オッケーサイン。
2019年11月01日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
11月1日の金曜日でございます。
いよいよ11月に突入ですな。
さすがに11月となると冬にグッと近づきますし、秋〜冬への移行期って感じですよね。
近畿地方の紅葉はこれからですが、まぁ、ここ数年、紅葉の時期はすでに寒いことが多いですし、紅葉とともに冬が来るって感じですな。
そして、ここ京都は紅葉とともにもうひとつ来るものがありますねん。
それは観光客でんねん。
昨年(平成30年度)の京都の観光調査によると11月度で470万人ほど、観光客が来てはります。
これは、3月についで年間で2番目に多い数字です。
つまり、とてもとてもたくさんの人が、京都に訪れるわけでございます。
そして近年、外国人観光客の方が増え、この数字の半数は外国人であろうっちゅうことです。
つまり、230万人以上の外国人がゴチャゴチャおるわけです。
因みに京都市の人口が150万人程度ですから、その多さがよく分かりますよねぇ。
当院の最寄り駅、JR円町駅近辺もホテル、民泊が多数ありそりゃもう、外国人だらけでございます。
まぁ、だからといって困ることも特にはないんですが、街の景色がなかなか不思議な感じですな。
で、今日のネタですがちょっとした文化の違いについてのお話でもひとつご紹介しようかと思います。
日本やアメリカでは通常、親指と人差し指で丸を作り、残りの3本指を立てるジェスチャーは、「オッケー」という承諾を現すOKサインとして認識している人が多いと思います。
まぁ、確かにそうですわな。
オッケーサインと言えば、この形でしょう。
ですが、どうも今はこのジェスチャーに、別の意味を含まれるということらしいんです。
これは数年前、アメリカのオルタナ右翼らが、3本指の部分が「W」で、丸を作った指が「P」を現す「WP(ホワイトパワー)」であると主張し、白人至上主義のシンボルとして浸透していったそうなんです。
そして実際に、OKジェスチャーが白人ナショナリズムの象徴として使用されるケースが増えたため、今回、このジェスチャーは公式に「ヘイトシンボル」に指定されることとなったんだそうです。
なんかややこしい話ですなぁ…。
この「ヘイトシンボル」ってもんが、そもそも日本人にはなじみが薄いですし、確実なる定義があるわけではないようなんですが、これはヘイトつまり憎悪や差別などを表すサインってとこでしょうかね。
特に、人種、出身国、民族、宗教、性的指向、性別、容姿、健康(障害)といったものを侮辱する意味なんかもこめられてるものといった感じで受け止めてもらえればいいかなと…。
少し前ですが、韓国の男性ミュージシャンが、「キノコ雲」をプリントしたTシャツを着用していて、反日論争に発展したーなんて話もありましたね。
あと、ナチスドイツを連鎖させるカギ十字とかもこういった部類に入るかと思います。
で、今回のオッケーサインですが、元々、フランス、トルコ、ブラジル、ベネズエラなどでは侮辱の意味をあらわすってなサインだったようですが、世界中でひろく「オッケーサイン」として認識されています。
で、今回このサインを「ヘイトシンボル」と認定したのは、反差別を掲げる米国最大の名誉棄損防止連盟(Anti-Defamation League 以下ADL)ってとこなんです。
このADLによると、きっかけは2017年にネットの匿名掲示板で、「OKジェスチャーは、ホワイト・パワー(White Power 白人至上主義)のサイン」と吹聴する、オルタナ右翼によるデマ投稿だということらしいです。
単なる悪ふざけに対して、リベラルな発想を持つメディアや人々に過剰反応を促し、一般的に不快な兆候を非難するのは馬鹿げているという声があがっていた一方で、やがて悪ふざけや冗談などではなく、実際に白人ナショナリズムの象徴となっていったという経緯があるようです。
ADLは、OKジェスチャーが白人至上主義とリンクしているというデマ投稿の後、実際にその意味で使用されるようになったと主張しているそうです。
少なくとも、一部の白人至上主義者は、当初の悪ふざけのキャンペーンの背後にある皮肉や風刺的な意図を放棄し、そのシンボルを白人の優位性を示す誠実な表現として使用することを決めたようです。
今年3月にニュージーランドのクライストチャーチにあるイスラム教徒信者が集まるモスクで乱射事件を起こし、51人を殺害するって事件があったのは記憶に新しいところですが、この犯人、オーストラリア人の白人至上主義者ブレントン・タラントも裁判所への初出廷の際、笑顔でOKサインのジェスチャーをしていたそうなんです。
過激派は、数年もしくは数十年前のシンボルを使用し続けているが、同時に自分たちの憎悪感情の表現として、近年は定期的に新しいシンボルやミーム、スローガンをネット上で作成しているんだそうです。
とまぁ、こんな話です。
ほんと、我々日本人にはなじめない話ではありますが、近年の国際化といいますか、日本もだいぶ欧米諸国に近づいてきてると思います。
外国人観光客が増えただけでなく、実際に日本に住まわれて生活している外国人も、格段に増えています。
つまりは、日本もこういった人種間の問題なんかを真剣に考えなければいけない時期に来てるってことでしょう。
ま、知っていて損はないですし、そこいらで「オッケーサイン」は見せない方がいいかもしれませんね。
来年は東京オリンピックも開催されますし、ますます外国人の方が増えるでしょうしね。
