ナチュラルドランク
2019年10月02日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
10月2日の水曜日でございます。
10月に入ったからと言って、急に涼しくなるわけではありませんが、何となく9月って響きより、秋感はアップしますよね。
9月のイメージは、どうしても「残暑」って感じで「秋」のスタートは、やっぱり10月からですよね。
11月となると、もう冬の色が濃くなってきますし、だんだん服装も冬型になっていきますしね。
つまり、秋を楽しめるのは今月だけってことですから、出来るだけ楽しんで下さい。
ってな秋の夜長になにしましょって話ですが、まぁ、わたくし院長は秋でも夏でも、夜は大体泥酔しておりますがね(笑)
今日はそんなお酒好きには、興味の尽きないお話でも送りしたいと思います。
なんでも、中国の研究で、お酒を飲んでないのに酔っぱらう、体の中で勝手にアルコールを作りだす腸内細菌の存在が明らかになったんだそうです。
腸は第二の脳ともいわれている器官で、腸内細菌が人間の心や体に及ぼす影響は数知れず、様々な研究が進められています。
数年前、ニューヨーク在住の女性がお酒を飲んだわけでもないのに飲酒運転で捕まるという事件が発生し、良く調べれば、原因は、お腹の中で勝手にアルコールが作られてしまうという彼女の特異な体質だったそうなんです。
この奇妙な事件は当時ニュースにもなったので、「腸発酵症候群」や「ビール自動醸造症候群」と呼ばれる症状に聞き覚えのある人もいらっしゃるかもしれません。
ですがこの当時はあくまで特異体質ということだったんですが、このほど、中国・首都児科研究所による研究で、一般的な腸内細菌であっても体の中で大量のアルコールを作り出す変種がいることが明らかになったそうなんです。
そしてその細菌は非アルコール性脂肪性肝疾患とも関係があるかもしれないとのことですから、これはただ事ではないですな。
非アルコール性脂肪性肝疾患はその名のとおり、まったくお酒を飲まないのに肝臓に脂肪が蓄積してしまう病気のことで、症状が悪化するとまるで、長年お酒を飲み続けでもしたかのように肝臓に傷がつき、やがて機能しなくなってしまいます。
そしてその原因はよくわかっていない上、世界的には成人の4分の1がその影響を受けているとされ、また肥満・高血圧・インスリン耐性・高脂血症との関係も指摘されています。
一方、腸発酵症候群は非アルコール性脂肪性肝疾患よりもずっと珍しく、炭水化物を食べただけでお酒を飲んだときと同じように酔っ払ってしまうという、なんともうらやましい(笑)症状です。
うらやましいと言うのは冗談にしても、これでは日常生活がままならないですな。
典型的なケースでは、感染などの結果として胃腸にイースト菌(ビールの発酵に使われるのと同じもの)がたまってしまい、それらが糖やデンプンをエタノールに変えてしまうことが原因といわれています。
で、研究チームのユアン・ジン氏らはこれらの症状を持つ患者を診察した際、まず腸内イースト菌の検査を行ないましたが、結果は陰性だったそうなんです。
そこで患者の大便を調べてみると、普通とは違う「クレブシエラ・ニューモニエ」という細菌が発見されました。
この細菌は腸内細菌としては特に珍しくもないんですが、その患者の場合、どういうわけか通常の4〜6倍ものアルコールを作り出す変わり種だったのだそうです。
つまり、この新しい細菌もまた飲まなくても酔っ払ってしまう症状の原因であるかもしれず、さらには長期的な飲酒によるものと同じ症状をきたす肝臓病とも関係がある可能性が疑われました。
そして今度は非アルコール性脂肪性肝疾患者43名と健康な人48名の大便を調べたところ、患者の6割の腸で高度から中度のアルコール生産能力を持つ例の細菌が発見されたらしいんです。
一方、健康なグループでは6%のみで、この変種と非アルコール性脂肪性肝疾患との関連性を強く臭わせる結果が得られたわけです。
この発見は、両者の関連性を強く示唆していますが、それを証明までしているわけではありません。
そこで研究チームは、3ヶ月間マウスに患者から手に入れた変種のアルコール生産細菌を食べさせるという実験を試みました。
すると1ヶ月もするとマウスの肝臓に脂肪が蓄積し始め、2ヶ月後には傷がついている兆候まで見られるようになったそうです。
これらの症状は、同じ期間アルコールを飲ませ続けたマウスと類似していたとのことですので、ますます関係性はありそうです。
研究チームは今後、大人と子供を含めたより大規模な研究を行い、この細菌株を持つ人とそうでない人がいる原因を究明したいと考えてるようです。
まぁ、色んな細菌があるもんだとは思いますが、わたくし院長、気になるのは腸内で勝手にアルコールが作られた人って、やっぱ酔ってるんでしょうか…。
酔えるなら、まぁどうせ飲酒するわけですし、酒代が浮くなぁとか考えちゃいましたが、酔えないなら勝手に肝臓壊すだけですからこりゃけしからん(笑)
