頭は柔らかくしとかないとね。
2019年09月06日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
9月6日の金曜日でございます。
まだまだ日中は暑いですが、朝晩はかなり過ごしやすくなってきたんじゃないですかね。
これからだんだん秋が深まっていくんでしょうけど、わたしゃまだ暑いです(笑)
この時期になるとよく服装の話をしますが、だいたい寒っ!って感じるまで、真夏と同じ服装してます。
ですから、まぁ10月の半ばまでは例年なら、Tシャツに短パンって恰好なんですが、今年はどうでしょう。
まぁ、年々暑さや寒さが堪えるようになってきてますし、徐々に老朽化してんですねぇ。
ってことで、今日もネタ突入ですが、今日のネタはそんな老化現象をこんな方法でごまかせますよってお話です。
よく歳をとると頭が固くなる。なんて言いますよね。
これには、考え方が硬直化するという意味だけでなく、物理的に脳細胞が硬くなってきて、それが脳機能の低下にもつながっているそうなんです。
まぁ、確かにそうかもしれません。
脳に限らず、生物たるもの加齢に伴い、なにかしら硬くなっていくもんですよね。
身体が硬くなる、筋肉が硬くなる、血管が硬くなる、そして脳も硬くなると…
で、今日のお話は、英ケンブリッジ大学の研究チームが、老化して硬くなったラットの脳幹細胞に、若く柔らかい脳の中にいると勘違いさせると、本当に若返ってしまったと発表したお話なんです。
なんだか、胡散臭いお話ですが、どういったもんなんでしょう。
ケンブリッジ大学ウェルカムMRCケンブリッジ幹細胞研究所ってとこのチームは、若いラットと高齢のラットの脳を研究して、老化による硬化がオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)の機能に与える影響を調査したそうです。
オリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)…
大丈夫。
わたくし院長も、何のことか分かりません。
分かりませんが、簡単に説明するとこの「OPC」は脳の幹細胞の一種で、脳の通常機能やミエリン鞘(神経をおおう脂肪質)の再生に重要な役割を担っているそうです。
ですから、これらが損傷することで発症する難病のひとつに「多発性硬化症」ってのがあるんですな。」
ミエリン鞘が破壊されることで、脳・脊髄・視神経に異変が起きる厄介な病気です。
で、老化によってOPCが再生されなくなることが多発性硬化症の原因のひとつだといわれているわけですが、それだけでなく健康な人でも脳細胞の老化によって認知機能や運動機能が低下してしまいます。
ま、この辺は何となく分かっていただければ問題ないです。
で、研究チームは、老化したOPCの機能低下が可逆的(一度起きた変化がまた元に戻ることができるようなこと)なものであるかどうか調べるために、老ラットから摘出した古いOPCを、若いラットのスポンジのように柔らかい脳に移植しました。
すると驚いたことに、古いOPCは若返り、若く活発な細胞のように振舞い始めたんだそうです。
この現象をさらに詳しく調べるために、若い脳と老いた脳の硬さを再現した素材を作り出し、その上でOPCを培養してみたそうです。
培養…
とか出来るんやね。
すると柔らかい素材の上で培養されたOPCはきちんと若い細胞として振る舞ったそうですが、硬い素材の上で培養されたものは再生機能を失ってしまったといいます。
さらに詳しく調べるべく、研究チームはOPCから「ピエゾ1」というタンパク質を取り除いてみたそうです。
この「ピエゾ1」ってのは、OPCの表面に存在し、周囲の環境が柔らかいか硬いかを知らせるセンサーとしての役割があるんだそうです。
老化したOPCをピエゾ1を取り除いた上で硬い素材で培養してみると、なんと細胞が若返って、若い細胞と同じように再生を再開したんだそうです。
これについて研究をひきいたケビン・シャルー博士は、「細胞を若い環境にいると騙して、老化した細胞を若返らせ、再生機能を回復させることができました」と話しているそうです。
まぁ、硬いか柔らかいかを感知させるセンサーがなければ、本来の働きをするってことなんでしょうかねぇ…。
多発性硬化症は寛解と再発を繰り返す苦しいもので、体の自由が利かなくなってしまいます。
進行を遅め、障害が積み重なることを防ぐ治療法の確立が切実に求められています。
脳幹細胞が老化する仕組みや、それを逆転させるプロセスに関するケンブリッジのチームによる発見は、将来的な治療法の確立に大きな意味を持っています。
脳の失われた機能を再生させる方法など、老化と多発性硬化症に関連した問題に取り組む上での新しい目標になってくれるでしょうねぇ。
まぁ、この多発性硬化症以外にも、脳の硬化を防ぐことが出来るのなら、ヒトの老化に新しい光が差し込むことでしょうな。
脳に関しては、まだまだ解明されてないことが多いですし、研究者の方、スピードアップでお願いします(笑)
