脳の萎縮
2016年02月19日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
2月19日金曜日です。
今週もラストスパート、何とか乗り切りましょう〜
毎日、色々なニュースにアンテナをはって、何かブログネタがないか探してる院長です。
で、先日、ヤフーニュースで、「脳」についてのお話が掲載されてました。
どんなんかと言うと、中年期の運動能力の低さと、年を取ってからの脳の萎縮には関係があるという調査結果が、このほど神経学会誌のオンライン版に発表されたそうです。
今までの考えでは、脳は年を取ると萎縮して認知機能を低下させ、認知症につながると思われていましたが、この研究チームによれば、運動によって脳の萎縮や認知機能の低下を食い止められる可能性があるらしいです。
これは画期的な発表じゃないですか。
今まではある意味謎な部分の多かった認知症の症例に、少なくとも予防出来るという結果が出た話なんですから、なかなかの特ダネです。
米ボストン大学などの研究チームは、認知症や心疾患のない平均年齢40歳の約1500人にランニングマシンで運動してもらうテストを実施し、20年後に再度テストを行って、脳の状態を磁気共鳴断層撮影(MRI)装置で調べた。
その結果、20年後、ランニングマシンの運動成績が良くなかった人は、脳が萎縮していることが分かった。
平均年齢40歳の1500人までは、まぁ可能でしょうけど、その人たちの20年後を追っかけて調べるなんて、なかなかのプロジェクトですよね。
こういったデータ収集型の研究って、結局が統計ですから、被験者の数や追いかける年数が、多ければ多いほど、信憑性は高まると言えますからね。
ただ、この場合の「運動成績」ってのが、イコール運動しているって事になるかどうかが、ちょっと疑問なんですけどね…
今回の米ボストン大学などの研究チームの行った実験の「運動能力」の高低の定義は、心拍数が一定の数値に達するまで走れる時間の測定ってことなんです。
この定義だと、運動成績というより、肺活量とか心肺機能の高さにかなり左右されるんじゃないかと思うんですが、まぁ要するに「長く走れる=運動能力が高い」という図式に近いものとなってます。
で、運動成績が低かった人のうち、心疾患の症状がなく、高血圧の薬も飲んでいない人は、脳の老化が1年分加速していたそうで、一方、心疾患の症状があったり薬を飲んだりしている人は、2年分の脳の老化が進んでいたそうです。
まぁ、このデータで見れば、「心疾患があるから運動能力が低い」という見方も出来ますから、つまりは健康体でそれなりに身体を動かし(心拍数を上げるような運動)ている人の方が、脳の萎縮は少ないって訳ですね。
さぁ、ここでわたくし的には一つ疑問が…
ここでいう運動っていうのは、いわゆる「有酸素運動」をさしています。
じゃ、「無酸素運動」はどうなんやろ??
「無酸素運動」の代表格は筋トレです。
で、この筋トレ、すんごい力をこめてウェイトを上げ下げするんですが、「頭の血管が切れる」なんて表現することがあるくらい、呼吸を止めて全身に力を入れます。
この「頭の血管が切れる」って表現、あながち揶揄ではなく、実際に毛細血管が少々破損している可能性は否めません。
この「運動」ははたして「認知症予防」に効果があるのか??
