そりゃ少子化やわな。
2019年06月19日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
6月19日の水曜日でございます。
今年の梅雨はなんだか微妙で、そこまでじゃない雨が8月まで続くとか…
まぁ、そこまで夏をエンジョイしまっせーってタイプでもないので構いませんが、やはり夏は夏でシャキッと夏でいて欲しいもんですな。
夏と言えば夏休み。
子供たちは、指折り数えて夏休みを待ってる頃ですなぁ。
って感じで、今日はそんな「子供たち」に関係するお話でもしてみましょう。
今日のテーマは「少子化」でして、一つの理由はこれだろうってお話をしてみたいと思います。
2017年の研究によると、北米、欧州、オーストラリア、ニュージーランドなど先進国に住む男性の精子数が、1973年〜2011年の過去40年間で50%以上も減少したことが発表されたそうなんですが、今日もそれは減少の一途を辿っているそうなんです。
50%減!?
半分やがな(笑)
これはいくらなんでも、ちょっとヤバイ状況といえるでしょう。
これをうけ、最近、新たな精子研究の調査が行われ、その結果が発表となりました。
若いスイス人男性を対象にした精液調査を初めて全国的規模で行ったところ、スイス人男性の精子は世界的に見てもかなり危機に瀕していることが発覚したそうなんです。
ジュネーブ大学の研究者たちは、スイス軍に入隊した18歳〜22歳の2,523人のスイス人男性の精子を、濃度(1ミリリットルあたりの精子数)、数、運動率および精子細胞の形態率という3つの重要な指標に焦点をあてて調査を行ないました。
ヨーロッパでは精子濃度の中央値は4,100万〜6,700万/mlであるのに対し、今回の被験者たちの精子濃度の中央値は4,700万/mlであることがわかった。
これは、ドイツやデンマーク、ノルウェーと並んで、ヨーロッパでも最低数値であることを示唆しているそうです。
また、WHO(世界保健機構)が2010年に発表した精液検査マニュアルでは正常下限値は1,500万/mlとなっているが、スイス人男性の17%がこの数値を下回っていたことが判明したそうです。
更に、被験者の男性の4分の1が精子運動率は40%未満で、43%の男性が正常に形成された精子を持つ率が4%未満であることも発覚したっておまけ付きでございます。
全体的に見て、スイス人男性の38%のみが、精子濃度や運動性、および形態値においてWHOの「健康な精子」に当てはまる基準を満たしていたってことになるそうなんです。
38%のみ…
ちょっとシビアに嫌な数字ですな。
ジュネーブ医学部遺伝子医学開発学科に在籍し、今回の研究に携わったサージ・ネフ教授は、「男性の精子濃度が1mlあたり4,000万未満だと、パートナーの自然妊娠が困難になるということを理解する必要があります」と言うてます。
ネフ教授と同様、同学科の共同研究者であるリタ・ラーバンさんは、次のように話しています。
「スイスの若い男性の精子の質は危機に瀕しています。
精子濃度や運動率、形態率のどれか1つ、もしくはそれぞれの組み合わせが下限値を下回ると、相手の女性が受胎能力のリスクに晒されます。
つまり、将来の出生率に大きな影響を与える可能性があるということです」
そりゃ、言われんでも分かりますわな。
数の少なさ、運動能力の低さはもはや致命的で、この研究から多くの男性が受胎に至るまでにはかなりの時間がかかることを示唆しており、5%の確率で、医療補助生殖技術が求められるようになることも報告されているそうです。
また、精子の危機問題は世界的にも注目されており、米国や中国などでもそれが指摘されているそうなんです。
日本でも、この問題は深刻ですが、世界中で男性の精子が減少してる現象に(笑)当然何故?って疑問がわいてきます。
その原因は未だ明確にはされていませんが、ラーバンさんによると「少なくともスイスでは、単一の原因ではないことは明らか」なんだそうです。
研究では、不妊傾向にある男性は、妊娠中に喫煙していた母親を持つ可能性が高いことが判明しているそうですが、だからといって、質の悪い精子の原因がすべて母親の喫煙にあるわけではもちろんありません。
飲酒や肥満、ストレスなどの生活習慣、農薬汚染といった環境要因などの複数の要因が組み合わさったことにより、精子の質の低下を引き起こすのではないかと推測されているわけなんですが…。
そんなこと言うてたら、どうにもなりませんよね。
この40年で、半分に減ったわけですから、次の40年でも半分に減る可能性は十分にあるでしょう。
そうなると、もう人口激減ですよ。
ってな記事を見て、スイス大変やなぁ〜とか思ってたらあきまへん。
ある調査では、日本人の水準は欧州以下だと言う結果も出ているそうなんです。
つまり、日本の少子化は、これが原因である可能性が非常に高いわけですよ。
不妊の原因の半分は、男性にあるっていう結果も出てるそうで、世界的にこの精子減少問題、シャレにならんとこまできてるようです。
仮にさっきの試算通り、あと40年後に半分へったら、もう20%とかの数字になります。
さらにもう40年って考えたら、ひょっとしたら100年後の未来は、こんな形での人類滅亡があるかもしれません。
とはいえ、これといった解決法も見つかっていない以上どうしたもんでしょうねぇ…。
100年後の地球環境とかよく言うてますが、ひょっとしてそれ以上に人類がヤバいかもしれません。
ま、わたしゃもう生きてませんが…
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月19日の水曜日でございます。
今年の梅雨はなんだか微妙で、そこまでじゃない雨が8月まで続くとか…
まぁ、そこまで夏をエンジョイしまっせーってタイプでもないので構いませんが、やはり夏は夏でシャキッと夏でいて欲しいもんですな。
夏と言えば夏休み。
子供たちは、指折り数えて夏休みを待ってる頃ですなぁ。
って感じで、今日はそんな「子供たち」に関係するお話でもしてみましょう。
今日のテーマは「少子化」でして、一つの理由はこれだろうってお話をしてみたいと思います。
2017年の研究によると、北米、欧州、オーストラリア、ニュージーランドなど先進国に住む男性の精子数が、1973年〜2011年の過去40年間で50%以上も減少したことが発表されたそうなんですが、今日もそれは減少の一途を辿っているそうなんです。
50%減!?
