火山噴火とガラスのメモリーズ。
2020年02月06日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
2月6日の木曜日でございます。
2と6で、風呂の日ってことで、今日はみなさん早く帰ってゆっくりお風呂につかって下さい。
ま、わたくし院長、風呂には入らない派で、もう長い事湯船にはつかっておりませんが、風呂にはいると疲れが抜けると主張する方はもちろん大勢いはります。
ですが、逆に疲れると感じる人も一定数いるんですよね〜。
でまぁ、これはわたくし院長の見解なので、必ずしも正しいとは限らない部分もあるんですが、人間の身体って温めるとよくないと思うんですよね。
いや、もちろん身体が温まるのはいいことなんですよ。
ちょっと表現が難しいですが、身体が自分で熱を出す状態が作れれば非常にいいと思うんですが、外から熱を加えるってのはいかがなものかと…
これって、真夏の太陽と同じですよね。
まぁ、直射日光は話になりませんけど、入浴とかサウナとかは暑い夏の日と同じですよね。
で、真夏にしばらく外にいたら、何となくダルくなりません?
熱中症とまではいかなくても、なんとなくダルイってのは、入浴後の程よい疲労感と、そんなに変わらない気がするんですよね。
で、その疲労感が残ったまま眠りに入ると…
確かに寝やすくはなるかもしれませんよね。
だって疲れてるから…
ってな事で、わたくし院長は疲れるんでお風呂には入らないようにしています。
ま、分かる人だけ分かってくれりゃいいです(笑)
ってな風呂の日ですが、今日もネタにいきましょう。
書き出しは、身体を温める効果についての論議でしたが、今日のネタは温めるってな生易しいものではない灼熱のお話ー…。
ヴェスヴィオ火山の大噴火の凄まじさがまた判明しました。
犠牲者の頭蓋骨が破裂し、脳がガラス化していたことがイタリアの研究で分かったそうです。
この火山の噴火は、西暦79年、イタリア・カンパニア州にあるヴェスヴィオ山の噴火なんですが、今から約1940年以上前のお話です。
なんでまた、そんな古い噴火についていまだに研究されてるかと言いますと、まぁ、この噴火がとりあえず凄まじいものとして、歴史に名を残してるからなんだそうです。
完全に余談なんですが、このヴェスヴィオ山は、東京ディズニーシーの中央部に聳えるシンボル的存在であるプロメテウス火山のモデルとなっているんだそうです。
で、いかほどの噴火だったかと言うと、壊滅的被害を受けたのは、古代都市ポンペイで、火砕流の熱は凄まじく、逃げ惑う人々の体液を一瞬にして蒸発させ、その力で頭蓋骨を破裂させるほどやったそうですわ。
これは、熱エネルギーだけでいうと、広島に落とされた原爆の10万倍にも相当するという話ですから、想像を絶する破壊力です。
この時吹き出した火砕流がポンペイやヘルクラネウムの街を襲い、あっという間に壊滅させたときの様子を、ローマの政治家ガイウス・プリニウスは、歴史家タキトゥスへ宛てた手紙の中で「松の木のような形の暗い雲が山の斜面を急速に降った」と書き記していたそうです。
犠牲者のほとんどは有毒ガスと火山灰にまかれて窒息死したとされていましたが、2001年の研究の推定によれば、そのときのポンペイの温度は300度に達しており、その熱によっても住人はほんの数秒で命を落としただろうことが窺えるそうです。
また2018年の研究では、その熱によって人体の体液が蒸発し、頭蓋骨が破裂するという、被災地はさながら地獄絵図のような状況だったことを明らかにしています。
その研究では、ヘルクラネウムの海岸沿いにあった舟小屋で発掘された100体ほどの遺骨から、赤と黒の残留物が発見されています。
分析の結果、それは高濃度の鉄であることが判明しました。
断定できないものの、一瞬にして血液が蒸発し高濃度の鉄分だけが残ったのではないかと推測されています。
さらに骨の破砕や頭蓋冠の破裂といった、極端な高温にさらされたときに生じる痕跡も確認されました。
破砕流によって脳の軟組織や体液が沸騰・蒸発し、頭蓋骨が破裂したわけです。
まぁ、ほんとに地獄絵図だったんでしょう。
人間の体液が一瞬で蒸発するとか、幸いな点はおそらくは苦しむ時間もなかって事でしょう。
そして、今回発表された研究では、1960年代にヘルクラネウムで発掘されたある犠牲者の頭蓋骨が分析されています。
発掘当時、その遺体は木製のベッドに横たわり、火山灰に埋もれた状態でした。
頭蓋骨の中にはまだ脳組織が残っていたんだそうですが、そこには珍しい物質がありました。
研究グループによると、大抵の場合、そうした脳組織は高温によって鹸化(グリセロールと高級脂肪酸に分解)してしまうんですが、この犠牲者の脳は融合してガラスになっていたんだとか…。
これを分析したところ、脳内のトリグリセリドに含まれる脂肪酸が見つかったほか、人間の髪の毛に含まれる物質も検出されました。
周囲の灰や炭からはそうした物質が発見されなかったことから、ガラスは脳が変化したものである可能性が一番濃厚であるとのことですが、脳がガラスみたいになるって相当ですわな。
周辺の炭化した木に基づく推定によれば、そのときの温度は520度に達していたそうです。
ま、その噴火自体も凄いんですが、1900年以上前のものをここまで分析するんですから、そっちもすごいですよねぇ。
ともあれ、こんな噴火は二度と起こって欲しくないですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月6日の木曜日でございます。
2と6で、風呂の日ってことで、今日はみなさん早く帰ってゆっくりお風呂につかって下さい。
ま、わたくし院長、風呂には入らない派で、もう長い事湯船にはつかっておりませんが、風呂にはいると疲れが抜けると主張する方はもちろん大勢いはります。
ですが、逆に疲れると感じる人も一定数いるんですよね〜。
でまぁ、これはわたくし院長の見解なので、必ずしも正しいとは限らない部分もあるんですが、人間の身体って温めるとよくないと思うんですよね。
いや、もちろん身体が温まるのはいいことなんですよ。
ちょっと表現が難しいですが、身体が自分で熱を出す状態が作れれば非常にいいと思うんですが、外から熱を加えるってのはいかがなものかと…
これって、真夏の太陽と同じですよね。
まぁ、直射日光は話になりませんけど、入浴とかサウナとかは暑い夏の日と同じですよね。
で、真夏にしばらく外にいたら、何となくダルくなりません?
