ついにサイコガン。
2019年09月02日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
9月2日の月曜日でございます。
9月に入ったからと言って、急に秋になるわけじゃなし、それなりに暑い毎日ですな。
まぁ、今年もなかなかの猛暑でしたから、そこから比べると全然涼しくなってますよね。
まぁ、涼しいって言葉が適切とは言えませんが、要は感じ方なんですよね。
感じ方と慣れ…。
こいつでたいがいの事は乗り切れます。
ってな感じで、今日も元気にネタに入りましょう。
今日は最先端のロボット工学から生まれた素晴らしい「義手」の話でございます。
この義手の技術と言うのは、すさまじい速度で向上しています。
まぁ、「ロボットアーム」と呼ばれる、ロボットの手でも、かなり巧緻な動きが出来るようになってますから、そういった技術の応用で人間の義手もかなり高度になってきているわけです。
ですが、今回ご紹介する最先端の義手は、それらのロボットアームとは一線を画す、とんでもないテクノロジーが詰まっているんですよ。
物を掴むなんてことは、当たり前で、手の一番大事な「触覚」を搭載したものが登場したんです。
指先の器用な動きを再現し、繊細な物体を扱うためには、どうしても触ったときにそれを感覚として認知できることが必要です。
そしてそれを実現したのが「ルークアーム(LUKE Arm)」という義手なんですな。
この「ルークアーム」、ダース・ベイダーとの一騎打ちの最中に片手を失い、義手を装着することになったルーク・スカイウォーカーにちなんだ名前なんだそうです。
ルークアーム自体は2017年にメビウス・バイオニクス社から販売されてましたが、その最新バージョンでは、装着者の神経に接続することで、義手でありながら物に触った感覚を感じることができるって優れものなんです。
今回の義手開発には、実際に事故で左手を失くしたケビン・ウォルガモットさんという方が協力しています。
ルークアームをここまで開発することができたのは、彼のような人たちの献身的な協力のおかげだと、開発者は話しています。
ウォルガモットさんが開発に参加したのは2016年のことで、手術で「USEA(Utah Slanted Electrode Array)」という義手と神経をつなぐインターフェースを埋め込んだそうです。
そしてルークアームを装着したウォルガモットさんは、一度は失われた手の感覚を取り戻しました。
そして柔らかなぶどうをつまんだり、バナナの皮をむいたりすることもできるようになったそうですから、スゴイでしょ。
ユタ大学やセグウェイの開発者ディーン・カーメン氏が設立したDEKAリサーチ・アンド・ディベロップメント社は、15年の月日をかけてここまでの性能を実現したわけです。
基本的なアイデアは「末梢神経刺激」という脳の神経シグナルによって義手をコントロールしようというもので、まず腕の切断された部位の神経と義手を電極でつなぎます。
それから装着者は手や腕を動かそうと考えます。
そのときに生じた脳の神経シグナルのパターンに基づき義手が作動するように設定するわけなんですよね。
こう書くと、なんか可能な気はするなぁ…。
まぁ、可能な気ってか、もう出来てるんですが人間の神経活動は人それぞれで異なるために、多少の訓練期間が必要となるそうなんですが、ソフトウェアは徐々に装着者が義手を動かそうと考えたときの神経シグナルを学び、やがて基本的な動作が可能になるってことなんです。
この訓練するっての分かる気がします。
わたくし院長、今までの人生で結構、ケガをしてまして、松葉づえ生活から、車いすで生活など経験してますが、それらでさえある程度訓練しないとうまく操れないんですよね。
で、この義手の話、昔読んだ「コブラ」って漫画の中に主人公、コブラが義手の訓練をする描写があったんですよ。
ま、コブラの場合、義手が「サイコガン」っつって、特殊な精神エネルギーを使ってうつ銃で、最初はうまく打てずに練習するってシーンがありました。
もう、そんな時代に突入してきたんだねぇ…。
ルークアームには100のマイクロ電極が備わっており、これによって腕の神経と外部コンピューターを接続します。
しかし触覚は手から脳へと伝達されるものであるために、これを義手で再現するにはちょっとしたハードルがありました。
この触覚を実現したのは、国防高等研究計画局(DARPA)によって開発され、2015年に発表された義手で、これは電極を脳の感覚皮質に直接つなぐというやり方を採用しているものでした。
しかし、それは侵襲的(生体の内部環境の恒常性を乱す可能性がある刺激全般。投薬・注射・手術など)な方法であり、一般に普及させるにはもっと体への負担が少ないやり方が望ましいと考えられています。
まぁ、まだ実用性には欠けるでしょうが、確実にこの技術は完成に近づいてると思われます。
また研究チームは外部コンピューターと接続する必要がないワイヤレスバージョンを開発したいとも考えているそうです。
日常生活で使用するなら、絶対に必要な機能でしょうし、これが完成すれば完璧な義肢となり得るでしょう。
現時点で、触覚を感じられるルークアームは研究所で実験されているだけの試作品に過ぎないですが、2021年までには、3名の参加者それぞれの自宅に持ち帰って使ってもらえるようにしたいとのことです。
