電気刺激と記憶力。
2019年04月25日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月25日の木曜日でございます。
昨日は、平成最後の水曜日でしたが、当然ながら…
今日は平成最後の木曜日でございます。
平成の木曜日…
さようなら(笑)
平成カウントダウンも残り5ですから、いよいよ終盤戦に差し掛かってきましたよ。
明日で仕事終えて、明後日から長期休暇って方がたくさんいらっしゃるわけで、その分、今日明日は仕事漬けでしょう。
当院も、本来月初めに行う雑務を、明後日までにやり切っておかないと、休むに休めない状況がきてしまうので、それはそれで大変なんですよねぇ。
ですが、もうすぐ来る、楽しい休みに心動かされ、必死で頑張る院長でした。
こういう仕事が溜まった状況って、昔は段取りよくコレ、コレっとこなせてた気がするんですが、なにせ物忘れが激しくなってから、いちいち紙に書きださないと次から次へと忘れるんだよね(笑)
冗談ではなく、書類を取りに棚に歩けば、何をしに立ったのか忘れて、トイレに行って帰ってきて、パソコンに向かって思いだすっていう効率の悪さ(笑)
そしてもう一度、立ち上がり書類を取りに行くと…。
この物忘れだけは何とかならんかいと思うんですが、まぁ、歳には勝てません。
ですが、そんな世代にも、朗報になるかもしれない面白い実験報告がありましたので、今日はそれを紹介します。
アメリカの研究で、脳に電気ショックを与えることで高齢者の記憶力を20代まで回復させる実験に成功したことが報告されました。
20代…
なんでも覚えてられた時代だわ(笑)
戻れるものなら戻りたいと思うのは、全てのおっさんの願いでしょう。
そして脳に電気ショック。
なんとなく、イケそうな気がする(笑)
雷に打たれて頭が良くなったってのは、なんかの漫画でしたけど、実際に脳を損傷してから、天才になったというアーティストや学者は実在するそうなんです。
今回発表された研究によると、脳に電気刺激を流すことで、高齢者の作業記憶を若い頃と同じくらいまで回復させることに成功したと言い放ってますから是非お願いしたいもんです。
そもそも「作業記憶(ワーキングメモリ)」とは、ある状況でものごとを判断するために、名前や電話番号といった関連性のある情報を一時的に保持して、いつでも使えるようにしておく能力のことをいいます。
大切な認知機能ですが、残念なことに、この能力は年齢とともに衰えてしまいます。
認知症に罹らなくても、誰でも年をとれば普通に低下してしまう能力です。
ところが、この作業記憶の衰えは絶対不変のものではないって事のようなんです。
こう言い放つのが、今回研究を行った、ボストン大学の神経科学者のロバート・ラインハルトさんでございます。
年齢による作業記憶の低下は戻すことができるし、さらには若い時よりも優れた作業記憶を蘇らせることも可能だと、夢のようなことを仰ってます。
まず、この博士は、作業記憶の低下は、加齢からくる低下が全てではないというところに目を付けました。
もちろん、その要因も否めないわけですが、全てではないと…。
では、他の低下要因を補えば、高齢者でも作業記憶を上げることが出来るじゃんってのが基本理念となってます。
では、加齢意外に作業記憶が低下する要因は何かと言えば、じつは作業記憶低下の裏には、リズムがうまく噛み合わなくなるという、要因があるんだそうです。
これらのリズムは、脳が情報と記憶を別の場所に伝達する手助けをするもので、脳科学者によると、作業記憶が効率的に機能するためには、前頭前野と側頭部の間で、「シータ波」というゆっくりとした低周波リズムと「ガンマ波」という速い高周波とがきちんとシンクロする必要があるとかいう話なんですよ。。
ちょっと言葉は難しいですが、このシンクロを「位相振幅カップリング」というそうなんですが、これが年齢とともに低下してしまうってことなんだそうです
で、その結果、作業記憶も低下するわけですね。
ところが、「経頭蓋交流電流刺激」という電気刺激を用いることで、シンクロ率をアップさせられるらしいんです。
ラインハルト氏の研究では、非侵襲的(体を傷つけない)電気刺激を与える前後で、高齢者(60〜76歳)42名、若者(20〜29歳)42名に画像の間違い探しを行なってもらい、その間の脳の活動を測定しました。
通常なら若者のシンクロ率は高齢者よりも高いわけで、そのため認知テストの成績も優れています。
ですが、たった25分間、高齢者に経頭蓋交流電流刺激をほどこすと、脳波のシンクロのズレがなくなってしまったそうなんです。
その効果は、高齢者と若者の認知テストの結果を比べても、統計的な差異が認められないほどだったそうです。
てか、25分の電流刺激?!
