(134)サンデーイルネス(仮)水頭症について
2019年09月22日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
9月22日のサンデーイルネスでございます。
まだまだ残暑厳しいですが、少し秋らしい瞬間も出てきましたよね。
言うてももう9月も残り10日を切ってるわけですから、それなりに涼しくならんとねぇ…。
何となく、残暑と湿度で身体がダルイ気がするのは、わたくしだけではないはずで、この時期体調不良を訴える方は非常に多いです。
自律神経系が参ってしまうんですよね。
こういう時は、たくさん食べて、何も考えずに寝るのが一番なんですけどね。
でも、夜も蒸し暑かったりするとなかなか寝れなかったりもしますよね。
わたくし院長も、ここんとこイマイチ眠りがよろしくないです。
途中覚醒が激しくて、ひどい時は1時間おきに目覚めます。
そのたんびに、後なん時間寝れる、後なん時間寝れると計算して、最終的には寝たか寝てないのかよく分からない状態で目覚めます。
でも、おそらく寝てるんですよね(笑)
感覚的には、眠りが浅すぎて寝てんのか起きてんのかよく分からなくなってる感じですかね。
リアルな夢を見ますんで、夢なのか現実なのかボンヤリした感じで毎日朝を迎えるんですよね。
こんなんですから、基本的に慢性的な寝不足なんですが、これも残暑の仕業ってことで、秋を待ちつつなんとか元気に乗り切りましょう。
ってことで、今日も本題に入っていきましょう。
今日のイルネス辞典は「水頭症」について解説していきたいと思います。
水頭症とは、頭蓋内に脳脊髄液(のうせきずいえき)が過度にたまることにより、脳そのものが圧迫を受けたり頭蓋内の圧が高くなったりする病気です。
脳脊髄液が過量にたまる原因は大きく分けて
(1)脳脊髄液が過量につくられる、または吸収が悪い
(2)脳脊髄液の流れが損なわれる。
ということがあります。
(1)は脳そのものや脳を取り巻く血管の奇形などによることが多く、(2)は脳腫瘍(のうしゅよう)や感染(髄膜炎(ずいまくえん))、脳出血などによる炎症が引き起こします。
乳児期に最も多い症状は頭囲(頭のサイズ)の異常な増加です。
母子手帳の後ろに書いてある頭囲成長曲線の正常範囲を大きく外れていることで見つかることがあります。
頭蓋骨の継ぎ目が開いたり、大泉門(だいせんもん)(前頭部にある頭蓋骨のすきま)の皮膚がパンとはって外に張り出したりすることもあります。
不機嫌が続く、うとうとと眠ってばかりいる、両方の黒目が急に下方にくるりと引っ張られる(落陽(らくよう)現象という)などの症状もあります。
幼児期になると、頭痛、嘔吐が続く、けいれん発作が現れる、歩行がおかしいなどで見つかることもあります。
体を診察し、頭囲成長曲線を作ってみて、水頭症が強く疑われるかどうかが検討されます。
頭部CT、MRI検査などで診断されます。
では治療の方法ですが、水頭症を起こしている原因によって治療法は異なりますが、多くは外科的治療が必要になります。
脳腫瘍による場合は、腫瘍の摘出を含めて腫瘍そのものに対する治療を行います。
その他の原因による場合は、水頭症の程度に応じて、脳内と腹部などをつなぐカテーテル(管)を皮下に通し、たまった過量な髄液を腹部に流して脳への圧迫を除くという、シャント術(短絡(たんらく)手術)が多く行われます。
シャント術は技術的には難しくありませんし、カテーテルそのものに悪い影響はなく、半永久的に使うことができます。
ただし、正常に機能しているかどうか定期的なチェックが必要です。
また最近では、神経内視鏡という機器を用いて、脳の深部に小さな穴を開けることによりシャントを作る手術(第三脳室底開窓術(だいさんのうしつていかいそうじゅつ))も行われるようになりました。
カテーテルを入れずにすむ治療法として、期待されています。
この病気に気づいた場合、小児科、小児神経科の外来を受診して、水頭症が強く疑われるかどうか診察を受けます。
必要に応じて脳神経外科を受診し、原因や治療方針について十分に検討してもらいます。
体や心の発達に影響する病気ですから、発達についての適切な援助が受けられる医療機関を選ぶべきだと思われます。
いかがでしょうか。
乳児期から小児期に多い病気ですので、お子様をキチンと観察してあげることが早期発見に繋がると思われます。
