも相関があることがわかったのだそうです。
たとえば社交性が高い個人の腸内では、アッカーマンシア属、ラクトコッカス属、オシロスピラ属の3属が豊富に確認された一方、自閉症スペクトラムの人ではこれらが平均よりも少なかったそうです。
反対にデスルフォビブリオ属とサテレラ属の2属は、内向的で社交性が低い人に多く見られ、やはり自閉症の人にも豊富に存在することが確認されたんだと…。
また神経症的傾向な性格は、レンサ球菌属とコリネバクテリウム属の乏しさと関係していそうで、特にコリネバクテリウム属は、動物実験でうつ病との関係が指摘されてきた細菌です。
全体的には、腸内フローラの多様性と社交性とには一貫して相関関係が確認されています。
ってか、この腸内細菌の種類の多さと名前のややこしさ(笑)
そして、これだけ詳細に働きが分かってきてるという事は、突き詰めれば、自分に足りない細菌群を選んで摂取するってなことも今後は出来てくるでしょうね。
で、話は戻って、要するに、いろいろな人付き合い(社会的ネットワーク)がある人ほど、腸内フローラが多様だったって事のようです。
そして、このことは人々の交流によって細菌が拡散することと関係しているかもしれないという見解です。
この研究は腸内細菌と性格とに「直接的」な因果関係があることを示したものではありませんが、それでも「腸内細菌は行動に影響し、行動もまた腸内フローラの構成に影響するだろう」というのが結論といえるでしょう。
そして、その影響は一方的なものではなく、おそらくは互いに影響を与え合っていると考えられるわけですね。
何しろ、腸内細菌と精神疾患のような極端な性格との関連性を調べた研究が増えているくらいですから、健康な成人に見られる穏やかな行動の違いと腸内細菌を結びつけたとしても、それほど不合理とは言えないでしょう。
なお研究チームによれば、現代のライフスタイルは、腸内細菌のバランスを崩すにはぴったりかもしれないのだとか…。
ストレス過多で、人付き合いに乏しく、自然と過ごす時間も少ないと。
さらに食生活は偏り、食物繊維は不足、過剰なまでに衛生的で、抗生物質にも頼りすぎています。
こうした要素が腸内細菌に影響を与え、私たちが知らないうちに行動や心の健康に影響を与えているかもしれないとのことです。
まぁ…
その通りだね(笑)
それにしても、ここまで研究が進んでるとはねぇ…。
今後も益々腸内細菌の重要性が解き明かされていくことでしょう。
そう言えば、腸内細菌が育つような食品って、基本食べてないわ(笑)
やっぱヨーグルト?
発酵食品もいいって言いますから、納豆とかキムチとかもいいみたいですね。
あと、チーズやお味噌もいいんですよね。
チーズはいけるな。
わたくし院長、毎晩飲酒しますんで、その時必ずチーズを食べるようにつとめたいと思います。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月20日の木曜日でございます。
2月も後半に入り、寒い毎日です。
が、やはり今年は少々暖冬のようで、最後のもうひと冷えみたいのがありませんね。
寒いを通り越して冷たいみたいな…
暖冬はありがたいんですが、やはりこうなると夏がどうなるか不安だねぇ…。
ま、暖かくなりだしてから考えたらいいんでしょうけど、暖かいと暑いが瞬間的にやってきそうでおそろしいですな。
ま、そん時はそん時やけどね(笑)
ってことで、今日はまだ寒いんで夏の事は置いといてネタに入っていきましょう。
今日のお話は、何かと話題の腸内細菌の最新情報でございます。
誰の腸の中でも、腸内細菌が生態系を築き上げています。
これは腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼ばれ人それぞれなんですが、研究が進むにつれ腸内細菌が人体に及ぼす様々な影響が明らかとなってきています。
このブログでも、過去何回か腸内フローラについてのお話をしてますよ。
腸内花畑
腸内フローラと鬱
ま、興味のある人は読んできてください。
