(142)サンデーイルネス(仮)粘膜脱症候群について
2019年11月17日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
11月17日のサンデーイルネスでございます。
11月も折り返されて、後半戦に突入でございますな。
紅葉もボチボチ、ピークって感じですかね?
もう見頃のところもあるでしょうけど、来週中にはって感じですよね。
今週って表記なんですが、この今週、日曜日に話す場合、明日からの話なのか、昨日までの話なのかってことで人によっては違和感を感じ場合があるようなんです。
というのも、わたくし院長は、1週間の初めは、「日曜日」ととらえてますんで、今日、日曜日に言う、「今週」は今日から土曜日まで、つまり23日までを指してます。
で、中には1週間の初めと言えば、「月曜日」だろ?
って方も少なからずいらっしゃいます。
で、さらにカレンダーについてもこれ、どちらの表記のヤツもあるんですよね。
ですから、これどっちやねんって事ですが、まぁ正しくは日曜日からっぽいんですが、どちらでもいいですかね(笑)
ってな11月17日、今週は週末が「勤労感謝の日」なんで、当院も土日と連休になります。
このパターンだと、一般の方はもともと土曜日が休みの場合、なーーーんにも関係のない祝日ってことになってしまいますが、まぁ、確率は1/7ですからねぇ。
こんな年もあるよってことで、今日も元気にネタ突入といきましょうか。
今週のイルネス辞典は「粘膜脱症候群」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かという事ですが、これは、排便の時に強くいきむことを習慣にしていると、直腸の粘膜がたるんで脱出するようになります。
粘膜のたるみが生じると、排便してもすっきりしなくなるために、さらにいきむようになり、悪循環が生まれます。
そのため、直腸粘膜が傷ついたり、粘膜の血流が乏しくなることで、直腸に潰瘍や隆起性病変ができる病態を粘膜脱症候群といいます。
特に女性に多く、20代から症状が始まり、30〜50代まで放置されてから、診断されることが多い病気となっています。
では原因は何かという事なんですが、慢性的ないきみをもたらす要因としては、骨盤底を支える筋肉などの組織が弱くなることや、排便の時に本来ゆるむべき筋肉(恥骨直腸筋(ちこつちょくちょうきん))等が逆に収縮してしまう現象などが考えられます。
脱出する粘膜は、こすられて表面に傷がついてしまい、また、粘膜が折り重なってしまうため、その部分の粘膜の血流が非常に悪くなり、潰瘍が生じることもあります。
いったん潰瘍が生じると、さらに便意をもよおさせるという負のスパイラルが成り立ってしまうわけです。
ではどんな症状が現れるのかと言いますと、ほとんどの場合、排便のたびに強くいきまないと出ないことが長年の習慣となっており、次第に出血、粘液の分泌、肛門痛、排便後もすぐトイレに行きたくなる(テネスムス)といった症状が現われます。
これは、女性に非常に多い「便秘」とも関係が深いと考えられます。
少なからず便秘の方は、すんなり排便が出来ないことから、ついいきんでしまいがちです。
これがクセになるといきまなければ出なくなってしまうのが、この症状の始まりなわけですね。
この病気が疑われる場合は、直腸鏡検査、大腸内視鏡検査、注腸検査を行います。
これらの検査で、直腸粘膜に潰瘍や隆起性病変が認められる場合は、粘膜の一部をとって顕微鏡で調べる生検を行い、粘膜脱症候群の特徴である線維筋症(せんいきんしょう)が確認できれば、粘膜脱症候群と診断されます。
では、肝心の治療の方法なんですが、治療の基本は、繰り返しいきむことにより排便しようとする習慣をやめることなんですね。
そのためには緩下剤(かんげざい)や食物繊維を利用し、必要があれば坐薬や浣腸を用いて短時間で排便をすませるようにします。
これも、まぁクセになると浣腸しないと出ないなんてことも起り得るんで、出来れば食事のバランスなどを見直し、自然なお通じの習慣がつくまで、根気よく続けることが大事です。
肛門外に脱出する場合は、痔核(じかく)の手術に準じて脱出する粘膜の結紮(けっさつ)切除術を行なうこともありますので、こうなるとおおごとですからね。
若い女性には、非常にこの「便秘」の方が多いですし、それをずっと放置し続け、いきみの排便を繰り返した結果がこの病気ですので、今心当たりのある方は、出来るだけ早い事そのクセは治しましょうね。
いかがでしたか。
では、次週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月17日のサンデーイルネスでございます。
11月も折り返されて、後半戦に突入でございますな。
紅葉もボチボチ、ピークって感じですかね?
