ミールワームとプラスチック
2020年01月28日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
1月28日の火曜日でございます。
今月も残すところあと3日となり、月末が近付くにつれ何となく憂鬱な気分の院長でございます。
ま、憂鬱って事もないんですが、来月は頑張らないとなと…。
幸い、今年はうるう年で、2月も1日日数が多いので、少しでも助かるねぇ。
ですが、今年から2月に1日祝日が増えたんですよね。
え、なに?
って思った人も多いでしょう。
祝日が増えたというのは2月に増えただけで、全体数は変わっておりません。
2月23日が新しい「天皇誕生日」なんですね。
あ、なるほど。
そして第一回目の今年はうまい具合に日曜日ですから、また連休となるわけです。
これでうるう年分も相殺ですがな(笑)
とか、まぁ、その分12月が少ないわけですからま、いいか。
ってことで、今日もネタに突入しましょう。
今日のネタは世界のゴミ問題と小さな芋虫のお話でございます。
その芋虫とは、ゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫であるミールワームで、鳥やは虫類などのエサとして繁殖されている小さな虫です。
どんなんか見たいです?
一応、画像はありますが、まぁ、普通に気持ち悪い虫なんで見なくてもいいと思います(笑)
で、そんなミールワームに、世界で大問題になっているプラスチックを消化する力があることが明らかになったそうなんですよ。
それもただのプラスチックではなく、有害物質の入った発泡スチロールをムシャムシャと食べても全く問題ないという優れものなんです。
アメリカ・スタンフォード大学の研究グループの研究は、プラスチックに含まれる化学物質がミールワームの腸で分解された後、最終的にどうなるのかを調査した初のものなんだそうです。
この研究以前、別の研究者によってミールワームがさまざまな種類のプラスチックを食べて生きられることが明らかにされていました。
ミールワームの腸にはプラスチックを生物分解する微生物が潜んでいるのだそうなんです。
これはプラスチックゴミ問題の対策として非常に有望な発見だったわけなんですが、プラスチックを食べたミールワームの体内に添加物が蓄積されているのだとすれば、動物のエサとしてはもう使えないことになります。
そりゃそうですよね。
もともと「エサ」として繁殖されてるわけですから、プラスチックを食べて、ミールワームの体内に添加物が残るようじゃ、本末転倒となるわけです。
この研究で取り上げられた発泡スチロールは、包装や断熱材としてお馴染みの普通のヤツです。
この発砲スチロールってヤツは、便利な反面、密度が低くかさばることからリサイクルにはコストがかかるうえに、添加物としてヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)てものが使われているという難点もあります。
HBDCは、プラスチックを燃えにくくする特性ゆえに広く利用されており、2015年だけでも250万メートルトンがプラスチックに添加されたと推定されています。
また内分泌を撹乱したり、神経毒性があったりするなど、健康や環境に対する悪影響も指摘されており、EUでは使用禁止が予定され、米国でもそのリスクを評価している最中なんだそうですね。
日本でも2014年5月1日に第一種特定化学物質に指定されていますが今だに誓われているのも事実です。
アニャ・マラウィ・ブランドン氏らの実験では、発泡スチロールを食べたミールワームは、半分を部分的に消化された破片として排泄し、もう半分を二酸化炭素として排出することが確認されました。
また、そこに含まれていたHBCDも排泄物と一緒に排泄されていたそうで、発泡スチロールを食べてから24時間でおよそ9割が、48時間で実質的にすべてが体の外に出たそうなんですよ。
発泡スチロールを与えられたミールワームの食欲は、通常のエサのときと同様健康的なもので、それを食べたミールワームをエビに与えてみたところ、こちらも同じく問題なく食べてくれたとのこと。
なおブランドン氏らによると、ミールワームが排泄したHBCDは相変わらず有害であるし、それ以外の添加物が分解されないまま残っている可能性もあるってことです。
ミールワームは確かにプラスチックゴミ問題の有望な対策であり、これまで使用されていた発泡スチロールを処分するには有効なんですが、根本的な解決を図るには、プラスチックのかわりに生分解性の素材を利用し、使い捨て製品をなくすしかないと研究チームは述べているそうです。
うーん…
結局、これじゃミールワームの体内を素通りしてるだけじゃないのかね?
この場合の実験だと、ミールワームの体内から、完全に添加物が排出されたのを確認してから、エビに餌として与えたりしていますが、ミールワームの体内に添加物が残った状態なら、このエビも危ないやんねぇ。
結局、「つくらない」ってことしか解決法はないのかもしれませんよねぇ…。
使い捨てプラスチック、思い切って全廃の方向で考えてもいいんじゃないですかね。
なきゃないでなんかまた考えますよ。
もう、期限切って世界中で決めてしまいましょう。
2030年には完全撤廃。
もし、その分野を職業にしてる人達は、それまでになんとかつぎの手段を考え、それを利用している人達もその間に、次の代用品を考えて下さいと…。
これが一番いいと思います。
とか(笑)
地球を汚して得する人なんて一人もいませんしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月28日の火曜日でございます。
今月も残すところあと3日となり、月末が近付くにつれ何となく憂鬱な気分の院長でございます。
ま、憂鬱って事もないんですが、来月は頑張らないとなと…。
幸い、今年はうるう年で、2月も1日日数が多いので、少しでも助かるねぇ。
ですが、今年から2月に1日祝日が増えたんですよね。
え、なに?
