弘泉堂鍼灸接骨院
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スーパーバグコート
2020年01月21日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。

1月21日の火曜日でございます。

1月も残すところ10日となりました。

まぁ、1月はなんかもう、身体を慣らす月間みたいな感じで、半ば消化するって感じなんですが(笑)

ま、これもしかたないでしょう。

人生、メリハリが大事ですからね。

2月に入れば、本気出します(笑)

いや、いつも本気ですけどね(笑)

今くらいが一年で一番寒くなる時期のはずなんですが、今年はそうでもない気がしますねぇ。

スキー場なんかでも雪が足らんとか言うてますし、かの有名なさっぽろ雪まつりも、2月4日から開催される予定ですが、雪が足りなくて他の地域から雪を運んでるんだとか…。

これも温暖化の影響なんでしょうけど、このままいったら、冬に雪がなくなるかもしれませんよね〜。

ま、わたくし院長、雪に対して特に思い入れはありませんし、スノーレジャーも一切やりませんので、無くなっても特には困りませんが、そういうわけにもいかないもんねぇ。

日本の四季がどうのこうののレベルではなく、地球規模でとんでもないことが起こってるのは、みんな薄々感じてるとこでしょう。

薄々気付いてても、一個人じゃ何していいか特に分かりませんもんねぇ。

そんな温暖化を止めるのは人類の最優先事項とも言えますが、今日のネタに登場する、Super bug(スーパー耐性菌)「スーパーバグ」ってヤツも、人類にとってかなりの脅威であります。

以前にもこのブログで何回か登場しています、この「スーパーバグ」ですが、みなさん覚えておられるでしょうか。

これは、細菌が抗生物質への耐性をもちはじめ、薬剤が効かなくなってしまったもののことで、こんなもんが世界中で流行れば、人類は大変な事になるよ的なお話でした。

そこで、どの抗生物質も効かないスーパーバグとの戦いの行方を握る鍵は、もしかしたら細菌を殺す攻撃ではなく、防御にあるのかもしれないと研究者達は考えました。

カナダ、マックマスター大学の研究グループは撥水性のハスの葉をヒントに、どんな細菌でも弾くことができる抗菌ラップコーティングを開発しました。

この研究グループが開発した抗菌ラップコーティングは、どんな細菌でも弾くことができるそうで、よくある透明なラップに処理をほどこしたプラスチック製フィルムで、熱で収縮させればドアの取手、レール、点滴スタンドといった細菌の付着が気になる表面を簡単に抗菌コーティングすることができるんだそうです。

病院から家庭のキッチンまで、どんなところにも手軽に使えるので、MRSAやクロストリジウム・ディフィシルなどの薬剤耐性菌による汚染を未然に防ぐにはもってこいだということです。

大腸菌、サルモネラ菌、リステリアといった食中毒の原因になる細菌の汚染を防ぐために、食品のパッケージに利用するなんて使い方も出来るそうですから、これはいいかもしれません。

この新型抗菌ラップのヒントになったのは、撥水性を持つハスの葉であるそうで、ナノテクノロジーによって表面に微細なシワを作り、分子が付着しないような仕組みになっているんだそうです。

ここに水滴や血などを垂らしてみると、落ちた瞬間ぴょんとバウンドしてしまいます。

細菌でも同じように弾かれるので、表面に付着することができない仕組みなわけですね。

化学的な処理をほどこすことで撥水性はさらに高められており、柔軟で耐久性があり、しかも低コストで製造できる仕上がりになっているとのことで、これは実用化も夢じゃない。

実験でこれらが新型抗菌ラップコーティングに付着するか試してみたところ、電子顕微鏡でチェックしても事実上汚染は発見されなかったといいますから、ますますこれはイケるんじゃないの。

1928年にペニシリンが発見されて以来、抗生物質は医療の発展に大きく貢献してくれたわけですが、乱用されたために耐性菌という新しい問題を作り出してしまいました。

敵を殺すのではなく、そもそも最初から寄せ付けない――そんな発想が問題解決の糸口になるかもしれないわけですね。

しかも、これは食品にも使えるわけですし、もう究極のラップといえるでしょう。

で、これがコストもかからず、サランラップ並みの値段で流通させることが出来るなら、誰だってこっちを買いますよね。

ってか、完全にラップの革命がおこることでしょう。

ま、本来ラップたるもの、こういう性能があるべきですからねぇ。

この研究チームの今後の活躍次第では、広く用途のある抗菌ラップが誕生するのも時間の問題かもしれません。

是非、期待して待ちましょう。

ではまた〜。



020121



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