Crowに苦労する訳だわね(笑)
2019年09月12日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
9月12日の木曜日でございます。
9月もそろそろ半ばとなり、少しずつ太陽の力が弱まって気はしますが、まだまだ昼間は暑い時がありますなぁ。
おまけに湿度が少々高目ときてますから、身体には結構負担なんですよね。
蒸し暑い残暑とか、キツイだけですし、とっとと涼しいなりなはれ。
てな暑苦しい日々ですが、今日はそんな時こそ暑苦しいヤツのお話でもいきたいと思います。
ま、別に暑苦しくはないんですが、見た目真っ黒な彼らはどうしても悪いイメージがありますよね。
そう。
彼らとは真っ黒なCROW。
カラスでございます。
カラス君達、実はこのブログに登場する頻度はかなり高く、今までこんな六部作あります(笑)
あ、読まれるなら下から読んで下さい。
Crowに苦労かけるなぁ(笑)
Crowに苦労なんかない(笑)
Crowの苦労も知らないで(笑)
Crowにとっても苦労する〜言うて(笑)
Crowにやっぱり苦労する〜言うて(笑)
Crowに苦労する〜言うて(笑)
で、この六部作、基本はカラスの特殊な能力について書いてます。
その能力は、未来を計算する能力であったり、仲間とのコミュニケーション力であったり、言語を持ってる可能性、葬式をしたりもするって話しも書いてます。
で、その中でも特に道具を作って使いこなすことが出来る、数少ない動物って事で、しかも作った道具を更に改良して最適化をはかることができるなんてお話が上の六部作には詰まってます。
で、今日のお話はと言うと、カラスは道具を使いこなすだけではなく、道具を使うことを楽しんでいるってことが、アメリカの研究で明らかになったそうです。
まぁ、カラスが賢いということは、ここまでのお話だけでもご理解いただけるでしょうし、身近なカラスを思い浮かべていただいても上手に、ゴミのネットの中から、ゴミ袋を取り出し、中身をぶちまけ仲間を呼んだりしてるのを目撃したことのある人も多いでしょう。
このネットを開けるという作業も、なかなか彼らの力では簡単なことではないはずです。
だって、人間はカラスがごみを荒らすからネットかけてんですからね。
しかも、カラスは道具を使います。
固い木の実を車道に置いて、車にひかせて中身を食べるなんてヤツもいますし、ブログでは小枝を使って釣り針のようなフックを作り、それでエサを掻き出すなんてヤツもいます。
さらには、そんな賢いカラスと共存しようと、カラスにゴミを拾わせて、所定のゴミ箱に捨てるとエサが出てくるなんてシステムをつくり、話題になったテーマパークもあります。
カラスがごみを拾う姿を見て、客のポイ捨てが減ったとか…。
てなくらい、賢いんですよね。
で、新たなる研究によると、彼らは道具を使いこなすだけでなく、道具を使うこと自体を楽しんでいるということが分かったそうなんです。
ハーバード大学の研究によりますと、道具を使うとカラスはよりポジティブな行動をとるんだそうです。
今回の実験が示すのは、人間がクロスワードパズルを楽しむように、カラスは道具の使用を楽しんでいるということらしいんですよね。
ハーバード大学の研究者いわく、カラスは人間と同じように、得意なことや練習したことを実践すれば満足するんだそうですわ。
これは我々ヒトと同じように、カラスには感情の中に「達成感」があると専門家は考えています。
はじめて道具を使った時、カラスは目的が達成され、それで良い気分になったわけです。
ですから、さらに使い続け、改良し、また新しい道具を作るという行動が促されたと…。
おそらくカラスは複雑な行動でエサを取れたからという理由だけでなく、そのプロセス自体が楽しかったために、その行動が強化されたのだろうという考えですな。
これは、人間をはじめとする霊長類と同じです。
これを裏付ける道具を使ったときのカラスの気分を理解するために、ある実験が行われました。
まずカラスを訓練して、小さな箱がテーブルの左端に置かれた場合は、大きなご褒美(肉3つ)が入っている、右側に置かれた場合は、小さなご褒美(カスのような肉)が入っているということを教えます。
カラスがこの法則を理解したら、今度は箱をテーブルの真ん中に置いてみます。
真ん中はどのようなご褒美が入っているかわかりにくい曖昧な位置ってわけですね。
ここからがこの実験のポイントで、このとき、もしカラスがさっと近寄って中を調べた場合、カラスは中に大きなご褒美が入っているだろうと楽観的になっていると推測できるそうです。
反対になかなか近寄らない場合、おそらくは大したものが入っていないだろうと悲観的であると推測できるわけですね。