って思った人も多いでしょう。
祝日が増えたというのは2月に増えただけで、全体数は変わっておりません。
2月23日が新しい「天皇誕生日」なんですね。
あ、なるほど。
そして第一回目の今年はうまい具合に日曜日ですから、また連休となるわけです。
これでうるう年分も相殺ですがな(笑)
とか、まぁ、その分12月が少ないわけですからま、いいか。
ってことで、今日もネタに突入しましょう。
今日のネタは世界のゴミ問題と小さな芋虫のお話でございます。
その芋虫とは、ゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫であるミールワームで、鳥やは虫類などのエサとして繁殖されている小さな虫です。
どんなんか見たいです?
一応、画像はありますが、まぁ、普通に気持ち悪い虫なんで見なくてもいいと思います(笑)
で、そんなミールワームに、世界で大問題になっているプラスチックを消化する力があることが明らかになったそうなんですよ。
それもただのプラスチックではなく、有害物質の入った発泡スチロールをムシャムシャと食べても全く問題ないという優れものなんです。
アメリカ・スタンフォード大学の研究グループの研究は、プラスチックに含まれる化学物質がミールワームの腸で分解された後、最終的にどうなるのかを調査した初のものなんだそうです。
この研究以前、別の研究者によってミールワームがさまざまな種類のプラスチックを食べて生きられることが明らかにされていました。
ミールワームの腸にはプラスチックを生物分解する微生物が潜んでいるのだそうなんです。
これはプラスチックゴミ問題の対策として非常に有望な発見だったわけなんですが、プラスチックを食べたミールワームの体内に添加物が蓄積されているのだとすれば、動物のエサとしてはもう使えないことになります。
そりゃそうですよね。
もともと「エサ」として繁殖されてるわけですから、プラスチックを食べて、ミールワームの体内に添加物が残るようじゃ、本末転倒となるわけです。
この研究で取り上げられた発泡スチロールは、包装や断熱材としてお馴染みの普通のヤツです。
この発砲スチロールってヤツは、便利な反面、密度が低くかさばることからリサイクルにはコストがかかるうえに、添加物としてヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)てものが使われているという難点もあります。
HBDCは、プラスチックを燃えにくくする特性ゆえに広く利用されており、2015年だけでも250万メートルトンがプラスチックに添加されたと推定されています。
また内分泌を撹乱したり、神経毒性があったりするなど、健康や環境に対する悪影響も指摘されており、EUでは使用禁止が予定され、米国でもそのリスクを評価している最中なんだそうですね。
日本でも2014年5月1日に第一種特定化学物質に指定されていますが今だに誓われているのも事実です。
アニャ・マラウィ・ブランドン氏らの実験では、発泡スチロールを食べたミールワームは、半分を部分的に消化された破片として排泄し、もう半分を二酸化炭素として排出することが確認されました。
また、そこに含まれていたHBCDも排泄物と一緒に排泄されていたそうで、発泡スチロールを食べてから24時間でおよそ9割が、48時間で実質的にすべてが体の外に出たそうなんですよ。
発泡スチロールを与えられたミールワームの食欲は、通常のエサのときと同様健康的なもので、それを食べたミールワームをエビに与えてみたところ、こちらも同じく問題なく食べてくれたとのこと。
なおブランドン氏らによると、ミールワームが排泄したHBCDは相変わらず有害であるし、それ以外の添加物が分解されないまま残っている可能性もあるってことです。
ミールワームは確かにプラスチックゴミ問題の有望な対策であり、これまで使用されていた発泡スチロールを処分するには有効なんですが、根本的な解決を図るには、プラスチックのかわりに生分解性の素材を利用し、使い捨て製品をなくすしかないと研究チームは述べているそうです。
うーん…
結局、これじゃミールワームの体内を素通りしてるだけじゃないのかね?
この場合の実験だと、ミールワームの体内から、完全に添加物が排出されたのを確認してから、エビに餌として与えたりしていますが、ミールワームの体内に添加物が残った状態なら、このエビも危ないやんねぇ。
結局、「つくらない」ってことしか解決法はないのかもしれませんよねぇ…。
使い捨てプラスチック、思い切って全廃の方向で考えてもいいんじゃないですかね。
なきゃないでなんかまた考えますよ。
もう、期限切って世界中で決めてしまいましょう。
2030年には完全撤廃。
もし、その分野を職業にしてる人達は、それまでになんとかつぎの手段を考え、それを利用している人達もその間に、次の代用品を考えて下さいと…。
これが一番いいと思います。
とか(笑)
地球を汚して得する人なんて一人もいませんしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院