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月22日のサンデーイルネスでございます。
まだまだ残暑厳しいですが、少し秋らしい瞬間も出てきましたよね。
言うてももう9月も残り10日を切ってるわけですから、それなりに涼しくならんとねぇ…。
何となく、残暑と湿度で身体がダルイ気がするのは、わたくしだけではないはずで、この時期体調不良を訴える方は非常に多いです。
自律神経系が参ってしまうんですよね。
こういう時は、たくさん食べて、何も考えずに寝るのが一番なんですけどね。
でも、夜も蒸し暑かったりするとなかなか寝れなかったりもしますよね。
わたくし院長も、ここんとこイマイチ眠りがよろしくないです。
途中覚醒が激しくて、ひどい時は1時間おきに目覚めます。
そのたんびに、後なん時間寝れる、後なん時間寝れると計算して、最終的には寝たか寝てないのかよく分からない状態で目覚めます。
でも、おそらく寝てるんですよね(笑)
感覚的には、眠りが浅すぎて寝てんのか起きてんのかよく分からなくなってる感じですかね。
リアルな夢を見ますんで、夢なのか現実なのかボンヤリした感じで毎日朝を迎えるんですよね。
こんなんですから、基本的に慢性的な寝不足なんですが、これも残暑の仕業ってことで、秋を待ちつつなんとか元気に乗り切りましょう。
ってことで、今日も本題に入っていきましょう。
今日のイルネス辞典は「水頭症」について解説していきたいと思います。
水頭症とは、頭蓋内に脳脊髄液(のうせきずいえき)が過度にたまることにより、脳そのものが圧迫を受けたり頭蓋内の圧が高くなったりする病気です。
脳脊髄液が過量にたまる原因は大きく分けて
(1)脳脊髄液が過量につくられる、または吸収が悪い
(2)脳脊髄液の流れが損なわれる。
ということがあります。
(1)は脳そのものや脳を取り巻く血管の奇形などによることが多く、(2)は脳腫瘍(のうしゅよう)や感染(髄膜炎(ずいまくえん))、脳出血などによる炎症が引き起こします。
乳児期に最も多い症状は頭囲(頭のサイズ)の異常な増加です。
母子手帳の後ろに書いてある頭囲成長曲線の正常範囲を大きく外れていることで見つかることがあります。
頭蓋骨の継ぎ目が開いたり、大泉門(だいせんもん)(前頭部にある頭蓋骨のすきま)の皮膚がパンとはって外に張り出したりすることもあります。
不機嫌が続く、うとうとと眠ってばかりいる、両方の黒目が急に下方にくるりと引っ張られる(落陽(らくよう)現象という)などの症状もあります。
幼児期になると、頭痛、嘔吐が続く、けいれん発作が現れる、歩行がおかしいなどで見つかることもあります。
体を診察し、頭囲成長曲線を作ってみて、水頭症が強く疑われるかどうかが検討されます。
頭部CT、MRI検査などで診断されます。
では治療の方法ですが、水頭症を起こしている原因によって治療法は異なりますが、多くは外科的治療が必要になります。
脳腫瘍による場合は、腫瘍の摘出を含めて腫瘍そのものに対する治療を行います。
その他の原因による場合は、水頭症の程度に応じて、脳内と腹部などをつなぐカテーテル(管)を皮下に通し、たまった過量な髄液を腹部に流して脳への圧迫を除くという、シャント術(短絡(たんらく)手術)が多く行われます。
シャント術は技術的には難しくありませんし、カテーテルそのものに悪い影響はなく、半永久的に使うことができます。
ただし、正常に機能しているかどうか定期的なチェックが必要です。
また最近では、神経内視鏡という機器を用いて、脳の深部に小さな穴を開けることによりシャントを作る手術(第三脳室底開窓術(だいさんのうしつていかいそうじゅつ))も行われるようになりました。
カテーテルを入れずにすむ治療法として、期待されています。
この病気に気づいた場合、小児科、小児神経科の外来を受診して、水頭症が強く疑われるかどうか診察を受けます。
必要に応じて脳神経外科を受診し、原因や治療方針について十分に検討してもらいます。
体や心の発達に影響する病気ですから、発達についての適切な援助が受けられる医療機関を選ぶべきだと思われます。
いかがでしょうか。
乳児期から小児期に多い病気ですので、お子様をキチンと観察してあげることが早期発見に繋がると思われます。
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院