この一種の心理テストを、数日間いくつかの状況を経験した後でカラスに受けてもらいます。
いくつかの状況と言うのは、たとえば、簡単に取れるエサをもらえたり、エサを道具を使って箱から取り出さねばならなかったり、部屋の四隅を飛び回るとエサにありつけたりといった色々な経験です。
その結果、道具を使ったカラスは、テーブルの真ん中に置かれた箱に、すっと素早く近寄ることが判明したそうです。
一方、ただ大変なだけで道具を使用することがない状況にいたカラスは、楽な状況を経験したカラスに比べると、それほど熱心に真ん中の箱には近寄らいって結果がでたそうです。
カラスは楽な状況を喜んでいたわけですが、それは特に意外というわけではありません。
意外だったのは、道具を使うのは、ただ歯ごたえがあるから好きだというわけではないことで、道具でエサを取る難しさを調整してみても、それで彼らの関心が強くなることはなかったそうです。
つまり、道具を使うというその特定の行為に、彼らが楽しいと思えるものがあるってことのようなんですな。
もちろんカラスの気持ちを正確に推し量るのには無理があります。
が、いかにすれば動物の気分がよくなるかと実験は数々行われています。
例えば、オリを大きくすれば動物の気分が良くなるといったことは以前から分かっていましたが、今回は複雑で楽しい作業でも気分が良くなることを実証していると…。
ただ食べ物を与えられるよりも、多少やりごたえのある作業をこなして欲しいものを獲得したほうが、カラスはずっと満足できるようだと…。
こう考えると、カラス除けのゴミネットってどうなんでしょうね?
ひょっとして、人間のあの行為はカラスを喜ばせてるだけなのかもしれませんよね。
どうやってネットの中のゴミを漁るか?
最初はネットだけでしたが、そのうちネットを固定したり、重りをつけたり、人間も工夫しますしね。
そのたびにカラス達は、新しいゲームだ的に楽しんでたとしたら…
これじゃ、ヒトに勝ち目はないなぁ(笑)
わたくし院長、毎回カラスネタを書くたびに、共存しないとって締めくくってますが、やはりヒトはカラスといかに仲良く暮らしていくかを考えるべきだと思いますけどねぇ。
これからもカラスネタは続けていくんで楽しみにしててください。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月12日の木曜日でございます。
9月もそろそろ半ばとなり、少しずつ太陽の力が弱まって気はしますが、まだまだ昼間は暑い時がありますなぁ。
おまけに湿度が少々高目ときてますから、身体には結構負担なんですよね。
蒸し暑い残暑とか、キツイだけですし、とっとと涼しいなりなはれ。
てな暑苦しい日々ですが、今日はそんな時こそ暑苦しいヤツのお話でもいきたいと思います。
ま、別に暑苦しくはないんですが、見た目真っ黒な彼らはどうしても悪いイメージがありますよね。
そう。
彼らとは真っ黒なCROW。
カラスでございます。
カラス君達、実はこのブログに登場する頻度はかなり高く、今までこんな六部作あります(笑)
あ、読まれるなら下から読んで下さい。
Crowに苦労かけるなぁ(笑)
Crowに苦労なんかない(笑)
Crowの苦労も知らないで(笑)
Crowにとっても苦労する〜言うて(笑)
Crowにやっぱり苦労する〜言うて(笑)
Crowに苦労する〜言うて(笑)
で、この六部作、基本はカラスの特殊な能力について書いてます。
その能力は、未来を計算する能力であったり、仲間とのコミュニケーション力であったり、言語を持ってる可能性、葬式をしたりもするって話しも書いてます。
で、その中でも特に道具を作って使いこなすことが出来る、数少ない動物って事で、しかも作った道具を更に改良して最適化をはかることができるなんてお話が上の六部作には詰まってます。
で、今日のお話はと言うと、カラスは道具を使いこなすだけではなく、道具を使うことを楽しんでいるってことが、アメリカの研究で明らかになったそうです。
まぁ、カラスが賢いということは、ここまでのお話だけでもご理解いただけるでしょうし、身近なカラスを思い浮かべていただいても上手に、ゴミのネットの中から、ゴミ袋を取り出し、中身をぶちまけ仲間を呼んだりしてるのを目撃したことのある人も多いでしょう。
このネットを開けるという作業も、なかなか彼らの力では簡単なことではないはずです。
だって、人間はカラスがごみを荒らすからネットかけてんですからね。
しかも、カラスは道具を使います。
固い木の実を車道に置いて、車にひかせて中身を食べるなんてヤツもいますし、ブログでは小枝を使って釣り針のようなフックを作り、それでエサを掻き出すなんてヤツもいます。