わたくし院長が生きてるうちに、老化をとめていただきたい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月6日の金曜日でございます。
まだまだ日中は暑いですが、朝晩はかなり過ごしやすくなってきたんじゃないですかね。
これからだんだん秋が深まっていくんでしょうけど、わたしゃまだ暑いです(笑)
この時期になるとよく服装の話をしますが、だいたい寒っ!って感じるまで、真夏と同じ服装してます。
ですから、まぁ10月の半ばまでは例年なら、Tシャツに短パンって恰好なんですが、今年はどうでしょう。
まぁ、年々暑さや寒さが堪えるようになってきてますし、徐々に老朽化してんですねぇ。
ってことで、今日もネタ突入ですが、今日のネタはそんな老化現象をこんな方法でごまかせますよってお話です。
よく歳をとると頭が固くなる。なんて言いますよね。
これには、考え方が硬直化するという意味だけでなく、物理的に脳細胞が硬くなってきて、それが脳機能の低下にもつながっているそうなんです。
まぁ、確かにそうかもしれません。
脳に限らず、生物たるもの加齢に伴い、なにかしら硬くなっていくもんですよね。
身体が硬くなる、筋肉が硬くなる、血管が硬くなる、そして脳も硬くなると…
で、今日のお話は、英ケンブリッジ大学の研究チームが、老化して硬くなったラットの脳幹細胞に、若く柔らかい脳の中にいると勘違いさせると、本当に若返ってしまったと発表したお話なんです。
なんだか、胡散臭いお話ですが、どういったもんなんでしょう。
ケンブリッジ大学ウェルカムMRCケンブリッジ幹細胞研究所ってとこのチームは、若いラットと高齢のラットの脳を研究して、老化による硬化がオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)の機能に与える影響を調査したそうです。
オリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)…
大丈夫。
わたくし院長も、何のことか分かりません。
分かりませんが、簡単に説明するとこの「OPC」は脳の幹細胞の一種で、脳の通常機能やミエリン鞘(神経をおおう脂肪質)の再生に重要な役割を担っているそうです。
ですから、これらが損傷することで発症する難病のひとつに「多発性硬化症」ってのがあるんですな。」
ミエリン鞘が破壊されることで、脳・脊髄・視神経に異変が起きる厄介な病気です。
で、老化によってOPCが再生されなくなることが多発性硬化症の原因のひとつだといわれているわけですが、それだけでなく健康な人でも脳細胞の老化によって認知機能や運動機能が低下してしまいます。
ま、この辺は何となく分かっていただければ問題ないです。
で、研究チームは、老化したOPCの機能低下が可逆的(一度起きた変化がまた元に戻ることができるようなこと)なものであるかどうか調べるために、老ラットから摘出した古いOPCを、若いラットのスポンジのように柔らかい脳に移植しました。
すると驚いたことに、古いOPCは若返り、若く活発な細胞のように振舞い始めたんだそうです。
この現象をさらに詳しく調べるために、若い脳と老いた脳の硬さを再現した素材を作り出し、その上でOPCを培養してみたそうです。
培養…
とか出来るんやね。
すると柔らかい素材の上で培養されたOPCはきちんと若い細胞として振る舞ったそうですが、硬い素材の上で培養されたものは再生機能を失ってしまったといいます。
さらに詳しく調べるべく、研究チームはOPCから「ピエゾ1」というタンパク質を取り除いてみたそうです。
この「ピエゾ1」ってのは、OPCの表面に存在し、周囲の環境が柔らかいか硬いかを知らせるセンサーとしての役割があるんだそうです。
老化したOPCをピエゾ1を取り除いた上で硬い素材で培養してみると、なんと細胞が若返って、若い細胞と同じように再生を再開したんだそうです。
これについて研究をひきいたケビン・シャルー博士は、「細胞を若い環境にいると騙して、老化した細胞を若返らせ、再生機能を回復させることができました」と話しているそうです。
まぁ、硬いか柔らかいかを感知させるセンサーがなければ、本来の働きをするってことなんでしょうかねぇ…。
多発性硬化症は寛解と再発を繰り返す苦しいもので、体の自由が利かなくなってしまいます。
進行を遅め、障害が積み重なることを防ぐ治療法の確立が切実に求められています。
脳幹細胞が老化する仕組みや、それを逆転させるプロセスに関するケンブリッジのチームによる発見は、将来的な治療法の確立に大きな意味を持っています。
脳の失われた機能を再生させる方法など、老化と多発性硬化症に関連した問題に取り組む上での新しい目標になってくれるでしょうねぇ。
まぁ、この多発性硬化症以外にも、脳の硬化を防ぐことが出来るのなら、ヒトの老化に新しい光が差し込むことでしょうな。
脳に関しては、まだまだ解明されてないことが多いですし、研究者の方、スピードアップでお願いします(笑)
わたくし院長が生きてるうちに、老化をとめていただきたい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院