土葬→有機還元葬
2020年01月09日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
1月9日の木曜日でございます。
さぁ、毎日問いかけてますが、休みボケは解消されましたかな?
わたくし院長も、少しずつですが、辛い現実を受け止めつつあります(笑)
まぁ、来週位になればきっと身体も慣れてくるかと思いますが、まだ本調子ではないな。
常々、絶好調〜!なんて事はあんまりないんで、休みボケなのか普通なのかも、もはや分からないんですが、とにかく日々を頑張りますよ。
てな感じで、今日もネタ突入ですが、今日のネタはなかなかなネタでして、アメリカで世界初の人間の遺体を堆肥に変える施設が2021年にオープン予定ってお話をしたいと思います。
ついにきたね。
遺体から堆肥。
文字通り土に還るわけですね。
これは、微生物で遺体を分解するそうなんですが、はたしてどんな施設なんでしょう。
今年4月、アメリカ・ワシントン州で人間の遺体を微生物で分解し、堆肥を作って自然(土)に還すという「有機還元葬」を認める法案が可決されたんですが、翌月、州知事もこれを承認したことでついに現実のものとなりました。
土葬でも火葬でもなく人間の遺体を堆肥に変える「有機還元葬」サービスを行うため、2021年、ワシントン州シアトルで世界初となる施設がオープンする予定なんだとか…。
まぁ、これも流れ的には来るかと思ってましたよ。
以前に、この埋葬について何回かお話していましたが、この堆肥にするという事は以前からずっと議題に上がってはいましたからね。
日本では基本的に「火葬」しか認められていませんが、アメリカにはまだ「土葬」の文化が残っています。
この「土葬」の考え方の一部には、土に還るという意味があるわけで、そういった声がでるのは当然と言えば当然ですな。
で、「有機還元葬」なる堆肥葬の施設を建設するのは非営利団体「リコンポーズ」で、その施設では「リコンポジション(再構成)」や「自然有機還元」というプロセスを通じて、遺体をゆっくりと土に還すことができるそうで。
ここ数年堆肥葬を実現するために動いてきたリコンポーズですが、ワシントン州で遺体を「有機還元」や「加水分解」という方法で処理することを認める歴史的法案が可決されたことから、ついに合法的にサービスを提供できるようになったわけですね。
法律が施行されるのは2020年5月だそうで、これ以降、リコンポーズは遺体を土に還すという、長年の願いを叶えられるようになるわけです。
この埋葬法は、自然の大きな循環の中に遺体を還そうという、いわゆる「自然葬」的な発想から考案されたものですが、決して野ばなしにするわけではなく、六角形の棺のような再利用可能なモジュール式容器の中で遺体を還元させるそうなんです。
なんで六角形?って疑問はありますが、リコンポーズの説明によれば、容器にはウッドチップが敷き詰められており、そこに通気することで、腐敗をうながしてくれる細菌や微生物が活動しやすい環境を作り出すのだそうです。
遺体は30日もあれば土に還り、残された堆肥を使うことでまた新しい生命を育むことができ、歯や骨も分解されるようなんですが、インプラントなど微生物が分解できないものは途中で取り除かれるんだそうです。
自然有機還元が完了したら、遺族や友人たちは残された堆肥を持ち帰ることができます。
庭に撒けばそこから新しい生命がまた生まれるでしょうし、堆肥を緑化団体などに寄付して、環境保全の役に立てるという人もいるそうです。
そもそもリコンポーズが掲げるミッションの根幹にあるのがこの環境保全で、遺体をきちんと燃やさねばならない火葬には、大きなエネルギーを費やす必要があり、その過程で大量の二酸化炭素が排出されてしまいます。
また土葬であっても、限りある土地に穴を開けなければならないわけですし、遺体に含まれている化学物質が土壌を汚染するといった問題もあります。
だが、堆肥葬ならずっと環境に優しい方法で、大切な人の遺体を埋葬することができるわけなんですね。
リコンポーズの試算では、火葬や伝統的な埋葬法に比べて、1人あたり1トンほど二酸化炭素の排出を抑えられるといいますから、この観点からも環境保全には一役買ってると言えるでしょうね。
くわえて、土地に穴を掘る代わりに、豊かな土が生まれるメリットもありますしね。
なお、自然有機還元による埋葬は約5500ドル(約60万円)だとのことですが、値段よりも大切な人が残した土から新しい命が芽生えたら、それはある意味命の連鎖といえるかもしれません。
とまぁ、いい事ずくめな気がしますね、これは…。
ただ、この埋葬法が日本に広がるかと言うと、これはこれでクエスチョンですけどね。
まず、日本は「火葬」しか行っていませんし、土葬文化すらないわけで、「遺骨」なるものに特別な思いがあるのも我々の文化ですからね。
ですが、二酸化炭素の削減を諸外国から求められてる日本ですから、こういった部分も頑なに拒否するのもどうかと言う気はしますよね。
文化というものも変化があってもいいかもしれません。
故人を偲ぶ気持ちがあれば、埋葬法なんて何でもいいのかもしれませんよね。
ま、わたくし院長は死んだらなんでもいいですけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月9日の木曜日でございます。
さぁ、毎日問いかけてますが、休みボケは解消されましたかな?