いや、効果まではいいです。
そもそも「頭の血管が切れる」位の負荷を与えて大丈夫なものなのだろうか…
逆に心配になってきましたが、調べても答えは出ませんでした(^^;
まぁ、今回のお話は、「脳」の加齢を防ぐには、適度な「有酸素運動」が効果的ということですので、まぁそれなりの年齢になられた方は少しその辺も頭の片隅に置いておいたら良いんじゃないですかね。
忙しい毎日の中でしょうけど、「脳」は萎縮したら基本、元には戻りません。
つまり、日一日と退化するしかないわけで、何十年か先、家族に迷惑をかけないためにも、今出来ることは先送りせずやっておくべきかもしれませんね。
そんなことを言ってる私は、今日も毛細血管を破損させながら、筋トレに励みたいと思います。
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月19日金曜日です。
今週もラストスパート、何とか乗り切りましょう〜
毎日、色々なニュースにアンテナをはって、何かブログネタがないか探してる院長です。
で、先日、ヤフーニュースで、「脳」についてのお話が掲載されてました。
どんなんかと言うと、中年期の運動能力の低さと、年を取ってからの脳の萎縮には関係があるという調査結果が、このほど神経学会誌のオンライン版に発表されたそうです。
今までの考えでは、脳は年を取ると萎縮して認知機能を低下させ、認知症につながると思われていましたが、この研究チームによれば、運動によって脳の萎縮や認知機能の低下を食い止められる可能性があるらしいです。
これは画期的な発表じゃないですか。
今まではある意味謎な部分の多かった認知症の症例に、少なくとも予防出来るという結果が出た話なんですから、なかなかの特ダネです。
米ボストン大学などの研究チームは、認知症や心疾患のない平均年齢40歳の約1500人にランニングマシンで運動してもらうテストを実施し、20年後に再度テストを行って、脳の状態を磁気共鳴断層撮影(MRI)装置で調べた。
その結果、20年後、ランニングマシンの運動成績が良くなかった人は、脳が萎縮していることが分かった。
平均年齢40歳の1500人までは、まぁ可能でしょうけど、その人たちの20年後を追っかけて調べるなんて、なかなかのプロジェクトですよね。
こういったデータ収集型の研究って、結局が統計ですから、被験者の数や追いかける年数が、多ければ多いほど、信憑性は高まると言えますからね。
ただ、この場合の「運動成績」ってのが、イコール運動しているって事になるかどうかが、ちょっと疑問なんですけどね…
今回の米ボストン大学などの研究チームの行った実験の「運動能力」の高低の定義は、心拍数が一定の数値に達するまで走れる時間の測定ってことなんです。
この定義だと、運動成績というより、肺活量とか心肺機能の高さにかなり左右されるんじゃないかと思うんですが、まぁ要するに「長く走れる=運動能力が高い」という図式に近いものとなってます。
で、運動成績が低かった人のうち、心疾患の症状がなく、高血圧の薬も飲んでいない人は、脳の老化が1年分加速していたそうで、一方、心疾患の症状があったり薬を飲んだりしている人は、2年分の脳の老化が進んでいたそうです。
まぁ、このデータで見れば、「心疾患があるから運動能力が低い」という見方も出来ますから、つまりは健康体でそれなりに身体を動かし(心拍数を上げるような運動)ている人の方が、脳の萎縮は少ないって訳ですね。
さぁ、ここでわたくし的には一つ疑問が…
ここでいう運動っていうのは、いわゆる「有酸素運動」をさしています。
じゃ、「無酸素運動」はどうなんやろ??
「無酸素運動」の代表格は筋トレです。
で、この筋トレ、すんごい力をこめてウェイトを上げ下げするんですが、「頭の血管が切れる」なんて表現することがあるくらい、呼吸を止めて全身に力を入れます。
この「頭の血管が切れる」って表現、あながち揶揄ではなく、実際に毛細血管が少々破損している可能性は否めません。
この「運動」ははたして「認知症予防」に効果があるのか??
いや、効果まではいいです。
そもそも「頭の血管が切れる」位の負荷を与えて大丈夫なものなのだろうか…
逆に心配になってきましたが、調べても答えは出ませんでした(^^;
まぁ、今回のお話は、「脳」の加齢を防ぐには、適度な「有酸素運動」が効果的ということですので、まぁそれなりの年齢になられた方は少しその辺も頭の片隅に置いておいたら良いんじゃないですかね。
忙しい毎日の中でしょうけど、「脳」は萎縮したら基本、元には戻りません。
つまり、日一日と退化するしかないわけで、何十年か先、家族に迷惑をかけないためにも、今出来ることは先送りせずやっておくべきかもしれませんね。
そんなことを言ってる私は、今日も毛細血管を破損させながら、筋トレに励みたいと思います。
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院