鳥のさえずり。鶏のすなずり(笑)
2019年10月25日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
10月25日の金曜日でございます。
今週は、例の「即位礼正殿の儀が行われる日」に絡んだ連休があったりと、比較的気合が入らなかった院長です(笑)
だって、日曜休んだでしょ、月曜仕事でしょ、そんで火、水休んでの木、金ですから…
休みが多いと、気持ち的に乗り切れなくなりますが、その分身体は楽ですから、やる気さえ出ればもう、完璧なんですがね(笑)
そして10月も残り1週間を切りましたし、来週から支払い週間にも突入ってことで、今月も月末がきましたわ。
そして今月末はハロウィンですし、いよいよ冬感も出てきますな。
ってな金曜日、今日も元気にネタいきましょう。
こうも定番動物ネタに、サイエンス&テクノロジー感満載のお話をご紹介したいと思います。
みなさんは、鳥って飼ったことあります?
文鳥とかインコとか、マニアックになればオウムとか九官鳥とか、ペットとしても根強い人気のある鳥ですが、今日はそんな鳥のお話です。
ま、わたくし院長は鳥は飼ったことありません。
でも、毎日必ず鶏さんからは恩恵を受けてます。
それは胸肉だったり卵だったり…。
って鶏は置いておいて、今日はスズメ目カエデチョウ科のキンカチョウって鳥のお話です。
わたくし院長は、この鳥、よく知らなかったですが、日本でもペットとして人気の高い鳥なんだそうです。
リズミカルなさえずりと、押すと音がでるオモチャのような鳴き声がとてもかわいらしいそうなんですが、この鳴き方は一般的に父鳥から学ぶんだそうです。
今回、アメリカの研究グループは、キンカチョウの脳に偽の記憶を書き込むことで、新たなさえずりを覚えさせることに成功したんだそうです。
まぁ、何をするねんって話ですが、詳しく見てみましょう。
そもそも、キンカチョウがさえずり方を覚える方法は独特で、人間の幼児が耳で聞いたことを真似しながら言葉を学ぶように、キンカチョウも父親のさえずりを聴いてそれを真似することで歌を学習するんだそうです。
アメリカ・テキサス大学サウスウェスタン・オドネル脳研究所の研究チームは、光遺伝学的な手法で記憶を植え付けることでさえずりを身につけさせることに成功したんだそうです。
どういうこと?って思われるでしょうが、説明を聞けば余計にややこしいんですが、光で神経細胞の中にある感光性タンパク質に干渉すれば、神経細胞が発火するタイミングを操ることができます。
これによって高次発声中枢に情報を送っている「Nif」という感覚運動野の活動を変えてしまうってことらしいんです。
な、ややこしいやろ?(笑)
簡単に言うと、発声中枢に情報を贈る部分にアプローチして、脳に情報を植え付けるってことですな。
実験では光を一定のリズムで点滅させることで、点滅の長さに相当する音の長さの記憶をキンカチョウの脳に植え付けることに成功しました。
それはちょうど父鳥が小鳥に歌の指導をしているようなもので、キンカチョウは新しい歌を覚えたって事になるわけです。
今回対象となった高次発声中枢と「Nif」との連携は、鳥が歌をさえずるために不可欠なんだそうで、鳥が歌を学習した後で両領域の連絡を断ち切ったとしても、その鳥は特に問題なく歌をさえずることができるそうです。
ところが歌を学ぶ前に断ち切ってしまうと、何度さえずりを聴かせようとも決して歌うようにはならないんだそうで、相当重要な連携器官なんでしょう。
ですが、鳥が完全な歌をさえずるためには音価の記憶だけでは足りません。
ほかにも音の高さといったメロディに関する部分も学習しなければならないわけですね。
ですから、今回テストした脳の2領域は、パズルの1ピースにすぎないわけで、そうしたピースをひとつひとつ発見することで、いずれは父鳥がいなくても完全な歌のさえずり方を教えられるようになるだろうって研究チームは宣っておるわけです。
もちろん、こうした鳥を用いた基礎研究は、究極的には人間が言語を覚えることを可能にしている脳回路を解明するためのもので、この研究により、音を何か真似るときのガイドとなる記憶(行動目標記憶)をコードする脳領域を初めて確認できたということになるんだって。
もちろん鳥のさえずりと人間の言語とでは、その複雑さの点で大きな違いはあるでしょうけど、それでもこうした研究が進めば、言語学習に関連する遺伝子や神経細胞が特定され、やがては自閉症の患者など言語の学習に難のある人たちの治療に役立てられるのではと期待がもてるわけですな。
でも、素人目線で考えたら、「鳥」にさえずりを教えるって方が、よっぽど難しい気もするんですが、これをきっかけに色々なことがわかっていくんでしょうね。
まぁ、趣旨は外れるかもしれませんが、鳥に自分の思った通りのさえずりを覚えさせたり、好きな歌を覚えさせたりできたら、これはこれで楽しいよねぇ。
でも、鳥は飼いませんけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月25日の金曜日でございます。
今週は、例の「即位礼正殿の儀が行われる日」に絡んだ連休があったりと、比較的気合が入らなかった院長です(笑)
だって、日曜休んだでしょ、月曜仕事でしょ、そんで火、水休んでの木、金ですから…
休みが多いと、気持ち的に乗り切れなくなりますが、その分身体は楽ですから、やる気さえ出ればもう、完璧なんですがね(笑)
そして10月も残り1週間を切りましたし、来週から支払い週間にも突入ってことで、今月も月末がきましたわ。
そして今月末はハロウィンですし、いよいよ冬感も出てきますな。
ってな金曜日、今日も元気にネタいきましょう。
こうも定番動物ネタに、サイエンス&テクノロジー感満載のお話をご紹介したいと思います。
みなさんは、鳥って飼ったことあります?