この細菌も使い方によれば、なにか凄く役に立つかもしれませんし、今後の研究に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月2日の水曜日でございます。
10月に入ったからと言って、急に涼しくなるわけではありませんが、何となく9月って響きより、秋感はアップしますよね。
9月のイメージは、どうしても「残暑」って感じで「秋」のスタートは、やっぱり10月からですよね。
11月となると、もう冬の色が濃くなってきますし、だんだん服装も冬型になっていきますしね。
つまり、秋を楽しめるのは今月だけってことですから、出来るだけ楽しんで下さい。
ってな秋の夜長になにしましょって話ですが、まぁ、わたくし院長は秋でも夏でも、夜は大体泥酔しておりますがね(笑)
今日はそんなお酒好きには、興味の尽きないお話でも送りしたいと思います。
なんでも、中国の研究で、お酒を飲んでないのに酔っぱらう、体の中で勝手にアルコールを作りだす腸内細菌の存在が明らかになったんだそうです。
腸は第二の脳ともいわれている器官で、腸内細菌が人間の心や体に及ぼす影響は数知れず、様々な研究が進められています。
数年前、ニューヨーク在住の女性がお酒を飲んだわけでもないのに飲酒運転で捕まるという事件が発生し、良く調べれば、原因は、お腹の中で勝手にアルコールが作られてしまうという彼女の特異な体質だったそうなんです。
この奇妙な事件は当時ニュースにもなったので、「腸発酵症候群」や「ビール自動醸造症候群」と呼ばれる症状に聞き覚えのある人もいらっしゃるかもしれません。
ですがこの当時はあくまで特異体質ということだったんですが、このほど、中国・首都児科研究所による研究で、一般的な腸内細菌であっても体の中で大量のアルコールを作り出す変種がいることが明らかになったそうなんです。
そしてその細菌は非アルコール性脂肪性肝疾患とも関係があるかもしれないとのことですから、これはただ事ではないですな。
非アルコール性脂肪性肝疾患はその名のとおり、まったくお酒を飲まないのに肝臓に脂肪が蓄積してしまう病気のことで、症状が悪化するとまるで、長年お酒を飲み続けでもしたかのように肝臓に傷がつき、やがて機能しなくなってしまいます。
そしてその原因はよくわかっていない上、世界的には成人の4分の1がその影響を受けているとされ、また肥満・高血圧・インスリン耐性・高脂血症との関係も指摘されています。
一方、腸発酵症候群は非アルコール性脂肪性肝疾患よりもずっと珍しく、炭水化物を食べただけでお酒を飲んだときと同じように酔っ払ってしまうという、なんともうらやましい(笑)症状です。
うらやましいと言うのは冗談にしても、これでは日常生活がままならないですな。
典型的なケースでは、感染などの結果として胃腸にイースト菌(ビールの発酵に使われるのと同じもの)がたまってしまい、それらが糖やデンプンをエタノールに変えてしまうことが原因といわれています。
で、研究チームのユアン・ジン氏らはこれらの症状を持つ患者を診察した際、まず腸内イースト菌の検査を行ないましたが、結果は陰性だったそうなんです。
そこで患者の大便を調べてみると、普通とは違う「クレブシエラ・ニューモニエ」という細菌が発見されました。
この細菌は腸内細菌としては特に珍しくもないんですが、その患者の場合、どういうわけか通常の4〜6倍ものアルコールを作り出す変わり種だったのだそうです。
つまり、この新しい細菌もまた飲まなくても酔っ払ってしまう症状の原因であるかもしれず、さらには長期的な飲酒によるものと同じ症状をきたす肝臓病とも関係がある可能性が疑われました。
そして今度は非アルコール性脂肪性肝疾患者43名と健康な人48名の大便を調べたところ、患者の6割の腸で高度から中度のアルコール生産能力を持つ例の細菌が発見されたらしいんです。
一方、健康なグループでは6%のみで、この変種と非アルコール性脂肪性肝疾患との関連性を強く臭わせる結果が得られたわけです。
この発見は、両者の関連性を強く示唆していますが、それを証明までしているわけではありません。
そこで研究チームは、3ヶ月間マウスに患者から手に入れた変種のアルコール生産細菌を食べさせるという実験を試みました。
すると1ヶ月もするとマウスの肝臓に脂肪が蓄積し始め、2ヶ月後には傷がついている兆候まで見られるようになったそうです。
これらの症状は、同じ期間アルコールを飲ませ続けたマウスと類似していたとのことですので、ますます関係性はありそうです。
研究チームは今後、大人と子供を含めたより大規模な研究を行い、この細菌株を持つ人とそうでない人がいる原因を究明したいと考えてるようです。
まぁ、色んな細菌があるもんだとは思いますが、わたくし院長、気になるのは腸内で勝手にアルコールが作られた人って、やっぱ酔ってるんでしょうか…。
酔えるなら、まぁどうせ飲酒するわけですし、酒代が浮くなぁとか考えちゃいましたが、酔えないなら勝手に肝臓壊すだけですからこりゃけしからん(笑)
この細菌も使い方によれば、なにか凄く役に立つかもしれませんし、今後の研究に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院