世界中が仲良くできたら良いんですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月1日の金曜日でございます。
いよいよ11月に突入ですな。
さすがに11月となると冬にグッと近づきますし、秋〜冬への移行期って感じですよね。
近畿地方の紅葉はこれからですが、まぁ、ここ数年、紅葉の時期はすでに寒いことが多いですし、紅葉とともに冬が来るって感じですな。
そして、ここ京都は紅葉とともにもうひとつ来るものがありますねん。
それは観光客でんねん。
昨年(平成30年度)の京都の観光調査によると11月度で470万人ほど、観光客が来てはります。
これは、3月についで年間で2番目に多い数字です。
つまり、とてもとてもたくさんの人が、京都に訪れるわけでございます。
そして近年、外国人観光客の方が増え、この数字の半数は外国人であろうっちゅうことです。
つまり、230万人以上の外国人がゴチャゴチャおるわけです。
因みに京都市の人口が150万人程度ですから、その多さがよく分かりますよねぇ。
当院の最寄り駅、JR円町駅近辺もホテル、民泊が多数ありそりゃもう、外国人だらけでございます。
まぁ、だからといって困ることも特にはないんですが、街の景色がなかなか不思議な感じですな。
で、今日のネタですがちょっとした文化の違いについてのお話でもひとつご紹介しようかと思います。
日本やアメリカでは通常、親指と人差し指で丸を作り、残りの3本指を立てるジェスチャーは、「オッケー」という承諾を現すOKサインとして認識している人が多いと思います。
まぁ、確かにそうですわな。
オッケーサインと言えば、この形でしょう。
ですが、どうも今はこのジェスチャーに、別の意味を含まれるということらしいんです。
これは数年前、アメリカのオルタナ右翼らが、3本指の部分が「W」で、丸を作った指が「P」を現す「WP(ホワイトパワー)」であると主張し、白人至上主義のシンボルとして浸透していったそうなんです。
そして実際に、OKジェスチャーが白人ナショナリズムの象徴として使用されるケースが増えたため、今回、このジェスチャーは公式に「ヘイトシンボル」に指定されることとなったんだそうです。
なんかややこしい話ですなぁ…。
この「ヘイトシンボル」ってもんが、そもそも日本人にはなじみが薄いですし、確実なる定義があるわけではないようなんですが、これはヘイトつまり憎悪や差別などを表すサインってとこでしょうかね。
特に、人種、出身国、民族、宗教、性的指向、性別、容姿、健康(障害)といったものを侮辱する意味なんかもこめられてるものといった感じで受け止めてもらえればいいかなと…。
少し前ですが、韓国の男性ミュージシャンが、「キノコ雲」をプリントしたTシャツを着用していて、反日論争に発展したーなんて話もありましたね。
あと、ナチスドイツを連鎖させるカギ十字とかもこういった部類に入るかと思います。
で、今回のオッケーサインですが、元々、フランス、トルコ、ブラジル、ベネズエラなどでは侮辱の意味をあらわすってなサインだったようですが、世界中でひろく「オッケーサイン」として認識されています。
で、今回このサインを「ヘイトシンボル」と認定したのは、反差別を掲げる米国最大の名誉棄損防止連盟(Anti-Defamation League 以下ADL)ってとこなんです。
このADLによると、きっかけは2017年にネットの匿名掲示板で、「OKジェスチャーは、ホワイト・パワー(White Power 白人至上主義)のサイン」と吹聴する、オルタナ右翼によるデマ投稿だということらしいです。
単なる悪ふざけに対して、リベラルな発想を持つメディアや人々に過剰反応を促し、一般的に不快な兆候を非難するのは馬鹿げているという声があがっていた一方で、やがて悪ふざけや冗談などではなく、実際に白人ナショナリズムの象徴となっていったという経緯があるようです。
ADLは、OKジェスチャーが白人至上主義とリンクしているというデマ投稿の後、実際にその意味で使用されるようになったと主張しているそうです。
少なくとも、一部の白人至上主義者は、当初の悪ふざけのキャンペーンの背後にある皮肉や風刺的な意図を放棄し、そのシンボルを白人の優位性を示す誠実な表現として使用することを決めたようです。
今年3月にニュージーランドのクライストチャーチにあるイスラム教徒信者が集まるモスクで乱射事件を起こし、51人を殺害するって事件があったのは記憶に新しいところですが、この犯人、オーストラリア人の白人至上主義者ブレントン・タラントも裁判所への初出廷の際、笑顔でOKサインのジェスチャーをしていたそうなんです。
過激派は、数年もしくは数十年前のシンボルを使用し続けているが、同時に自分たちの憎悪感情の表現として、近年は定期的に新しいシンボルやミーム、スローガンをネット上で作成しているんだそうです。
とまぁ、こんな話です。
ほんと、我々日本人にはなじめない話ではありますが、近年の国際化といいますか、日本もだいぶ欧米諸国に近づいてきてると思います。
外国人観光客が増えただけでなく、実際に日本に住まわれて生活している外国人も、格段に増えています。
つまりは、日本もこういった人種間の問題なんかを真剣に考えなければいけない時期に来てるってことでしょう。
ま、知っていて損はないですし、そこいらで「オッケーサイン」は見せない方がいいかもしれませんね。
来年は東京オリンピックも開催されますし、ますます外国人の方が増えるでしょうしね。
世界中が仲良くできたら良いんですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院