熱中症とまではいかなくても、なんとなくダルイってのは、入浴後の程よい疲労感と、そんなに変わらない気がするんですよね。
で、その疲労感が残ったまま眠りに入ると…
確かに寝やすくはなるかもしれませんよね。
だって疲れてるから…
ってな事で、わたくし院長は疲れるんでお風呂には入らないようにしています。
ま、分かる人だけ分かってくれりゃいいです(笑)
ってな風呂の日ですが、今日もネタにいきましょう。
書き出しは、身体を温める効果についての論議でしたが、今日のネタは温めるってな生易しいものではない灼熱のお話ー…。
ヴェスヴィオ火山の大噴火の凄まじさがまた判明しました。
犠牲者の頭蓋骨が破裂し、脳がガラス化していたことがイタリアの研究で分かったそうです。
この火山の噴火は、西暦79年、イタリア・カンパニア州にあるヴェスヴィオ山の噴火なんですが、今から約1940年以上前のお話です。
なんでまた、そんな古い噴火についていまだに研究されてるかと言いますと、まぁ、この噴火がとりあえず凄まじいものとして、歴史に名を残してるからなんだそうです。
完全に余談なんですが、このヴェスヴィオ山は、東京ディズニーシーの中央部に聳えるシンボル的存在であるプロメテウス火山のモデルとなっているんだそうです。
で、いかほどの噴火だったかと言うと、壊滅的被害を受けたのは、古代都市ポンペイで、火砕流の熱は凄まじく、逃げ惑う人々の体液を一瞬にして蒸発させ、その力で頭蓋骨を破裂させるほどやったそうですわ。
これは、熱エネルギーだけでいうと、広島に落とされた原爆の10万倍にも相当するという話ですから、想像を絶する破壊力です。
この時吹き出した火砕流がポンペイやヘルクラネウムの街を襲い、あっという間に壊滅させたときの様子を、ローマの政治家ガイウス・プリニウスは、歴史家タキトゥスへ宛てた手紙の中で「松の木のような形の暗い雲が山の斜面を急速に降った」と書き記していたそうです。
犠牲者のほとんどは有毒ガスと火山灰にまかれて窒息死したとされていましたが、2001年の研究の推定によれば、そのときのポンペイの温度は300度に達しており、その熱によっても住人はほんの数秒で命を落としただろうことが窺えるそうです。
また2018年の研究では、その熱によって人体の体液が蒸発し、頭蓋骨が破裂するという、被災地はさながら地獄絵図のような状況だったことを明らかにしています。
その研究では、ヘルクラネウムの海岸沿いにあった舟小屋で発掘された100体ほどの遺骨から、赤と黒の残留物が発見されています。
分析の結果、それは高濃度の鉄であることが判明しました。
断定できないものの、一瞬にして血液が蒸発し高濃度の鉄分だけが残ったのではないかと推測されています。
さらに骨の破砕や頭蓋冠の破裂といった、極端な高温にさらされたときに生じる痕跡も確認されました。
破砕流によって脳の軟組織や体液が沸騰・蒸発し、頭蓋骨が破裂したわけです。
まぁ、ほんとに地獄絵図だったんでしょう。
人間の体液が一瞬で蒸発するとか、幸いな点はおそらくは苦しむ時間もなかって事でしょう。
そして、今回発表された研究では、1960年代にヘルクラネウムで発掘されたある犠牲者の頭蓋骨が分析されています。
発掘当時、その遺体は木製のベッドに横たわり、火山灰に埋もれた状態でした。
頭蓋骨の中にはまだ脳組織が残っていたんだそうですが、そこには珍しい物質がありました。
研究グループによると、大抵の場合、そうした脳組織は高温によって鹸化(グリセロールと高級脂肪酸に分解)してしまうんですが、この犠牲者の脳は融合してガラスになっていたんだとか…。
これを分析したところ、脳内のトリグリセリドに含まれる脂肪酸が見つかったほか、人間の髪の毛に含まれる物質も検出されました。
周囲の灰や炭からはそうした物質が発見されなかったことから、ガラスは脳が変化したものである可能性が一番濃厚であるとのことですが、脳がガラスみたいになるって相当ですわな。
周辺の炭化した木に基づく推定によれば、そのときの温度は520度に達していたそうです。
ま、その噴火自体も凄いんですが、1900年以上前のものをここまで分析するんですから、そっちもすごいですよねぇ。
ともあれ、こんな噴火は二度と起こって欲しくないですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院