もう見頃のところもあるでしょうけど、来週中にはって感じですよね。
今週って表記なんですが、この今週、日曜日に話す場合、明日からの話なのか、昨日までの話なのかってことで人によっては違和感を感じ場合があるようなんです。
というのも、わたくし院長は、1週間の初めは、「日曜日」ととらえてますんで、今日、日曜日に言う、「今週」は今日から土曜日まで、つまり23日までを指してます。
で、中には1週間の初めと言えば、「月曜日」だろ?
って方も少なからずいらっしゃいます。
で、さらにカレンダーについてもこれ、どちらの表記のヤツもあるんですよね。
ですから、これどっちやねんって事ですが、まぁ正しくは日曜日からっぽいんですが、どちらでもいいですかね(笑)
ってな11月17日、今週は週末が「勤労感謝の日」なんで、当院も土日と連休になります。
このパターンだと、一般の方はもともと土曜日が休みの場合、なーーーんにも関係のない祝日ってことになってしまいますが、まぁ、確率は1/7ですからねぇ。
こんな年もあるよってことで、今日も元気にネタ突入といきましょうか。
今週のイルネス辞典は「粘膜脱症候群」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かという事ですが、これは、排便の時に強くいきむことを習慣にしていると、直腸の粘膜がたるんで脱出するようになります。
粘膜のたるみが生じると、排便してもすっきりしなくなるために、さらにいきむようになり、悪循環が生まれます。
そのため、直腸粘膜が傷ついたり、粘膜の血流が乏しくなることで、直腸に潰瘍や隆起性病変ができる病態を粘膜脱症候群といいます。
特に女性に多く、20代から症状が始まり、30〜50代まで放置されてから、診断されることが多い病気となっています。
では原因は何かという事なんですが、慢性的ないきみをもたらす要因としては、骨盤底を支える筋肉などの組織が弱くなることや、排便の時に本来ゆるむべき筋肉(恥骨直腸筋(ちこつちょくちょうきん))等が逆に収縮してしまう現象などが考えられます。
脱出する粘膜は、こすられて表面に傷がついてしまい、また、粘膜が折り重なってしまうため、その部分の粘膜の血流が非常に悪くなり、潰瘍が生じることもあります。
いったん潰瘍が生じると、さらに便意をもよおさせるという負のスパイラルが成り立ってしまうわけです。
ではどんな症状が現れるのかと言いますと、ほとんどの場合、排便のたびに強くいきまないと出ないことが長年の習慣となっており、次第に出血、粘液の分泌、肛門痛、排便後もすぐトイレに行きたくなる(テネスムス)といった症状が現われます。
これは、女性に非常に多い「便秘」とも関係が深いと考えられます。
少なからず便秘の方は、すんなり排便が出来ないことから、ついいきんでしまいがちです。
これがクセになるといきまなければ出なくなってしまうのが、この症状の始まりなわけですね。
この病気が疑われる場合は、直腸鏡検査、大腸内視鏡検査、注腸検査を行います。
これらの検査で、直腸粘膜に潰瘍や隆起性病変が認められる場合は、粘膜の一部をとって顕微鏡で調べる生検を行い、粘膜脱症候群の特徴である線維筋症(せんいきんしょう)が確認できれば、粘膜脱症候群と診断されます。
では、肝心の治療の方法なんですが、治療の基本は、繰り返しいきむことにより排便しようとする習慣をやめることなんですね。
そのためには緩下剤(かんげざい)や食物繊維を利用し、必要があれば坐薬や浣腸を用いて短時間で排便をすませるようにします。
これも、まぁクセになると浣腸しないと出ないなんてことも起り得るんで、出来れば食事のバランスなどを見直し、自然なお通じの習慣がつくまで、根気よく続けることが大事です。
肛門外に脱出する場合は、痔核(じかく)の手術に準じて脱出する粘膜の結紮(けっさつ)切除術を行なうこともありますので、こうなるとおおごとですからね。
若い女性には、非常にこの「便秘」の方が多いですし、それをずっと放置し続け、いきみの排便を繰り返した結果がこの病気ですので、今心当たりのある方は、出来るだけ早い事そのクセは治しましょうね。
いかがでしたか。
では、次週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院