わたくし院長も、少しずつですが、辛い現実を受け止めつつあります(笑)
まぁ、来週位になればきっと身体も慣れてくるかと思いますが、まだ本調子ではないな。
常々、絶好調〜!なんて事はあんまりないんで、休みボケなのか普通なのかも、もはや分からないんですが、とにかく日々を頑張りますよ。
てな感じで、今日もネタ突入ですが、今日のネタはなかなかなネタでして、アメリカで世界初の人間の遺体を堆肥に変える施設が2021年にオープン予定ってお話をしたいと思います。
ついにきたね。
遺体から堆肥。
文字通り土に還るわけですね。
これは、微生物で遺体を分解するそうなんですが、はたしてどんな施設なんでしょう。
今年4月、アメリカ・ワシントン州で人間の遺体を微生物で分解し、堆肥を作って自然(土)に還すという「有機還元葬」を認める法案が可決されたんですが、翌月、州知事もこれを承認したことでついに現実のものとなりました。
土葬でも火葬でもなく人間の遺体を堆肥に変える「有機還元葬」サービスを行うため、2021年、ワシントン州シアトルで世界初となる施設がオープンする予定なんだとか…。
まぁ、これも流れ的には来るかと思ってましたよ。
以前に、この埋葬について何回かお話していましたが、この堆肥にするという事は以前からずっと議題に上がってはいましたからね。
日本では基本的に「火葬」しか認められていませんが、アメリカにはまだ「土葬」の文化が残っています。
この「土葬」の考え方の一部には、土に還るという意味があるわけで、そういった声がでるのは当然と言えば当然ですな。
で、「有機還元葬」なる堆肥葬の施設を建設するのは非営利団体「リコンポーズ」で、その施設では「リコンポジション(再構成)」や「自然有機還元」というプロセスを通じて、遺体をゆっくりと土に還すことができるそうで。
ここ数年堆肥葬を実現するために動いてきたリコンポーズですが、ワシントン州で遺体を「有機還元」や「加水分解」という方法で処理することを認める歴史的法案が可決されたことから、ついに合法的にサービスを提供できるようになったわけですね。
法律が施行されるのは2020年5月だそうで、これ以降、リコンポーズは遺体を土に還すという、長年の願いを叶えられるようになるわけです。
この埋葬法は、自然の大きな循環の中に遺体を還そうという、いわゆる「自然葬」的な発想から考案されたものですが、決して野ばなしにするわけではなく、六角形の棺のような再利用可能なモジュール式容器の中で遺体を還元させるそうなんです。
なんで六角形?って疑問はありますが、リコンポーズの説明によれば、容器にはウッドチップが敷き詰められており、そこに通気することで、腐敗をうながしてくれる細菌や微生物が活動しやすい環境を作り出すのだそうです。
遺体は30日もあれば土に還り、残された堆肥を使うことでまた新しい生命を育むことができ、歯や骨も分解されるようなんですが、インプラントなど微生物が分解できないものは途中で取り除かれるんだそうです。
自然有機還元が完了したら、遺族や友人たちは残された堆肥を持ち帰ることができます。
庭に撒けばそこから新しい生命がまた生まれるでしょうし、堆肥を緑化団体などに寄付して、環境保全の役に立てるという人もいるそうです。
そもそもリコンポーズが掲げるミッションの根幹にあるのがこの環境保全で、遺体をきちんと燃やさねばならない火葬には、大きなエネルギーを費やす必要があり、その過程で大量の二酸化炭素が排出されてしまいます。
また土葬であっても、限りある土地に穴を開けなければならないわけですし、遺体に含まれている化学物質が土壌を汚染するといった問題もあります。
だが、堆肥葬ならずっと環境に優しい方法で、大切な人の遺体を埋葬することができるわけなんですね。
リコンポーズの試算では、火葬や伝統的な埋葬法に比べて、1人あたり1トンほど二酸化炭素の排出を抑えられるといいますから、この観点からも環境保全には一役買ってると言えるでしょうね。
くわえて、土地に穴を掘る代わりに、豊かな土が生まれるメリットもありますしね。
なお、自然有機還元による埋葬は約5500ドル(約60万円)だとのことですが、値段よりも大切な人が残した土から新しい命が芽生えたら、それはある意味命の連鎖といえるかもしれません。
とまぁ、いい事ずくめな気がしますね、これは…。
ただ、この埋葬法が日本に広がるかと言うと、これはこれでクエスチョンですけどね。
まず、日本は「火葬」しか行っていませんし、土葬文化すらないわけで、「遺骨」なるものに特別な思いがあるのも我々の文化ですからね。
ですが、二酸化炭素の削減を諸外国から求められてる日本ですから、こういった部分も頑なに拒否するのもどうかと言う気はしますよね。
文化というものも変化があってもいいかもしれません。
故人を偲ぶ気持ちがあれば、埋葬法なんて何でもいいのかもしれませんよね。
ま、わたくし院長は死んだらなんでもいいですけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院