まぁまぁ長くない?(笑)
ま、もちろん色んな意味で、大丈夫って確証得てやってんでしょうけどねぇ…。
で、この25分の電気ショックで、この効果は約50分持続したそうです。
50分…
しか、もたんのか(笑)
ちなみに作業記憶の改善効果は、高齢者だけでなく、若者にも発揮されるようで、記憶テストの成績が悪かった若者に経頭蓋交流電流刺激をほどこすと、成績が改善されたそうなんです。
つまり、老若男女問わず、作業記憶については、位相振幅カップリングってのが重要なファクターを占めてるようなんですね。
さまざまな応用が考えられそうな有望な結果ではありますが、これを実際の医療の現場で活用できるようにするためには、まだまだ研究が必要でしょうねぇ…。
ラインハルト氏は今後、繰り返しこの刺激を受けた場合の影響や、このような効果が得られる具体的なメカニズムを調査する予定だそうですから、まぁ気長に待ってましょう。
何せ、わたくし院長の作業記憶は、とりあえず加齢の部分は今後も進行して悪くなっていく一方ですから、早いとこ完成してもらわないとね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月25日の木曜日でございます。
昨日は、平成最後の水曜日でしたが、当然ながら…
今日は平成最後の木曜日でございます。
平成の木曜日…
さようなら(笑)
平成カウントダウンも残り5ですから、いよいよ終盤戦に差し掛かってきましたよ。
明日で仕事終えて、明後日から長期休暇って方がたくさんいらっしゃるわけで、その分、今日明日は仕事漬けでしょう。
当院も、本来月初めに行う雑務を、明後日までにやり切っておかないと、休むに休めない状況がきてしまうので、それはそれで大変なんですよねぇ。
ですが、もうすぐ来る、楽しい休みに心動かされ、必死で頑張る院長でした。
こういう仕事が溜まった状況って、昔は段取りよくコレ、コレっとこなせてた気がするんですが、なにせ物忘れが激しくなってから、いちいち紙に書きださないと次から次へと忘れるんだよね(笑)
冗談ではなく、書類を取りに棚に歩けば、何をしに立ったのか忘れて、トイレに行って帰ってきて、パソコンに向かって思いだすっていう効率の悪さ(笑)
そしてもう一度、立ち上がり書類を取りに行くと…。
この物忘れだけは何とかならんかいと思うんですが、まぁ、歳には勝てません。
ですが、そんな世代にも、朗報になるかもしれない面白い実験報告がありましたので、今日はそれを紹介します。
アメリカの研究で、脳に電気ショックを与えることで高齢者の記憶力を20代まで回復させる実験に成功したことが報告されました。
20代…
なんでも覚えてられた時代だわ(笑)
戻れるものなら戻りたいと思うのは、全てのおっさんの願いでしょう。
そして脳に電気ショック。
なんとなく、イケそうな気がする(笑)
雷に打たれて頭が良くなったってのは、なんかの漫画でしたけど、実際に脳を損傷してから、天才になったというアーティストや学者は実在するそうなんです。
今回発表された研究によると、脳に電気刺激を流すことで、高齢者の作業記憶を若い頃と同じくらいまで回復させることに成功したと言い放ってますから是非お願いしたいもんです。
そもそも「作業記憶(ワーキングメモリ)」とは、ある状況でものごとを判断するために、名前や電話番号といった関連性のある情報を一時的に保持して、いつでも使えるようにしておく能力のことをいいます。
大切な認知機能ですが、残念なことに、この能力は年齢とともに衰えてしまいます。