で、今回の研究は、英オックスフォード大学のもので、腸内細菌とその人の性格には密接な関係があるそうなんです。
両者はお互いに影響を与え合い、ときに人を社交的にしたり、あるいは人付き合いを苦手にしたりするというんです。
こうした、腸と脳や行動とを結びつける研究は増えており、この関係は「腸内細菌-腸-脳軸」と呼ばれているんです。
いわゆる腸は第二の脳といわれる所以ですな。
これまでの研究によって、特定の腸内細菌が自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)と関連していることや、糞便移植(腸内フローラ移植)でその症状を変化させられることが明らかにされてきました。
そこで仮に特定の腸内細菌と自閉症スペクトラムに関連があるのだとすれば、そうした細菌は社交性や神経症的傾向といった人の性格にも関係があるのでは? と研究者は考えたわけですね。
そしてその答えはYESだったようで、研究チームが今回行った研究により、これまで自閉症スペクトラムとの関連が指摘されてきたいくつもの腸内細菌は、健康な成人の社交性とも相関があることがわかったのだそうです。
たとえば社交性が高い個人の腸内では、アッカーマンシア属、ラクトコッカス属、オシロスピラ属の3属が豊富に確認された一方、自閉症スペクトラムの人ではこれらが平均よりも少なかったそうです。
反対にデスルフォビブリオ属とサテレラ属の2属は、内向的で社交性が低い人に多く見られ、やはり自閉症の人にも豊富に存在することが確認されたんだと…。
また神経症的傾向な性格は、レンサ球菌属とコリネバクテリウム属の乏しさと関係していそうで、特にコリネバクテリウム属は、動物実験でうつ病との関係が指摘されてきた細菌です。
全体的には、腸内フローラの多様性と社交性とには一貫して相関関係が確認されています。
ってか、この腸内細菌の種類の多さと名前のややこしさ(笑)
そして、これだけ詳細に働きが分かってきてるという事は、突き詰めれば、自分に足りない細菌群を選んで摂取するってなことも今後は出来てくるでしょうね。
で、話は戻って、要するに、いろいろな人付き合い(社会的ネットワーク)がある人ほど、腸内フローラが多様だったって事のようです。
そして、このことは人々の交流によって細菌が拡散することと関係しているかもしれないという見解です。
この研究は腸内細菌と性格とに「直接的」な因果関係があることを示したものではありませんが、それでも「腸内細菌は行動に影響し、行動もまた腸内フローラの構成に影響するだろう」というのが結論といえるでしょう。
そして、その影響は一方的なものではなく、おそらくは互いに影響を与え合っていると考えられるわけですね。
何しろ、腸内細菌と精神疾患のような極端な性格との関連性を調べた研究が増えているくらいですから、健康な成人に見られる穏やかな行動の違いと腸内細菌を結びつけたとしても、それほど不合理とは言えないでしょう。
なお研究チームによれば、現代のライフスタイルは、腸内細菌のバランスを崩すにはぴったりかもしれないのだとか…。
ストレス過多で、人付き合いに乏しく、自然と過ごす時間も少ないと。
さらに食生活は偏り、食物繊維は不足、過剰なまでに衛生的で、抗生物質にも頼りすぎています。
こうした要素が腸内細菌に影響を与え、私たちが知らないうちに行動や心の健康に影響を与えているかもしれないとのことです。
まぁ…
その通りだね(笑)
それにしても、ここまで研究が進んでるとはねぇ…。
今後も益々腸内細菌の重要性が解き明かされていくことでしょう。
そう言えば、腸内細菌が育つような食品って、基本食べてないわ(笑)
やっぱヨーグルト?
発酵食品もいいって言いますから、納豆とかキムチとかもいいみたいですね。
あと、チーズやお味噌もいいんですよね。
チーズはいけるな。
わたくし院長、毎晩飲酒しますんで、その時必ずチーズを食べるようにつとめたいと思います。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院