吃逆(きつぎゃく)しゃっくり。
2019年12月23日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
12月23日の月曜日でございます。
いよいよ明日はクリスマスイブでんがな。
ほんで、去年までは今日は「天皇誕生日」やったんですけどねぇ…。
これだけが平成の心残りやわぁ。
で、それならそれで、今日と言う日を「平成の日」とでもして祝日にとどめてくれればいいものを、ただの平日になってしまいましたがな。
なんでも上皇様が、上皇を敬う様なことをするのは、いかがなものかとおっしゃられたそうで、当分復活はないかもしれません。
残念ですなぁ。
なんとか、祝日に戻らんもんかねぇ。
お願いしますよ宮内庁〜(笑)
まぁ、宮内庁が祝日を決めてるんじゃないんですが…。
昭和の日ってな日があるんですから「平成の日」は必要ですよねぇ。
てな、12月23日、仕方ないので普通にネタいきましょう。
今日は、出だすと厄介で、場によれば大変なことになる「吃逆(しゃっくり)」についてのお話ー…。
一度始まるとなかなか止まらないしゃっくりですが、これまで正しいしゃっくりの止め方ってのは、医師の間でも決まったものはなかったそうです。
しゃっくりは横隔膜(おうかくまく)の不随意的なけいれんによって出現する現象で、横隔膜を支配する横隔神経や、延髄にある呼吸中枢の刺激によって出現するといわれています。
ところが、なんのためにこんな現象が起こるのかは、分かっておりません。
お腹がいっぱいになったり、お酒を飲んだり、熱いものは刺激物を飲みこんだ時に症状が起きることがありますが、一般的に原因は不明だということです。
そんな中、福岡県久留米市にある聖マリア病院の呼吸器外科、大渕俊朗医師らチームが、重症患者でもしゃっくりが止まるメカニズムを解明できたと論文を発表しました。
論文のタイトルは『CO2を貯めること:これがしゃっくりを止める鍵(CO2 retention: The key to stopping hiccups)』というものなんだそうです。
実際に論文を発表したのは昨年2018年だったのですが、このほどこの論文がさらに各国の専門誌でとりあげられたことから改めて話題になっているわけなんです。
その方法とは、袋をくちに付けて自分が吐いた息を繰り返し吸うことで重症でも3分〜6分前後で改善されることを確認したってことなんです。
これって、いわゆる過呼吸のアレですやん。
でも、この過呼吸の治し方的な、ビニール袋でスハスハする動作も、実はなぜ過呼吸に効果があるのか、ハッキリとは分かってないってな話しも聞いたことありますね。
そもそもしゃっくりが出る原因は、喉周辺への何らかの刺激が引き金になって横隔膜の呼吸運動を調節する中枢神経に異常が起き、その結果、無意識に強く息を吸うことを繰り返し、しゃっくりになる事が多いと医師チームは考えています。
人によっては1か月も続く重症患者さんもいて、睡眠障害やうつ状態につながるケースもあるということで、こうなると、たかがしゃっくりと片づけられませんしね。
今回の研究では、CO2をためた時に効果を調べるために、健康な男性ボランティアに、「ブッチ法(Bucci)」と名付けられた異なる3つの再呼吸実験を行いました。
20リットルのビニール袋にただの空気が入ったものを吸ったり吐いたりする。
20リットルのビニール袋に空気が入っているが1.5cm×1.5cmの穴があいている袋で吸ったり吐いたりする。
20リットルのビニール袋に酸素が入っているものを吸ったり吐いたりする。
の3つを行ってもらいました。
それぞれについて、呼気時の血中CO2濃度、および吸気時の血中CO2濃度を、ボランティアがあきらめるまで測定したそうです。
あきらめるまでて(笑)
で、その結果、どの場合でも吸気時の血中CO2濃度が、呼気時の血中CO2濃度と同じ濃度に増加していき、どちらもおよそ50mmHgに達した時にしゃっくりが止まる事が分かったそうです。
つまり通常低いはずの動脈のCO2濃度が変化し、静脈のCO2濃度と同じ(50mmHg)になるとしゃっくりが止まることがはっきり分かったということです。
このことは動静脈が同じ濃度になることで大脳が窒息回避の指令を出し、横隔膜などの運動を抑制させたと分析したそうです。
もともとこれまでも血中のCO2濃度を高めることが効果的であることまでは分かっていたそうなんですが、具体的なメカニズムまでは分かっていませんでした。
ただし一般的にはしゃっくりは個人差があるため、原因もさまざまで、すべてがこれで解決できるとは限らないということですが、こうした日常的におこりがちな体の不思議については、研究者の皆さんにこれからももっと積極的に解明していってほしいです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月23日の月曜日でございます。