認知症に罹らなくても、誰でも年をとれば普通に低下してしまう能力です。
ところが、この作業記憶の衰えは絶対不変のものではないって事のようなんです。
こう言い放つのが、今回研究を行った、ボストン大学の神経科学者のロバート・ラインハルトさんでございます。
年齢による作業記憶の低下は戻すことができるし、さらには若い時よりも優れた作業記憶を蘇らせることも可能だと、夢のようなことを仰ってます。
まず、この博士は、作業記憶の低下は、加齢からくる低下が全てではないというところに目を付けました。
もちろん、その要因も否めないわけですが、全てではないと…。
では、他の低下要因を補えば、高齢者でも作業記憶を上げることが出来るじゃんってのが基本理念となってます。
では、加齢意外に作業記憶が低下する要因は何かと言えば、じつは作業記憶低下の裏には、リズムがうまく噛み合わなくなるという、要因があるんだそうです。
これらのリズムは、脳が情報と記憶を別の場所に伝達する手助けをするもので、脳科学者によると、作業記憶が効率的に機能するためには、前頭前野と側頭部の間で、「シータ波」というゆっくりとした低周波リズムと「ガンマ波」という速い高周波とがきちんとシンクロする必要があるとかいう話なんですよ。。
ちょっと言葉は難しいですが、このシンクロを「位相振幅カップリング」というそうなんですが、これが年齢とともに低下してしまうってことなんだそうです
で、その結果、作業記憶も低下するわけですね。
ところが、「経頭蓋交流電流刺激」という電気刺激を用いることで、シンクロ率をアップさせられるらしいんです。
ラインハルト氏の研究では、非侵襲的(体を傷つけない)電気刺激を与える前後で、高齢者(60〜76歳)42名、若者(20〜29歳)42名に画像の間違い探しを行なってもらい、その間の脳の活動を測定しました。
通常なら若者のシンクロ率は高齢者よりも高いわけで、そのため認知テストの成績も優れています。
ですが、たった25分間、高齢者に経頭蓋交流電流刺激をほどこすと、脳波のシンクロのズレがなくなってしまったそうなんです。
その効果は、高齢者と若者の認知テストの結果を比べても、統計的な差異が認められないほどだったそうです。
てか、25分の電流刺激?!
まぁまぁ長くない?(笑)
ま、もちろん色んな意味で、大丈夫って確証得てやってんでしょうけどねぇ…。
で、この25分の電気ショックで、この効果は約50分持続したそうです。
50分…
しか、もたんのか(笑)
ちなみに作業記憶の改善効果は、高齢者だけでなく、若者にも発揮されるようで、記憶テストの成績が悪かった若者に経頭蓋交流電流刺激をほどこすと、成績が改善されたそうなんです。
つまり、老若男女問わず、作業記憶については、位相振幅カップリングってのが重要なファクターを占めてるようなんですね。
さまざまな応用が考えられそうな有望な結果ではありますが、これを実際の医療の現場で活用できるようにするためには、まだまだ研究が必要でしょうねぇ…。
ラインハルト氏は今後、繰り返しこの刺激を受けた場合の影響や、このような効果が得られる具体的なメカニズムを調査する予定だそうですから、まぁ気長に待ってましょう。
何せ、わたくし院長の作業記憶は、とりあえず加齢の部分は今後も進行して悪くなっていく一方ですから、早いとこ完成してもらわないとね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院