こういった人の役にたつ研究はドンドン進化させて欲しいですよね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月2日の月曜日でございます。
9月に入ったからと言って、急に秋になるわけじゃなし、それなりに暑い毎日ですな。
まぁ、今年もなかなかの猛暑でしたから、そこから比べると全然涼しくなってますよね。
まぁ、涼しいって言葉が適切とは言えませんが、要は感じ方なんですよね。
感じ方と慣れ…。
こいつでたいがいの事は乗り切れます。
ってな感じで、今日も元気にネタに入りましょう。
今日は最先端のロボット工学から生まれた素晴らしい「義手」の話でございます。
この義手の技術と言うのは、すさまじい速度で向上しています。
まぁ、「ロボットアーム」と呼ばれる、ロボットの手でも、かなり巧緻な動きが出来るようになってますから、そういった技術の応用で人間の義手もかなり高度になってきているわけです。
ですが、今回ご紹介する最先端の義手は、それらのロボットアームとは一線を画す、とんでもないテクノロジーが詰まっているんですよ。
物を掴むなんてことは、当たり前で、手の一番大事な「触覚」を搭載したものが登場したんです。
指先の器用な動きを再現し、繊細な物体を扱うためには、どうしても触ったときにそれを感覚として認知できることが必要です。
そしてそれを実現したのが「ルークアーム(LUKE Arm)」という義手なんですな。
この「ルークアーム」、ダース・ベイダーとの一騎打ちの最中に片手を失い、義手を装着することになったルーク・スカイウォーカーにちなんだ名前なんだそうです。
ルークアーム自体は2017年にメビウス・バイオニクス社から販売されてましたが、その最新バージョンでは、装着者の神経に接続することで、義手でありながら物に触った感覚を感じることができるって優れものなんです。
今回の義手開発には、実際に事故で左手を失くしたケビン・ウォルガモットさんという方が協力しています。
ルークアームをここまで開発することができたのは、彼のような人たちの献身的な協力のおかげだと、開発者は話しています。
ウォルガモットさんが開発に参加したのは2016年のことで、手術で「USEA(Utah Slanted Electrode Array)」という義手と神経をつなぐインターフェースを埋め込んだそうです。
そしてルークアームを装着したウォルガモットさんは、一度は失われた手の感覚を取り戻しました。
そして柔らかなぶどうをつまんだり、バナナの皮をむいたりすることもできるようになったそうですから、スゴイでしょ。
ユタ大学やセグウェイの開発者ディーン・カーメン氏が設立したDEKAリサーチ・アンド・ディベロップメント社は、15年の月日をかけてここまでの性能を実現したわけです。
基本的なアイデアは「末梢神経刺激」という脳の神経シグナルによって義手をコントロールしようというもので、まず腕の切断された部位の神経と義手を電極でつなぎます。
それから装着者は手や腕を動かそうと考えます。
そのときに生じた脳の神経シグナルのパターンに基づき義手が作動するように設定するわけなんですよね。
こう書くと、なんか可能な気はするなぁ…。
まぁ、可能な気ってか、もう出来てるんですが人間の神経活動は人それぞれで異なるために、多少の訓練期間が必要となるそうなんですが、ソフトウェアは徐々に装着者が義手を動かそうと考えたときの神経シグナルを学び、やがて基本的な動作が可能になるってことなんです。
この訓練するっての分かる気がします。
わたくし院長、今までの人生で結構、ケガをしてまして、松葉づえ生活から、車いすで生活など経験してますが、それらでさえある程度訓練しないとうまく操れないんですよね。
で、この義手の話、昔読んだ「コブラ」って漫画の中に主人公、コブラが義手の訓練をする描写があったんですよ。
ま、コブラの場合、義手が「サイコガン」っつって、特殊な精神エネルギーを使ってうつ銃で、最初はうまく打てずに練習するってシーンがありました。
もう、そんな時代に突入してきたんだねぇ…。
ルークアームには100のマイクロ電極が備わっており、これによって腕の神経と外部コンピューターを接続します。
しかし触覚は手から脳へと伝達されるものであるために、これを義手で再現するにはちょっとしたハードルがありました。
この触覚を実現したのは、国防高等研究計画局(DARPA)によって開発され、2015年に発表された義手で、これは電極を脳の感覚皮質に直接つなぐというやり方を採用しているものでした。
しかし、それは侵襲的(生体の内部環境の恒常性を乱す可能性がある刺激全般。投薬・注射・手術など)な方法であり、一般に普及させるにはもっと体への負担が少ないやり方が望ましいと考えられています。
まぁ、まだ実用性には欠けるでしょうが、確実にこの技術は完成に近づいてると思われます。
また研究チームは外部コンピューターと接続する必要がないワイヤレスバージョンを開発したいとも考えているそうです。
日常生活で使用するなら、絶対に必要な機能でしょうし、これが完成すれば完璧な義肢となり得るでしょう。
現時点で、触覚を感じられるルークアームは研究所で実験されているだけの試作品に過ぎないですが、2021年までには、3名の参加者それぞれの自宅に持ち帰って使ってもらえるようにしたいとのことです。
こういった人の役にたつ研究はドンドン進化させて欲しいですよね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院