いよいよ明日はクリスマスイブでんがな。
ほんで、去年までは今日は「天皇誕生日」やったんですけどねぇ…。
これだけが平成の心残りやわぁ。
で、それならそれで、今日と言う日を「平成の日」とでもして祝日にとどめてくれればいいものを、ただの平日になってしまいましたがな。
なんでも上皇様が、上皇を敬う様なことをするのは、いかがなものかとおっしゃられたそうで、当分復活はないかもしれません。
残念ですなぁ。
なんとか、祝日に戻らんもんかねぇ。
お願いしますよ宮内庁〜(笑)
まぁ、宮内庁が祝日を決めてるんじゃないんですが…。
昭和の日ってな日があるんですから「平成の日」は必要ですよねぇ。
てな、12月23日、仕方ないので普通にネタいきましょう。
今日は、出だすと厄介で、場によれば大変なことになる「吃逆(しゃっくり)」についてのお話ー…。
一度始まるとなかなか止まらないしゃっくりですが、これまで正しいしゃっくりの止め方ってのは、医師の間でも決まったものはなかったそうです。
しゃっくりは横隔膜(おうかくまく)の不随意的なけいれんによって出現する現象で、横隔膜を支配する横隔神経や、延髄にある呼吸中枢の刺激によって出現するといわれています。
ところが、なんのためにこんな現象が起こるのかは、分かっておりません。
お腹がいっぱいになったり、お酒を飲んだり、熱いものは刺激物を飲みこんだ時に症状が起きることがありますが、一般的に原因は不明だということです。
そんな中、福岡県久留米市にある聖マリア病院の呼吸器外科、大渕俊朗医師らチームが、重症患者でもしゃっくりが止まるメカニズムを解明できたと論文を発表しました。
論文のタイトルは『CO2を貯めること:これがしゃっくりを止める鍵(CO2 retention: The key to stopping hiccups)』というものなんだそうです。
実際に論文を発表したのは昨年2018年だったのですが、このほどこの論文がさらに各国の専門誌でとりあげられたことから改めて話題になっているわけなんです。
その方法とは、袋をくちに付けて自分が吐いた息を繰り返し吸うことで重症でも3分〜6分前後で改善されることを確認したってことなんです。
これって、いわゆる過呼吸のアレですやん。
でも、この過呼吸の治し方的な、ビニール袋でスハスハする動作も、実はなぜ過呼吸に効果があるのか、ハッキリとは分かってないってな話しも聞いたことありますね。
そもそもしゃっくりが出る原因は、喉周辺への何らかの刺激が引き金になって横隔膜の呼吸運動を調節する中枢神経に異常が起き、その結果、無意識に強く息を吸うことを繰り返し、しゃっくりになる事が多いと医師チームは考えています。
人によっては1か月も続く重症患者さんもいて、睡眠障害やうつ状態につながるケースもあるということで、こうなると、たかがしゃっくりと片づけられませんしね。
今回の研究では、CO2をためた時に効果を調べるために、健康な男性ボランティアに、「ブッチ法(Bucci)」と名付けられた異なる3つの再呼吸実験を行いました。
20リットルのビニール袋にただの空気が入ったものを吸ったり吐いたりする。
20リットルのビニール袋に空気が入っているが1.5cm×1.5cmの穴があいている袋で吸ったり吐いたりする。
20リットルのビニール袋に酸素が入っているものを吸ったり吐いたりする。
の3つを行ってもらいました。
それぞれについて、呼気時の血中CO2濃度、および吸気時の血中CO2濃度を、ボランティアがあきらめるまで測定したそうです。
あきらめるまでて(笑)
で、その結果、どの場合でも吸気時の血中CO2濃度が、呼気時の血中CO2濃度と同じ濃度に増加していき、どちらもおよそ50mmHgに達した時にしゃっくりが止まる事が分かったそうです。
つまり通常低いはずの動脈のCO2濃度が変化し、静脈のCO2濃度と同じ(50mmHg)になるとしゃっくりが止まることがはっきり分かったということです。
このことは動静脈が同じ濃度になることで大脳が窒息回避の指令を出し、横隔膜などの運動を抑制させたと分析したそうです。
もともとこれまでも血中のCO2濃度を高めることが効果的であることまでは分かっていたそうなんですが、具体的なメカニズムまでは分かっていませんでした。
ただし一般的にはしゃっくりは個人差があるため、原因もさまざまで、すべてがこれで解決できるとは限らないということですが、こうした日常的におこりがちな体の不思議については、研究者の皆さんにこれからももっと積極的に解明していってほしいです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院