アトピー性皮膚炎って昔あったよね。
2019年07月01日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
7月1日の月曜日でございます。
ついに7月でございますなぁ〜。
7月と言えば、もう夏って感じですが、今年の近畿地方はとにかく梅雨入りが遅かったですから、夏はいつ来ることやら…。
平年ですと、7月14日前後ってことで、もう2週間程ですが、今年はどうなることでしょうね。
ってことで、夏はよ来いモードな院長ですが、今日も元気にネタ突入〜。
今日のネタは、苦しんでる方には朗報でしかない、アトピー性皮膚炎の原因についてのお話…。
アトピー性皮膚炎は、子供の20パーセント、大人の3パーセントに見られるごく一般的な皮膚の症状です。
ですが、この疾患、原因が特定できず、対処療法しか手が無かったんですね。
で、当然敵は「痒み」なんですが、これがなかなか強敵で、痒さを我慢するのは至難の業なんですね。
で、掻きむしって悪化させるというパターンで、苦しめられていた人が大勢いるわけです。
ちなみにこの「アトピー」って名前ですが、ギリシャ語で「特定できない」とか「原因不明」とかいう意味の言葉らしく、まさしく原因不明の疾患だったわけです。
ですがついに、この病気の根本的な原因がはっきりと解明されたようで、その治療法の開発にもつながると期待が高まっとるわけですな。
アトピーとは、かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す疾患で、皮膚の「バリア機能」(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることがこれまでの研究からわかっていました。
そしてここ10年で、アトピー性皮膚炎は皮膚に「フィラグリン」というタンパク質が足りていないことと関連しているということも明らかになっていました。
このタンパク質は個々の皮膚細胞の形成を助けたり、皮膚がバリアとしての機能を発揮したりする上で重要な役割を果たしているタンパク質なんですね。
ところが、これを作り出す遺伝子に変異があり、きちんとフィラグリンが供給されなくなってしまうと、アトピー性皮膚炎や尋常性魚鱗癬(皮膚細胞が剥がれ落ちず、蓄積して、鱗のような見た目になる)のような皮膚症状が生じるわけですね。
ここまではわかっていたようなんですが、本当にフィラグリンの欠如がアトピー性皮膚炎の犯人であると断定するにはいたっていなかったそうなんです。
そこで英ニューカッスル大学の研究者は、この不快な症状につながるタンパク質と分子の経路を徹底的に研究したわけです。
実験では、三次元培養表皮という全層皮膚の特殊な培地を利用して、その一番上の層でフィラグリンが不足するように調整してからの経過が観察されました。
すると、皮膚の重要な調整機構に関与するいくつもの分子に変化が生じ、これが細胞の構造や関門機能といったものに影響を与え、さらに細胞に炎症が起きたり、ストレスに反応したりするようになることが確認されたんだそうです。
研究チームは、この結果を検証するために、人から本物の皮膚を採取して、そのタンパク質を解析し、アトピー性皮膚炎の患者と健康な人とを比較しました。
その結果、皮膚炎の患者のタンパク質のいくつかは、実験で観察されたのとちょうど同じように変化していることが判明。
確かにフィラグリンの不足だけでアトピー性皮膚炎が生じるとはっきり断定されたってことなんですって。
まぁ、我ら素人にはどこまでスゴイかよく分からない部分はありますが、原因が特定されれば、当然「根治」にむけた治療が可能になってきます。
要は、この「フィラグリン」ってタンパク質が供給されなくなって発症するわけですから、これをキチンと作れるように治すのか、もしくはもうこの「フィラグリン」を直接投与しちゃえばいいのか…。
そんな簡単にいかないのかもしれませんが、これで治療法にもメドが立つはず。
ここから一気に、治療薬が出来るのを期待しましょう。
ついにこの世からアトピー性皮膚炎がなくなるかもしれませんからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月1日の月曜日でございます。
ついに7月でございますなぁ〜。
7月と言えば、もう夏って感じですが、今年の近畿地方はとにかく梅雨入りが遅かったですから、夏はいつ来ることやら…。
平年ですと、7月14日前後ってことで、もう2週間程ですが、今年はどうなることでしょうね。
ってことで、夏はよ来いモードな院長ですが、今日も元気にネタ突入〜。
今日のネタは、苦しんでる方には朗報でしかない、アトピー性皮膚炎の原因についてのお話…。
アトピー性皮膚炎は、子供の20パーセント、大人の3パーセントに見られるごく一般的な皮膚の症状です。
ですが、この疾患、原因が特定できず、対処療法しか手が無かったんですね。
で、当然敵は「痒み」なんですが、これがなかなか強敵で、痒さを我慢するのは至難の業なんですね。
で、掻きむしって悪化させるというパターンで、苦しめられていた人が大勢いるわけです。
ちなみにこの「アトピー」って名前ですが、ギリシャ語で「特定できない」とか「原因不明」とかいう意味の言葉らしく、まさしく原因不明の疾患だったわけです。
ですがついに、この病気の根本的な原因がはっきりと解明されたようで、その治療法の開発にもつながると期待が高まっとるわけですな。
アトピーとは、かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す疾患で、皮膚の「バリア機能」(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることがこれまでの研究からわかっていました。
そしてここ10年で、アトピー性皮膚炎は皮膚に「フィラグリン」というタンパク質が足りていないことと関連しているということも明らかになっていました。
このタンパク質は個々の皮膚細胞の形成を助けたり、皮膚がバリアとしての機能を発揮したりする上で重要な役割を果たしているタンパク質なんですね。
ところが、これを作り出す遺伝子に変異があり、きちんとフィラグリンが供給されなくなってしまうと、アトピー性皮膚炎や尋常性魚鱗癬(皮膚細胞が剥がれ落ちず、蓄積して、鱗のような見た目になる)のような皮膚症状が生じるわけですね。
ここまではわかっていたようなんですが、本当にフィラグリンの欠如がアトピー性皮膚炎の犯人であると断定するにはいたっていなかったそうなんです。
そこで英ニューカッスル大学の研究者は、この不快な症状につながるタンパク質と分子の経路を徹底的に研究したわけです。
実験では、三次元培養表皮という全層皮膚の特殊な培地を利用して、その一番上の層でフィラグリンが不足するように調整してからの経過が観察されました。
すると、皮膚の重要な調整機構に関与するいくつもの分子に変化が生じ、これが細胞の構造や関門機能といったものに影響を与え、さらに細胞に炎症が起きたり、ストレスに反応したりするようになることが確認されたんだそうです。
研究チームは、この結果を検証するために、人から本物の皮膚を採取して、そのタンパク質を解析し、アトピー性皮膚炎の患者と健康な人とを比較しました。
その結果、皮膚炎の患者のタンパク質のいくつかは、実験で観察されたのとちょうど同じように変化していることが判明。
確かにフィラグリンの不足だけでアトピー性皮膚炎が生じるとはっきり断定されたってことなんですって。
まぁ、我ら素人にはどこまでスゴイかよく分からない部分はありますが、原因が特定されれば、当然「根治」にむけた治療が可能になってきます。
要は、この「フィラグリン」ってタンパク質が供給されなくなって発症するわけですから、これをキチンと作れるように治すのか、もしくはもうこの「フィラグリン」を直接投与しちゃえばいいのか…。
そんな簡単にいかないのかもしれませんが、これで治療法にもメドが立つはず。
ここから一気に、治療薬が出来るのを期待しましょう。
ついにこの世からアトピー性皮膚炎がなくなるかもしれませんからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院