さらには、そんな賢いカラスと共存しようと、カラスにゴミを拾わせて、所定のゴミ箱に捨てるとエサが出てくるなんてシステムをつくり、話題になったテーマパークもあります。
カラスがごみを拾う姿を見て、客のポイ捨てが減ったとか…。
てなくらい、賢いんですよね。
で、新たなる研究によると、彼らは道具を使いこなすだけでなく、道具を使うこと自体を楽しんでいるということが分かったそうなんです。
ハーバード大学の研究によりますと、道具を使うとカラスはよりポジティブな行動をとるんだそうです。
今回の実験が示すのは、人間がクロスワードパズルを楽しむように、カラスは道具の使用を楽しんでいるということらしいんですよね。
ハーバード大学の研究者いわく、カラスは人間と同じように、得意なことや練習したことを実践すれば満足するんだそうですわ。
これは我々ヒトと同じように、カラスには感情の中に「達成感」があると専門家は考えています。
はじめて道具を使った時、カラスは目的が達成され、それで良い気分になったわけです。
ですから、さらに使い続け、改良し、また新しい道具を作るという行動が促されたと…。
おそらくカラスは複雑な行動でエサを取れたからという理由だけでなく、そのプロセス自体が楽しかったために、その行動が強化されたのだろうという考えですな。
これは、人間をはじめとする霊長類と同じです。
これを裏付ける道具を使ったときのカラスの気分を理解するために、ある実験が行われました。
まずカラスを訓練して、小さな箱がテーブルの左端に置かれた場合は、大きなご褒美(肉3つ)が入っている、右側に置かれた場合は、小さなご褒美(カスのような肉)が入っているということを教えます。
カラスがこの法則を理解したら、今度は箱をテーブルの真ん中に置いてみます。
真ん中はどのようなご褒美が入っているかわかりにくい曖昧な位置ってわけですね。
ここからがこの実験のポイントで、このとき、もしカラスがさっと近寄って中を調べた場合、カラスは中に大きなご褒美が入っているだろうと楽観的になっていると推測できるそうです。
反対になかなか近寄らない場合、おそらくは大したものが入っていないだろうと悲観的であると推測できるわけですね。
この一種の心理テストを、数日間いくつかの状況を経験した後でカラスに受けてもらいます。
いくつかの状況と言うのは、たとえば、簡単に取れるエサをもらえたり、エサを道具を使って箱から取り出さねばならなかったり、部屋の四隅を飛び回るとエサにありつけたりといった色々な経験です。
その結果、道具を使ったカラスは、テーブルの真ん中に置かれた箱に、すっと素早く近寄ることが判明したそうです。
一方、ただ大変なだけで道具を使用することがない状況にいたカラスは、楽な状況を経験したカラスに比べると、それほど熱心に真ん中の箱には近寄らいって結果がでたそうです。
カラスは楽な状況を喜んでいたわけですが、それは特に意外というわけではありません。
意外だったのは、道具を使うのは、ただ歯ごたえがあるから好きだというわけではないことで、道具でエサを取る難しさを調整してみても、それで彼らの関心が強くなることはなかったそうです。
つまり、道具を使うというその特定の行為に、彼らが楽しいと思えるものがあるってことのようなんですな。
もちろんカラスの気持ちを正確に推し量るのには無理があります。
が、いかにすれば動物の気分がよくなるかと実験は数々行われています。
例えば、オリを大きくすれば動物の気分が良くなるといったことは以前から分かっていましたが、今回は複雑で楽しい作業でも気分が良くなることを実証していると…。
ただ食べ物を与えられるよりも、多少やりごたえのある作業をこなして欲しいものを獲得したほうが、カラスはずっと満足できるようだと…。
こう考えると、カラス除けのゴミネットってどうなんでしょうね?
ひょっとして、人間のあの行為はカラスを喜ばせてるだけなのかもしれませんよね。
どうやってネットの中のゴミを漁るか?
最初はネットだけでしたが、そのうちネットを固定したり、重りをつけたり、人間も工夫しますしね。
そのたびにカラス達は、新しいゲームだ的に楽しんでたとしたら…
これじゃ、ヒトに勝ち目はないなぁ(笑)
わたくし院長、毎回カラスネタを書くたびに、共存しないとって締めくくってますが、やはりヒトはカラスといかに仲良く暮らしていくかを考えるべきだと思いますけどねぇ。
これからもカラスネタは続けていくんで楽しみにしててください。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院