半分やがな(笑)
これはいくらなんでも、ちょっとヤバイ状況といえるでしょう。
これをうけ、最近、新たな精子研究の調査が行われ、その結果が発表となりました。
若いスイス人男性を対象にした精液調査を初めて全国的規模で行ったところ、スイス人男性の精子は世界的に見てもかなり危機に瀕していることが発覚したそうなんです。
ジュネーブ大学の研究者たちは、スイス軍に入隊した18歳〜22歳の2,523人のスイス人男性の精子を、濃度(1ミリリットルあたりの精子数)、数、運動率および精子細胞の形態率という3つの重要な指標に焦点をあてて調査を行ないました。
ヨーロッパでは精子濃度の中央値は4,100万〜6,700万/mlであるのに対し、今回の被験者たちの精子濃度の中央値は4,700万/mlであることがわかった。
これは、ドイツやデンマーク、ノルウェーと並んで、ヨーロッパでも最低数値であることを示唆しているそうです。
また、WHO(世界保健機構)が2010年に発表した精液検査マニュアルでは正常下限値は1,500万/mlとなっているが、スイス人男性の17%がこの数値を下回っていたことが判明したそうです。
更に、被験者の男性の4分の1が精子運動率は40%未満で、43%の男性が正常に形成された精子を持つ率が4%未満であることも発覚したっておまけ付きでございます。
全体的に見て、スイス人男性の38%のみが、精子濃度や運動性、および形態値においてWHOの「健康な精子」に当てはまる基準を満たしていたってことになるそうなんです。
38%のみ…
ちょっとシビアに嫌な数字ですな。
ジュネーブ医学部遺伝子医学開発学科に在籍し、今回の研究に携わったサージ・ネフ教授は、「男性の精子濃度が1mlあたり4,000万未満だと、パートナーの自然妊娠が困難になるということを理解する必要があります」と言うてます。
ネフ教授と同様、同学科の共同研究者であるリタ・ラーバンさんは、次のように話しています。
「スイスの若い男性の精子の質は危機に瀕しています。
精子濃度や運動率、形態率のどれか1つ、もしくはそれぞれの組み合わせが下限値を下回ると、相手の女性が受胎能力のリスクに晒されます。
つまり、将来の出生率に大きな影響を与える可能性があるということです」
そりゃ、言われんでも分かりますわな。
数の少なさ、運動能力の低さはもはや致命的で、この研究から多くの男性が受胎に至るまでにはかなりの時間がかかることを示唆しており、5%の確率で、医療補助生殖技術が求められるようになることも報告されているそうです。
また、精子の危機問題は世界的にも注目されており、米国や中国などでもそれが指摘されているそうなんです。
日本でも、この問題は深刻ですが、世界中で男性の精子が減少してる現象に(笑)当然何故?って疑問がわいてきます。
その原因は未だ明確にはされていませんが、ラーバンさんによると「少なくともスイスでは、単一の原因ではないことは明らか」なんだそうです。
研究では、不妊傾向にある男性は、妊娠中に喫煙していた母親を持つ可能性が高いことが判明しているそうですが、だからといって、質の悪い精子の原因がすべて母親の喫煙にあるわけではもちろんありません。
飲酒や肥満、ストレスなどの生活習慣、農薬汚染といった環境要因などの複数の要因が組み合わさったことにより、精子の質の低下を引き起こすのではないかと推測されているわけなんですが…。
そんなこと言うてたら、どうにもなりませんよね。
この40年で、半分に減ったわけですから、次の40年でも半分に減る可能性は十分にあるでしょう。
そうなると、もう人口激減ですよ。
ってな記事を見て、スイス大変やなぁ〜とか思ってたらあきまへん。
ある調査では、日本人の水準は欧州以下だと言う結果も出ているそうなんです。
つまり、日本の少子化は、これが原因である可能性が非常に高いわけですよ。
不妊の原因の半分は、男性にあるっていう結果も出てるそうで、世界的にこの精子減少問題、シャレにならんとこまできてるようです。
仮にさっきの試算通り、あと40年後に半分へったら、もう20%とかの数字になります。
さらにもう40年って考えたら、ひょっとしたら100年後の未来は、こんな形での人類滅亡があるかもしれません。
とはいえ、これといった解決法も見つかっていない以上どうしたもんでしょうねぇ…。
100年後の地球環境とかよく言うてますが、ひょっとしてそれ以上に人類がヤバいかもしれません。
ま、わたしゃもう生きてませんが…
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院