文鳥とかインコとか、マニアックになればオウムとか九官鳥とか、ペットとしても根強い人気のある鳥ですが、今日はそんな鳥のお話です。
ま、わたくし院長は鳥は飼ったことありません。
でも、毎日必ず鶏さんからは恩恵を受けてます。
それは胸肉だったり卵だったり…。
って鶏は置いておいて、今日はスズメ目カエデチョウ科のキンカチョウって鳥のお話です。
わたくし院長は、この鳥、よく知らなかったですが、日本でもペットとして人気の高い鳥なんだそうです。
リズミカルなさえずりと、押すと音がでるオモチャのような鳴き声がとてもかわいらしいそうなんですが、この鳴き方は一般的に父鳥から学ぶんだそうです。
今回、アメリカの研究グループは、キンカチョウの脳に偽の記憶を書き込むことで、新たなさえずりを覚えさせることに成功したんだそうです。
まぁ、何をするねんって話ですが、詳しく見てみましょう。
そもそも、キンカチョウがさえずり方を覚える方法は独特で、人間の幼児が耳で聞いたことを真似しながら言葉を学ぶように、キンカチョウも父親のさえずりを聴いてそれを真似することで歌を学習するんだそうです。
アメリカ・テキサス大学サウスウェスタン・オドネル脳研究所の研究チームは、光遺伝学的な手法で記憶を植え付けることでさえずりを身につけさせることに成功したんだそうです。
どういうこと?って思われるでしょうが、説明を聞けば余計にややこしいんですが、光で神経細胞の中にある感光性タンパク質に干渉すれば、神経細胞が発火するタイミングを操ることができます。
これによって高次発声中枢に情報を送っている「Nif」という感覚運動野の活動を変えてしまうってことらしいんです。
な、ややこしいやろ?(笑)
簡単に言うと、発声中枢に情報を贈る部分にアプローチして、脳に情報を植え付けるってことですな。
実験では光を一定のリズムで点滅させることで、点滅の長さに相当する音の長さの記憶をキンカチョウの脳に植え付けることに成功しました。
それはちょうど父鳥が小鳥に歌の指導をしているようなもので、キンカチョウは新しい歌を覚えたって事になるわけです。
今回対象となった高次発声中枢と「Nif」との連携は、鳥が歌をさえずるために不可欠なんだそうで、鳥が歌を学習した後で両領域の連絡を断ち切ったとしても、その鳥は特に問題なく歌をさえずることができるそうです。
ところが歌を学ぶ前に断ち切ってしまうと、何度さえずりを聴かせようとも決して歌うようにはならないんだそうで、相当重要な連携器官なんでしょう。
ですが、鳥が完全な歌をさえずるためには音価の記憶だけでは足りません。
ほかにも音の高さといったメロディに関する部分も学習しなければならないわけですね。
ですから、今回テストした脳の2領域は、パズルの1ピースにすぎないわけで、そうしたピースをひとつひとつ発見することで、いずれは父鳥がいなくても完全な歌のさえずり方を教えられるようになるだろうって研究チームは宣っておるわけです。
もちろん、こうした鳥を用いた基礎研究は、究極的には人間が言語を覚えることを可能にしている脳回路を解明するためのもので、この研究により、音を何か真似るときのガイドとなる記憶(行動目標記憶)をコードする脳領域を初めて確認できたということになるんだって。
もちろん鳥のさえずりと人間の言語とでは、その複雑さの点で大きな違いはあるでしょうけど、それでもこうした研究が進めば、言語学習に関連する遺伝子や神経細胞が特定され、やがては自閉症の患者など言語の学習に難のある人たちの治療に役立てられるのではと期待がもてるわけですな。
でも、素人目線で考えたら、「鳥」にさえずりを教えるって方が、よっぽど難しい気もするんですが、これをきっかけに色々なことがわかっていくんでしょうね。
まぁ、趣旨は外れるかもしれませんが、鳥に自分の思った通りのさえずりを覚えさせたり、好きな歌を覚えさせたりできたら、これはこれで楽しいよねぇ。
でも、鳥は飼いませんけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院